(作成:2012年4月24日)
物理の教科書では、ニュートンの運動の法則から、「物体に力が働くとその運動量が変化する」と説明されている。 ケプラーの第2法則は、楕円軌道を回る惑星は近地点付近で早く、遠地点では遅く回り、掃引する面積速度が一定であることを述べている。つまり、力が働いていなくとも運動量は常に変化している。従って、ニュートンの運動法則は次のように説明を変える必要がある。 「全ての物体は自由落下運動をしていて、この運動を変更させるとき慣性力が抵抗する。そのため慣性力に等しい力が必要である。」 なお、自由落下運動とは重力に逆らわない運動を言うまとめ: 1 時空(宇宙) 大自然には3次元空間と時間の流れがある。宇宙とは時空のことである。 2 物質 宇宙には物質が存在する。 3 重力場 物質はその周囲に重力場を形成する。(Gravity Field) 実際に検知できる重力場は星や地球のように大きな物質である。 4 自由落下 重力場にある物質は自由落下運動をする。 自由落下運動は加速度運動で、その大きさは物質によらない。 重力加速度(g)の大きさは空間の位置で異なる。 g=GM/r^2 運動の有無は外部からの観察によって検出できる。 (すべての星から遠く離れた空間では、ニュートンの慣性運動に退化する。) 5 慣性力と外力 自由落下運動に逆らうと慣性力が働く。 常に外力と慣性力が釣り合う。 F=m( α + g ) F:外力(面を通して作用する) m(α + g ):慣性力(体積力として外力に抵抗する。) 6 応力 外力がゼロでないとき、物質内部には応力が働く。 応力があると物質はひずみを生ずる。 ひずみにより、力の存在を検出できる。
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