(2010年11月26日)
(頁182)
そもそもアインシュタインの解釈では、自由落下は慣性運動であり、物体には重力など働いていないのであるから、重力質量などというものは、そもそも持ち込む必要がないのである。
(頁182)
投げ出された物体は、重力の無い場所では等速直線運動をするが、一般には自由落下をするのであるから、慣性運動が等速直線運動であるのは、重力のない特別な場合だけのことであって、一般には自由落下こそ慣性運動ではないだろうかと、彼は考えたのである。
(了)