乗馬が障がいを持った人達のリハビリとして有効であることは ヨーロッパでは古くから知られていています |
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馬が前進すれば、身体は前後、左右、上下に揺れます。この揺れと馬の体温が適度の緊張とリラックスを生み、騎乗者は自然に馬の動きに合わせてバランスを取ろうとします。これが脳幹を刺激し、筋肉の発達や血液の循環を助け、肺活量も増すなど、健康全般を促進する事になるのです。 心理的なリハビリ効果も有ります。そういった乗馬の効果を踏まえて行われとぃる障がいを持った方を対象にした乗馬は、治療を目的にする『乗馬療法』、スポーツやレクリエーションとしての『リクリエーション乗馬』、両者の中間的な『治療的乗馬』と区分されています。 |
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障害者乗馬を支援する団体 RDA(Riding for the Disabled Association) |
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障がいを持つ人達にも健常者と同じように乗馬を楽しむ事を提供し、健康や暮らしの質の向上を図る事を目的として結成され、イギリスに本部を置く慈善団体で、アン王女が総裁を務めています。世界各国で、RDAの理念のもとで活動が展開されています。 RDA Japan…RDAの理念に基づいた小さな活動が、RDA海外メンバーとして承認を受け、日本の実情に合った形で、任意団体として発足し、2000年にNPO法人として「RDA Japan」を設立しました。 |
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●詳しくは、「RDA Japan」のホームページ http://www.rdajapan.comをご覧下さい。 |
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RDAの理念 |
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RDAでは療法効果を全面的にはうたわず、『馬に接し、馬に乗ること、それ自体を楽しむことが重要であって、結果はあとからついてくる』という考え方をしています。乗馬を通して大動物と触れ合い、乗馬を手伝ってくれた、ヘルパーやボランティアの人達との交流という社会参加を重視し、楽しみながら乗馬することで身体的、心理的発達など様々な良い副産物が生まれてくることを実践しています。 |