2001.5.4-6
白川郷・上高地・天竜下り

5/4 Part3

【高山までの移動】
次に予定していた撮影ポイントは飛騨一の宮の臥龍桜だったが白川郷で桜が終わっていたのでたぶんだめだろう。念のために観光協会へ電話する。すると案の定、桜はもう終わってしまったとのことなので行くのを中止した。また白川郷発が15時と時間も時間なので、さくらが咲いていたとしても臥龍桜につく頃には暗くなってしまっているだろう。いずれにしても明日は上高地へ行くため、飛騨高山方面へ行く必要はある。白川郷から国道360号が使えるかと思ったが5月31日までは冬季通行止めとので国道156号で荘川まで行き、そこから滝見村までは最近開通した東海北陸道で、そこからは国道158号で高山まで行くルートとなった。国道156号は白川郷を出てすぐから平瀬温泉まで崖崩れの修復工事が2箇所ほどあり、そこが片側通行になっているために激しい渋滞となった。途中で平瀬温泉への抜け道をカーナビで見つけた。抜け道を通り、平瀬温泉を抜けたところで渋滞は解消されていた。荘川からは東海北陸道で飛騨滝見ICまで(\650)行く。高山への道も混んでいた。結局到着は18時前となり、かなり時間をロスした。前回と同様、市内にあるアスモタウンの駐車場に車を停め、書店でガイドブックを買い、食事の場所を探す。高山で夕飯を食べた後に平湯温泉で温泉に入り、翌日の上高地のために沢渡駐車場で泊まる予定とした。気が付いたら19時半になっていた。高山市内でも20時をすぎるとほとんどのお店がしまってしまうのであわてて食事に出発した。


【高山で夕食&縁石乗り上げ】
夕飯は本に載っていた上三之町にある寿楽久(じゅらく)というお店で飛騨牛のカツレツを朴葉味噌でいただいた。¥2350税別。食事も済み、温泉に行こうと思ったが時刻が20時半近くになっていた。平湯温泉周辺は遅くてもほとんど21時ごろにはしまってしまう。平湯温泉の神の湯が21時半までやっているとのことなので、あわてて行こうと思ったところ、ガソリンがないことに気づく。平湯温泉までは40kmくらいあるし、ガソリンスタンドがほとんどないところに行くので、高山市内で入れたほうがいいと判断。食事をする前までは開いていたすぐ近くの日石もすでに閉まっていた。カーナビで周辺のガソリンスタンドを探してあちこち行ってみるがすべて閉まっていた。ようやく国道41号沿いに24時間営業のコスモ石油があった。ガソリン探しにうろうろし、平湯温泉に向けて出発できたのは20時45分くらいだった。平湯温泉までは30kmほどあり、急いでも温泉にのんびり入れそうにないのであきらめる。途中の交差点の角にサークルKを見つけ、何か買おうと思って右折レーンから無理やり入った。そしたら縁石に気がつかず乗り上げてしまい、縁石に車体の下があたって片輪が浮いてしまい身動きがとれなくなってしまった。とりあえずJAFに連絡。到着まで1時間くらいかかるとのこと。自走できない場合は別途料金がかかるかもしれないとも言われた。車の様子を若者2人と酔っぱらいのおじさんが見にきていた。事情を話して、空転するタイヤに何かはさめばいけそうな雰囲気まではわかった。また、オイルパンなどへの致命的なダメージはないようだ。若者2人が板を探してきてくれ、酔っ払ったおじさんは車を引っ張ればいいと言っている。とりあえず、タイヤを空転させなくし、おじさんの車で引っ張ってもらいながら脱出できるかを試してみる。ジャッキで車を浮かせてタイヤと縁石の間に板を差し込む。ジャッキを降ろすと板は割れてしまったが大丈夫なようだ。おじさんは向かいの車のサービス工場?らしきところに行き、ロープを借りてきてもらった。ロープを車に通した。おじさんはよっぱらっているのに自分の車でひっぱってくれるようだ。こちらが前進しながらおじさんの車がバックをして引っ張ったところなんとか無事に脱出できた。40分くらいかかった。おじさんと若者2人のおかげだ。車に損傷もなさそうだ。JAFに連絡して、キャンセルの旨を伝えた。時刻はすでに21時半を回っていた。


【荒神の湯&沢渡までの移動】
なんとか縁石乗り上げから脱出できた。しかし、もうこの時間では温泉は絶対に無理だろうと思い、とりあえず今夜の寝床である沢渡まで直行しこうと考えていた。国道158号をひたすら行き、平湯温泉地区に到着。安房トンネルの料金所の手前で車をとめてガイドブックを読んでみると、平湯温泉の旅館「たなか」が深夜もお風呂が入れるようなことが書いてあり、行ってみた。しかし入口は閉まっており、まったく人が入れそうな気配がなかった。さらに本を読んでみると、栃尾温泉にある荒神の湯が24時間入れると書かれてあった。前回は24時間にも関わらずちょうど週に1度の清掃の日で入ることができなかったところだ。片道10kmほどの距離だが行ってみることにした。平湯からはかなり山を下る感じだ。到着するとそこはオートキャンプ場にもなっているようで、駐車場にはたくさんの車があった。料金は寸志で\200らしい。\200を入れて中にはいる。ここの温泉は露天風呂が男女それぞれ1つのみで体を洗うための設備や内風呂などはまったくない。体が洗えずあまりさっぱりできなかったが入れないよりは全然ましだ。温泉であったまったところで再び平湯温泉に戻り、そこから安房トンネル(\750)を使って、23時半過ぎに「沢渡上」バス停留所兼駐車場に到着した。


Copyright (C) Toshiaki Uematsu