リアル対ネット (03/30/2003)

どうしても業務で必要な本が欲しくて、川崎の紀伊国屋書店へ行く。 買う本は決まっているので、時間に余裕があればAmazonで買うのだけれど。

店頭で目的の本を探してみるが、無い。 備え付けの端末で検索して、在庫切れということが判る。 店員さんに相談すると、新宿南店に在庫があるので取り置きしてくれるとのこと。

そこで、はるばる新宿まで出かけて所望の本を入手した。 目的は達成できたので良かったのだけれど、 ムダに手間がかかったという感は否めない。 ところが、自宅に帰って調べてみると、 紀伊国屋書店のサイトで店頭在庫の確認ができるじゃないか。

同様のサービスを、ヨドバシカメラでも提供している。 本は再販制度のせいでどこで買っても同じ値段だけれど、 家電のようにネットショップとの価格差が大きいと、 工夫をしないとどんどん客を奪われてしまう。

価格差があっても店頭で買いたいというのは、次のような場合だ。

最後のもの以外は、店頭に実物がなければ目的は達成できない。 だから店舗に行く前に在庫確認ができることは、 リアル店舗がネット店舗に対抗するために最低限必要なサービスなんだろうと思う。