消費者金融のCM

俺TODAYでもネタにしていたが、 消費者金融(サラ金)のCMというのはなかなか楽しい。 「煽って不必要な借金をさせるなんてけしからん」 なんて妙な意見もあるようですが。 けしからんのは、返せない借金をする人たちだと思うけどね。

武富士

まず筆頭は、王者武富士である。
「れつぎょ」という掛け声と共に、 十数名の武富士ダンサーが踊り狂うCMは、 強烈なイメージを残す。 なぜ消費者金融(サラ金)のCMにダンスなのか。 そんな疑問の浮かぶ余地すらないほどのパワーが感じられる。

でも、あのCMは借金に踊らされている人々を表現している、という意見もあったりする。

プロミス

もうひとつ印象的なのが、 プロミス
なぜか時代劇仕立てで、 「黄色い看板のプロミス」を強く印象付けることに成功している。 姫と爺のやりとり「相談できるの?」「そうだんです」「さぶ…」を覚えていない人は少ないだろう。

レイク

ここまでは、印象は強いものの、あまり面白くはないCM。

私が面白いと思うのは、 レイク

妻「ねえ、ハワイ」
夫「余裕ないだろ」

「出番だ!」とロケットエンジンに点火し、発進するレイク号。

何かたくらむような目をし、部屋を出て行く妻。

ぐんぐん上昇していくレイク号

部屋に戻ってきて封筒を差し出す妻。

妻「じゃーん。ヘソクリ!」

アテが外れて、パタパタパタと帰っていくレイク号。

とまあ、「安易な借金はするな」というメッセージのCMなのだが、 その自己否定的なところが面白い。ところが、

消費者金融(サラ金)からお金を借りて、それを「ヘソクリ」と偽った

という外れた解釈をする人が続出。
そういうわけで、今やってる「パソコン編」は、 「ハワイ編」よりわかりやすくなっている。

このCMの前は「レイクエンジェル」だったし、レイクのCMは一癖ある。

アイフル

好きなCMの次は嫌いなCM。

以前やっていたアイフルのCMがとっても嫌い。

受付嬢 「アイフルでは、親御さんのように、恋人のように、親身になってお答えします」
「恋人のように…?」
受付嬢 (にっこり)

消費者金融(サラ金)なんかで借金するようなヤツになびく女はいねーっての!
それに利息をふんだくる親や恋人ってのもすごいよな。

アコム

さて、最後はアコム
ここも「はじめてのアコム」というキャッチフレーズで、 アイフルに近い戦略をとっているように思える。
今やっているCMは、印象に残らないけれど、 以前やっていたCMが面白かった。

アコムに客(本田博太郎)がやってくる。
そして受付嬢(奥山佳恵)を見たとたん、昔の記憶がフラッシュバックしてくる。
野球部のマネージャー(奥山) がタライで部員(本田)の頭を小突きながら
  「やめちゃえば〜。やめちゃえやめちゃえ!」
部員がダイヤモンドを全力疾走しながら
  「うぉぉーっ、マネージャァァァッッ!」

萩原流行の「保健室の先生編」もある。「本当は弱いくせに〜」「先生ぃぃーっ」
(ところで、奥山佳恵はこのCMでメークを担当した人と結婚したらしい。)

以前はアコムのページにムービーが置いてあったんだけど、 もう削除されてしまったみたい。
保存してあるので、見たい人はご相談ください。

あとがき

このページを書くのにいろいろ検索したのだけれど、 同じような内容のページが多くてちょっと鬱。