何匹か生餌は残っているがこれで十分満足したので終了。

速攻で奄美本島に戻る。


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160リッターのクーラーにも尻尾から後ろが入らない。

その後はYさんがジギングで何度か魚を掛けるが全てバラシ、何が掛かったのかはわからないが、Yさんはロウニンアジのデカイのだと言っていた。

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海釣り仕掛け大全


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釣道2〜海釣り編〜

1999年の6月に奄美大島のダイビングツアーに付き合って欲しいとダイビングショップを経営する友人からたのまれた。

ドタキャンが出たために最低人数を確保する為なので、3拍4日のダイビングツアーがほとんどディスカウントの飛行機代のみの料金で良いとの事、もちろん即答でOKした。

当時は年に数回は奄美大島やトカラ列島に遠征していたのでダイビングで全て消化するつもりはない。

他のツアー客の手前もあるので初日と3日目はダイビングに付き合い2日目のみ船で釣りをすることにした。

奄美大島の知り合いの漁師Yさんに電話をしたら自分の船でもいいが仲間の足の速い釣り船を安く紹介するとの事。

もちろんYさんも1日付き合ってくれるので全ておまかせした。

Yさんは、元は関東生まれのサラリーマンなのだが奥さんが奄美大島の人で結婚したのち奄美大島に移り住んだので、しゃべりは漁師だが、まともな魚を釣ったのを見たことは無い。

当時は駆除したサメを加工してビーフジャーキーに真似たシャークジャーキーの製造元だ。

Yさんは奄美で民宿もやっているがその時のツアーは奥さんの実家が地主で貸しているダイバー向けのホテル泊まりだ。

今は時間表が変わったが当時は確か朝6時30分羽田発、奄美空港8時40分着で帰りは19時奄美発21時10分羽田着のJAS便があり日帰りや一泊でも無駄なく過ごせる。

 

午前中に軽く潜った後、午後から近場のポイントにボートダイビングに行き初日は終了。

2日目は待ちに待った仕立て船での釣りだ。

泳がせ釣りをやる予定なので初めは餌釣りから開始なのだが7時に出港し泳がせ釣りの餌となる小魚釣りを始めるが12時過ぎになっても餌が釣れない。

波も穏やかで最高の釣り日和なんだけどね。

沖のパヤオで、潮が速いので胴つきサビキ仕掛けのオモリを上にあるコマセ籠の下に付けて吹流しにしたらポツポツ釣れだした。

何とかグルクン1匹青ムロ2匹、他少々で少ないながらも何とか生き餌を確保した。

時刻は13時を回っている。

Yさんが船頭と何やら話している。その後、自分の所にきて、どう

してもデカイのを自分に釣らせたいと船頭が言っているので2時間くらい走るとの事。

今から2時間走ったらすぐに帰ってきても往復4時間で夕方になる、こうなったらお任せするしかない。

東北東に走る事2時間、16時近くに到着。

ここは、と聞くと横当島だとのこと、言われてみれば何となく以前に見たことがある島だ。

トカラ列島の西のはずれにある二つの岩山のある島だ。

この島はトカラの西端だと思っていたがトカラ列島ではなく、奄美群島に入るらしい。

 

錨を下ろした後、船頭はハリス6メーターでやってとの事、6メーターの泳がせ仕掛けなど準備してないのでバリバスの60号のハリスを深海結びで泳がせ用25号の環付き針に結んで餌を付け、とりあえず投入。水深85メーターで底から10メーター位上げてとの指示だ。

錘は400号で竿はアリゲーターのスーパーバトルとしたいところだが今回はダイビングツアーなので2分割で機内持ち込みできるダイワの深海500にリールはミヤエポックのCX−15だ。

リールのカウンター100メーター位で着底

それから10メーター巻き上げアタリを待つが沈黙。

もう一度、底立ちを取り直すと今度は160メーターで着底。

これじゃー釣りに成らないと思っていたら、なんとアンカーロープが切れて流されている。すぐに仕掛けを巻き上げ、船頭が新しい錨に別のロープを準備している間に沖を見ると切れたアンカーロープが潮流に流されて浮き上がっているので急遽船を回して何とか錨ごと回収に成功。

もう一度錨を入れ直し釣り開始。

今度は潮流は早いが何とか底も取れる。

1投目からクンクンとアタリがあるが針掛かりせず。

次は唯一のグルクンを付けて投入。

棚を取ると同時に先ほどとは違う強烈なアタリがあり竿先がガンガンあばれている。リールのスプールを左手で押さえて固定し、右手でパワーレバーをフリーにして電動のスイッチオン、ミヤエポックのCX−15のモーターの回転が上がったのを確認して1,2,3でパワーレバーを目一杯押し込む。

オートマチックの車のレバーをニュートラルにしてアクセルを吹かし回転が上がった時にドライブに入れ急発進する様なものだが

奄美の漁師に教わった泳がせでのアワセ業だ。

パワーレバーを押し込むと同時に一瞬リールの回転が止まるがその後、文明の利器と自然のパワーの勝負が始まる。

パワーメッシュの豪腕竿800号錘OKのダイワの深海500がグリップからほぼ真下に90度曲がっている。

何度か巻き上げが止まりそうになるが1度も糸を引き出される事は無く無事巻き上げ終了。

巻き上げは終わったが糸を取ろうと、竿を立てようとしたが竿が持ち上がらない、Yさんと2人がかりで竿を立て何とかハリスを手繰って最後は船頭がギャフを打って仕留めた。

140センチオーバーのイソマグロだった。

奄美大島の泳がせ釣り