県民大会会場で2000枚のビラを配布しました!
118日、沖縄・宜野湾市海浜公園で、「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会」(同実行委員会主催)が開かれ、沖縄講座からも名が参加。好天にも恵まれ、開会時間の午後二時を過ぎても人の列は途切れることなく続き、屋外劇場はすぐに満杯で入れなくなり、周辺の小公園に音声だけの第二会場が出現しました。

参加者数は、
21,000人と発表されましたが、もう少し多かったようにも感じました。沖縄講座は、松沢神奈川県知事の米国講演での暴言に抗議するビラ2000枚配布しました(抗議文は117日に県知事宛に送付)。ビラの反響は大きく、あちこちで激励の声をかけられました。共同通信や琉球新報からも取材を受け、翌日の琉球新報の記事になりました。大会会場でも、糸数慶子さんが発言の中で私たちの配布したビラについて紹介してくれました。大会終了後に立ち寄った那覇の居酒屋レキオスのブログでも・・・


主催者あいさつした伊波洋一宜野湾市長は「県民の多数が県内移設に反対。これ以上の基地が要らないことをオバマ大統領に伝えてほしい。そこから 未来志向の新しい日米関係をつくることができる」。翁長雄志那覇市長は「手法は違えども基地の整理・縮小で一つになれる。県外移設に言及した鳩山政権は、これ以上沖縄の人々を対立させないでもらいたい」と発言。那覇市議会は超党派でほとんどの議員が参加した。地元住民を代表して、宜野湾市に住む屋良千枝美さんは、普天間飛行場の即時閉鎖を訴えた。辺野古から駆け付けた渡具知武清さん一家は、「大浦湾を守れ」の横断幕を掲げて登壇。「大人になると約束したことを守らなくていいのですか。」というこどもたちの元気な一言に、会場から盛大な拍手。最前列に並んだ辺野古からのオジイやオバアからはとりわけ大きな歓声。嘉手納統合案を提起している国民新党の下地幹郎衆議院議員の発言には会場から激しい野次も飛び交い、場内騒然。

採択された決議では「民主党中心の新政権に代わった今、あらためて新基地建設ノーの県民の意思を明確に伝える」と、オバマ米大統領との首脳会談を控えた鳩山首相に、「対等な日米交渉」を迫りました。大会スローガンは(1)世界で最も危険な普天間基地の即時閉鎖・返還(2)国の責任による返還跡地の環境浄化、経済対策(3)返還に伴う地権者補償、基地従業員の雇用確保(4)日米地位協定の改定の四項目を掲げました。

渉外知事会として仲井真弘多知事と共に米国を訪問中の松沢成文神奈川県知事の「辺野古移設しかない」という無責任な暴言には、「渉外知事会は基地被害を減らすことを考える組織であり、県民の気持ちを踏みにじる行為は許せない」と厳しい批判が相次ぎ、実行委から県民大会として、松沢知事への抗議を行うことが緊急提起され、確認されました。


大会後の10日と11日に実行委員会メンバーは大会決議を携えて上京し、内閣官房、外務省、防衛省、内閣府沖縄担当部局、在日米大使館へ要請行動を展開。神奈川県知事にも抗議文を提出しました。