a b o u t l a b o r a t o r y |
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大泉研究室の取り組み 3つのキーワード (2010年8月現在 ・ 暫定版) |
協働 | 教育活動は,「理論」と「実践」がかみ合って初めて成立します。教師という職業においても,理論を現場で使える『実践原理』に変形させていく必要があります。 そのプロセスを重視し,学校教育現場との〈協働〉による研究を重視しています。 |
実践 | 「授業研究」には様々な目的があります。「@授業技術向上型」「A授業改善型」「B子どもの発見型」などです。 学校教育現場においては,@は教育実習で,Aは現場で一生懸命取り組まれていますが,Bはなかなかその機会がありません。 そこで現在,『AEゼミ(Art Education Seminar)』を立ち上げ,学生とともにいくつかのフィールドで実践に取り組んでいます。 |
子どものデザイン | 子どもにとって「デザイン」って,どんな意味をもつのでしょうか? 方法論ではなく,「生きかた・考え方」に通じるデザイン教育のあり方を追究しています。 それはひいては,造形教育のあり方を再構築することにつながっていくと考えています。例えば,表現と鑑賞の一体化,造形遊び,絵(絵画),立体(彫刻),デザイン,工作(工芸)などといった領域をはじめとした教科の再構造化が促されます。 |
協働 |
学校教育現場・行政との協働・研究 |
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年間を通じて,様々な機関と協働して研究に取り組んでいます。 くわしくは click → ![]() |
実践 |
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子どものデザイン |
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「子どものデザイン」概念を,戦後日本の美術教育史,デザイン教育史から検討し,それを現代デザイン理論と結びつけることにより,新たなデザイン教育を構想し,その学習プログラムの開発に取り組みました。 (平成17年度〜19年度 科学研究費補助金・若手研究(B)) くわしくは click → ![]() |
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21世紀に入り,デザインは「モノ」中心から「人間」中心へと急激に変容しています。しかしながら,普通教育におけるデザイン教育は旧態依然としている現状があります。すなわち,日本の高度成長を支えた「モノ」に付随するデザインの有り様が,今や環境破壊やグローバル・マーケティングによる人間不在の論理を生み出したとして省察されるに至っていますが,普通教育におけるデザイン教育は,未だポスター製作や平面構成といった「作品づくり」に終始している状況が認められるのです。 この原因は,昭和30年代以降の教育において,「モノ」中心的な考え方に基づくデザイン教育が多くの問題を抱えながらも強引に推し進められた経緯にあり,したがって,その経緯を描き出すことで,デザイン教育の課題と展望について考察することができるのではないかと考えました。そこで現在,戦後日本の普通教育におけるデザイン教育史に関する研究に取り組んでいます。 くわしくは click → ![]() |