Last modified : 2001.08.26


SLO-420 ジャンク品修理(1)

SLO-420 ジャンク品修理(1)

 

   
ジャンク品状態

故障品という事でジャンク扱い \8,000 で購入。

やっぱり思う、ジャンクにしては、高すぎた(^^;)
電源投入は出来るようです。

テープを入れようとすると、途中まで入りますが、止まってしまいます。
今までのSL-F11やSL-HF77と症状が少し違いますが、原因としては同じだと思います。
作業手順 @

キャビネットを開けます。

SL-F11をベースにしてるので、中も見慣れたものばかりです。

 

 

作業手順 A

ローディング部を剥き出しにした状態で、テープを入れて見ます。が、半分ぐらい入った所でやはり止まります。カセコン用のFLモータが止まります。

 

 

 
作業手順 B

カセコン右横のFLモータ(赤丸部分)を手で回してやり、状態を調べることにしました。これは、ひたすらまわして、根気で頑張るしかないです(^^)

すると、やはり途中で動かなくなりました。
これは何かに引っかかっているのかも知れません。

カセコンを元の位置に手で戻し、再び手でカセコンを降ろして見ます。

すると、さっきより少し降りました。ひょっとして、これを何回も繰り返せば、降りるかも知れない。

作業手順 C

何回も繰り返すうち、やはりカセコンが完全に降りてくれました。また、元に戻しておきます。

これで次のステップへ行けるゾ。

Uローディングの動作テストを行います。
SL-F11/F7/HF77 Uローディング部調整参照

黄色の丸部分の黒プーリを矢印の方向に回し、Uローディング部をローディング状態にします。カシャッと音がするまで回します。

電源をONすると、ローディングが解除されました。
どうやら動く状態になって来たようです。

 

作業手順 D

ここでテスト用テープが登場、テープを抜いた自作です。結構便利です。

テープを挿入すると、見事ローディングをしてくれました。おおッと言う感じです(^^)しかし、まだぎこちないです。

作業手順 E

何回も繰り返しテストしますが、繰り返すうちに段段とスムースに入るようになってきました。そろそろ本物のテープを使用しても大丈夫そうですね。

本物のテープを挿入したところ、見事ローディングしました。他のデッキで録画したものをみますが、画は断然綺麗です。続いて録画もテストしますが、完璧と言っていい程でした。

   
今回の修理の内訳です。
デッキ本体 \8,000
修理代 \0
部品代 \0 交換部品 なし

合計 \8,000

修理時間 約4時間半(部品清掃時間含)

 
   
特記事項 

このデッキは、まだまだ使えそうです。あこがれのデッキだったので大事に使用したいと思います。

この種の機種は、しばらく使用していないとギアの動きが鈍る事があるののかも知れませんね。

 


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