神戸大学旧姫路分校⇒野里




  ESSの機関紙(神戸大学 大学文書史料室蔵:姫路分校機関誌「春」Vol.T、Vol.U) 1963年発行 には、
学校出入りの業者や分校周辺のお店が広告を出してくれています。
住所代わりに、分校前の通りを 「神大前通り」や「神大東通り」と表記して、場所を表しています。





「神大前通り」は校門前から駅方向のバス道通りで、「神大東通り」は校門の東側、野里方向の通りなのでしょうか?

探し出せないお店が多いですが、・八代郵便局・ラッキーパン・井上書林 健在!

健在!姫路分校御用達(勝手に指名!です) 

学校から野里の方向にすぐ近くです。

八代郵便局


郵便局はすっかり変わっていますが、何故か「八代郵便局」という名前が懐かしい。
親からの送金や手紙が懐かしい!

神大姫路分校時代のESSクラブの季刊誌の広告



八代郵便局隣と八代郵便局横と書き方を変えていますが、2件ともに野里方向のお隣です。
お店は勿論、リニューアルされたでしょうね。今日はお祭りのようです。





ラッキー・パン



神大姫路分校時代のESSクラブの季刊誌の広告



姫路分校時代からあるパン屋さん。主に給食など卸専門だったようで、私達学生は学食や生協の売店でお世話になったようです。
お店の看板はラッキー・パンですが、正式には、今はラッキー・ベーカリー だそうです。



井上書林


教科書など必要な本は、生協の売店で買えたので、ここの本屋さんに直接来た人は少なかったと思います。
1895(明治28)年に創業した市内最古の書店。
2009年に改装し、井上書林はすっかり新しくなったようです。

神大姫路分校時代のESSクラブの季刊誌の広告



周りを見渡すと昔の面影がかなり残っています。井上書林のお隣のお家はまだウダツが上がっています。



ご近所には、虫籠窓の家も残っています。このあたりに下宿した方たちは懐かしく思われるのではないでしょうか?



有名な、松屋の清十郎もなかを買ったことがある方も多いのではないでしょうか。大正時代からお店出しておられるそうです。



松屋に連れて行ってくれたタクシーの運転手に、お夏・清十郎のお墓に行きましたか?と聞かれ、
食い気優先の人生を反省し、松屋すぐ近くのお夏・清十郎のお墓のある、慶雲寺にお参りしました。

前出の「白陵寮70周年記念祭〜旧制姫路高校 嗚呼白陵〜」には慶雲寺の和尚さんが
このお寺に寄宿されていた先生や座禅に来ていた学生達のことを話しておられます。

もう少し足を延ばせば、広峰に行けたのですが、又の機会にしました。



23年3月: 町家の日 in 姫路 野里歩いてきました。
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