Linuxを含むHDDの入れ替え
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Linux、Windows95を含むHDDの空き容量が少なくなってきたので極力現在の環境を維持して、新しいHDDを購入して、HDDの入れ替え(スロットの関係で追加ができない為)を、行ったのでその怪しい手順と方法について示します。これがベストな方法とはおもえませんが、うまく動いていますので、参考になればと思います。但し、上手く行いかないリスクもありえますので、十分注意して下さい。
但し、OSの切り替えにSystem Commander(LIFEBOAT社)という市販の切り替えソフトを使用しています。
参考:http://www.bekkoame.or.jp/~lifeboat/
- HDD入れ替え概要
- HDD (1G、07G、2G)3台の内1台の1G→5.1Gに変更。
- まず、新HDDを本体に追加(IDE #0のスレーブ)→1G、07G、2G、5.1Gが本体に付いている。
- はじめに、Windows95を移動させ、成功したらLinuxを移動させる。
- 新HDDを必要なパーテションに分割、ワーク用にもう一つLinuxシステムを入れる領域を確保する。
- Windows95用に1,5Gを確保。DOSワーク用に1.5Gを確保。
- この時点では、ドライブ#がWindows95からは、1GがC:、F:、5.1GがD:、G:、2GがE:、H:、I:、J:、K:となる。
- パーテションの分割には、Linuxを立ち上げ fdiskまたは、FreeBSDの/tools/pfdisk.exeを使うとよい。
- Linuxのインストール
- Windows95自信でWindows95を移動できないので、LinuxからWindows95を移動させる。
- またLinux自信もLinuxから移動できないので、別のLinuxを起動し目的のシステムを移動させる。
- ここで問題になるのはブートであるが、LinuxはFDで起動、Windows95は、System
CommanderのためOK.
- Linuxのインストールは、雑誌、インストールのガイドブックまたはインターネットで探して下さい。
- rootを/dev/hdb5に、swapは/dev/sda5を、その他を/dev/hdb3にX-Window以外の開発システム、mtoolsなどインストール。
- さらに、SCSIを使用するため、カーネルの再コンパイルを実施。
- Linuxの再立ち上げをして、動作を確認できれば準備完了。
- 注:Linuxは、UnixUser誌の付録のSlackware 3.2をインストール。
- Windows95の移動
- 旧のWindows95を新のHDD(スレーブ)に移動、またワークドライブの#3の/dev//sdb5,6,7をC:に移動。
- まず、先ほどインストールしたLinuxを立ち上げる。
- スレーブの5.1Gの1.5GはDOSでフォーマットをしておく。
- #mount -t vfat /dev/hda1 /dos1
- #mount -t vfat /dev/hdb1 /dos2としてWindows95ドライブとしてマウントする。
- #cd /dos1でdirを移動
- cp -ar <file-dir> /dos1 で旧Windowsのすべてのファイル<file-dir>を新のドライブ
/dos2へコピーする。
- コピー時、lost+foundはコピーしない。
- コピー後、/dos2のファイルを du、dfおよびdiffのコマンドで確認し、正しくコピーされているか確認のこと。
- 深い階層など、システムファイルなど一部のファイルがコピーされない事があった。
- 以上でコピーが終わったら、Linuxを終了し、Windows95を立ち上げる。
- 5.1GのWindowsのドライブは、D:になっているので、システム関係のファイルの属性をオリジナルと同じにする。
- Linuxのコピーでは、システムの属性などは、再現されないので、すべて修正して下さい。
- この後、マスターとスレーブを入れ替えて、再起動するか確認します。
- 設定方法は、下図の様に、Quantumの場合、マスターはDSを短絡、スレーブは下図の様に開放。
- 再起動すれば成功。次に属性など修正。
- ドライブ名は、HDDを入れ替えても、同じC:なので修正は、いりません。しかしD:、F:、G:、H:、I:は違います。
- /dev/sdb5,6,7,8のDOS領域は、Windows95を立ち上げDrag&Dropでコピーする。
- C:以外では、ドライブ名が変わり、アプリケーションなどあるとレジストリエディタで修正が必要です。
- C:/Windows/regedit.exeを実行して、レジストリを修正します。方法は、詳しくないので、手当たり次第ドライブがD:\、E:\などとなっている項目を移動後のディレクトリに変更します。(原始的です)
- System Commanderを使っていれば、再度起動すればOKです。
- 起動しなければ、不足のファイルなど見てけて、手直しです。
- Linuxの移動
- ちょっとややこしいが、再び5.1Gをスレーブ、1GをマスターにしてHDDの設定を戻す。(Linuxの起動の為)
- 先ほどインストールした、Linuxを起動させる。(/hdaと/hdを変えLinuxが起動させる)
- #fdisk /dev/sdb で移動させた、DOS領域、/dev/sdb5,6,7,8を消去する。ここで、再起動させると確実。
- 次に、#fdisk /dev/sdbで、/dev/sdb2 を1.6G、/sdb5を/usrとして1.2G、/sdb6を/varとして30MB確保。
- 再移動して、fdiskで領域が確保されている事を確認。
- #/sbin/mke2fs /dev/sdb5 としてフォーマット、同様に/sdb6。
- #mount -t ext2 /dev/sda7 /org 元のLinuxの/usrを/orgでマウント。
- #mount -t ext2 /dev/sdb5 /des で移動先をマウント。
- #cd /orgで#cp -ar <file-dir> /des でlost+found以外のファイル、ディレクトリをコピーする。
- 例えば、#cp -ar lib /desとしてdirコピーし、#cp -ar lib/* /org/libとしファイルを移動させる法が良いようです。
- これも、du、dfとdiffを使って、すべてコピーされていることを確認の事。
- 次に、同様に/hda7の/home --> /sdb5にコピーする。
- 次に、同様に/sda6の/var --> /sdb6にコピーする。
- これで、1GのHDDの内容が他のHDDへ移された。
- #mount /sda1 /orgにマウントして、/etc/fstabを変更する。
- 変更した、Linuxのドライブを修正する。但し、5.1GのHDDがマスターに入れ替えて状態に修正する。
- つまり、/homeを/dev/sda7に、 /usrを/dev/sdb5に、/varを/dev/sdb6に変更する。
- 以上で修正、移動が完了。
- また、5.1Gをマスターにして、1Gをスレーブに、そしてうまく立ち上がれば、取り除く。この為、現在のLinuxの/etc/fstabも/をドライブを/hda?から/hdb?に変更しておきます。
- 再起動て、Linux、Windows95が立ち上がれば成功、だめなら後でいればLinuxなりを立ち上げ修正。
- 変更前後での、HDDの様子を表.1、表.2に示します。
- HDDを入れ替え前のマシンの環境
- 表.1---旧 HDD#1(IDE#0のマスター)、 HDD#2(SCSI #1)(*:修正部)
|
旧HDD-#1 |
|
|
|
|
HDD-#2 |
|
|
|
|
Device No |
Blocks |
ID |
Sytem |
|
Device No |
Blocks |
ID |
System |
|
/dev/hda1 |
512MB |
6 |
C: DOS-Win95 |
|
/dev/sda1 |
31MB |
83 |
Linux:/ |
|
/dev/hda2 |
550MB |
5 |
Extended |
|
/dev/sda2 |
680MB |
5 |
Extended |
* |
/dev/hda5 |
52MB |
6 |
E: DOS |
|
/dev/sda5 |
40MB |
82 |
Linux:/swap |
* |
/dev/hda6 |
34MB |
83 |
Linux:/var |
|
/dev/sda6 |
30MB |
83 |
Linux:/tmp |
* |
/dev/hda7 |
460MB |
83 |
Linux:/home |
* |
/dev/sda7 |
610MB |
83 |
Linux:/usr |
- 表.1つづき---HDD#3(SCSI#2)
|
HDD-#3 |
|
|
|
|
Device No |
Blocks |
ID |
System |
|
/dev/sdb1 |
410MB |
6 |
D: DOS |
|
/dev/sdb2 |
1646MB |
5 |
Extended |
* |
/dev/sdb5 |
313MB |
6 |
F: DOS |
* |
/dev/sdb6 |
313MB |
6 |
G: DOS |
* |
/dev/sdb7 |
208MB |
6 |
H: DOS |
* |
/dev/sdb8 |
104MB |
6 |
I: DOS |
* |
/dev/sdb8 |
96MB |
83 |
Linux:/home/sb |
- HDDを入れ替え後
- 表.2---新 HDD#1(IDE#0のマスター)、HDD#2(SCSI #1)(*:修正部)
* |
新HDD-#1 |
|
|
|
|
HDD-#2 |
|
|
|
|
Device No |
Blocks |
ID |
Sytem |
|
Device No |
Blocks |
ID |
System |
|
/dev/hda1 |
1540MB |
6 |
C: DOS-Win95 |
|
/dev/sda1 |
31MB |
83 |
Linux:/ |
|
/dev/hda2 |
1430MB |
6 |
E: DOS |
|
/dev/sda2 |
680MB |
5 |
Extended |
|
/dev/hda3 |
820MB |
83 |
Linux: |
|
/dev/sda5 |
40MB |
82 |
Linux:/swap |
|
/dev/hda4 |
1200MB |
5 |
Extended |
|
/dev/sda6 |
30MB |
83 |
Linux:/tmp |
* |
/dev/hda5 |
56MB |
83 |
Linux2:/ |
* |
/dev/sda7 |
610MB |
83 |
Linux:/home |
* |
/dev/hda6 |
160MB |
83 |
Linux2 |
|
|
|
|
|
- 表.2つづき---HDD#3(SCSI#2)
|
HDD-#3 |
|
|
|
|
Device No |
Blocks |
ID |
System |
|
/dev/sdb1 |
410MB |
6 |
D: DOS |
|
/dev/sdb2 |
1646MB |
5 |
Extended |
* |
/dev/sdb5 |
1028MB |
6 |
LInux:/usr |
* |
/dev/sdb6 |
56MB |
6 |
Linux:/var |
* |
/dev/sdb7 |
508MB |
6 |
空き |
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