２０１５年２月 学習内容
ニューズレター・思想からの学び
●ニューズレター第２号 （本文はこちら▼） P６～７
「魂の成長は地上の苦難をプラス思考で乗り越えることによってなされます」（前半部分）
本文 P7より引用
「死んで霊界に行けば、今地上で抱えている一切の苦しみはなくなります。（中略）地上ならではの苦しみがあるために、地上人生は意義を持っているのです。」
苦しみの中に置かれたときは、この事実を何度でも思い出して、自分をプラス思考へと奮起させていきましょう。
『シルバーバーチは語る』 からの学び （P３０ ～ P３６）
●『第二章 交霊会の目的』 （本文はこちら▼） P３０～
二章ではシルバーバーチ達高級霊が地上に戻ってきた理由、および、地上に悲惨な出来事が絶えない原因とその解決法について語っています。さらに、シルバーバーチのメッセージの重大さに気づいた人々が霊界の道具になることによって、スピリチュアリズムの目的は達成されていきます。
■高級霊達が戻ってきた理由
人類を救済すること、そして最終的には人類はみな神を親とする霊的兄弟姉妹であることを理解してもらうことです。
そのために高級霊達は最初に心霊現象を起こして霊魂説を証明し、メッセージを受け入れる環境を整えたのです。
・人間は地上だけでなく死後の世界においても神の愛と叡知の中で生きている
・人間は死後霊界で、より利他的な生活を送るようになる（地上でも本来は同じ。ただ肉体を持っているため、霊の望みよりも肉体の本能の方が優先されている）
■向上進化の条件
私達大人は子供とは違って地上界の常識、物的価値観、偏見、差別意識、宗教教義等が染み込んでいます。それらをわきに追いやり、子供のような純粋さと無邪気さを持って見なければ真実は見えてきません。常に自分の魂の奥にあるもの（差別意識、物的価値観等）を取り去る努力をすることが、地上でも霊界に帰ってからも向上進化には重要なのです。
■地上界に戦争や悲しみが絶えない原因
・物質（肉体）によって霊眼が曇らされ五感でしか物事を見ることができない
・万物の背後に大霊が宿り支配していることが理解できない
・差別をつけたがる
・物質界にしか通用しない組織の上に人生を築いている
■人種差別がなくなる日
現在オリンピックに向けて、イスラム教徒の人達にもハラルフードを提供できるよう取り組むレストランが増え、相手の文化や思想を理解しようとする動きがあります。その一方、テロ等の発生によりそれまで人々の心の中にくすぶっていた他宗教や他思想・他民族への差別意識が噴出し、自分達と異なるものを排除しようとする動きも生じています。
私達は真理普及に人生をかけていますが、それは決して他宗教や他思想を全否定したり、無理に改宗させるものではありません。シルバーバーチは“説得ではなく得心していただく”“自分の教義より先が見えない人は辛抱強く見守ってあげなさい”と述べています。
私達も真理に出合うまでは、間違った死生観や物質的価値観を持っていたのです。真理が普及されるに従って少しずつ得心する人が増え、将来はすべての人種が交じり合う日が必ず来ます。
■高級霊とスピリチュアリストの使命
スピリチュアリズムは一般の宗教と間違われることがあります。違いを説明できるようにしておくことも大切です。
また人類に今必要なのは正しい霊的知識であり、シルバーバーチの「大霊の目から見て一番正しいことを行っている」という言葉を信じて、高級霊に認めてもらえるスピリチュアリストを目指すことです。それは真理を実践しようとしているか否かで決まります。
■真理を学ぶ上でのポイント
真理は知識・情報として読むものではなく、知識として読んでいる限り霊的成長することはできません。それは健康法をいくら学んでも、実践しないのであれば何の意味もないのと同じです。
苦難は霊的成長にとって必要であると学んでも、実際に遭遇した時に避けようとしたりイヤイヤ対処したりするのでは、カルマの解消にはなるかもしれませんが積極的な霊性開発にはなりません。
「困難を克服しようと努力する時、次々と振り掛かる障害に必死に抵抗していく時、不完全さを補い、完全へ向けて努力する時、その時こそ神性が発揮されるのです。それが進歩の諸相なのです。」
（シルバーバーチの霊訓（６） P１６５）
真理は日常生活の中で活用することによって、少しずつ立体的に理解できるようになっていきます。