学習記録
2014年10月 学習内容
< ニューズレター・思想からの学び >
●ニューズレター創刊号
「スピリチュアリズムは学問ではありません。霊的真理にもとづく実践的な生き方なのです」
●スピリチュアリズムの思想Ⅲ
「6.より高次の霊的人生を歩むための秘訣 (3)犠牲精神」
霊的成長とは人から教え授かるものではなく、自らの実践努力によって手にするものであることを確認しました。
自己犠牲の最たるものは自分の大切なもの(愛する人・愛する家族)を犠牲にすることですが、その犠牲に見合った恩恵(霊的成長)を必ず神から授かることを確認しました。
< 『シルバーバーチは語る』 からの学び (最初~P18 B5)>
●巻頭言より
本書は、イエスをはじめとする霊界人達からの愛の贈り物であり、霊界が何としても地上界にもたらしたいと願っている霊的実在(霊的世界)についての知識です。
人間は、真理を手にすることによって初めて、自分とは何か、全宇宙・全生命体の中における人間の位置を知ることになります。
地上界と霊界との関係を知り、自分を知って初めて、この地上をどう生きればよいかが分かることになるのです。
●編集者ノート
これまでの地上人は、啓示の度に新しい宗教をおこし、神による唯一絶対の言葉として盲目的に信じるよう教え広めてきました。しかし、霊的交信の目的はまったく違います。
啓示は神の言葉として盲信するのではなく、自らの理性で判断することがとても重要です。一人一人が得心したことを確実に実践することによって、地球全体のレベルアップがなされていくのです。人類の受容力が増した時、新たな啓示が降ろされることになります。
1冊の本にこれだけ多くのテーマを取り扱ったものは他になく、初めて真理に触れる者にとって優れた宝のような本です。
真理は片寄らず全体を正しく理解する必要があります。なぜなら、真理に沿って生き方を変えることができて初めて、真理に出合った意味を持つからです。
本書と、次に学ぶ3冊「道しるべ」「福音」「到来」の優れた点は、シルバーバーチの祈りが収められていることです。地上人に正しい祈りの見本を示してくれたのはシルバーバーチただ一人です。スピリチュアリズムは信仰であるということをこれらの本は証明しています。
●序文
■シルバーバーチの霊格の高さについて
霊界にも霊媒を置いた通信方法はシルバーバーチの通信以外にはなく、それだけ特殊・突出していることが分かります。
■シルバーバーチがかした重荷
60年間一度も地上時代の本名を明かさなかったということです。これは地上人が有名な人や博学な人の言葉を容易に信じる傾向があるためです。人間に授かった理性を使って、霊界通信は内容で判断することが重要なのです。
■シルバーバーチの地上への最初の働きかけ
霊の語った言葉から、交霊会に参加している霊達はみな、これから起こる霊界の計画を知っていることが分かります。
私達一人一人にも誕生前に立てた計画があり、私たちが進むべき道は必ず周りの霊達が示してくれます。
■入神している証拠
①バーバネルが入神している証拠 →手に深くピンを刺して証明した
②通信内容が潜在意識の仕業でないことの証拠
→二人の思想が異なることが証明となった(シルバーバーチは再生説を説く。バーバネルは入神時には再生説を説き、覚醒すると再生を強く否定する)
■バーバネルの使命(バーバネルが入神霊媒となることを嫌がっていたことについて)
①地上に誕生すると霊界での計画(約束事)は潜在意識の中に埋もれ、忘れてしまう
②嫌がるバーバネルに対して、シルバーバーチはバーバネルの希望をかなえ、バーバネルの協力を得た
ここから分かるのは、霊界からの働きかけは強制しないということです。すべては地上人の自主的な協力の下で行われているのであり、地上人の我がままによって計画が頓挫することもあり得るのです。霊界人達は、「地上人の愛さえ獲得すれば仕事は成就したも同然との認識のもとに(霊訓10・88)」、地上人の協力を得たいと常に待ち望んでいるのです。ですから、地上人が自ら霊界の愛に気づき、自主的に協力していくことがスピリチュアリズムの発展のためにはとても重要なのです。
■シルバーバーチの仕事の使命
シルバーバーチは人間側の要求のすべてには応じませんでした。霊界側は厳密な計画と協調体制の下でこの通信を降ろしているのであり、シルバーバーチの役割は霊的教訓を説くことにあったからです。
私達が見習うべきはシルバーバーチの道具意識の高さです。すべてを霊界に委ね捧げていること、明るく静かで受身的な心の状態を常に保つよう努力することが重要です。霊界が近づきやすい雰囲気でいることです。
■シルバーバーチの偉大さ
相手がどのような質問を投げかけようと、子供であろうと未熟な人間であろうと、神の子として尊重し誠実に対応してくれていることが分かります。また私達も霊訓のどの箇所を読んでも、シルバーバーチの崇高さ、謙虚さ、人間への深い愛情を感じることと思います。
■シルバーバーチのキリスト教批判について
シルバーバーチは人の悪口は決して言いませんでしたが、キリスト教は厳しく批判しています。なぜなら、キリスト教では証拠がないのに事実だと主張し、人々の魂の自由を奪い理性を使えなくしているからです。教義が人間の霊的成長にとって害であるからこそ批判するのであって、相手の人格や未熟さを非難しているのではありません。未熟さとは人と比べて霊性が高いか低いかの違いであり、誰もが必ず進化していくのですから、非難すべきものではありません。
私達は、スピリチュアリズムの善悪観にのっとって、物事の本質を判断していくことが大切です。