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令和元年7月21日(日) |
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ゆうゆう善福寺アカデミー
「遅野井川 川がたり」 報告 |
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ゆうゆう善福寺館 高橋 千佳子 |
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講師である伊地知英信さんは、遅野井川かっぱの会共同代表で、自然の観察や保全に関わっておいでです。
また、本を作るお仕事をされており、楽しそうな本もご紹介くださいました。
幼少時代、善福寺公園で遊び、今なお善福寺にお住いですので、地元愛はどなたよりも強いです。当日は、遅野井川親水施設の整備にご尽力された経緯をお話いただきました。
まずは川の名前をめぐっても議論があり、善福寺の旧名、遅野井を活かすのが一番ぴったりとなったようです。歴史を振り返り830年前の情景を思い浮かべました。
親水施設での約束もしっかり定められており、子どもから大人までが気持よく親しめるものとなっています。ちょうど開設1周年を迎えますが、これまでの活動のエピソードを交えてのお話はとても具体的でわかりやすかったです。
今後の夢は「湧水復活作戦」や「暗渠部分をオープンにする」などで、熱く語ってくださいました。また遅野井川に生息する生き物についても、とても詳しく説明くださったので、より親近感を持つことが出来ました。
遅野井川の“これまで・今・これから”を考えるきっかけを与えられたように感じました。
講演が始まる前から参加者と植物談義に花が咲いていました。そして講演が進むにつれて、参加者の質問も多く、双方向の積極的な意見交換が出来ました。
伊地知さんの自然環境保護に対する「たおやかさ」と「こだわり」が、これからの遅野井川の未来につながると実感できた素敵な2時間でした。 |
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