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| 平成３０年７月６日（金） |
今回の記事をお寄せいただいた森佑太さんは、２０１５年４月に「街中を走っている車両を見た」と家族からお問い合わせがあり会員登録をしていただきました。視覚障害の方のご利用はすでに何名かありましたが、それに加え音などに対する過敏性が強いとの事でいろいろな配慮が必要でした。そして３年が経過した今では、宿泊を伴う録音旅行などにも同行しています。
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| 利用者の声 |
| 利用会員 森 佑太 |
皆様、はじめまして。森佑太です。
私は、視覚障害と発達障害を抱えています。発達障害の関係で感覚過敏があり、数年前まで家に閉じこもっていました。
感覚過敏とは人により症状は違いますが、私の場合、音や触覚・においなどの感覚に過剰に反応して動悸や頭痛・吐き気などの身体症状に出てしまいます。
そんな私ですが、数年前から野鳥の声・波音・お寺の鐘など「様々な癒しの音」を録音するという活動を始めました。最初はとってきた音を自分で楽しんだり、知り合いに聞いていただくだけでしたが、おでかけサービス杉並の存在を知った同時期ごろに「音いろいろ」というページを開設していました。
http://mori1134.sakura.ne.jp/ （ホームページアドレス）
ただ、開設しただけではいろいろな方のところへ情報が届きません。家族や親せき以外に知り合いもいない、ページも開設したばかりで当時、パソコンでの音の編集の技術も習得途中で「これをどうやって充実させていけば良いのか」と試行錯誤していた時期でもありました。
そんなとき、おでかけサービス杉並に登録しドライバーの田口さんとの出会いがありました。
最初は、会話もほとんどなく送迎をしていただいていたのですが、あるとき「自分の思いを伝えたい」という気持ちから、ポケットに持っていた名刺を渡してみました。そこから、ホームページをみていただき家族と近場の録音に同行いただくようになり、現在は家族から離れ録音のサポートをお願いしています。
そして、出かけた先で出会う人たちに名刺を渡すことも暖かくみていただき、人とのかかわりや接し方等も何気なく教えていただいています。
以前、2月にもおでかけサービス杉並のトップページで活動の紹介をしてくださったり、樋口理事長ご夫妻とつないでくださったのも田口さんでした。
このように、おでかけサービス杉並と田口さんの存在は、私にとって人との関わりの練習ができる大きなきっかけをくださいました。ほかにも、いただいた紙面の中ではすべてをお伝えできないほど様々な思いがありました。
この場をお借りしてお礼をお伝えします。ありがとうございました。 |
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