新年おめでとうございます
理事長 樋口 蓉子
皆様には、お健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
おでかけサービス杉並も2005年2月の事業開始以来12年が経過し、皆様のご支援をいただきながら、“誰もが暮らしやすいまち”をめざして活動しております。
昨年は、おでかけサービス杉並全体としてもとても忙しく活発に活動した1年でありました。私たちは地域や生活の中にある課題を、自分たちが参加して解決していこうと考えています。
移動サービスから始まった私たちの活動ですが、この12年間の間に、以下にあるように活動の幅を拡げてきました。一つ一つの活動をそれぞれのメンバーが責任を持って進めるとともに、それぞれが関係するところでは連携を持ってより豊かな活動へと展開してきました。
今、国・自治体は、これまで提唱してきた「地域包括ケアシステム」の深化・推進として「地域共生社会」の実現を進めようとしています。
「地域共生社会」とは、複雑に問題が絡み合っている現代社会にあって、これからは制度・分野ごとの縦割りや支え手・受け手という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が「我が事」として参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えて「丸ごと」つながる社会を指しています。
制度の下に行われるフォーマルサービスとともに、地域に暮らす私たちができることを互いに協力しながら、主体的に行動していくことが求められています。
この12年間に私たちがつくりあげてきた様々な活動・事業を組み合わせ、地域にある機関や団体との連携を図り、市民の主体性を生かしながら、本年も活動を続けていきたいと思っております。
本年もメンバー一同、これまで以上に一層の努力をしてまいりますので、どうぞ皆様の変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、この一年が皆様に取りまして佳き年となりますよう、心より祈念申し上げます。