新年あけましておめでとうございます
理事長 樋口 蓉子
皆様には、お健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
おでかけサービス杉並も2005年2月の事業開始以来11年が経過し、皆様のご支援をいただきながら、“誰もが暮らしやすいまち”をめざして活動しております。
昨年は、社会的にも杉並区においても「福祉」を巡って、様々な動きがありました。介護保険制度など制度内のサービス提供が減少する中で、人々の生活を支えるためにNPOなど地域住民による活動や事業が必要とされるような動きがあり、区においても「生活支援体制整備事業」が始まり、その検討におでかけサービス杉並からも参加しています。
そのような状況下で、私たちの移動サービスやNEKOの手サポート、けやきの見える家への依頼・参加が増えてきています。
ゆうゆう館(区委託事業)においても、元気高齢者の居場所であるとともに、制度内サービス(介護保険デイサービス)を受けながら引き続き地域での交わりを維持できる場所としての機能が必要となっています。
もび~るにも多岐にわたるご相談や依頼が寄せられています。
制度の下に行われるフォーマルサービスと地域住民も参加してのインフォーマルサービス(サービスと言ってよいのかわかりませんが)がうまくかみ合ってこそ、“誰もが暮らしやすいまち”と言えるのだと思います。それが、久しく言われている『コミュニティ形成』ではないでしょうか。
この11年間に私たちがつくりあげてきた様々な活動・事業を組み合わせ、地域にある機関や団体との連携を図り、市民の主体性を生かしながら、本年も活動を続けていきたいと思っております。
本年もメンバー一同、これまで以上に一層の努力をしてまいりますので、どうぞ皆様の変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、この一年が皆様にとりまして佳き年となりますよう、心より祈念申し上げます。