“おとこの台所”が9月から始まりました!
杉並区認知症予防教室「仲間とつくろう おとこの台所&ウオーキング」を、おでかけサービスが受託して今年で9年目、6月にはこれまでの1期生から8期生までが集まって交流会を開いたことを、この『ひとりごと』でもご紹介しました。
この教室は65歳以上の男性限定で、認知症予防に効果的な料理とウオーキングに主体的に取り組むことを目標にしています。
さて、9期生はいつもよりやや少ない9名が3班に分かれて活動を開始。歩数計を付けて毎日の歩数を記録し、毎週班ごとに発表するプログラムでは、これまであまり歩く習慣が無かった人が多い中で、「毎日2万歩、歩いています」と発表された方があり、みなさんかなり刺激された様子。
それからは、「自転車をやめて歩くことにした」「歩くことで季節を感じたり、新しいお店を発見することができた」などの報告があり、歩数は徐々に増えてきたようです。
そして料理、いわゆる料理教室とは違い、ここでは自分たちで献立を考え、レシピを決めて、限られた予算の中で材料を買ってきます。スタッフはできるだけ口を挟まず、質問にはお答えしますが、自主性を尊重してやさしく見守ります。
第1回目の実習は、最初はみなさんとまどいながらも話し合って、魚(さんま)料理・お浸し・味噌汁・炊き込みご飯と決まりました。
インターネットや本でレシピを探して見せあい、サンマは1匹いくらだろうかと相談したりと、班ごとに和気あいあいと話し合いが進んでいます。
いよいよ次回は調理実習、どのような料理ができあがることでしょうか。
こうして12月まで、調理実習5回とウオーキング行事を含めて全部で15回開催します。教室終了後は、これまでの先輩方同様に、自主グループを立ち上げて仲良く楽しく活動が続きますように、我々5人のスタッフは願っています。
(竹永 信子)
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