「もび~る」は外出支援相談センターとして
生まれ変わります!
理事長 樋口 蓉子
おでかけサービス杉並では、2007年から杉並区よりの委託事業として「杉並区移動サービス情報センターもび~る」を運営してきました。
おでかけサービス杉並が行っている「移動サービス」は、市民団体が行う「福祉有償運送」というものですが、他にタクシー免許で行う通称介護タクシーと呼ばれる民間の事業者などが、超高齢社会の到来とともにその数が増加し、サービスの内容や料金なども大変複雑化してきています。
「もび~る」はご家族やケアマネジャーなどから移動に関するご相談を受け、その方に適したサービスをご案内、また、事業者選びに困っている方に代わって車の予約をお取りするなど、移動サービスの情報センターとして機能してきました。
7年が経過する中で、「もび~る」への相談も単なる移動に関する「車」のご相談だけでなく、外出支援全般に関する情報提供や外出相談から日常生活支援に繋ぐケースまで、多岐にわたるようになってきました。
現在、介護保険法の改正を背景に、高齢者が地域で自立した生活を営めるよう医療、介護、予防、住まい、生活支援サービスが切れ目なく提供される「地域包括ケアシステム」の実現が自治体の喫緊の課題となっています。
杉並区ではその支援の一つとして、ひとり暮らしや高齢者のみ世帯、そして障がいをお持ちの方等の外出支援機能の充実が必要なことから、「もび~る」を“外出”を広く捉えた支援(徒歩サービス)や生活支援に繋ぐ機能等を持つ事業として位置づけ、事業者の再選定が図られました。
おでかけサービス杉並としてはこれに応募し、めでたく1月7日付で選定されました。これまでの実績を踏まえ、更なる機能を付加した「杉並区外出支援相談センターもび~る」として、4月1日より再出発いたします。
皆様方の変わらぬご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
|