平成２４年１０月２９日（月）

第５期　「仲間とつくろう　おとこの台所」　が 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ただ今進行中です 　 一定の年齢になると、認知症にはなりたくないな～と思ったりしませんか？ 　 杉並区では、５年ほど前から認知症予防のために「知的好奇心応援教室」を開催しています。６５歳以上を対象に、パソコン・旅・料理・読み聞かせ等をテーマに脳の活性化を図り、併せて有酸素運動としてウオーキングを奨励しています。 　 運営はＮＰＯ法人などに委託されており、おでかけサービス杉並では今回が５年目となりますが、「料理」をテーマに「仲間とつくろう　おとこの台所」という教室を運営してきています。今年度は９月１２日から毎週水曜日計１４回の教室を開催します。その名の通り、男性限定です。定員２０名ですが、多くの方が料理の経験はほとんどなく、ご家族から「一人になった時食べていけるように」と、叱咤激励され参加されています。 　 この教室はいわゆる料理教室ではなく、班に分かれて献立を考え、レシピを検討し、買い物をし、当日つくるという、まさに教えてもらうのではなく自分たちで考えることで、計画力やエピソード記憶、注意分割機能を鍛えるというものです。また毎回ウオーキングの報告をしあうことでウオーキングの習慣化を図ることも大きな目的になっています。 　 そして、教室終了後自主的なグループができるような仲間づくりも意識して運営しています。これまでの５年間では仲間づくりが成功して、現在も５つのグループがゆうゆう桃井館の料理室を利用して毎月１回の料理を楽しんだり、時には飲み会や散策なども自主的に計画され、ゆうゆう館のサロンやイベントにも積極的に参加されるなど当初の目的が達成されており、皆さん認知症にはほど遠い生活を楽しんでいらっしゃいます。 　 私たちも、人生の先輩（同輩？）に教えられることもあり、今年度も楽しい自主グループが誕生することを期待しています。 　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（理事長　樋口　蓉子）