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令和5年6月16日(金) |
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第19回通常総会を終えて
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理事長 秋山 糸織 |
去る6月3日、「特定非営利活動法人おでかけサービス杉並」の第19回総会を開催いたしました。2022年度は、新型コロナウイルス感染症の状況を的確に把握しながら、暮らしに欠かせない外出の支援、またでかけていきたくなる身近な居場所づくりに取り組みました。
大きな事故もなく業務・活動を終えることが出来ましたこと、利用者・参加者の皆さま方のご協力の賜物です。まことにありがとうございました。
<法人6つの事業の2022年度のふりかえりとこれから>
◆ 移動サービス
外出自粛が払拭されたことで、運行回数は6924回(前年比102%)となり、法人史上最高の実績となりました。前年はコロナ禍でZOOM開催とせざるを得なかった「運転協力員安全運転ミーティング」を、顔を合わせて3回開催。互いの体験を共有し、教えあう場が活動にとってとても大切であることを改めて感じました。2023年度は、より充実した活動のため、運転協力員の増員を目指します!
◆ ゆうゆう桃井館(区委託事業)
感染対策は継続しつつも、館内飲食禁止や利用人数制限が解除され、徐々にコロナ以前の企画が戻ってきました。新企画もスタート! 他館から譲り受けた卓球台が人気となり、新しく館に通ってくださる方が増えました。また、調理設備の整った桃井館の特徴を最大限にいかした企画を次々と開催しました。地域の多世代交流も意識しながら、今後とも、「高齢者のいきがい、生涯現役社会の地域拠点」の役割が担えるよう頑張ります!
◆ ゆうゆう善福寺館(区委託事業)
善福寺館がかかげているテーマは『こころ寄せ合う地域家族』! 2022年度はコロナ禍でも「安心して歩いて行けるゆうゆう館」として多くの方に来館いただきました。町会や地元の小中学校、善福寺保育園、ケア24善福寺等とさまざまな形で連携し、地域密着型の活動を行い、10周年記念イベントやまつりには、たくさんの笑顔があふれました。2023年は新たに、東京女子大学との協力企画や、認知症の勉強会「住み慣れた地域でいつまでも自分らしく生きる」を継続開催します。どうぞお楽しみに。
◆ 杉並区外出支援相談センター もび~る(区委託事業)
2022年度も、外出がむずかしい障がい者、高齢者、その家族や支援者から寄せられる相談に丁寧に対応して、一人ひとりに適した外出支援(移動サービス・付き添い)の選択を支援しました。『おでかけガイド・車編』の発行、ホームページでの最新情報の更新、セミナーや外出企画などの企画も行いました。昨今、タクシーの配車アプリの普及に伴い、デジタルデバイド(情報格差)対策が求められます。これからも暮らしの足が大きく変わっていきそうですので情報の収集と発信に力をいれていきます。
◆ ちょこっとサポートNEKOの手
施設等での傾聴・定期的な散歩等が制限され、前年より利用は35%減少しました。しかし、コロナ後を見据え、サポーター研修と交流会を開催し、新規サポーターが増えました。企画のチラシや、おでかけだよりでの広報に力をいれたことで、2023年度、利用の問い合わせが増えてきています。
◆ オープンリビングけやきの見える家
感染予防に配慮しつつ、できるだけ「開いておく」ことを目標として続けた結果、参加いただいた方は626名(前年比160%)となり、求められている「居場所」であることを実感しました。特に男性の参加が目立っています。ケア24善福寺やケアマネジャーからのご紹介で新しく参加される方もおいでです。2023年度はお楽しみ企画を増やし、「0円たからもの市」「西荻・善福寺オープンサロンDay」にも引き続き取り組みます。「ご近助会(2層協議体)」では町会とも一層つながりを深めていきたいです。
振り返ってみれば1年はあっと言う間です。2023年度も、もう6月! 描いた思いを確実に形にしていきたいです。
今後ともおでかけサービス杉並は、“誰もが暮らしやすい杉並のまち”をつくってまいります。どうぞ、引き続き皆さま方のお力をお貸し頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。
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