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80歳の坂 |
澤田 俊之
2021.11.16 |
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コロナが落ち着きそうなので、久しぶりに「NEKOの手サポート」の活動に参加しています。今回は、あるグループホームに入所しているAさんの「散歩の付き添い」です。Aさんは、登山や写真が趣味の80歳代の男性。入所して1年。散歩しながら写真を撮りたいそうです。
初日は、1時間の予定で観泉寺を往復しました。しっかりした足取り、楽しい会話。そのうえ、「筋力を元に戻したい」と、やる気満々。行きは楽しく散歩できましたが、帰り道はきつそうで、何回も休憩を取りました。
施設での1年で、本人が思っている以上に体力が落ちていたようです。ヒヤリとする場面もあったので、ケアマネさんと相談し、散歩は30分にしてもらいました。
その帰りに思い出したのが、昔、郵便局に行く母に付き添ったときのことです。行きは2kmの道をしっかり歩けたのに、帰りは何度も「休もう」と言いました。95歳の母は、歩くのがかなりきつかったのだと思います。1年後、母は介護が必要になりました。
Aさんの散歩に付き添って、いろんなことに気づかされました。体調は日によって違いますが、Aさんは10分くらい歩くうちにも変わるようです。途中で変だなと気づいたら休憩を勧めています。ところが、休憩しようとしても腰を下ろせる場所が見つからないことがしばしば。下見も欠かせません。
母が「5年おきにきつい坂を登った」と話していました。近所のお年寄りも同じようなこと教えてくれました。マスターズ陸上では5歳刻みでクラス分けを
するそうです。Aさんは80歳の坂を登る最中なのでしょう。この坂を登り切れば、しばらく安定するそうです。体調を気にしながらAさんの散歩に付き添いたいと思っています。
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ワクチン接種同行記 |
中馬 陽子
2021.07.01 |
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6月23日コロナワクチン接種会場へ、接種1回目のTさんを車いすでお連れするネコの手サポートでした。ご自宅より12〜3分ほどの距離のタウンセブン8階に接種会場が設置されていて大変便利な場所です。
予約時間10分前に着き、控え室にて待っている間、係の人に体温、問診票のチェックなど大まかに目を通してもらう。予約時間になると接種会場に3列に並ばされ
@ 受付 A 予診票確認 B 予診待機 D 接種待機
E 接種 1.2.3とボードで仕切られた3部屋の一つに呼ばれて接種となる。
F 経過観察ブースで椅子に座って15分待機
この時係員から接種後の過ごし方や症状、2回目の予約方法などの説明を受ける。
最後G 接種済証交付の場所に移動してシールを貼って貰い一連の流れが完了。
Tさんの感想は、針を刺す時が痛かったそうです。接種予約時間が11時40分で、接種終了し会場を出たのが12時10分なので所要時間は30分程でした。外に出ると突然のどしゃ降りで、荻窪駅地下で15分くらい雨宿りせざるを得ない悪天候でしたが、接種会場がビルの中だったので幸運でした。私もまだ接種していないので、するならタウンセブンも良いな! と思いました。
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NEKOの手サポート体験記 |
野口 恭子
2017.11.23 |
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60歳からピアノを習い始め、月に数回レッスンに通われている方より「先生のコンサートがあるのだけど、1人では不安なので付き添ってくれる人はいないかしら」と相談がありました。
娘さんが一緒に行く予定だったのが都合が付かず「あきらめるしかないかしら・・・」と残念そう。急な依頼、しかも夜の外出でしたが「お任せください、その時間なら私がご一緒できます」
教会のホール前で運転協力員さんから引き継ぎ、地下への階段を見守りながら一緒に降りて会場内へ。杖でゆっくり歩行できる方なので、転ばない様に足元と周囲の安全に注意が必要ですが、座席に着いてしまえば一緒に楽しい時間を過ごすことを心掛けるだけ。ピアノとバイオリンの素晴らしい音色を堪能させていただきました。
(因みに、ネコの手サポートでのコンサートの付き添いはこれまでにも一度ありました。)
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NEKOの手サポート体験記 |
野口 恭子
2016.08.23 |
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初めての芝刈りを体験しました。
脊椎を痛め、ご自身で庭の手入れができず知り合いの方にお願いしていたものの、その方もできなくなり、ケア24に相談し「NEKO(ネコ)の手を紹介された」と、問い合わせが入りました。
「えっ、芝刈りですか?」とあたふたしていると、「大丈夫、機械操作は教えるから」。芝生の庭と芝刈り機をイメージしつつ「プロではないので上手くできるかわかりませんが、担当者を探します。」と、取りあえず会員登録をしていただき、さて誰に頼もうかと思いあぐね、えーい、私が様子見も兼ねて行ってしまおうと決意。ちょうど居合わせた園芸好きのサポーターを誘い二人でお宅を訪ねました。
初めての芝刈り機は、ハンディタイプの扱いやすいもので、丁寧に説明していただいたのでスムーズに仕事が進み10uを30分で片付けまで終了。
「出来栄えはどうでしょうか?」とお尋ねしたところ「上出来!」の返事でひと安心。「これからもお願いしたい」との言葉に、園芸好きのサポーターは「次は秘密道具をあれこれ持って来よう〜」と楽しそうでした。
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NEKOの手サポート体験記 |
中馬 陽子
2016.05.22 |
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「NEKOの手」のサポーターとして1年と少し・・・。今年5月現在までに3名の方のサポートを経験しました。
定期的なサポートはお二人で、Aさんは月2回お話し相手(傾聴)、Bさんは月3回散歩の付添です。どちらの方も基本的に1時間です。
Aさんは高齢の女性で、炊事・洗濯も極力ご自分でしようと毎日努力されています。読書は大好きとお聞きしたので、図書館で「大活字本」の小説などを4〜5冊借りて、Aさん宅に預けて帰ります。次に訪問した時、「おもしろかった!」と言ってもらえると、嬉しくなります。
Bさんは軽い認知症の女性なのですが、外に出るのに毎回私がBさんに「ご近所を案内して欲しい」とお願いする形で出発しています。公園やお寺の境内で季節の草花を見てのなんでもない会話です。握手して笑顔で「また来ます。今度も案内よろしく!」。お別れする時のほうがBさんは笑顔いっぱいです。
あとお一人のCさんは、今のところ1回限りの外出のお手伝いでした。Cさんは杖歩行の方で、居住している近くの郵便局・銀行・整骨院の3カ所に立ち寄りながらの歩行のサポートでした。雨の日でしたから特にゆっくりと、また滑りやすい歩道上のマンホールがいかに沢山あることとか、注意すべきことを私自身が初めて学びました。
このNEKOの手サポーターを引き受ける前の私の生活を考えると、現在は毎日メリハリが付いて良かったと思っています。
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NEKOの手サポート体験記
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島 祐子
2015.12.16 |
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その建物を初めて訪問した日、明るくて清潔感のある館内に入ると、職員の方々はすれ違うたび「こんにちは」と挨拶してくださり、第一印象としてとても良い感じを受けました。
利用者の方の居心地も良さそうですが、一日中この限られたスペースで過ごさねばならない状況を思うと胸が詰まります。
私たち話し相手になる者が、少しでも楽しい気分になれるような外の空気を運んで来れる存在でありたいですね。
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「鹿沼花木センター」バス旅行に同行してきました!
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野口 恭子
2015.07.18 |
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5月のある日、「ちょこっとサポートネコの手」のサポーターとして、栃木県にある鹿沼花木センターへのバス旅行に参加される方のお供をさせていただきました。
依頼内容は車いすの介助と見守り、車中の話し相手です。集合場所と自宅の間の送迎は、おでかけサービスの車で行いました。
スタートから終了まで11時間の長丁場でしたが、私自身が楽しんでしまうほど快適なバス旅行でした。車内の皆さんは同じ盆栽グループの方たちという事で、道中でのおしゃべりも和やかに弾み、和気あいあいとした雰囲気で目的地に到着しました。
広い花木センター内を車いすで散策し、盆栽や植木、花鉢などを見てまわりました。「今日は何も買わないわよ」とおっしゃっていましたが、やっぱり見れば欲しくなりますよね。私もテンションが上がってしまい素敵な寄せ植えと盆栽を買ってしまいました。
帰りには埼玉の盆栽博物館に立ち寄り、見事な盆栽を鑑賞。植物満載の一日を皆さんと一緒に楽しく過ごし、たくさんのお土産と共に無事自宅までお送りしました。
「ちょこっとサポートネコの手」では、通院の付き添い、お部屋でのお話し相手、お散歩の付き添い、買い物のお使いなどのちょっとしたお手伝いをさせていただきます。お困りの事がありましたらお気軽にご相談ください。
※左側の写真は遥か彼方まで続く盆栽コーナーの写真。右側の写真はお土産の植木の写真です |
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散歩の見守り
「足腰が弱って一人での歩行が不安、少し歩く練習をしたい」との相談を受け、週に1回30分の散歩の見守りをお願いしているサポーターからの報告です。 |
斉藤 美恵子 さん
2015.02.23 |
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時間前にお宅のドアの前で待機していると、音がしたので声をかけました。すっかりお散歩の支度をして、靴も履いて待っていらっしゃいました。そのまま5分前に出発。
「あなたが来るのを心待ちにしているのよ」 「お散歩の後は、楽に立ち上がれるの」
と、うれしいお話をしてくださり、二高通りのたばこ屋さんではがき5枚購入。
10年前は、この道を15分で往復できたのに・・・、とおっしゃっていましたが、今日は20分でした。
お散歩の目標は、一人で二高通りの美容院に行くことだそうです。
来週もお散歩の約束をして、終了しました。
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公共交通機関での付添 |
塚田 洋子 さん
2014.09.06 |
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今年6月から「NEKOの手」サポーターに登録し、Aさんがお稽古に行かれる時のお供をさせて頂くことになりました。
サポーター仕事をするのが初めての私は、4回ほど「ご近所ささえあい教室」の講習を受けたとは言うものの、ちゃんとお手伝いが出来るかとても不安でした。けれど、Aさんとの出会いは、「この仕事を私がこれからやっていけるかもしれない」という勇気を頂く事となりました。
Aさんはとてもお元気で、お話し好きで、キュートで、電車の駅からお稽古に行く迄の間にいろいろお話しをしてくれます。その時の幸せそうな眼差し楽しそうな顔が、私をも楽しくさせ、私の不安な気持ちを忘れさせてくれ、どっちがサポートされているのかと、ふっと、可笑しくなってしまいます。
長い人生を経てこられて、今、体いっぱい幸せそうに居られるAさんの後ろには優しいご家族が居て、ご自身も精一杯人生を楽しんで来られたのだと思います。素敵なAさんの人生の続きを、私も少しでもお役に立てたら嬉しいと思っています。そして、私より少し先の道を歩んでおられるAさんに、いろいろな事を教えて頂きたいと思っています。
今、Aさんはお稽古をお休みしていますが、駅からの道をまた二人でお喋りしながらご一緒する日を、新米サポーターは心まちしています。
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NEKOの手サポート体験記 |
野口 恭子 さん
2014.04.01 |
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老人ホームに入居されているAさんのところに、1月から2名のサポーターが交代で週1回、1時間のサポートを続けています。
Aさんは脳梗塞の後遺症のため言葉でのコミュニケーションが難しい方ですが、奥様からの「少しの時間でも良いので言葉かけをして刺激を与えてほしい」との依頼を受け、手探りの状態でサポートを始めました。
最初のうちは言葉かけをしても受け入れてもらえず、サポーターも不安がよぎったそうですが、何度か顔を合わせるようになって、少しずつ様子が変わってきたようです。サポートを終え帰るとき「また来てもいいですか」と伺うと、はっきり「はい」と返事が返ってきて、そしてじっと見送ってくださる、と報告を受けています。
NEKOの手サポートで、Aさんの生活が少しでも良くなっていく事を願っています。サポーターの方々、どうぞよろしくお願いします!
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NEKOの手サポート体験記 |
佐々木 庸子 さん
2014.04.01 |
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NEKOの手サポートの事前研修を受けたことを忘れかけたころ、病院に受診に行く方の介助の依頼がありました。父の付き添いで通っている荻窪病院でしたので、院内の様子もわかっているので気軽に引き受けました。
当日、病院の入り口におでかけサービスの車が到着しドライバーが降車の介助をしてくれました。車いすを押して2つの科を受診しましたが、移動の時は利用者の方がはっきりと指示を出してくださるのでありがたかったです。
病院というところは、予約制であっても待ち時間が長くて気が滅入りますが、趣味のことや楽しみにしていることなどを話してくださり、話し相手がいることで少しでも気がまぎれたらよかったと思います。
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通院時の自宅階段車いすでの介助 |
赤山 寿美 さん
2013.10.01 |
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NEKOの手サポートはじめての介助です。たった数段の階段の車いすでの昇降で、介助時間は10分ほどの事でしたが、利用者さんから「ありがとう」と手を振っていただけた時の感動・・・達成感がありました。
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