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ルカ・デッラ・ロッビアの カントリア

 

3765   3766

3765 Luca della Robbia, (Cantoria (partocp;are) Firenzem Museo dell'Opera del Duomo
2005・9・30入手   
プサルテリウム

3766 FIRENZE MUSEO DELL'OPERA DEL DUOMO  Luca della Robbia  Cantoria, Particolare
2005・9・30入手   
タンバリン

 

 

のカデンツ

 

ルカ・デッラ・ロッビア は若き彫刻家の名、 カントリアとは聖歌壇のことです。

塚本博 著  『イタリア・ルネサンスの扉を開く』 角川学芸ブックス

このカントリアの詳しい解説があるので、引用させていただきます。

フィレンツェ 花の大聖堂のクーポラが完成する1430年代

一人の若い彫刻家が彗星のように現れた。

彼の名は、ルカ・デッラ・ロッビア(1399−1482)

その実力は、このカントリアの彫刻により、早くも発揮された。

それは先行するドナテッロの英雄的な写実様式の彫刻群が 

大聖堂周辺で一段落した直後にあたる。

大聖堂クーポラの完成に呼応して、建物内外の装飾彫刻は

ブルネレスキの指導のもとに 次第に整備されていった。

このカントリア彫刻は、大聖堂後陣に配されたオルガンを囲う装飾壇として 

ルカに委託された大理石の作品で 1438年には完成し評判をよんだ。

北側のルカのカントリア と一対になるよう

南側のカントリアは 巨匠ドナテッロに委託される。

この二つのカントリアは 二人の個性が対照的に表われている。

ドナテッロ作品は、ディオニュソス的な天使たちの乱舞が躍動感を伝え

カントリア全体がひとつの連続したフリーズのように構想されている。

一方 ルカ・デッラ・ロッビアの作品は、

前面は四枚の浮き彫りパネルに区画され その矩形の枠内で

子ども達がいきいきと聖歌をうたい、ローマ書体で詩篇銘文が刻まれている。

これは主なる神を、歌と楽器によって讃える 次のような賛歌になっている。

 

神のいる場所で神をほめたたえよ (中略)

ラッパをふきならして、神をほめたたえよ

手持ち琴と竪琴を奏でて 神をほめたたえよ

太鼓と輪舞で 神をほめたたえよ

ハープとオルガンで 神をほめたたえよ

よく響くタンバリンで 神をほめたたえよ

祝いのシンバルを打って 神をほめたたえよ

霊あるすべてのものは 神をほめたたたえよ

 

新進の彫刻家、ルカ・デッラ・ロッビアは、この詩篇の中に書かれた楽器すべてを

ほぼ正確にカントリア浮き彫りに再現し、造形化している。

各浮き彫りパネルは、その楽器のモティーフと楽隊の歌声にあわせて

上段は、ラッパ、手持ち琴、竪琴、太鼓

上段側面左は、本を持つ合唱隊、右は巻物を持つ合唱隊

下段は、輪舞、ハープ、オルガン、タンバリン、祝いのシンバル と区画されている。

 

 は

せっかくフィレンツェを訪れたというのに 

この花の大聖堂の中には 入らなかったのです。

クーポラにのぼって フィレンツェの街を見下ろすことを優先して、

昇る途中、クーポラの根元の回廊から 

大聖堂内の小さくみえる観光客を 見下ろしただけでした。

なので、このカントリア 実際に見ていないんです! 

こんなのがあるなんて知らなかったんですもの。

ドォーモ脇のお店で この2枚の楽器カードをみつけたものの

 さて、これは一体どこの何 ? 状態でした。

帰ってから、図書館で↑この本をみつけ 

そこではじめて このカントリアのことを知りました。

残念! 

まだ いろいろな楽器を持った子供たちが たくさん いるのですね。

リベンジの機会があったら、このロッビアのカントリア・シリーズ

全部、カードで揃えたいものです。

 あっ、それから ドォーモの内部見学も 是非。

 

 


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