ブリューゲル 子供の遊戯
4823
4823 Pieter Bruegel d.A, T (1525/30
- 1569) Kinderspiele/Children's Games) 1560
2008・1・2入手 楽器
のカデンツ
ブリューゲルの子供の遊戯。
ウィーン美術史美術館で入手しました。
よく見ると この絵には
当時のフランドルの子供達の様子が あれこれ描かれていて とても楽しいです。
目を皿のようにして 楽器を見つけ
晴れてコレクションカードの仲間入りができました!
こちらの子です。
カードの中の どこにいるか わかりますか?
TV画面を撮影
一人で太鼓と笛を演奏しています。
でも このほかに もう一人いることを ↓ この本で教えてもらいました。
森洋子著 『ブリューゲル探訪』 未来社です。
TV画面を撮影
この子が持っているものも 音を出すものなのだそうです。
(ポストカード音楽会規定では 鳴り物は楽器とみなす♪)
カタカタ鳴らし という遊具は 本来 大人が使う鳴り物を 模倣している。
火の用心 とか 教会の鐘を鳴らさない四旬節の期間のミサの開始を知らせる
鳴り物であった。
これを手に取ると 意外に重く しかも街中響き渡るような 力強い大きな音がする。
これならば 子供達がどんなにその遊具を作りたかったか 気持ちがわかるようだ。
この拍子木は 19世紀オランダのタイル画にも描写されているので
ヨーロッパの子供達に人気の鳴り物だったのだろう。
それにしても
あんなに小さく描かれているのに、その子の楽器遊びを分析してくれてるなんて
この本 すご〜〜〜い。
ありがとうございます!!
<追記>
2015年1月 BSジャパン 『美の巨人たち』 ピーター・ブリューゲル 子供の遊戯
という番組で
ここには 総勢254人の子供たちが 91種類の遊びをしている様子が描かれている
との説明があり 森洋子氏も 出演されました。
そして なにより 楽器をもつ子供たちを ↑ こんなにアップに してくれたので
鮮明な画像を ご紹介することができました。
カードからでは とても無理だったので
この番組に 感謝です。
さあ 254人のなかから 楽器で遊ぶ この二人の子供を
是非 探してみてください!
/ポストカード音楽会 /楽器はどーこだ? 楽器ジャンル 画家索引 参考文献一覧