魔よけの飾り
2227
2227 U.ヤダムスレン 老いた吟遊詩人 1958年 79x59.5cm 紙にグワッシュ
モンゴル国立近代美術館蔵 C:JPS T.Sugiyama MODERN PAINTINGS OF MONGOLIA
2002・8・27入手 馬頭琴
のカデンツ
ご存知モンゴルの馬頭琴(モリン・チュル)です。
魔よけを願う馬の頭の飾りがついていて そう呼ばれます。
これは弓奏の弦鳴楽器に分類される民族フィドルです。
マール社 『楽器』 によると
民族フィドルは形や大きさは多種多様で
アフリカ、アジア、ヨーロッパで特に人気がある。
長いネックを持った足棒つきフィドルと、短いネックの二つの基本形があり
前者は中東、アジア、北部アフリカで、後者はヨーロッパでよくみられる。
とあり
馬頭琴は長いネックを持ったフィドルで、この絵では確認できませんが
どうやらほんのちょっとボッチのような足棒があるようです。
これぞあっぱれ! と思える馬頭琴のカード。
↓ こちらも おなじ展覧会でゲット。
2228
2228 Ts. ダヴァーフー 私たちの協同組合 1979年 132・5 x 102cm 綿布にグワッシュ
モンゴル国立近代美術館蔵 C:JPS T.Sugiyama MODERN PAINTINGS OF MONGOLIA 2002・8・27入手 馬頭琴
ネック先に生き物をかたどったものをつけ
魔よけを願う気持ちをこめている楽器をもうひとつ。
↓ は憧れの地・敦煌にのこされている飛翔天のひとりです。
中国版奏楽天使。
西岡信雄著 『楽器からのメッセージ』 音楽之友社 から
中国は敦煌のばっこう窟。 そうとう広い時代にわたる伎楽図の中に、
今は亡びた不思議な一弦琴の姿がよくあらわれる。
鳳凰の首を持ち スプーン状に湾曲した胴に一弦を渡した楽器
1308
1308 砂漠の美術館ー永遠なる敦煌 段文傑・楊同樂 「楡林窟第15窟前室窟項 伎楽飛翔天 復元模写」
2001・6・21入手 民族リュート
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