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おもわず耳をふさいで

 

 

1096

1096 James Ensor At the conservatoire 1902 Private Collection SABAM,Bruxelles & SPDA,Tokyo
,FROM ENSOR TO DELVAUX         2001.1.18入手  
アンサンブル

 

 

 

のカデンツ

 

耳をふさぐという行為は

そこに確かに 音が存在している という証拠です。 

さらに楽器があれば、それは音楽!

たとえ耳をふざぐほどのものだとしても。

 は このちょっと変わった画家アンソールのファンでもあります。

かなり変人風な絵ですが ユーモアがあるし なぜか惹き付けられるのです。

なにより アンソールは よく作品に楽器を描いてくれるんです。

1096 の  『パリ国立高等音楽院』 のカードも 

詳しくみれば見るほど、とても面白い絵。

言葉がわかりませんが

指揮者が燕尾服の先でなにやら文字を書いています。

 

 

 

 

このソプラノ(たぶん)歌手の楽譜には なんて書いてあるのでしょう。

 

 

つばを飛ばしながら合唱している人たちといい

 

 

ヴァイオリン奏者の顔といい

 

つい笑ってしまうカードです。

 

 

 


 

 

 

↓  1137 は コンサートマスター風の ヴァイオリン奏者が

アンサンブルのあまりのひどさに

思わず耳をおさえてしまった瞬間。

エプロンしてる女性も参加  しろうと集団の お楽しみサークルでしょうか。

この絵をながめていると  不協和音が 確かに聞こえてくるようです。

1137

1137 Olgemalde von Paul Meyerheim(?) um 1860 F52
Musilinstrumenten-Museum,Berlin Nachdruck Verboten  2001.2.20入手  
アンサンブル

 

 

 

 


 

 

こちらは ノーマン・ロックウェル の作品。

忠犬ワンちゃん 一所懸命がまんして ご主人様を 盛り立てています。

 

 3683

3683 THE MUSIC MAN   by Norman Rockwell  Oil on canvas
Top Value Stamps:  gift catalogue cover, 1966  
Photo courtesy of The Norman Rockwell Museum at Stockbridge,M.A.
2005.7.15入手  アンサンブル  

 

 


 

 

題名が ずばり 『不協和音』

 

5092

5092  Franz von Stuck 1910  
Syntonos−Farben auf Holz, im Originalrahmen nach Entwurf  von Franz von Stuck Museum Villa Stuck 
 2008.5.3入手  
パンの笛

 

耐え難い不協和音に このサテュロスの苦しそうな顔!

一説によると これは 前衛的音楽を風刺したものとか。

このカードは ミュンヘンにある ヴィラ・シュトゥック美術館で購入したのですが

その時一緒に このサテュロスが 海辺の岩の上に寝そべって 

うっとりとパンの笛を吹いているカードも購入。

 

ウィキペディアによると

 

シュトゥック (1863−1928) は  

画家 版画家 彫刻家 建築家 として 多分野で活躍。

1889年 パリ万国博覧会で金賞を受賞 

ミュンヘンに定住し 画家として活躍した。

神話に取材した寓意的な絵や 宗教画 肖像画を描く。

ミュンヘン分離派の創始者の一人でもある。

1895年からミュンヘン美術院教授  ヴィラ・シュトゥックを設計。

レンバッハ ベックリンの影響を受け 

教え子には パウル・クレーや カンデンスキーなどがいる。

社交界の中心人物でもあり 芸術家の王様と呼ばれた。

 

とあります。

あのヴィラ(現美術館)を 自分で設計したんですね。

もっとよく見てくればよかった。

なんか 暗い変な絵ばっかりだったので 

そんな人とも知らず カードだけ買って 出てきてしまいました。

 

 


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