もっとどこかに きっとなにか
2447
2447 Pauli EBNER EB-18
LUDOM Editions IMPRIME EN FRANCE ADAGP,Paris 1997
2002・11・26入手 シンバル
のカデンツ
ここで紹介するのは
の乙女チックな心を くすぐるカードです。
子供の頃のファンタジーな世界が再現されていて
カードを見ていると 一瞬にして幼い頃の気持ちに戻れます。
お人形は生きている と きっと あなたも子供の頃 思っていたでしょう?
↑ これはもちろん 復刻版のファンタジーカード (オリジナルものはお高いです)
シンバルをもった道化師のお人形がいます。
このお人形は よく海外のアンティークカードなどで
サンタさんのプレゼントの袋に入っていたりするので
あちらではポピュラーなものだったのでしょう。
ファンタジーといえば・・・
このカードに出会った日も ファンタスティックでした。
その日 クリスマスカードを探しに 足を伸ばして気になる街へ出かけました。
これを専門用語(?)で
フィールドワーク (出かけてカードを取得する作業) といいます。
何軒か心当りのショップをのぞき そこそこの収穫もありましたが
時間もたっぷりあるし、もっとどこかに・・・きっとなにか・・・
素敵なカードが待っているかも と
いつもは通ったことのない裏道を あてもなく歩いていました。
ふと お洒落な小さな看板が 細い脇道の角に立っているのを見つけ
その道を入って行くと そこには
心に描いていたとおりの すてきな雑貨屋さんがあり
たくさんの可愛いカードが 待っていてくれました。
ショップの女の子の話では オーナーが直接海外に行って仕入れてくるそうで
クリスマスに向けて カードは 今が一番充実しているんですよ、とのことでした。
ありったけ買い占めたい気持ちをおさえて 本命の楽器のあるカード 12枚と
楽器はないけれど、お気に入りを2枚だけ 選びました。
何のヒントもなく偶然みつけた奇遇さ!
もっとどこかに・・・きっとなにか・・・というのは
フィールドワークの時の の呪文なのですが
その願いが叶ったのですから
これはもう、カードの神様のお導きだったとしか思えませんでした。
2449
2449 Pauli EBNER EH-16 JORDAN
Editions France Papier Marie VIT ADAGP 1999
2002・11・26入手 シンバル
<追記>
その後 カードコレクターの先輩 A から パリのおみやげとして ↓このカードをいただきました。
おお、このマーブル柄の枠って、ひょっとしてシリーズになっているのかな?
3728
3728 Pauli EBNER EV-39 JORDAN
Editions France Papier Marie VIT ADAGP 1999
2005・8・25入手 宴祭り踊り
<追・追記>
エブナーさんの ”お人形は生きている” カードは その後も集まってきました。
シンバルの道化も 定番です。
3557
3557 (C) VG Bild Kunst. Bonn 1993 Pauli EBNER Puppen & Spielzeug Museum Rothenburg 2005・3・16入手 シンバル
7939
7939 Ref. 580 Pauli EBNER (c) ADAFP, Paris 2012 2014・11・22入手 宴祭り踊り
<追・追・追記>
↑ 冒頭のカデンツを書いたときの は
まだまだ若かったなあ と しみじみ思います。
もう今では あんなふうに 当てもなく街を歩く フィールドワーク なんて言葉は 死語に近い・・・
それで もしカードを見つけられなかったら どーーーっと疲れるだけですから。
でも フィールドワークをしなければ コレクションするスピードは 目に見えて落ちてきます。
そんなある日 偶然ネットで見つけた オンラインショップ!
おお パソコンって 居ながらにして 簡単にカードが入手できる魔法の箱なんだ・・・
最初は とても便利な反面 ん〜〜どこか違うかも という思いもありましたが
活用しだしたら それは想像以上の威力を発揮しはじめました。
自力では とうてい出会わなかったはずの 全国各地の作家さんのカードを 入手したり
西洋絵画の見たこともないカードや 一点もののカードなどにも 出会えました。
もちろん今でも あれこれお店をチェックしたり
美術展をチェックしたりするのは 楽しみですが
ネット上で素敵なカードを発見したときも 同じように 嬉しい!
フィールドワークの世界が広がった という意味で考えると
とても有難い時代になったと思います。
お値段も市販のものと差がないし
送料などは街に出るときの交通費と考えれば同じこと。
では
初・ネット購入記念の ファンタジーカード(復刻版)をご紹介しましょう。
LD のサインは リア・ド−リング Lia Doring さんだそうです。
カードにはない情報が きちんと添えられているのも 嬉しい!
7430 7431
7430 7431 Made in Garmany 2014・2・2入手 マンドリン
<追・追・追・追記>
街に出かけることより ネットのオンラインショップに すがりがちな昨今でしたが
久々に 正統・フィールドワークの醍醐味を味わい 歓喜しましたので
ここに記しておこうと思います。
滅多にない 大ヒット!
その日 当てもなく という訳ではなかったのですが 目的地に向かって歩いているとき
そういえば昔 このあたりに カードも少し置いていた洋書店があったのを 思い出し
大通りから一本入ったそのお店を かれこれ十数年ぶりに覗いてみることにしました。
あの〜ポストカードって 置いてありますか? 楽器のカードを集めてるんですけど・・・
と ダメモトで 親切そうな若い女性スタッフの方に訊いてみると
そうですねぇ〜今あるのは こんなものだけですけど・・・
と 店内をあちこち探して出してきてくれたのが ↓ こちら。
Jean-Jacques Sempe Musicians
と書かれた黄色の箱に入った 24枚入りセットです。
このサンぺさんのカードは コレクション初期に 16枚ほど入手していて
ジョークがある楽しい絵なので 昔から よく眺めていたお気に入り。
それ以降10年くらい サンぺさんカードとはご無沙汰でしたので
本当に久しぶりの出会いです。
わ〜〜これ全部楽器のカードなんですか? と中を見せてもらうと
24枚のうち 4枚はコレクション済みでしたが
あとの20枚は エントリーできます。
やったぁ〜〜〜!!
こんなおしゃれな箱入りセットがあったなんて・・・
しかもちょっと箱に汚れがあるためか セールになっていて
そのお値段は なんと たったの 1080円!
このホームページを立ち上げた ほんの数日後のことでしたので
これはきっと カードの神様からの贈り物かも と嬉しくなり
もっとどこかに・・・きっとなにか・・・という呪文を
久しぶりに そっと つぶやいてみました。
<追・追・追・追・追記>
サンペさんの ↑ ミュージシャンのセットを入手したのは
2014年11月のことでした。
それ以降 出会うことなく また月日が流れました。
2018年夏
二年ぶりに パリを訪れ パサージュ・パノラマを歩いていたとき
古書なども扱っている角のお店に 三つのスタンド・ワゴンが出ていて
そこに サンペさんのカードが た〜〜くさん 並んでいたのです。
そっか サンペさんて なんとなく勝手に思っていた アメリカ人ではなく
フランス人だったんだ と 改めて認識しました。
サンペさんだけではなく 他の楽器カードも あります。
しかも 8枚買うと10ユーロ と書いてあったので
本当は25枚買いたいところを 一枚減らして 24枚 選びました。
会計にいくと 店主のおじさんから あと一枚で24枚だよ と言われ
えっ! 23枚だったの?
だったら もちろん あのサンペさんのカード買う!! とワゴンに直行
迷わず 追加したのが ↓ こちらのカード。
9579
9579 Image Republic The New Yorker 2018・7・3入手 楽器
店主のおじさんには
8枚 10ユーロ という文字に惹かれて
一枚 あきらめようとしてたんだ ということが バレバレ(汗)
なんでパリまで来て こんなに せこいんだろ? 自分。
・・・で
なぜ このカードを あきらめようとしたか というと
コレクション初期の頃から ↓このカードを 持っていたからです。
1912
1912 Jean-Jacques
Sempe Saxo tenor de Washihgton Square 2001 Sempe
Editions du Desastre 2002・4・18入手 楽器
これは ザ・ニューヨーカーの表紙になったものだったのですね。
こういうのこそ コレクターなら 好んで収集するはずのものなのに
8枚10ユーロ の文字に惹かれたなんて・・・
一体 何年 コレクターをやっているんでしょう??
それはともかく
パリで サンペさんのカードを見つけたのは 今回が 初めて。
ザ・ニューヨーカーの文字入りカードが 全部で6枚
普通のカードが5枚 計11枚です。
1932年 ボルドー生まれのサンペさん まだご健在のようです。
再ブームが起きているのでしょうか?
だとしたら
日本でも・・・ きっと どこかで・・・ わくわく!
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