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最後の審判のラッパ

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２２３３　Michelangelo(1475-1564) The Last Judgement Cappella Sistina MUSEI VATICANI CS 26-Sistina
Edizioni　MuseiVaticani　　　　　　　２００２．９．２入手　　　天使のラッパ

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383 Peter Paul Rubens(1577-1640) The Last Judgement 1615/16 Oel auf Leinwand,610/460cm Munchen,
Bayerische Staatsgemaldesammlungen Alte Pinakothek inv.-Nr.890 VD 787 C:Hirmer Veriag,Munchen und Vontobel,
Feldmeilen/Zurich　Printed in Switzerland １９９９・１２．１０入手　天使のラッパ

のカデンツ

最後の審判の絵を展示しました。　

二大巨匠　　ミケランジェロ　と　ルーベンス　です。

およそ宗教とは無縁の　ですが

西洋絵画を知るには、どうしてもギリシャ神話と聖書を勉強しなければならない

ということは理解できます。　

本当にたくさんの題材が登場しますので。

といっても、なかなか　とっつきにくいものですので　勉強するにあたって選んだ本は

視覚デザイン研究所発行の漫画イラスト入りの楽しい本たちでした。

ギリシャ神話は　『ヴィーナスの片思い』

聖書は　『マリアのウィンク』

美術館に住む天使たちについては　『天使のひきだし』

どれもこれも､なんておしゃれな題名でしょう。

中身もたいへん役立って、のカデンツ　でも

しばしば引用させていただいています。

では　『オレたちに明日はない？』　は、何についての本だと思われますか？

そう､黙示録！

　　どうです？　　題名だけでも　いっぺんに

このシリーズ本のファンになるでしょ？　

　では、本題に入ります。

最後の審判の絵は､どれも大作ぞろい。　

たくさんの登場人物が描きこまれているのですが

よーく探すと、必ずどこかで天使がラッパを吹いているはずです。

前述の　『天使のひきだし』　から引用しますと､天使のしごと　というところに

『天の雲に乗ってイエスが再来し､いよいよ最後の審判が始まる。

ラッパを天使が吹き鳴らすと､死んだ人々も最後の審判を受けるために蘇る。』

とありまして､天使のラッパが審判を受ける重要な合図になっているのです。

つまり最後の審判の絵（カード）を見る（買う）ときは

どこかに必ずラッパがあると考えてよいかと思われます。

しかし例外はなんにでもあり、

ある日街で、リスボンの　最後の審判のカードを見つけた時

店内が薄暗くて　ラッパの確認はできなかだったものの

最後の審判には絶対ラッパがある！と　確信して買い求めたところ

帰宅後　いくら捜しても見つからなかったのです。

あんた、もぐりじゃないの？　

と　ついカードに八つ当たりした　　でした。

↑　　この二人の巨匠の　由緒正しい　最後の審判　には、

細長いラッパを吹く天使が　ちゃ〜〜んと確認できます。

＜訂正＞　

↓　こちらが　前述の　リスボンの　もぐりの最後の審判　のカードです。

2615

2615　UNBEKANNTER MEISTER Das Jungste Gericht, um 1540
Convento de Sao Bento de Saude, Lissabon
Serie 318 Museu Nacional de Arte Antiga, Lissabon 　Karte 6 von 10 Bestell-Nr : 318/6
２００３・４・１１ファイル　　　　　天使のラッパ

その後　執念で何度も何度も見直した結果

　ついに　ラッパを吹く天使を発見しました。

もう嘘みたいに小さく　薄く　左上後方に描かれていたのです。　

マリア様の後ろの人たちの　そのまた後ろの金色の塊の　中です。

これです→　　　 　わかりますか？

　ほら、うっすら白く繊細な　天使の吹く　細長いラッパが・・・ね！

＜格言＞

最後の審判の絵（カード）には　どこかに必ずラッパがあるのであーる。

さらに集まってきた　最後の審判　のコレクションカード　を別室に展示します。　

格言の正しさ　をご確認ください　→　別室　最後の審判

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