ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会
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8629 RENOIR ピエール・オーギュスト・ルノワール 『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』
1876年 油彩/キャンヴァス 131.5 x 176.5cm
オルセー美術館 2016・6・2入手 宴・祭り・踊り
のカデンツ
ルノワールの 『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』 は
オルセー美術館で 何度も観る機会がありました。
そのたびに 顔をくっつけるようにして どこかに楽器がないか探しました。
ダンスをしているんですもの 絶対音楽が鳴っているはずでしょ と思ったのですが
なんとも微妙で 楽器と断定できるほどの発見には至りませんでした。
日本人が だぁ〜〜〜い好きな ルノワール!
このHP作成の技術面をサポートしてくれている顧問も
ルノワールが 一番好きな画家とのこと。
さて 2016年4月
そんな ルノワールの代表傑作ともいわれる 『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』 が
ついに 日本初上陸&初公開 されることになりました。
これは 事件でした!
というのは この展覧会が開催される直前の とある日
地下鉄・乃木坂駅の改札口を出たすぐのところの壁に 思わぬ大発見をしたからです。
そこには
『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』 を ものすごく大きく拡大した
↓ このパネルが で〜〜んと掲げられていました。
うわぁ! あそこに ちゃんと 楽器があるじゃない!!
その部分に 思い切り スマホを近づけて 撮影してみました。
↓ いかがでしょう?
後方 中央やや左より 白いポールが 縦に立っているあたり。
(ちなみに 横の黄色がかった白い線は 地下道の蛍光灯がパネルに反射して写ったもの)
これは どうみても 楽団が演奏していますよね。
黒服の人が 座って ヴァイオリン弾いてますよね、 ね!
パリでは 判明しなかった このバンド演奏。
日本に初上陸を果たしてくれたおかげで こんな大きなポスターになり
ついについに 『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』が
このポストカード音楽会に めでたく エントリーできたのです。
ばんざ〜〜い♪
8630
8630 RENOIR ピエール・オーギュスト・ルノワール 『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』 部分
1876年 油彩/キャンヴァス 131.5 x 176.5cm
オルセー美術館 2016・6・2入手 宴・祭り・踊り
これは 二人の女性をアップにしたカード。
このカードには 左上の一角に 少しだけ入っています。
でも ヴァイオリン奏者かどうかは 微妙ですよね。
実物の絵でも この程度だったような。
なので あの巨大拡大ポスターには 感謝!感謝! なのでした。
当時 ムーラン・ド・ラ・ギャレット は
モンマルトルの風車小屋(パンの材料となる小麦を挽いていた)を改造した
野外ダンスホールでした。
↓ 現在のムーラン・ド・ラ・ギャレットは こじんまりしたレストランになっていて
あんなに遠くにバンドがいる野外ダンスホールの面影は ありません。
2014年6月 撮影