札幌圏のカウンセリング

札幌|のっぽろカウンセリング研究室
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子どものカウンセリング



 札幌に住んでいるといろいろな情報が入ってきて、こんなときはそこに、あんなときはあそこに相談すればよいと、あまり不自由しないものです。しかし、自分の子どものことを相談したい、カウンセリングをどこで受けたらよいのか、このような児童向けの心理相談室を探すとなると、なかなか見つからないものです。

 私の「のっぽろカウンセリング研究室」では、残念ながら設備上の問題があり、子どものカウンセリングは行っていません。けれども、私の勤務校にはこころの相談室があり、児童や思春期の子どもたちに関する心理相談を行っています。まあ、このページは私個人のホームページですから、大学の宣伝をするつもりはないのですが。というわけで、お隣の江別の大学も紹介しておきます。札幌で子どものカウンセリングを行っている心理相談室をお探しの保護者の方々は、以下にご紹介します。



北星学園大学 北星こころの相談室
札幌市厚別区大谷地西2-3-1
TEL: 011-802-3822

札幌学院大学 心理臨床センター
江別市文京台11番地
TEL: 011-386-8111



 さて、本題に移りましょう。子どもには様々な心の問題や、適応問題が降りかかってきます。たとえば、不登校(登校拒否)、ひきこもり、対人恐怖、いじめ、家庭内暴力、非行、チック、夜尿、場面緘黙、過食や拒食といった摂食障害、不安、抑うつ、その他です。

 もちろん一番苦しいのは子ども本人でしょう。しかし、その姿を見守る保護者の方々も、どうすればよいのか分からず、心を痛めるはずです。親も子もたいへんな状況に追い込まれるわけです。

 このように考えると、子ども本人のカウンセリングと並行して、親が子どものことで相談して少しでも安心感を得ることが大切になってくるでしょう。保護者の立場からすると、自分が子どものことでカウンセラーに相談することと、児童自身がカウンセリングを受けることが同時に行われるのであれば、おそらく望ましいことなのかもしれません。

 小さな子どもに対するカウンセリングは、通常は遊戯療法のかたちをとります。言葉のやり取りがまだ十分ではないので、遊びのなかで回復を図るのです。思春期くらいになると、もうある程度自分のことを言葉にして語れますから、対話式のカウンセリングでもよいかもしれません。ただ、喋るのが苦手であれば、描画や箱庭などを使った芸術療法がおこなわれる場合もあるでしょう。

 保護者に対するカウンセリングは、さまざまな助言を中心に行われるかもしれません。コンサルテーションと言いますか。もちろん、カウンセラーがじっくりとお子様に関する心配事を聞かせていただいた上でのものです。場合によっては、保護者本人の本格的なカウンセリングが始まるケースもあるでしょう。たとえば、母親本人のこころの葛藤があり、それが子どもに少なからず影響を及ぼしているのではないかと考えられる場合です。もちろん、保護者本人が望まないかぎり、そのようなカウンセリングということにはならないでしょうが。

 札幌で子どものカウンセリングを受けたい、けれどもどこに行けばよいのか分からないという方は、まずは子どもの学校に顔を出しているスクール・カウンセラーに相談してみるのもよいでしょう。もちろん、そのスクールカウンセラーにカウンセリングを受けてもよいのですが、さまざまな事情で学校で受けられないということになれば、学校の外部機関を訪ねて下さい。

 子どものカウンセリングを札幌市で行っている相談機関は、実は少なくありません。子どものことで気がかりなこと、心配なことがある保護者の方は、どうぞお気軽にご相談してみてください。



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