mouthpieces
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Otto Link
Tone Edge
Bobby Dukoff
Super Power Chamber
Lawton  
BB
最初のマウスピー スは勿論、セルマーC。でも、ウェザーリポートのショーターに憧れ、大学1年生の頃に6☆、その後9 を購入。やはり柔らかい音色と、ジャズの伝統を感じさせる渋さと、少しヒネた様なニュアンスがたまらない。初心者にも向いている。レコーディングではCD 「ウエザー・アイズ」に9を使用。息が相当必要なので、今聞くと少し無理してるなぁ・・と感じてしまう。
フュー ジョン全盛期の時代、みんなが憧れたMP。パリッと乾いたエッジの効い た音色。ロック系の派手な音楽にも向いているし、こういう音で、ビバップをバリバリ演奏するのが70年代ブレッカーの様で、当時はヒップだった。いつもの 自分に飽きた時、ついつい試してみたくなる浮気のお相手。
80 年代後半、ブレッカーがデュコフからガーデラに移行したが、真似したくても高価でとても手が出ず、リンクのメタルとデュコフ の中間という事で、当時、比較的安価で買ったブツ。低音が出辛いので、クロッシュの島田氏に中身をリンクの様に広く削ってもらい、音色も比較的渋くなっ た。天野丘のCD「スイート・デリュージョン」、クアドラ「お茶の間的にどうよ?」などで使用。他のアルバムに比 べると僕としてはかなり派出目なサウンド ではある。
 
Otto Link
Super Tone Master
Otto Link Yanagisawa
写 真のものはバークリー時代にジョージ・ガゾーンから購入したもので、なんと10番!それ以前から、リンクのメタルの音はコルトレーンの影響で大好きだっ た。数本持っていたのに今は処分して手元に無いから残念。このリンクはおそら く70年代のもので、比較的明るいサウンドがする。色もシルバーなのを見ると、かなりデュコフの人気に圧されてフュージョン用に設計された様に思える。と にかく、 でかすぎて吹けない。(苦笑)
骨董品。おそらく 1930年代のもので、ベン・ウエブスター などが愛用していたモデル。ロウトンの様にリガチャーが一体型となっている珍しいデザイン。音量は望めないが、ハスキー・ボイスは常に魅力的。どの音域で どう吹いてもサブトーンの様なエロい音(笑)がする。よって、パワープレイにはあまり向かない。CD「ジャズ新鮮 組」において使用。
リンクのラバーを 使用していたが、サイズが合わなくなり、それに変わるものを 探していて見つけたMP。現行のリンク以上に昔のラ バーっぽい音色。ただ、少々硬めの音なので、クロッシュ島田氏に中を削ってもらった。それにより低音も かなり出安くなっ た。胴が太いので純正のリガチャーじゃないと入らない。全体的なバランスが良いのでかなり気に入っている。「フューチャー・スイング」「ビー・ウォー ター」など最も多くのアルバムで使用された。
 
Selmer Lebayle Soprano MP
とある楽器屋の閉店に伴い安価でゲット。 かなり渋めの音で、1音にかけては天 下一品。ただ、全体としてみるとバランスが悪く、ピッチを取るのも難しい。音が全て前に飛んでいく感じで、良く言えば凄く「遠鳴り」する。悪く言えば全く モニターが出来ないので、ライブ中に客観的に自分の音を聴いてコントロールするのが非常に困難。いわゆるビンテージものかも・・。でも、僕は自分に合わせ て改造してしまったので価値は無いかも。 フランス製の新しいMP。ラバーを吹き続けてきた僕の耳にもダークで柔らか く、吹奏感も非常に心地良い。僕のテナー、M-6とも非常に相性が良く、全ての音域で同じように鳴らすことが出来るし、ピッチに対するストレスから簡単に 開放された。純正のリガチャーは上締めで、リードを下から前2・後1の計3つの点のみで支える、リードの振動を最大限に引き出す設計。全体的に綺麗に鳴り 過ぎる感が有るので、癖は無いが好みも分かれる可能性アリ。 ソプラノ・サックスのMP。
現在、主に左のヤナギサワを使用中。「ビー・ウォーター」「ビーツン・カラーズ」はこのMPを使用。ヤナギサワは柔らかく温かいラバー独特の音色がする。 「ウ エザー・アイズ」「フューチャー・スイング」では右のヴァンドレンを使 用。ヴァンドレンの方が、比較的少し硬めの音質で透明感 を表現するのに向いている。
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