各種記録


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☆東京近郊の渓谷(2012.9.17)

  学生を引率して泊まりがけで秋川渓谷の養沢に行ってきた。JRの武蔵五日市駅から車で15分、バスだと20分ほどの場所である。全員で宿の車で一往復したのだが、駅前で済ませる用事ができたため、私一人だけ中座し、バスで往復したため、私一人だけ二往復した。養沢から五日市へ出るバスは小さな乗り合いバスであり、乗りきれないほどの乗客がいた。ほとんどがハイカーである。またバスは通常の車のルートと少しだけ違ったルートを通り、秋川渓谷瀬音の湯に止まる。ここでも大勢乗客が乗り、乗り切れない乗客が次のバスに回された。もっともこのような小さなバスだけではなく、五日市駅前を出るバスには大型のバスもあった。瀬音の湯へ向かう引き込み道路は駐車待ちの車で一杯であった。

 このようにこの渓谷は観光客であふれていたが、自然環境はすばらしい。森林が広がり、渓谷を流れる水の音が響いていて森林浴の条件が整っている。また有料のマス釣り場があった。

 宿泊施設にはオーケストラの一団が泊まっており、練習ができる場所がある。もっともその一団は我々と入れ替わりで帰ってしまった。この宿はそのような音楽関係者には知れ渡っている宿だったようだ。貸してもらった部屋は30畳もある大部屋で、今回は男だけだったこともあり、宿泊は一部屋ですんでしまった。

 秋川渓谷は東京都なのだが、埼玉県からも近い。川越からは川越線に乗り、拝島で乗り換えるとすぐである。このルートの沿線はのんびりとした里山や雑木林の風景が続く。首都圏にもこのような空間が広がっていることがわかった。

 こうした渓谷は首都圏近郊にはたくさんあるようで、例えば坂戸市のホームページにもモデルハイキングコースが紹介されている。その出発地はJRの高麗川駅だが、ここには学生時代にゼミの同級生と来て一泊したことがある。こうした里山地帯の外側に山岳地帯があり、秩父多摩甲斐国立公園となっている。ここまで行くとハイキングのレベルを超え、登山レベルになってしまう。首都圏近郊のハイキングコースはゴルフコースと併存しているようである。自然の恵みをゴルファーだけに与えておくのは惜しい。一般人の利用が望まれる。