各種記録


トップページ・・・経歴・・・著作目録・・・著作訂正・・・各種記録(目次)・・・(各ページに移る)

☆東北新幹線、東京―新青森間初乗車(2012.1.1)

  東北新幹線の八戸―新青森間が開通し、東京―新青森間が新幹線で結ばれてから1年経つが、東京―新青森間の新幹線を利用する機会がないまま過ごしてきた。しかし、昨年12月に初めて乗車する機会を得た。このときは往復の利用であった。正月休みの帰省客ラッシュの状態はテレビで報道された通りだが、出かけたのは帰省ラッシュが始まる前であり、相当すいていた。特に仙台ー新青森間は乗客が少ないように思われた。乗客の増加のためには函館開業が待たれるというところであろうか。

 東北新幹線の東京―新青森間を走行する「はやぶさ」はグリーンの落ち着いた色合いで好感が持てる。駅の改札口に切符を通すと座席の利用状態が記録され、車掌に伝わるようで、検札は省略されていた。これは従来の東京―八戸間のときと同じだ。

 新青森駅では結構まごまごし、お上りさん状態であった。今回は最終の目的地点が在来線の青森駅であったのだが、新幹線は新青森に到着するので、新青森―青森間を乗り継がなければならない。新青森駅に到着し、手洗いに行っている間に在来線の列車が発車してしまった。トイレは新幹線に乗車中に済まし、新青森駅に着いた後はひたすら乗り換えホームに急がなければならないようだ。

 手元の切符は青森着なのだが、新青森―青森間の連絡列車は特急が多い。これは困ったと思い、普通列車の発車時間まで1時間も待たなければならないと覚悟を決めて待合室にしばらくいた。その後、思い直し、特急を利用して早く青森へ行こうということでホームに行き、発車間際の特急に乗車した。近くにいた駅の職員に聞いてみたところ、新幹線利用者は、新青森―青森間の特急列車の自由席に乗って良いということであった。帰りの青森駅でも、新幹線の接続利用のために特急自由席を利用するよう、アナウンスが流れていた。このような事情を知らない乗客は相当まごつくのではないかと思った。

   私はかつて弘前市に住んでいたのだが、その折りには弘前―盛岡間をバスのヨーデル号で往復し、盛岡―東京間の新幹線を利用することが多かった。一時期は新幹線の回数券を持っていたほど利用した。そのときと比べると、弘前在住者は便利さが増したようだ。しかし、新青森駅から弘前方面への接続にはやはり問題があるように思われる。

 12月末の青森市は雪が降り続き、久しぶりの大雪になりそうな雰囲気であった。こうしたなかで、スタッドレスタイヤを装着した自動車が間断なく走り続けている。寒気はそれほど強くなく、ラジオのローカル放送ではスキー場の案内が流れていた。弘前大学に赴任した最初の冬は大雪であったため、スキーのセットを買い求め、アパートの室内でスキーを履いて、窓から外に出たことがあった。アパートの窓の外はリンゴ畑だったのだが、今ではそこは住宅地になっている。冬の青森にも楽しみは多くあるので、多くの人に訪れてもらいたいと思う。