● 2022年度のレッスン日記
''22/1/9(日)
■ 練習曲
ベーム 24のカプリスより
No.16:Andante cantabile
・♭7個の難解な練習曲、嬰イ短調(A♭ minor/ As moll)の練習曲
こんだけ♭が付いていると、音色的にエビツになりやすいので注意。
今日は、最初の、8小節だけ吹いてみた。
ドとミにも♭が付くので最初はやはり譜読みが大変。
曲調自体は、アンダンテ・カンタービレで、哀愁を帯びた好みの曲想なので、
気持ち良く吹けたと思う。低音も響いていた。
■ デュエット曲
「Selected Duets for FLUTE VOLUME U」より
ドゥヴィエンヌ作曲 「SONATA No.3」
No.7 第1楽章 Allegro
・この、RUBANK出版のデュエット集「Selected
Duets for FLUTE VOLUME U「Adbanced]」は、
フルートを始めて最初の頃にやることが多いらしいが、(まあVOLUME
T[Easy]からだが)
このデュエット集は、すり抜けて、やったことがなかった。
ドゥヴィエンヌを吹いていたので、その流れで、No.7の、ソナタから吹くことになった。
優しく明るい曲調で、音並びも、そんなに難しくないので吹きやすく、この第1楽章は、OKになる。
''22/1/16(日)
■ デュエット曲
@
「Selected Duets for FLUTE VOLUME U」より
ドゥヴィエンヌ作曲 「SONATA No.3」
No.7 第2楽章 Allegro vivace
・かなりゆっくりテンポだったが、難なく完走。okになる。
この曲も、そんなに難しくなく、調子今一な自分にとって適当な曲だと思う。
■ デュエット曲
A
「Selected Duets for FLUTE VOLUME U」より
Tow Duets レイエ作曲 「SONATA
No.1」
第1楽章 Adagio(in eight)
・フランスの作曲家「レイエ」の、易しめの楽曲。
完全に初見だったが最後まで完走okになる。
in eightとは、8分取りの意味。
''22/1/23(日)
■ デュエット曲
「Selected Duets for FLUTE VOLUME U」より
Tow Duets レイエ作曲 「SONATA
No.1」
第2楽章 Allgro
・これも音域的に吹きやすく易しめの楽曲 OKになる。
転調を何度もしている(コード進行:Am→ C → Am→ Dm→
F→ Gm→ Am)ので、その調性感を味わえると良い。
■ J.S.バッハ: 「ソナタ ホ長調 BWV1035」
第3楽章 Siciliano
・6/8拍子のシチリアーノだが、符点4分音符を1拍にカウントして吹いている。
その場合、符点8分の長さが不正確になり易い(短めになる)ので注意が必要。
あと大きく1小節2拍でカウントしているのだが、その途中の基本となる、8分音符の細かいカウントも
同時に意識してカウントし、吹けると良い。
''22/1/30(日)
■ 練習曲
ベーム 24のカプリスより
No.16:Andante cantabile
・♭7個の難解な練習曲、嬰イ短調(A♭ minor/ As moll)の練習曲
今日は、髪型を変えてリフレッシュして来たせいか、気分がオープンになっていて音色も
比較的安定していたと思う。こんな日もあるんかいなと思った。
下譜例の、赤丸で囲んだ音符は、DではなくD♭なので前後共々運指がやっかいだ。
最初のEは右手小指を離して発音すれば音色は犠牲になるが、D♭キーへの移行がスムースに行く。
これ以降は、この小節内に限りD♭キーを押さえぱなしにして発音すれば少しは楽になる。
この楽曲は、これで一応OKになる。
■ J.S.バッハ: 「ソナタ ホ長調 BWV1035」
第4楽章 Allegro
assai
・3/4拍子の風変わりな曲想の曲と感じた。
3拍子なので1小節1拍取りでいけそうだが、この曲は無理がある、4分1拍でカウントする。
アーティキレーションは先生に書いてもらった。
またトリルもトリルでなく、ターンで吹くように指示を受けた。
今日は、時間が無く触りの部分だけ吹いて終わった。
'22/2/6(日)
■ デュエット曲
「Selected Duets for FLUTE VOLUME U」より
Tow Duets レイエ作曲 「SONATA
No.V」
No.2: 第1楽章 Largo
・これも吹きやすく易しめの楽曲
ただ、2nd FLとの曲の構成が解かってないと途中で何を吹いているのか分からなくなる。
メロディを吹いている時は、他のパートは、裏メロかオブリガード的なフレーズを吹いている感じで
進行する。音がずれて重なるところは不協和音になるが、その先で必ず綺麗にハモッテ解決。
■ J.S.バッハ: 「ソナタ ホ長調 BWV1035」
第4楽章 Allegro
assai
・今日も少しだけ前半部分を吹いてみたが、未だ十分に馴染めてない感がある。
'22/2/13(日)
■ デュエット曲
「Selected Duets for FLUTE VOLUME U」より
Tow Duets レイエ作曲 「SONATA
No.V」
No.2: 第1楽章 Largo
・先週は雪の影響もあってスタジオでの個人練習を、さぼっていたので1週間
吹いてなかった。
それに最近はコロナ対策で、レッスン室への入室前に空き部屋での音出しが禁止された
為に、十分なオーミングアップが出来ないことと重なり、音出しまで不安だったが、
心配するほどでなく、割と最初から調子よく音が出た。
・曲の構成は先週理解したが、トリルの吹き方に注意を受けた。
レイエはバロック時代の作曲家なので、バロックのトリル様式に従う。
前打音は必ず付ける。
それと今回出てくるのは全て、符点4分のトリルなので次の様に考えると吹きやすくなる。
まず、符点4分を8分3つに分割して考える。
最初の8分のタイミングで、前打音を吹き、次の8分のタイミングで、トリル
さらに次の8分のタイミングで、音を伸ばす。
・この曲はOKになる。
■ 練習曲
ベーム 24のカプリスより
No.17:Allegro
・ホ長調(E major/ E dur)の練習曲
冒頭からの4小節だけ吹いてみた。
何となく奇妙な感じを受ける曲調だが、高い頭の音がメロディになっているのと、基本のコード
の後に、減和音のような響きのコードが出てくるのが特徴的である。
来週に続く。
■ J.S.バッハ: 「ソナタ ホ長調 BWV1035」
第4楽章 Allegro
assai
・今日も少しだけ前半部分を吹いてみた。
先週よりは曲の構成も分って来て楽に吹けたような気がした。
'22/2/20(日)
■ 練習曲
ベーム 24のカプリスより
No.17:Allegro
・ホ長調(E major/ E dur)の練習曲
殆ど最初の数小節しか練習してなかったが何とか指はついていった。
下譜例は、中間部の奇妙に揺らめく感じのフレーズ。
ラに#が付くパターンが多いので、ブリッチャルキーを適時適応した方が吹きやすくなると思うが
今日は、この部分初見だったので全てブリッチャルキー無しで吹いた。指がバタバタして吹きにくかったが
なんとかなった。
■ デュエット曲
「Selected Duets for FLUTE VOLUME U」より
Tow Duets レイエ作曲 「SONATA
No.V」
No.2: 第2楽章 Allgro
・最初のテーマは、Fで始まるが、これが[U]では、Cになり、[V]では、D、[W]でFに戻る。
この移調感を味わって吹くとよい。
16分も時折出てくるが比較的吹きやすくOKになる。
■ J.S.バッハ: 「ソナタ ホ長調 BWV1035」
第4楽章 Allegro
assai
・中間部を吹いてみた。
ベタで吹くと何を吹いているか分からなくなる。
骨格となる音が必ずあるので、それを先ず吹いてみる。
その他の音は小さい音でかまわない。
'22/2/27(日)
■ 練習曲
ベーム 24のカプリスより
No.17:Allegro
・ホ長調(E major/ E dur)の練習曲
中間部後半の、16分1つズレのアーティキレーションを吹いてみる。
次第に音が高くなりインターバルも広がってくるので、リズムと共に、そんなに簡単ではないが、
何とか吹けた。
■ デュエット曲
「Selected Duets for FLUTE VOLUME U」より
Tow Duets レイエ作曲 「SONATA
No.V」
No.2: 第3楽章 Vivace
・2/4拍子だが、1/2拍子で吹く。
ガボット風な曲で割と易しく初見だったが最後まで完走しokになる。
「Selected Duets for FLUTE VOLUME U」より
Tow Duets レイエ作曲 「SONATA
No.V」
No.2: 第4楽章 Vivace
・これも割と易しく初見だったが最後まで完走しokになる。
■ J.S.バッハ: 「ソナタ ホ長調 BWV1035」
第4楽章 Allegro
assai
・後半部を吹いてみた。
ここでもトリルが出てくる。
このトリルは、ミが#なので、#ソ・#ファ・#ミ・#ファのターンになる。
'22/3/6(日)
■ 基本練習
今日の冒頭は、タンギング無しで、腹(腹筋)を使って「ハッハッ」と音を短く切る練習になった。
アルテをやっている時に出てきたように思う。
またビブラートの初期段階の練習としても取込んでいた期間はあったが、ここ数年は全くやってない。
年齢を重ねると息圧が弱くなってくる反動で、逆に無駄吹きをしてしまい音を壊しす方向に行きがちになるそうだ。
自分は元々息は強い方だが、腹筋を上手く使っているかと言うとそうは言えない。
この以下を吹く前の数分の基本練習ではあったが、多少なりとも効果はあったようで、音が暴れることが
なくなったような感じがした。
■ 練習曲
ベーム 24のカプリスより
No.17:Allegro
・ホ長調(E major/ E dur)の練習曲
34小節目から最後まで吹いてみる。
最初の繰返しのようなフレーズが続くが、やはりベームの練習曲は指が大変。
それでも何とか完走。okになる。
■ デュエット曲
「Selected Duets for FLUTE VOLUME U」より
Seven Duets フュルステナウ作曲
No.1: Andante cantabile
・ロマン派の作曲家。
ゆっくりしたテンポで、歌うように気持ち良く吹けたと思う。
'22/3/13(日)
■ デュエット曲-1
「Selected Duets for FLUTE VOLUME U」より
Seven Duets フュルステナウ作曲
No.1: Andante cantabile [in four]
・先週はソロで吹いたが、今日は2ndと共にデュエットしてみた。
この曲は表題にあるように[in four]なので、8分音符1拍に数えて、1小節4拍で吹いた方が、
吹き易い。
ロマン派の曲らしく綺麗にハモッテいたと思う。okになる。
■ デュエット曲-2
「Selected Duets for FLUTE VOLUME U」より
Seven Duets ハンス・ケーラー作曲 SONATINE No.X,FROM
Op96
No.2: Adagio
・練習曲集で、お馴染みの「エルネスト・ケーラー」とは別人。
ハンス・ケーラーは、ロマン派の作曲家でドイツ生まれ。
この曲「6 SONATINES FOR TWO FLUTE OP.96 2本のフルートのための6つのソナチネ」
の中の5番目の曲。
以前やってたルイス・モイーズ改訂・注釈のデュエット曲集の中にも1曲入ってた。
「Sonatine for Two Flutes」という曲だった。
・さして難しくはなく吹き易い曲だった。これもokになる。
2楽章の、Allegroも吹いたが後半ちょっと難しい部分があって、来週に持ち越しとなった。
■ J.S.バッハ: 「ソナタ ホ長調 BWV1035」
第4楽章 Allegro
assai
・通しで吹いてみた。
気分が乗ってたせいか、あまり細かいことは気にせず思い切り吹けたと思う。
これで一応、BWV1035はokとなった。
後「Barenreiter」出版の「BACH曲集」でやってないのは、1曲だけになった。
「フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV1034」を来週からやることになる。
先生いわく、この曲が一番難しいらしい。
'22/3/20(日)
■ 練習曲
ベーム 24のカプリスより
No.18:Allegro
・嬰ハ短調(C# minor/ Cis moll)の練習曲
いきなり最低音付近から始まるので吹きにくいが、この部分ゆっくり吹いて後半から元の
テンポに戻して吹いてみた。
殆どが刺繍音の連続だが、調が難しいので譜を読むのが大変。
音的には、レッスンが始まる前に先生が、私の楽器の頭部間・歌口のエッジ(壁)部分を
銀磨き系のクリーナーで掃除してくれたせいか明るく通る音になってたの比較的気持ち良く
吹けた。
しかしこの曲の後半には、今迄で#の数が一番多い(7個:C調の全部の音が半音上がった調)嬰ハ長調
に転調する。
個人練習ではまるっきし吹いて無かったので、ここでつまずく。
来週に持ち越し。
■ J.S.バッハ: 「ソナタ ホ短調 BWV1034」
第1楽章 Adagio
ma non tanto
・レッスンでは始めて吹くが通しで吹いた。
予めニコレのCDを聞いていたので曲の感じは大方把握していたつもり。
今日は割と低域も高域も、暴れることなく落着いて吹けたと思う。
ただ、フレーズが長いので、どこで区切るか(ブレスの位置)を、またCDをよく聞いて
把握する必要がある。
この曲は長い息が必要なので、お腹の支えが出来てないと苦しい。
'22/4/3(日)
■ J.S.バッハ: 「ソナタ ホ短調 BWV1034」
第1楽章 Adagio
ma non tanto(アダージョだが遅すぎないで)
・バッハのフルートソナタには「フルートと通奏低音の為のソナタ:BWV1034-1035」と
「フルートとオブリガード・チェンバロの為のソナタ:BWV1030,1032」があり、
後者はフルート・チェンバロパート共にバッハが書いていて同等に扱われているが、
前者のソナタ(今回の1034ホ短調が該当)の通奏低音パート:チェロはバッハ自身でなく
楽譜の出版社のスタッフの1人が書いている。
総譜を見るとチェロパートは小さい音符(オタマジャクシ)で書かれている。
オーレル・ニコレのCDを聴くと、かなりたっぷり目の音を出して歌っているのはその為のようだ。
・先週に続いて吹いてみた。
とにかく十分なエネルギーと精神力が必要な曲だと感じた。
最初から最後まで気張って吹くと相当疲れ途中でバテテしまうので、フレーズを考えて適材適所で
ちょっと引っ込み気味にピアノ(p)で吹くことも必要である。
腹筋のトレーニングを続けようと思う。
'22/4/10(日)
■ デュエット曲
「Selected Duets for FLUTE VOLUME U」より
Seven Duets ハンス・ケーラー作曲 SONATINE No.X,FROM
Op96
No.2: Allegro
・今週に持ち越しになった曲だが、腹筋トレーニングが効いたのか、割と調子よく吹けた。okになる。
■ 練習曲
ベーム 24のカプリスより
No.18:Allegro
・嬰ハ短調(C# minor/ Cis moll)の練習曲
の曲の後半、今迄で#の数が一番多い(7個:C調の全部の音が半音上がった調)嬰ハ長調
に転調した所から最後まで吹く。
低域の響きもまずまずでokになる。
'22/4/17(日)
■ J.S.バッハ: 「ソナタ ホ短調 BWV1034」
第2楽章 Allegro
・バッハのソナタの中でも一番難しい部類に入るが、とにかくカッコ良い曲。
中域・低域中心に、16分の長いフレーズが続く部分が好きだが難しい。
指と腹と舌のバランスが良くないと音色をキープして吹くのが辛くなる。
また、コード進行(マイナーからメジャーへの移行等)の変化を感じて吹くと、少しは
指が楽になる。
この曲、長いので十分なエネルギーと精神力が必要。
'22/4/24(日)
■ 練習曲
ベーム 24のカプリスより
No.19:Tempo di Valse.
・イ長調(A major/ A dur)の練習曲
「アルプスの少女ハイジ」の主題歌を思わせるワルツ曲。
今週はずっと「大腸内視鏡検査」(異常なし)を受けるので下剤を大量に飲むなどしたおかげで
終わったばかりの今日も、腹の調子は今一で吹くのに不安はあったが、そんなに影響なく
割と直ぐに何時もの調子で吹けた。
今日は、8分1拍取りでカウントして遅めのテンポで、1個1個音を確認しながら丁寧に吹いたが、
慣れてきたら、1小節1拍取りで、少し速いテンポで吹きたいものだ。
・この曲を吹くに当たり、指が大変な箇所が多いので、次第に楽器(歌口)が動いて内側に回り易く
途中で音色をキープするのが難しくなるので注意が必要。
また、事前の基本練習として前にずいぶんと練習した「ダブルオクターブ」の飛躍の練習をすると
少しは楽に吹けるのではないか。
■ J.S.バッハ: 「ソナタ ホ短調 BWV1034」
第3楽章 Andante
・2楽章は未だokを頂いて無いが、とりあえず、3楽章にトライ
最初の16小節ほど吹いた。
16分が続く部分などは、1個1個の音をただ並べて吹くのではなく、大きなフレーズを感じて歌うと良い。
あと、抜く部分とのメリハリを付けるのも大事。
'22/5/8(日)
■ デュエット曲
「Selected Duets for FLUTE VOLUME U」より
Seven Duets ヘンデル作曲 SONATINE No.X
No.6: Largo [in eight](8分1拍取り)
・腹筋トレーニングを数分やってから吹いたせいか、音がいい感じで良く響いていた。
2ndとのハモリも良く部屋中に響いて聞こえていた。
特に問題はなかったが、一つバロック時代のトリルについて、何となく吹いていた感があったので
記譜に対して実際の奏法について先生からアドバイスがあった。
下譜例のトリルであるが基本前打音からスタートする。
トリルの長さが問題で、以下のように考える。
ちょっと解り難いが、手書きのコピーを見てほしい。
8分取りなので、2拍を8分4個に分解し、最初の8分で前打音・次の8分でトリル・次の8分で伸ばす・最後の8分で次の音
という風に吹くと良い。
■ J.S.バッハ: 「ソナタ ホ短調 BWV1034」
第3楽章 Andante
・Andanteだが、少し遅めに歌い上げるが、16分が続く所で遅くなり過ぎないように注意。(少し前へ行く感じで良い)
結構長いフレーズが多いので長い息が必要。
あと、コード進行(マイナー・メジャー)の変化を感じながら吹けると良い。
しかしこの曲は、バッハにしては非常に流麗で綺麗な曲だと思う。
'22/5/15(日)
■ 基本練習
最近は冒頭の練習として、タンギング無しで、腹(腹筋)を使って「ハッハッ」と音を短く切る練習をしている。
最初から上手く行くことは少ないが、1〜2分やれば慣れてマシな音になる。
高域は比較的楽だが、中域のファから下になるにつれて次第に短く切る事が難しくなる。特に低域はつらい。
まあ少しは長くなってかまわないが・・・
※ 中域のミの音は通常の運指で吹いても、音程が低目なので、右手中指を少し寝かせて、Dトリルキーに
少しだけ触れて吹くと音程が上がる。それで「ハッハッ」と音を短く切ると良い。
■ デュエット曲
「Selected Duets for FLUTE VOLUME U」より
Seven Duets ヘンデル作曲 SONATINE No.X
No.6: 2楽章:Allegro
・Allegroだが、かなりゆっくりしたテンポで、2ndと合わせた。
16分が多目に出現するので、タンギングが上手く行かないと音が汚くなり、先々吹くのが辛くなる。
今日はシングルでも追いつくテンポだったので、シングルで吹いた。音は満足までは行かないが悪くはなかった。
タンギングは、日課練習でもさぼりがちなので、やるようにしようとは思っているのだが・・・
この曲は一応OKになった。
・次のデュエット曲「ハイドン作曲:ECHO」の解説が先生からあった。
@ だいたいが、お互いに、自分がフォルテで吹いている時は、相手はピアノで吹くように書かれていて、
2本でエコー(山彦)の効果を狙って書かれている。
A 4/4のAdagioだが、8分取りにしないで、ゆっくりテンポの4分取りで吹いた方が大きなフレーズとして
聞こえるのでベター。
■ J.S.バッハ: 「ソナタ ホ短調 BWV1034」
第4楽章 Allegro
・3楽章は未だOKを頂いて無いが、とりあえず、4楽章(3/4拍子)を吹くことになる。
今日は吹いてない。先生の解説と模範演奏のみ。
@ この4楽章はバッハの「ソナタ」の中でも、最も難しい曲
低域から中域にかけて、16分の連続のフレーズが長く続くので息がもたない。
途中でバテ易い。
練習に当たっては、少し遅めのテンポで吹いてかまわない。
A アーティキレーションを書いていただいた。
(結構悩みながら書かれてた。)
'22/5/22(日)
■ 基本練習
タンギング無しで、腹(腹筋)を使って「ハッハッ」と音を短く切る練習をしている。
中域〜
高域は、腹に意識を集中し、横隔膜を下げ、力まず「ハッハッ」と音を短く切る。
低域に来ると、短く切ることが難しくなるので少しは長くなってもかまわない。
また低域の場合は上唇の先を歌口のエッジに近かずけ、エアージェットを下向きにして、管の中に
息を吹き込む感じにしないと透って締まった低音は出ない。
■ 練習曲
ベーム 24のカプリスより
No.19:Tempo di Valse
・イ長調(A major/ A dur)の練習曲
先週の月曜日、遂にセメントが剥がれた左上奥歯が、夕食後の歯磨きの時、自然に抜けた。
血は殆ど出なかった。
口内はすっきりしたがFL吹く時の障害にならないかやや心配であった。
その週のスタジオ個人練習の時に吹いてみたが、幸い障害はなかった。
今日も、この難曲だが、普段の実力で吹けたと思う。
ただ最初、歌口への下唇のセットが、外側へ向き過ぎていたようで、ちょっと低域に来ると
吹きずらい感はあったが、修正後は、割とましに吹けたので、この曲は一応OKになる。
'22/6/5(日)
■ J.S.バッハ: 「ソナタ ホ短調 BWV1034」
第4楽章 Allegro
・16分の連続で動きのあるところを主体に吹く。
中域から低域に移った時には、響いた低音を出すことに意識を集中し、息を吹くというより、
腹で押し出すというイメージで吹くと良い。
やはりアパーチャが広がり過ぎないことも大事。
'22/6/12(日)
■ 今年の発表会:10月23日(日)の曲を、そろそろ決めないと・・・
・候補曲は自分の好みの曲・リベンジしたい曲を含め、6曲ほどある。
@ ハンブルガ・ソナタ_C.P.Eバッハ: 大昔(2001年)の発表会)でやった曲だが、かなり練習した割りには、むくわれず散々な結果になった。そのリベンジとしたいが・・2楽章がネック
A カンタービレとプレスト_エネスコ: 大昔(2002年)の発表会)でやった曲だが、低域寄りのフレーズが多く、2楽章も含めてかなりの難曲。当時の結果も散々だった。リベンジ・・・
B ファンタジー_ゴーベール:
上級者が発表会で良くやる曲。難易度=大 候補曲
C 序奏とロンド_クーラウ:
発表会では未だやったことがない曲だがメロディが美しく好きな曲。難易度=大 候補曲 → 今日もちょっとだけ吹いたが今一だった。
D ソナタ ヘ短調1、2楽章_テレマン: 大昔(2001年)の発表会)では、3、4楽章をやった。.難易度=
小 → 今日もちょっと吹いたが問題無く吹けた。これは除外するつもり。
E フリュートとピアノの為の小奏鳴曲_平尾貴四男:
吉田雅夫編「フルート名曲集 2巻」の最後に載ってた曲で悪くはない。(先生推奨・風変わりな日本調の曲)難易度= 上
'22/6/19(日)
■ 基本練習
今日は前の時間の方が本番で休みの為、控室が空いていたので、20分前には入室していた。
先生は未だ来てなかったので、15分程、音出しがてら基本練習を行った。
@ タンギング無しで、腹(腹筋)を使って「ハッハッ」と音を短く切る練習
・中域ラから上の最高域までは、だいぶ慣れてきて比較的楽に出来るようになった。
ラから下の中域になると、やや短く切ることが難しくなるが、すこし長くなっても気にせずに吹けばOK。
しかしやはり低域になると余計な力が入ってしまって歯切れよく音が鳴ってくれない。
ここが今後の練習次第になりそう。
A ハーモニックス
・今日は割と調子良い方だった。
・後から先生にアドバイスがあった。
「基音は、ちゃんとしっかりした音で吹くこと。また一つ一つの倍音はある程度長く吹くこと。(だけど息が最後の倍音まで続かないという問題があるが・・)
アパーチャは細めて、余計な力を排除し、ヘアージェットが歌口のエッジ(壁)に当たる最良のポイントで吹けば
楽に豊かな低音が鳴ってくれる。」
■ デュエット曲
「Selected Duets for FLUTE VOLUME U」より
ハイドン作曲:ECHO
1楽章:Adagio
・2ndと初合わせのレッスン(解説は、220516に済んでいるが吹くのは初めて)
モタツカナイで吹くためには、8分1拍取りでなく、半拍ずつゆっくりと4/4拍子で吹いた方が良い。重すぎないように。
・ダイナミックスのメリハリを明確に付けて吹くこと。
■ 発表会の曲について
・序奏とロンド_クーラウか、フリュートとピアノの為の小奏鳴曲(ソナチネ)_平尾貴四男にする予定。
'22/6/26(日)
■ 今年の発表会:10月23日(日)の曲を、そろそろ決めないと・・・
・日本人作曲のフルート曲を吹くことに決めた。
→ フルートとピアノのためのソナチネ_平尾貴四男作曲にした。
(譜面:「フルート名曲集 第2巻・吉田雅夫編」使用のタイトルは古めかしく「フリュートとピアノの為の小奏鳴曲」となっている。)
・本日はアウトラインのみ軽く吹いてみた。
@ 1楽章:嬰ト短調(gis moll, G#m)#5個の曲なので譜読みに注意。まあこれは直ぐに慣れるが。
中間部で、最低域部をフォルテで吹かないといけない箇所があるが、低域はやや改善の兆しを感じている。練習あるのみ。
A 2楽章:変ロ短調(b
moll, B♭m)♭5個なので譜読みに注意。まあこれは直ぐに慣れるが。
譜面上では、♩= 120の指定だが、Allegretto moderato
なので少し遅く、100位で吹いても問題無し。
これも途中で最低音のドをフォルテで吹かないといけない箇所があるので重点的に練習する必要あり。
'22/7/3(日)
■ 平尾貴四男作曲
フルートとピアノのためのソナチネ
第1楽章:Lento
・下記譜例の中間部:a piacere部分について
@ 全体的には、a piacere(ア・ピアチェーレ:自由に演奏)だが、最初は譜割りをしっかりと把握する為に
8分取りで吹いた後、正規に4分取りで吹き、リズムが安定したら、その中で自由に吹くと良い。
A テンポは、後半、stringendo(次第に速く)の指示がある通リ、次第にセッツイタ感じで吹く。
'22/7/10(日)
■ 練習曲
ベーム 24のカプリスより
No.20:Andante
・変ヘ短調(F# major/ Fis moll)の練習曲
最初の8小節のみ吹いてみる。
歌口がやや外向きになっていたようで最初、音の焦点がボケたが、内向きに修正したら割と充実した
低音が出るようになった。
相変らずベームの曲は、低域が頻繁に出て来るし、跳躍も多いので安定して吹くのが難しい。
レがらみの速い連譜の運指の所は唇と楽器が安定しないと音が崩れるので注意を要する。
■ 平尾貴四男作曲
フルートとピアノのためのソナチネ
第2楽章:Allegretto moderato ・本日のアドバイス・ポイントを朱書きで下記譜例に書いといた。
'22/7/17(日)
■ 基本練習
・タンギング無しで、腹(腹筋)を使って「ハッハッ」と音を短く切る練習
大隔膜のコントロールが重要
大隔膜を下に下げる→ 外気との気圧差で息を吸う→
息を吐くが、ここで大隔膜が緩んで上にあがってこないようにお腹で支える。
→
次に息を吸う時もなるべくこの状態がくずれないようにお腹を意識し保つ。
※ 吹いている間中、なるべく大隔膜が上に上がってこないように注意する。
■ デュエット曲
「Selected Duets for FLUTE VOLUME U」より
ハイドン作曲:ECHO
2楽章:Menuetto
・初見で2ndと初合わせたが、まあまあの出来。okになる。
ハイドンの曲らしくアイデアに溢れた曲(2本でエコー(山彦)の効果を狙って書かれている。)
■ 平尾貴四男作曲
フルートとピアノのためのソナチネ
第2楽章:Allegretto moderato
・本日のアドバイス・ポイントを朱書きで下記譜例に書いといた。
・42小節目
ブリチャルディ・キーの使い分け(切替え)
上譜例で、+:ブリチャルディ・キーON/
〇:ブリチャルディ・キーOFF
・52小節目
長い音を吹く前に短い音でしゃくり上げる「篠笛風奏法」
その中間部に朱書きで示した「メロディぽいフレーズ」が現れる。
'22/7/24(日)
■ 平尾貴四男作曲
フルートとピアノのためのソナチネ
第1楽章:Lento
・冒頭から、Tranquilloの部分までポイントを下譜例に朱書きしてみた。
冒頭のメロディは何か、釈然としないが〇で囲んだ骨格の音を意識するのと、強弱のメリハリを
付けると感じが出る。
Tranquilloの部分ではピアノ伴奏が3連なのに対し、8分系で吹くので、2拍取りにした方が
流れが滞ることなくピアノと合わせ易くなると思う。
'22/7/31(日)
■ デュエット曲
「Selected Duets for FLUTE VOLUME U」より
ハイドン作曲:ECHO
3楽章:Presto
・初見で2ndと初合わせたが、まあまあの出来。次回もう一度。
2拍子で速めのテンポで吹く。
エコーなので、ダイナミックスの対比を考えて吹く。
急に低域に移行する場面が多々あるが常に腹を意識して吹く。
■ 平尾貴四男作曲
フルートとピアノのためのソナチネ
第1楽章:Lento
・Piu
mosso(これまでより速く) ♩= 108
イメージ的には遅めのフィーリングになりがちなメロディだが、そんなには遅く吹かない。
もたれずに吹くためには、大きく2拍取りでカウントすると良い。
・2楽章後半部からはファイナルに向かって、poco
a poco animandoの指示通リ
次第に活気を帯びて速く吹く。
'22/8/7(日)
■ 平尾貴四男作曲
フルートとピアノのためのソナチネ
第1楽章:Lento 及び、第2楽章:Allegretto moderato
・ポイントを、以下に譜例と共に貼り付けました。
'22/8/21(日)
■ 平尾貴四男作曲
フルートとピアノのためのソナチネ
第1楽章:Lento 及び、第2楽章:Allegretto moderato
・第1楽章
a piacere(ア・ピアチェーレ:自由に)の、Piu lento部は、ピアノの合いの手に合わせること。
・第2楽章
今月中位は、ゆっくり目のテンポ(♩= 100位)で、リズムキープと、一音一音しっかりした音で吹けるように
練習を繰返し、或る程度それが確実になったら、♩=
110に上げてみる。
'22/8/28(日)
■ 平尾貴四男作曲
フルートとピアノのためのソナチネ
第2楽章:Allegretto moderato
<注意点>
@ 年齢を重ねて行くと、息圧が上がり気味になり、ビブラートが掛かりにく雑な音になり易い。
一歩引いてビブラートの効いた柔らかな音を目指すこと。
A 特にタイの後のブレスに注意。
次のフレーズに入るのが遅くならないように!!
B 1拍シンコペーションの頭の音が、スタッカートになっている箇所は必ずタンギングで短く切ること。
C 16分の頭の音が短くならないように!!
D 長い音の後の装飾音は、素早く!!
E スラーの中の音符の上にある、クサビ形は、スラーの中で、アクセントを付ける。(タンギングしない)
22/9/11(日)
■ 平尾貴四男作曲
フルートとピアノのためのソナチネ
第1楽章:Lento 及び、第2楽章:Allegretto moderato
・演奏時間チェックの為、1,2楽章を通しで吹いてみた。
約8分強であった。
自分としては想定内だったが、コロナ対策で演奏時間のリミットが、8分以内なので
若干先生の方でアレンジ(省略部分等)して頂くことになる。→ 結局省略無しでも何とか8分以内に吹けたのでアレンジの必要は無くなった。
220918
演奏速度は、第1楽章:♩=63, 第2楽章:♩=100位で吹いてみた結果だが。
<先生からのアドバイスメモ>
・第1楽章
@ 全体的にメロディは、大きくカウントして、ぶちぎれた感じにならないように。
あくまでも滑らかに音を繋げる事。
A Piu mossoのテンポルパートはやり過ぎないように。
・第2楽章
今月は特にアドバイス的なことはなかったが、自分としては、こちらの章の方が、本番で失敗する
可能性が高いので、これからも練習を怠らないよう努力してみる。
22/9/18(日)
■ 平尾貴四男作曲
フルートとピアノのためのソナチネ
第1楽章:Lento
・自作のカラオケに合わせて吹いてみた。以下アドバイス。
@ フレーズの頭出しが遅れないように!!
特にカラオケに合わせる時は、少し早めに入る位の意識で私としては丁度良い。
A Tranquillo部(18小節目〜)
タイの後で結ばれている3連と16分の箇所があるが、タイの末尾の音までカウントを忘れずにし、
3連は、8分との違いを出すこと。また16分は遅くならない事。
B Piu mosso部(28小節目〜)
4分が並んでいるからといって、杭を打つように吹かない事。
あくまで一つの線で繋ぐこと。
22/9/25(日)
■ 平尾貴四男作曲
フルートとピアノのためのソナチネ
第1楽章:Lento 及び、第2楽章:Allegretto moderato
・10月23日(日)に行われる発表会のプログラムが決まった。
日曜全6クラスの発表会で、私のクラスは、11:30開演で、私は6番目の出演になった。
<先生からのアドバイスメモ>
・第1楽章
@ 全体的にメロディは、大きなフレーズとして吹く。
A a piacere(自由に)の最初の3連の、スラーの中のテヌートはタンギングすること。
B a piacere後半の、Piu lentの、ソはナチュラルであって#は付かないので注意。(2小節前のソに臨時の#が付いていたので今迄思違いしていた)
・第2楽章(とりあえず通しで吹けた。)
@ テンポは抑えてアーティキュレーションを正確に吹くこと。
22/10/2(日)
■ 平尾貴四男作曲
フルートとピアノのためのソナチネ
第1楽章:Lento 及び、第2楽章:Allegretto moderato
・自作のカラオケに合わせて吹いてみた。以下アドバイス。今日は割と調子良し。
<先生からのアドバイスメモ>
・第1楽章
@ a piacere(自由に)の中間部:Piu
lentoに入る前の1小節はピアノのフレーズをよく聞き、最後のフェルマータ部の伸ばしが終わってから
自分が入ること。
以下にmidi打ち込みのノーテーションであるが、pianoとの掛け合いを示した。
・第2楽章
@ ピアノの伴奏パターンが結構複雑なので合わせにくい感はあるが、ベースラインを聞くようにすると良い。
A タイで繋がっている音が間延びしてしまうと、ピアノに置いて行かれるので注意。
なるべくは、そこでブレスしない。するとしても素早く吸う。
22/10/9(日)
■ 平尾貴四男作曲
フルートとピアノのためのソナチネ
第1楽章:Lento 及び、第2楽章:Allegretto moderato
・1回目のピアノ合わせの日
<先生からのアドバイスメモ>
・第1楽章
@ a piacere(自由に)の前半部:ピアノの合いの手に合わせる事。下midiノーテーション参照のこと。
・第2楽章
@ 長目の休符の箇所はカウントするだけでなくピアノのフレーズを、よく聞いて次の小節の頭の入りが遅れない事。
22/10/16(日)
■ 平尾貴四男作曲
フルートとピアノのためのソナチネ
第1楽章:Lento 及び、第2楽章:Allegretto moderato
・2回目のピアノ合わせの日
<先生からのアドバイスメモ>
・第1楽章
@ 最初の#ソの唇の準備を早めにしておかないと遅れるばかりでなく、音が汚く発音されるので十分ここは練習の必要がある。
A Piu mossoのテンポは、これまでよりは速くだが、ここはピアノの2小節間のテンポで決まる。
走らないように注意。
・第2楽章
@ 47小節目からのトリルの裏でピアノの低音部は、8分で昇って行くパターンを弾いているので、これに乗りを合わせ
トリルの末尾の装飾音を上手く次の音に引っかけられると良い。下midiノーテーション参照のこと。
A これが終わって52小節目からppの静かなシンコペーションパターンが続く。
これもピアノが後を追うような構成になっているので、それが聞けると良い。下midiノーテーション参照のこと。
22/10/23(日)
■ 平尾貴四男作曲
フルートとピアノのためのソナチネ
第1楽章:Lento 及び、第2楽章:Allegretto moderato
・今日は、発表会の日。
昨年と同様に何時もの発表会とは、コロナ対策で勝手が違う。
密を避け換気を十分行うことを考慮して、教室全体での発表会ではなく、全6教室を、2クラス毎に
グループ@,A,Bと分け、10数人規模の関係者のみの参加で、無観客で行われた。
私は、グループ@ということになり、集合時間:11:00,
開演:11:30,終演:13:00, 演奏時間:max1人8分制限(去年は7分)
の制約の中で行われた。
その他、何時もは舞台袖の控室から最終出番を数人で待っていたが、これも無しで、今回は
開演時間になったら控室での音出しは止めて、出演者もホールの観客として移動し、みんなの演奏を聞きながら
出番を待ち、出番になったら客席から舞台へ上がるスタイルになった。
それと、ピアノとフルートの配置も変わっていた。
何時もは、ピアノは左サイド・フルートは中央であったが、飛沫を避けるため、どちらも中央配置とし、ピアノはフルートの後ろに
配置されていた。
人数が少ないので、本番前の控室の割り当ては、1人1部屋になった。
控室での調子は割りと良かった。
・マスクをして観客として聞きながら出番を待っていたが、出番が近ずく毎に緊張が高まってきた。去年よりその高まりは大きかったような気がする。
さて本番の出来だが、緊張(上がり)による弊害(ブレスが深く取れない等)はあったが、
全体を通して去年よりさらに、音は澄んでいてよく響いていたと思う。
特に今回は腹筋の練習の成果か、低域が良く鳴ってくれていた。
何時もは低域になると自分では良く聞こえず吹奏感が無くなっていたのだが良く響いて鳴ってくれた。
その半面、高域の♭Bの音が詰まり気味の音になってしまったのがちょっと残念であった。(2楽章)
1楽章は、細かいミスはあったが本番でこれだけ出来れば良いレベルで吹けたと思う。
特にa piacere(自由に)の部分は乗って綺麗に吹けたと思う。
2楽章だが、ピアノのテンポがリハーサルの時より、さらに速かったようで、テンポに最後まで乗れなかった感があるが、
何とか無事完走した。
高域の♭Bの音が詰まり気味の音になったのは、緊張感(あがり)のせいだと思う。
'22/10/30(日)
■ 練習曲
ベーム 24のカプリスより
No.20:Andante
・変ヘ短調(F# major/ Fis moll)の練習曲
発表会があったので暫くレッスンでは、ベームの練習曲からはご無沙汰していた。
この練習曲のレッスンを受けたのは、'22/7/10(日)なので約4.5ヶ月ぶりである。
その時は最初の8小節を吹いたのみで終わっていたが、今日は、中間部後半まで吹いた。
・まずテンポは、Andanteでもあまり速くならず落着いたテンポで歌うように吹く。
結構急に高い音から最低域の音が出てくるがアパーチャの変化は僅かにして吹かないと低音がぼける。
'22/11/6(日)
■ デュエット曲
@ 「Selected Duets for FLUTE VOLUME U」より
ハイドン作曲:ECHO
3楽章:Presto
・暫くは発表会の曲に集中していてデュエット曲をやるのは久しぶりになる。
この曲は、今年7月に一度だけレッスンを受けていた。
音域的にも丁度良いのもあって、割と済んだ音で楽に吹けた。
2ndとも良くハーモニーが響いていたと思う。OKになる。
A 「Selected Duets for FLUTE VOLUME U」より
Seven Duets ジェミニア―ニ作曲
No.5 Allegretto
・ジェミニア―ニはイタリア後期バロック音楽の作曲家・ヴァイオリニスト
ハ長調で書かれた可愛らしく明快な曲で、とても吹きやすかった。
OKになる。
■ 練習曲
ベーム 24のカプリスより
No.20:Andante
・変ヘ短調(F# major/ Fis moll)の練習曲
殆ど個人練習してなく、最後まで吹けなかったが、殆ど初見の状態の割りには後半部も
まあましに吹けたと思う。
だけど練習しなくちゃ・・・
'22/11/13(日)
■ クーラウ作曲 序奏とロンド OP98a
・この曲は今の先生になってから最初の頃にレッスンを受けていた。
それも2008年なので14年も前のこと。
その頃の私の音は雑音が多くかなりガナッタ雑な音だったように思うが、今はそれに比べれば、澄んだ
フルートらしい音にはなったと思っている。
自分の好きな曲ということもあり再度チャレンジしてみる。
・序奏のad
lib部分の連符は、4x3に分けて考え吹くと指が回り易い。
・ロンド冒頭部分は最初ゆっくり目に入ってから直ぐに加速(テンポ指定:Allegro
vivace)
テーマに入ってから装飾音を多用しているが間延びしないようテンポをキープ。
後半のクロマティクスケールは途中からなので譜面をよく見て。(出だしは半音階ではない)
'22/11/20(日)
■ デュエット曲
@ 「Selected Duets for FLUTE VOLUME U」より
Allegro and Menuett ベートーベン作曲
1楽章:Allegro
con brio
・今日は代講の先生によるレッスンとなった。
この曲は、かなり昔(12年前)にやっていたがすっかり忘れていた。(この時は「ルイス・モイーズ改訂及び注釈:ALBUM
OF FLUTE DUETS」の楽譜使用)
殆ど初見同様な状態で吹いた。
発想記号のコンブリオ:con brioとは「生き生きと陽気に」を意味する。
活発すぎることなくきちんと抑制された品の有る陽気さ明るさというイメージで吹くと良い。
簡単そうだが、2ndとの絡みとか裏拍でタイミングを取る箇所があるので、そんなに簡単ではなかった。
しかし音も明るく上手く溶けあっていたと思う。
2楽章:Menuett
・3拍子のメヌエット。
大きく3つに感じて流れる様に吹く。
スタッカートは歯切れよく前へ。
これは割と吹きやすい易しい曲だった。
'22/11/27(日)
■ 練習曲
ベーム 24のカプリスより
No.20:Andante
・変ヘ短調(F# major/ Fis moll)の練習曲
あまり神経質にならず気にしないで最後まで吹いた。多少は練習しといたので・・・
音は割と高域も低域も調子は良い方だった
また、3連のメロディが続く所は、骨格となる音を意識して吹くと良い。
・あとトリルが多く出てくる。
何時も間違いがちな半音と全音のトリルが出てくるが、ここで今一度下譜例のごとく整理してみた。
'22/12/4(日)
■ オーミングアップ
・今日は代講の先生によるレッスンとなった。
全然音出し、してなかったので唇周辺の筋肉のトレーニングとして、ちょっと工夫されたソノリテと
ハーモニックスを行う。
ソノリテは、基音から半音下を2回繰返した後、基音から半音上を2回繰返し、基音を半音ずらしながら同じことを
吹く手順で行った。これは頭の体操にもなった。
ハーモニックスは、基音から第1倍音〜 第n次倍音と順に高次倍音を出すのではなく、3次倍音→
5次倍音→ 3次倍音→ 基音
といった感じで吹いた。
これは割と上手く吹けた。
普段個人練習の頭で習慣化していた成果が出たような気がした。
この2つの練習でかなり唇がほぐれた。
■ 練習曲
ベーム 24のカプリスより
No.20:Andante
・変ヘ短調(F# major/ Fis moll)の練習曲
最初から32小節位しか吹かなかったが、オーミングアップのおかげで割と跳躍に来ても楽に吹けた。
'22/12/11(日)
■ デュエット曲
@ 「Selected Duets for FLUTE VOLUME U」より
Allegro and Menuett ベートーベン作曲
1楽章:Allegro
con brio
・3週間前に代講の先生と吹いたが、休符の所で休み過ぎて遅れる指摘を受けたので
再度先生と吹くことになる。
今回は特に問題無し。
オーミングアップ無しにいきなり吹いたので低域が今一だったが音色的にはまずまずだった。
okになる。
2楽章:Menuett
・3拍子のメヌエット。
これは別段問題無しokになる。
■ クーラウ作曲 序奏とロンド OP98a
・序奏のカデンツァの部分のみ吹く。
ドラマティックな感情をだすように。
それには、テンポの揺らぎとビブラートが大事。
'22/12/18(日)
■ オーミングアップ
・ハーモニックスの応用として、Cのハーモニクスの第1倍音と、第2倍音を使ってダブルタンギングする
トレーニングを行った。
途中でアンブシュアが少しでも緩むと音が引っくり返るのでとても難しい。
またタンギングとなると無しの時と比較して、より多くの息圧が必要になるので通常より狭い絞った
アパーチャが必要になる。
これが安定して出来るようになると、タンギングしても常にアンブシュアが安定していることになる。
■ 練習曲
ベーム 24のカプリスより
No.20:Andante
・変ヘ短調(F# major/ Fis moll)の練習曲
この練習曲はメカニカルな練習曲ではなくアンダンテで歌うように吹くことが大事。
また最終小節の下からアルペジオで上がっていって#Fの鳴りにくい高音で終止するような所
では、その前の音の時から、アパーチャを狭めにして唇を準備する意識が大事。
この曲は一応OKになる。
'22/12/25(日)
■ クーラウ作曲 序奏とロンド OP98a
・今年最後のレッスン。
前の人がお休みだったので、40分位早めに空いているレッスン室でオーミングアップが出来た。
ハーモニックスも十分に出来て唇の準備はok。
その効果か低域から高域までスムースに鳴ってくれてた。
・今日のレッスンのポイントを下譜例に朱書きで書いといた。