●2017年度のレッスン日記

'17/1/7(日) 今年の初レッスン
■ デュエット曲
  「テレマン作曲 2本のフルートのための6つのソナタ OP.2」より
  No.2:第2楽章 Allegro
 ・去年の暮に、代講の先生とデュエットをした曲である。
  今日は、いつもの先生とデュエットを楽しむ。
  速いテンポでやらないと、曲の快活な感じが出ない。
  また歯切れがよい、クサビを打ったようなタンギングも必要。
  8分・16分主体だが、2回だけ、3連が出てきて、緩やかな感じになるが、
  16分2個+8分1個の形にならないように注意が必要。


'17/1/15(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  No.9:Allegro
 ・16分主体のト長調(G/ G dur)の練習曲
  4.5度進行と、分散和音が出てくる。
  低域の音程が低くならないようにエアージェットを上向きに。
  今日は、かなり遅いテンポで、丁寧に吹いてみた。

■ デュエット曲
  「テレマン作曲 2本のフルートのための6つのソナタ OP.2」より
  No.2:第3楽章 Affettuoso
 ・最初に、一拍遅れて、2ndがテーマを吹いて始まる。
  ゆっくりテンポだが、随所に、絡み合いを意識した、しかけが施されている。
  曲の構成を知って吹くことが大事。


'17/1/22(日)
■ 曲
  J.S.バッハ: 「ソナタ ロ短調 BWV1030」
  第3楽章 Presto 
 ・2/2拍子で始まるプレストだが、第1テーマが終わると、12/16拍子の、第2テーマに移る。
  この拍子だが、冒頭の部分は、16部の3つの塊の最後の音と、次の最初の音がタイで
  結ばれた形になっている。この形は非常に珍しい。
  ここは、理屈で考えるより、感覚で覚えた方が良さそう。


'17/1/29(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  No.9:Allegro
 ・16分主体のト長調(G/ G dur)の練習曲
  前に代講の先生のレッスンは受けていたが、今日は何時もの先生のレッスン。
  指定通り、アレグロで吹いた。
  今日は、調子が良かったのか、低域も割と、かすれることなく上手く発音でき
  上手く行く。
  先生から、タンギング無しで、最初の音を吹いてみてと言われ、やってみたら
  楽に音が鳴ったような気がした。
  タンギングは、あくまでもアパーチャに栓をして、発音の時に、その栓を外す位に
  考えた方が良さそう。


'17/2/5(日)
■ デュエット曲
  「テレマン作曲 2本のフルートのための6つのソナタ OP.2」より
  No.2:第4楽章 Vivace
 ・下譜例は、1stと、2ndの譜面を貼り合わせたものです。
  このように、最初は、2ndからスタートします。
  このフレーズは、1stの、5小節目から出てきて、この時、2ndは、1stの最初のフレーズ
  を吹き、これと重なります。
  (最初は、この逆になっている。)
  この先も、複雑にフレーズ交代しながら、絡み合って進行していきます。
  おもしろく考えられた構成になっます。


'17/2/12(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  No.10:Allegro moderato
 ・アルペジオと飛躍主体のホ短調(Em/ E moll)の練習曲
  低域の伴奏系と、高域の旋律が混ざった形。
  旋律の音は、腹で押し出すように吹かないと、スピードが上がらない。
  やはり、低域を安定して出すのは難しい。
  苦手意識から考えすぎると、なおさらだ、
  少ない息で、楽に低域が出ている時は、アパーチャは極めて狭い状態
  だそうだが、これが無意識に出来ないと低域は難しいらしい。


'17/2/19(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  No.11:Allegro
 ・2つのアーティキュレーション ニ長調(D major/ D dur)の練習曲
  最初のアーティキュレーションは、そんなに難しくないが、譜例の下側の
  アーティキュレーション(末尾と先頭が、スラーで結ばれた形)は、難しい。
  これが、8分なら、カウントし易くなり簡単だが、16分でこの形が長く続くと、最初
  は良くても、途中で崩れてしまうケースが出てくる。
  まあ、最初は、8分一拍で練習し、慣れたら、正規の16分で感覚を鍛えるしかないか・・


'17/2/19(日)
■ デュエット曲
  「テレマン作曲 2本のフルートのための6つのソナタ OP.2」より
  No.3:第1楽章 Andante
 ・アルテの第2巻末尾に掲載されてた曲です。
  しかし実際に吹くのは、初めてです。
  特に難しいところはないのですが、途中に出てくる、符点8分に付いているトリルの
  回数は、必要以上に長くしないこと。


'17/3/5(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  No.12:Allegro
 ・強調アクセント ホ短調(Em/ E moll)の練習曲
  16分単位であるが、1,3拍目の音を強調し、後の16分は軽く吹く意識を持つこと。
  全ての音をはっきりと吹こうとしない方が、結果は良い方向に行くと思う。


'17/3/12(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  No.12:Allegro
 ・代講の、若い女の先生のレッスンとなる。
  いくつかポイントをアドバイス頂いたので、メモ書きしといた。
   @ 低域の、ファ#・ミ#・ファ#のパターンが、16分で、ひつっこく出てくるので、替え指
      で吹いていたが、そのせいか、ミ#の鳴りが悪い。
      替え指のせいもあるが、ここはエアージェットの向きを下向きに意識するとよい。
   A フレーズの切変わり目に出てくる、4分音符が長くならぬように注意。
   B 後半のアーキテーションは、最初がスラーで始まり、後の音をタンギングするパターン。
      メリハリを付けて吹くとよい。

■ デュエット曲
  「テレマン作曲 2本のフルートのための6つのソナタ OP.2」より
  No.3:第2楽章 Allegro
 ・殆ど初見で吹く。
  ちょっとテンポが速すぎた。
  強弱のコントロールを意識すること。
  一応、先生とのデュエットで、途中、音の単純間違えもあったが、中断しないで完走した。


'17/3/19(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  No.13:Allegro moderato
 ・16分:3対1と、1対3のアーティキュレーション イ長調(A major/A dur)の練習曲
  冒頭のパターンは、3対1。
  3の方の最後の、16分が短くならないように注意。
  最初は良くても、こんだけ同じパターンが続くと、途中でそうなりがち。
  持久力の訓練ともいえる。

■ デュエット曲
  「テレマン作曲 2本のフルートのための6つのソナタ OP.2」より
  No.3:第2楽章 Allegro
 ・譜例、2段目は、音階風だが、途中が半音進行風になっている。完全な半音音階でないので
  毎回、指が混乱する。
  クレッシェンドぎみに吹くと感じがよくなる。


'17/3/26(日)
■ 曲
  J.S.バッハ: 「ソナタ ロ短調 BWV1030」
  第3楽章 Presto 
 ・2/2拍子で始まるプレストだが、第1テーマが終わると、12/16拍子の、第2テーマに移る。
  この第2テーマを今やっている。
  音域的には、そんなに難しくないが、この曲には、難関がある。
  それは、16部の3つの塊の最後の音と、次の最初の音がタイで結ばれた形になっている
  リズム・パターンが随所に出てくるが、これを何時も、正確に吹くのが、そんなにたやすい
  ことでないことだ。まあ自分にとってかも知れないが・・・
  どうも、タイで結ばれている音に、息が入り易くなる傾向にあるらしく、この長さが長目に
  なってしまう。まあ、自分の癖かもしれないが・・・
  何も、3連に限らず、16分の時も、その傾向にあった。
  ヒントとしては、タイを点で感じること。
  また、練習方法としては、まず、タイを取って、最初の3連はそのまま吹いて、次の、3連の
  最初の音を休符にして(但し、ブレスはしない。)2つ目の音符から吹く練習をする。
  つまり、タイの音を短めの意識を継続して吹く練習をするとよいかも。


'17/4/2(日)
■ 曲
  J.S.バッハ: 「ソナタ ロ短調 BWV1030」
  第3楽章 Presto (12/16拍子の、第2テーマ)
 ・カラオケCD(チェンバロ)に合わせ、例のリズムの繰り返し練習をする。
  その部分も課題だが、最初の、4拍目、裏の16分から出るタイミングも課題。
  遅れる時がある。
  音価が短いので、8分の時より感覚が難しい。
  まあ、カウントを感じて、体で合わせようとしないで、脳で合わせることが大事なようだ。
  体を動かして合わせようとすると、そのアクションの分だけ遅れる様である。
  その後のリズムだが、やはり、タイで連結されている後の音を極力短く吹くようにすると、
  乗れる感じがした。


'17/4/9(日)
■ 曲
  J.S.バッハ: 「ソナタ ロ短調 BWV1030」
  第3楽章 Presto (12/16拍子の、第2テーマ)
 ・カラオケCD(チェンバロ)に合わせ、例のリズム(タイの掛かったシンコぺ)の繰り返し練習をする。
  このリズムは、最初だけでなく、随所に出てくる。
  16分3つ分、伸ばした音が、次の頭の16分にタイで連結されているパターンも同類のリズムで
  ここも、タイで結ばれている後ろの音を点で感じて長くならないようにしないと、伴奏に対し
  遅れだす原因となる。


'17/4/16(日)
■ 曲
  J.S.バッハ: 「ソナタ ロ短調 BWV1030」
  第3楽章 Presto (12/16拍子の、第2テーマ)
 ・相変わらず、タイで連結されているパターンの反復練習をしている。
  点で感じることもポイントだが、基本、3連リズムが常に体の中に流れてないと、100% OK
  にならない。
  この曲はこの位にして、6月の発表会は、同曲の、1楽章 Andanteに決めた。


'17/4/23(日)
■ 曲
  J.S.バッハ: 「ソナタ ロ短調 BWV1030」
  第1楽章 Andante 
 ・今日からは、発表会に向けたレッスン・オンリーになると思う。
 ・何の曲も同じかもしれないが、良い音で吹くことが大事。
  それには、良い耳が不可欠。
  音の良し悪しを判別する耳が必要。
  60才を過ぎると、特に、高域が聞き取りずらくなるようで(私自身はさほどではないと思っているが・・)
  プロの方でも、年を重ねると、良い音質を維持することが、次第に難しくなってくるようである。
  冒頭に出てくる、中域の、#ファは、右手薬指でキーを塞ぐ関係で以外と、くすんだ暗い音になり易く
  注意が必要である。
  また、低域の、シから上がってくる音なのでなおさらである。
  力まず、よい響きを目指して、練習するしかない。


'17/4/30(日)
■ 曲
  J.S.バッハ: 「ソナタ ロ短調 BWV1030」
  第1楽章 Andante 
 ・この曲は、カノン様式(
複数の声部が同じ旋律を異なる時点からそれぞれ開始して演奏する様式)
  で書かれている所が、2ブロックある。
  下譜例の、44〜47小節間)と、91〜94小節間の、2つである。
  輪唱と違い、部分的に、同じフレーズが、タイミングをずらした形で奏され、橋渡しのフレーズが
  間に挿入されている形になっている。
  最初、FLから入り、同じフレーズを、チェンバロが奏する。
  次に、チェンバロが先に入り、同じフレーズを、FLが奏するという、交互にカノンしていく形になっている。
  この部分は、カウントをちゃんと取ることはもちろん、相手がどこを演奏しているかを、はっきりと
  聞くことが大事である。
  とは言ってみても、やってみるとこれが中々難しい・・・
  また、タイで連結された、3連は頭の音が長くなりがちなので十分注意すること。


'17/5/7(日)
■ 曲
  J.S.バッハ: 「ソナタ ロ短調 BWV1030」
  第1楽章 Andante 
 ・この第2主題のパターンは、調を変えて全部で、5回出てくる。
  また、少し遅れて、チェンバロが、追いかけるカノン形式にもなっている。
  幾度か、タイで連結された同音が出てくるが、伸ばし過ぎないように注意!!
  また、16分3連の最初の16分が休符になっているところ間が空き過ぎないように注意!!
  (0.5/3拍分の休みである。)
 ・今日は、曲冒頭のカウントの練習をした。
  チェンバロが、16分1個分先行して曲が始まる。
  なので、普通に、4分1拍でカウントした方が、バタバタしないでよいように思う。
  まず、1拍分、空振りのカウント(軽く首をダウン・アップ)し、次のダウンカウント(8分休符)の
  裏拍(アップカウント)の後半16分からチェンバロが入り、次のカウントからフルートが入る
  という手順になる。
  これも練習しないとなかなか様にならない。


'17/5/14(日)
■ 曲
  J.S.バッハ: 「ソナタ ロ短調 BWV1030」
  第1楽章 Andante 
 ・譜例は、中間部の、3連のフルート・ソロが、4小節続くところである。
  ここは、ノンブレスが理想だが、そうもいかない。
  最低、2小節間は、ノンブレスで練習してみる。
  音が変わらなければ可能だが、音程が変化するとよけい息を消費する。


 ・この曲、冒頭の入り方の話は、この前も記事にしたが、スムースに最初の音をくずさないで
  出るためには、その時まですべての準備が整っていないといけない。
  しかしこれが、結構難しい。
  すべての準備とは、
   @ 息が十分吸えている。
   A 唇(アンブシュア)が万全
  の、2点が挙げられると思う。
  どちらも重要だが、@の、息の問題が悩ましい。
  出だし寸前に大きくブレスしようと思うと、そのために、アンブシュアが大きく乱れ、最初の音が
  乱れがちになる。
  曲冒頭で、ブレスする間隔が十分あるようなところは、数小節前から十分、ブレスしておき、
  寸前は、鼻で補足のブレスをして出ると良いようだ。


'17/5/21(日)
■ 曲
  J.S.バッハ: 「ソナタ ロ短調 BWV1030」
  第1楽章 Andante 
 ・今迄、市販のカラオケCD(DOWANI社)を、使っていたが、自分に丁度良いテンポが無い。
  遅いのは、遅すぎるし、中位のも、まだ遅い。オリジナルテンポと称する、ハイテンポは、130bpm(♪=130)
  位で、私には速過ぎる。
  そこで、自作の、MIDIデータをロードして、マイナスワンで、再生出来る、Andridoアプリ:「Simple Midi Player」
  を、先生とのレッスンでも使うことになった。
  このアプリの特徴は、テンポを自由に変えられること。またピッチ可変もOK。
  さらに、頭出しの指定も数か所出来るし、小節間のループ再生も指定可能である。
  もともと、アカペラの人が練習用に開発したアプリなので、音色は、PAD系が中心だが、Pianoはあるので
  フルートの練習にも十分、使える。
  これで今日、♪=120で練習し、一応、通して最後まで強引に吹いた(というか吹かされた)が、16部の3連が長い小節間
  続くところで、苦しく聞こえたのか、ちょっと速過ぎと判断され、結局、♪=114に落着いた。

 ・この曲、長い(約10分)し、伴奏との掛け合いも複雑なので、またしても、かなりの難曲。
  1人で吹く分には、そんなに難しくはないが、とにかく伴奏と合わせるのが大変。
  今日、通しで吹いてて、やはり途中(3ページ目位)で、アンブシュアが気になり始め、音も出にくくなった感があった。
  バッハの曲は休みが殆どないので、唇の修正がなかなか出来ないが、これも練習次第か・・・


'17/5/28(日)
■ 曲
  J.S.バッハ: 「ソナタ ロ短調 BWV1030」
  第1楽章 Andante  
 ・いつものように、いくつか、アドバイスを頂いたので、覚書きとして書いておく。
   @ 3連の連続が、あせった感じにならぬように注意
   A タイは点で感じて、長くならないように注意
   B バッハの曲は、休みも殆ど無く、長く、エネルギーを取られるので、
      集中力(スタミナ)を最後まで持たせる練習(通し練習)が必要。
      最後まで、同じ音色で吹きたいものである。


'17/6/4(日)
■ 曲
  J.S.バッハ: 「ソナタ ロ短調 BWV1030」
  第1楽章 Andante 
  1回目のピアノ合わせ 
 ・いつものように、いくつか、アドバイスを頂いたので、覚書きとして書いておく。
   @ この曲は、冒頭、ピアノが16分音符から入り、その後フルートが入る手順になっている。
      なので、フルートが最初、ピアノに対して、合図を送ることになる。
      1拍空カウント(何というか、軽く頭をダウン・アップ)し、次の、ダウンカウントの裏拍から
      吹き始める。
      最初の、1拍空カウントが、曲のテンポを決めてしまうので、あまり深くダウン・アップ
      してはテンポが遅すぎ、ピアノが入りにくくなる。
      あくまで、テンポ指定を意識して、合図のカウントをする必要がある。
   A やはり、ピアノとの3連の掛け合い(2回出てくる)のところの、リズムが不正確な時
      があるので注意。
   B 長い小節(4小節)の休みのところは、譜めくりと重なるため、ピアノの音に注意がいかなく
      なりがちだが、入るタイミングを逸しないように集中すること。(殆どokなのだが・・・)


'17/6/11(日)
■ 曲
  J.S.バッハ: 「ソナタ ロ短調 BWV1030」
  第1楽章 Andante 
  2回目のピアノ合わせ 
 ・いつものように、いくつか、アドバイスを頂いたので、自分の意見と共に覚書きとして書いておく。
   @ 冒頭の、ピアノへの合図の間に、十分なブレスと、唇の準備が済んでいる必要がある。
      音出し寸前には、唇を動かさない。最初の音から良い音でスタートするポイント。
   A 3連フレーズが長く続くところは、あせらず落ち着いて、決して走らないこと。
   B ピアノが旋律になるところの、16分伴奏パターンは、やはり気持ちがあせると、
      音を間違えやすいので注意。


'17/6/18(日)
■ 曲
  J.S.バッハ: 「ソナタ ロ短調 BWV1030」
  第1楽章 Andante 
  今日は発表会当日 
 ・18番目の出番:とにかく、朝起きてから、出番までの時間がいつもながら長く感じる。
 ・
結果から言うと、細かいミスはあったが、割と全体的に、まとまった演奏が出来たと思う。
  @ 音色的には、控室の時から調子が良く、音程も安定していた。
     ただ、最終小節の、3小節前当たりで、急に疲れが出たのか、音のボリュウム感が無くなった。
     しかし、高域は、終始崩れなかった。
  A 冒頭のピアノへの合図も比較的上手く行ったようで、スムースにテーマを吹けた。
  B 32分音符が目まぐるしく動くフレーズが、調を変えて、4回出てくるが、少しだけテンポが速くなっていた
     ようだが(先生談)、上手くピアノが合わせてくれたようだ。
  C 
多少、息が短くなる場面もあったが、大方、ブレスも練習通りできたと思う。


'17/7/2(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  No.13:Allegro
 ・16分:3対1と、1対3のアーティキュレーション イ長調(A major/A dur)の練習曲
  発表会後の初レッスン。
  暫くやってなかった、この練習曲を吹くことに。
  前回も言われたが、この3対1のアーティキレーションは、
  3の方の最後の、16分が短くなりがち。
  最初は良くても、こんだけ同じパターンが続くと、途中でそうなりがち。
  持久力の訓練ともいえる。一応OKになる。

 ・次の曲は、BWV1032の、2楽章:Largo e dolce A moll を吹くことになる。

  <追記:ニコレのFLソナタ集CDの説明書より抜粋:170708>
 ・これは自筆譜が残っていたことから、バッハの真作に間違いない曲だが、
  第1楽章の後半部分が消失しているため、演奏に際しては、この第1楽章が、
  省略されることもある。


'17/7/10(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  No.14:Allegro moderato
 ・16分:1対2対1と、2対2のアーティキュレーション 嬰ヘ短調(F#m/Fis moll)の練習曲
  クサビマークが付いた音を強調して、吹けるとよい。
  しかしやってみると、そんなに意識しないでも比較的、高い音にクサビが付いているので
  違和感なく聞こえる。

■ デュエット曲
  「テレマン作曲 2本のフルートのための6つのソナタ OP.2」より
  No.3:第2楽章 Allegro
 ・譜例、15小節目は、同じタッタタというリズムの繰返しだが、8分が長くなり、16分が
  詰まったように短くなりがち。注意が必要。


'17/7/16(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  No.15:Allegro
 ・裏拍から表拍へのアーティキュレーション ホ長調(E major/E dur)の練習曲
  最初必ず頭の中でカウントし、例えば、4拍目の裏から入ること。
  そうしないと聞いている人には、このリズムの開始タイミングが分からないことになる。

■ 曲
  J.S.バッハ: 「ソナタ イ短調 BWV1032」
  第2楽章 Largo dolce 
 ・遅すぎないようにテンポを決める。
  3小節目2拍目の、1stは、ミを伸ばしているだけだが、裏で2nd(ピアノ)が、メロディック
  な動きのあるフレーズを吹いているので、控えめに吹くと良い。


'17/7/23(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  No.16:Adagio cantabile
 ・遅いテンポの歌う旋律(やや難しい調・右手小指の動き多し) 嬰ハ短調(C#m/Cis moll)の練習曲
  今日は、代講の先生(矢口先生)のレッスンになる。
  フルートを吹く姿勢が良くないとの指摘を受ける。
  たまに代講の先生のレッスンになると、基本中の基本の姿勢がテーマになるケースが多い。
  フルートを構える時の基本の姿勢を整理してみた。
   @ 左足を前に出し、母指球(親指と人差し指の付け根)に重心を置く。→ 歌口を顎にしっかりと固定。
   A 両腕は、両脇から離す。→ 楽な呼吸と、楽な運指のため。
   B 前傾姿勢を取るが、首は楽にして頭を起こす。この時、顎が前に出ないように。
   C 指には決して力を入れない。→ 音に表れる(雑音)ので。

  ざっと思いついたまま書いてみたが・・・
  自分としては、@は注意していても、A〜 Cは、なかなか実践できて無いように思う。
  最初は良くても、演奏の途中で次第に崩れていくケースが多かったような気がする。
  なかなか、姿勢だけの練習をするということは無いので難しい課題でもある。
  しかし、常に意識しないといけない課題であることは確かだ。

 ・曲の方は、ダイナミックスを付けるため、p(ピアノ)は、本当に少ない息でアパーチャを狭めて
  小さい音量で始める必要があるし、mfでも、決して力んで音を崩してはいけない。
  ディミニエンドでは、本当の消えてゆくように吹き、次の音のアタックは明確にタンギング
  する必要がある。


'17/7/30(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  No.16:Adagio cantabile
 ・遅いテンポの歌う旋律(やや難しい調・右手小指の動き多し) 嬰ハ短調(C#m/Cis moll)の練習曲
  遅いテンポを最後までキープするのは結構大変。
  例えば、下譜例13小節からのフレーズは、無意識に吹くと快活に速めのテンポになってしまう。
  そういう時は、何かこのフレーズから連想される映像をイメージして吹くと良い。
  この場合は、例えば朝日がゆっくり昇って行くところをイメージすると良い。
  最後まで吹いて、この曲はOKになる。

■ 曲
  J.S.バッハ: 「ソナタ イ短調 BWV1032」
  第2楽章 Largo dolce 
 ・途中移調するので、臨時記号に注意。
  先生の2ndと合わせ、通して吹いた。
  特に問題無し。次は、2楽章:Allegro (A dur:明るく踊るように)


'17/8/6(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  No.17:Allegro
 ・3連のアーティキレーション+跳躍 ロ長調(B major/H dur)の練習曲
  今日は、代講の先生のレッスンとなった。
  相変わらず、姿勢というか、構え方重視のレッスンとなる。
  右手に関して言えば、親指の位置が大事。
  楽器を安定して支える観点と、運指を楽にするという観点から、右手親指は、管の中心付近に
  当てて支えるのが良い。
  とは言っても、中心よりも下になりがちになるが、そこは気を付けること。
  そして、指はキーから出来るだけ近くに待機しておき、決してキーを叩きつけない。音に表れる。
  例えば下の譜例で、fからディミニエンドしていった時に、高い#レの音が逆に強くなってしまう。
  とは言うものの、この音配列で、短い間にディミニエンドするのは非常に難しい。
  


'17/8/20(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  No.17:Allegro
 ・3連のアーティキレーション+跳躍 ロ長調(B major/H dur)の練習曲
  1拍単位でスラーが掛かっているが、小節(動きのあるスケール的な小節)によっては
  大きなスラーを掛けて変化を付けるとスピードも上がるし、もう少し楽しく吹ける。


'17/8/27(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  No.18:Moderato
 ・3連の難しいアーティキレーション 嬰ト短調(G#m/Gis moll)の練習曲
  とにかく調性が難しく、譜読みに苦労する。
  ダブル#の音は、その後の音の半音下と思えば殆ど間違いない。
  しかしこのアーティキレーションは、いやらしい。
  3連の音価を冷静に保ったまま、2つの音の間をスラーで吹くパターン。
  1〜2小節間位なら出来るが、それ以上続くと集中力が切れ、カウントが、8部単位
  になりがち。

■ デュエット曲
  「テレマン作曲 2本のフルートのための6つのソナタ OP.2」より
  No.3:第3楽章 Largo
 ・アルテの2巻末尾の曲集の1つにあった曲だが、吹くのはたぶん初めて。
  ゆったりいた曲を吹く場合、フレーズを大きく感じて吹くことが大事。

■ 曲
  J.S.バッハ: 「ソナタ イ短調 BWV1032」
  第3楽章 Allegro 
 ・A durの明るい曲想。
  中域ミの音が暗くならぬように。


'17/9/3(日)
■ 
デュエット曲
  「テレマン作曲 2本のフルートのための6つのソナタ OP.2」より
  No.3:第4楽章 Vivace
 ・ちょっと音のリズム配列が特異で馴染めない感がする曲。
  これを、1小節1拍取りで吹いていたが、リズム列が不規則なので、崩れやすい。
  1小節3拍取り(8分1拍)で取れば、かなり楽になる。
  最初はこれで練習した方がよさそう。


'17/9/10(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  No.18:Moderato
 ・3連の難しいアーティキレーション 嬰ト短調(G#m/Gis moll)の練習曲
  個人練習の成果有り。
  90%の出来きでOKになる。
  シンコぺのリズムが最後まで崩れなかった。

■ 曲
  J.S.バッハ: 「ソナタ イ短調 BWV1032」
  第3楽章 Allegro 
 ・この曲未だ、やり込んでないので、全体の構造を理解してない。
  かなり無理な転調をしている部分もあったり、チェンバロとの絡みも激しそう。
  BWV1030と同様に、伴奏・助奏パートも把握する必要がある。
  またカラオケを作って、それに合わす練習をするのもよいかも。


'17/9/17(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  No.19:Moderato
 ・#6個の譜読みが、やっかいな調で、3連のオクターブup/down飛躍 嬰へ長調(F#m/Fis dur)の練習曲
  オクターブup/down飛躍が結構難しい。
  downの方はOKでも、upの方が無意識に上がらなかったりする。
  いずれにしても、唇の動きは最小に留めるべき。

■ デュエット曲
  「テレマン作曲 2本のフルートのための6つのソナタ OP.2」より
  No.3:第4楽章 Vivace
 ・少し、ゆっくり目に、2ndとの絡みが分かる程度のテンポで
、デュエットした。
  一応、通してOKになる。


'17/10/1(日)
■ 曲
  J.S.バッハ: 「ソナタ イ短調 BWV1032」
  第3楽章 Allegro 
 ・余り進んでいなかった曲だが、今日は、中間部まで進んだ。
  下譜例は、32小節からのチェンバロとの絡み具合を示した。
  35・36小節目の、FLパートは、最後の、8分が休符になっている。
  ところが、チェンバロは、16分の細かい動きを繰返している。このようなタイミングである
  ことを意識して吹かないと当然合わない。
  8分休符の長さというより、バックの音を良く聞いて合わせることが大事かも。


'17/10/8(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  
No.19:Moderato+Andante
 ・#6個の譜読みが、やっかいな調で、3連のオクターブup/down飛躍 嬰へ長調(F#m/Fis dur)の練習曲
  入室後いきなり吹くが、やはり唇が安定しない。
  飛躍のきつい曲なのでなおさら。
  最低限ハーモニックスでコンディションを整えるのが自分に合っている。(個人練習では先ずこれから入る。)
  今日もその後に吹き直す。
  まだまだだが、この曲の半分はOKになる。このNo.19だけは、このModeratoと、Andante(6連アルペジオ風)
  の2本立てになっている。


'17/10/15(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  No.19:Moderato+Andante
 ・#6個の譜読みが、やっかいな調で、3連のオクターブup/down飛躍 嬰へ長調(F#m/Fis dur)の練習曲
  今日は、Andante(6連アルペジオ風)を吹く。
  後半出てくるダブルシャープが多い小節だが、低域のxファの後に出てくる中域のファもxファにしないと変。
  楽典的には、同じオクターブ域に限って臨時記号が有効になるはずだが、ここは暗黙の了解になっている
  ようだ。
  大変譜読みが難しい曲だが、一応OKになる。

■ 曲
  J.S.バッハ: 「ソナタ イ短調 BWV1032」
  第3楽章 Allegro 
 ・この曲、オブリガード・チェンバロとの掛け合いが非常に激しい曲。
  これを先生のフルートに置換えて、2本で吹くとこれまた非常にやかましい感じになる。
  やはり控えめな音色のチェンバロが合っているようだ。
  今日は、ソロで吹いた。
  個人練習の時、メトロノームを、3連リズムにして、それに合わせて練習した成果があったか、最後の
  1ページを残したが、それまでは上手く元気に吹けた。


'17/10/22(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  No.20:Adagio
 ・#6個の譜読みが、やっかいな調だが、ゆったりとした綺麗な曲 嬰ニ短調(D#m/dis moll)の練習曲
  ゆっくりしたテンポで同じ音が連続する時、あまり短くし過ぎると不自然(機械的)に聞こえるので注意。
  譜例の1小節目から、2小節目の頭に入る時、少しだけテンポを落とすと感じが出る。

■ デュエット曲
  「テレマン作曲 2本のフルートのための6つのソナタ OP.2」より
  No.4:第1楽章 Largo
 ・これもテンポは、ゆっくり。
  拍子が、ちょっと難しい、6/4拍子。
  最終的には、1小節を、2拍取り(符点2分=1拍)して吹くとよいが、全くの初見なので、今日は
  普通に、4分音符=1拍で数え、吹いた。
  
デュエット曲なので、2ndの動きを意識することを忘れずに。


'17/10/29(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  No.20:Adagio
 ・#6個の譜読みが、やっかいな調だが、ゆったりとした綺麗な曲 嬰ニ短調(D#m/dis moll)の練習曲
  今日は、代講の先生によるレッスンとなった。
  割と安定した音色で最後まで吹いたが、
  幾つかアドバイスを頂いたので、ここにメモしておく。
   @ キーを叩くな。スタンバイ時は、軽くキーに触れておく位の意識でよい。
      キーはやさしく操作。必要以上に強く押さえないこと。
   A ダイナミックスを付ける時、ピアノは本当に静かに。(弱く)
      mfと書いてあっても、必要以上に強くしない。乱暴な吹き方は厳禁。響きを意識。
   B スラー2つのアーティキレーションは、舌の位置を意識して、はずむように吹くとよい。


'17/11/5(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  No.21:Andante
 ・跳躍の練習曲    変イ長調(A♭major/As dur)の練習曲
  数小節しか個人練習してなかったが、音を探りながらなんとか完走。
  音は悪くなかった。今日はどっちかというと、低域に唇が合っていたようで、低い音が
  楽に出ていた。この曲は一発okになる。

■ デュエット曲
  「テレマン作曲 2本のフルートのための6つのソナタ OP.2」より
  No.4:第1楽章 Largo
 ・テンポは、ゆっくり。
  拍子が、ちょっと難しい、6/4拍子。
  個人練習で、2拍取りの練習をしていたが、2ndフルートが入ると、どうも上手く行かない。
  一つは、2nfの動きを十分把握してないのが原因だが・・
  この曲、6拍子であるが、途中フレージングの関係で、3拍子に取らないと変な個所もあり
  やはり意外と難儀な曲である。
  直に、4分を1拍に数えて吹いた方がよさそうである。


'17/11/12(日)
■ 曲
  J.S.バッハ: 「ソナタ イ短調 BWV1032」
  第3楽章 Allegro 
 ・この曲、オブリガード・チェンバロとの掛け合いが非常に激しい曲。
  今日は、自作のピアノ伴奏データを、Andridoアプリ:「Simple Midi Player」に読み込ませ
  符点4分= 70bpmでプレイ。
  これに合わせて吹いてみた。
  ステレオ・ミニ・プラグ to プラグのケーブルが無く、端末の内蔵SPで鳴らしたが、やはり
  音量がやや不足。
  先生が私の耳元で鳴らしてくれたが、この伴奏に合わせるのは予想通リ難しかった。
  16分の刻みで伴奏が動いているところへ、前の音符からのタイ繋がりの16分がある場合
  完璧に長さがあってないと、そこから少しずつズレてしまう。
  また、ブレスの為に時間を取り過ぎても同じ結果になる。
  いつもそうだが、あらかじめブレスの位置を決めといて、必ずそこですばやく息を取る練習が必要になる。


'17/11/19(日)
■ 曲
  J.S.バッハ: 「ソナタ イ短調 BWV1032」
  第3楽章 Allegro 
 ・
先週に続いて、自作伴奏データに合わせて吹いてみる。
  全然練習不足ではあったが、個人練習では、メトロノームを、3連リズムにして、それに合わせての練習を
  してから、伴奏データに合わせるようなことしていて、これが功を奏したのか、今日は割と上手く
  合わせられたと思う。
  それでも、最初から最後まで全くの、インテンポなので、音符が込んでいるところでのブレスに時間が
  掛かり過ぎると、そこから徐々に遅れ始める。
  ブレスで遅れるケースを整理すると以下のようになる。
   @ 4分休符など比較的長い休みがあって、裏ではピアノが細かいフレーズを弾いているような個所で
      ピアノの音を聞き過ぎると入るのが遅れる。
      必ず頭の中と体で、リズム(カウント)を感じていること。
   A 前小節の終わりの8分と、次小節頭の、16分がタイで連結しているところ。
      拍数だけ伸ばした後にブレスすると、その分遅れる。
      このようなパターンの時は、次小節頭の、16分をブレスの時間として取ってもOKなので
      それで対応するのが楽な方法。
   B 16分が8小節以上続くようなところでのブレス。
      ここは、前小節後ろの16分から、ブレスの時間(この場合は、32分音符分のブレス)を盗む
      必要がある。
      素早く鼻と口でブレスする訓練が必要だが、ブレスの練習はなかなか根気がいるし難しい。


'17/11/26(日)
■ 曲
  J.S.バッハ: 「ソナタ イ短調 BWV1032」
  第3楽章 Allegro 
 ・先週に続いて、自作伴奏データに合わせて吹いてみる。
  最後のページの頭から、6小節目(193小節)の、ラ--#ソのトリル伸ばしの後の、32分2個のタイミング
  が、そっくり8分音符1個になってしまう。
  この装飾音的な32分は、次小節の頭に引っかけるつもりで吹くと上手く行く。

  ・その他は、まま自作伴奏とほぼ合い、これでバッハの曲は一区切りということになった。


'17/12/10(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  No.22:Andante
 ・跳躍+アーティキレーションの練習曲    ヘ短調(Fm/F mol)の練習曲
  中間部に出てくる、8vaの音形(例:中域♭ラ→低域♭ラ→中域♭ラ)の、元の音に戻るパターン
  を吹く時は、アパーチャは狭めにしといて、中域・低域を吹かないと、どちらかで音が真面に
  出なくなる。
  音域が変化しても、アパーチャ(唇の変化含め)の変化は僅かに抑えないといけない。
 
  スラー以外の音は短めに、歯切れよく吹くと、良い感じになる。
  それから、この音形、調子乗り過ぎると、走りがちになるが、インテンポを守ること。

■ 曲
  ガンヌ: 「アンダンテとスケルツォ」
  第1楽章 Andante(moderato) 
 ・久しぶりに、フレンチ・コンポーザの曲集からの、この曲に戻る。
  この曲、数10年前に、前の先生からレッスンを受けたことがあった。
  かなり遅いテンポで演奏した記憶がある。
  どこかもの悲しい曲想が哀愁をそそる。
  しかしテンポは、ピアノの伴奏形(タカタカ・タッタ・タカタカ・タッタ)からして、余りゆっくりしない。
  とは言っても、途中出てくる16分のところでは気分的に少しゆっくりしたくなるが、そこは
  インテンポで。
  インテンポの中で、部分的に遅くしたい時は、テンポ・ルバート(時間を盗む)してその分
  1拍の長さの辻褄合わせをする必要がある。


'17/12/17(日)
■ 練習曲
  ドゥルーエ
  フルートのための25の練習曲より
  No.22:Andante(跳躍+アーティキレーションの練習曲_1    ヘ短調(Fm/F mol)の練習曲)&
  No.23:Andante(跳躍+アーティキレーションの練習曲_2    変ニ長調(D♭/Des dur)の練習曲)

 ・類似の練習曲なので、2曲続けて吹くことに。
  先週ポイントを抑えられたので、2曲とも比較的上手く行く。

■ 曲
  ガンヌ: 「アンダンテとスケルツォ」
  第1楽章 Andante(moderato) 
 ・余り遅すぎずに。
  2拍取りで吹いた方が、流れが良くなる。
  符点4分が長くならぬように。


'17/12/24(日)
■ デュエット曲
  「テレマン作曲 2本のフルートのための6つのソナタ OP.2」より
  No.4:第2楽章 Vivace
 ・テンポは、速く。
  この曲には、2つの特徴的なフレーズが出てくる。
  1つは、冒頭の、同じ音の連打であり、 84小節付近に出てくる、3/8拍子の、1拍目に出てくる
  装飾的フレーズである。
  最初のは、そんなに難しくはないが、16分+32分*2による装飾的フレーズは、2拍目の頭の音
  に向かって軽く吹かないと、スムース感が出ない。
  1回だけならなんてことないが、これが、4回ほど続くところは、1拍目の音を強く吹きすぎると、
  そこで音楽が止まってしまう感があるので軽く吹くと良い。
  後半2拍が旋律と思って吹くと上手く行く。


← TOP PAGEに戻る