●2014年度のレッスン日記
'14/1/5(日)
■ 曲
シューベルト作曲「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲より
VAR.Y
・この6番目のバリエーションは、ピアノとフルートが、異なる、3/8拍子系のリズムパターン
のメロディで重なるので、正確なリズム取りが必要である。
そんなに速くない曲想なので、ここは、8分音符1拍で数えた方が、ピアノとの合わせが
正確で容易になる。
'14/1/19(日)
■ デュエット曲
「ジュゼッペ・ガリボルディ曲 フルートのためのデュエット 作品145」
第2集 E: 6曲の輝くデュエットより
No.5:Allegro alla polacca.と、No.6:Allegretto. Molto elegate.
・No.5:Allegro alla
polacca(ポルカ風に)の装飾音の処理について注意。
小さい音符に斜め線が入っている装飾音の場合は、短前打音と言って、
その装飾音は短く前に出し、主音の位置は動かさない。(オンザビート)
・No.6:Allegretto.
Molto elegate.の途中と最後に出てくる、
ドレドレとシレシレの運指は、正規の指だとスムースに演奏することが
速いテンポだと難しいので、次の替え指を使うとよい。
→ 右小指は離して、薬指を代わりに使う!!
この運指の説明は、デボスト氏の著書に記載されているそうです。
'14/1/26(日)
■ 練習曲
Altes 第3巻より、No.25:とび離れたスラー、ターンとトレモロ、及び
B運指の練習より、Allegretto(刺繍音の替指の練習)
・この刺繍音の替指のための練習曲は、1小節内での臨時記号(#,x)
が頻繁に出てくるので、見落とさないよう注意が必要である。
・タンギングに注意!!
この音形の陥りやすいパターンとして、半拍毎のタンギングの時に、
都度、音価が短くなり音の繋がりが悪くなる現象が挙げられる。
それを防ぐには、タンギング時、舌を突くよりも、離す方に意識を
集中し、その動作を素早く行うとよい。
早くアパーチャを塞いでいる舌先を素早く解放することで息の流れ
を妨げることが無くなるので、音価を損なうことも無くなる。
'14/2/2(日)
■ デュエット曲
「ジュゼッペ・ガリボルディ曲 フルートのためのデュエット 作品145」
第2集 E: 6曲の輝くデュエットより
No.6:Adagio.
・オーミングアップを兼ねて、ゆっくりとした曲調のデュエット曲を吹く。
■ 曲
シューベルト作曲「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲より
VAR.Z
・行進曲風な曲調のバリエーション
最初に、同じメロディが、pと、fで交互にでてくるが、その吹分けは音量と
いうよりは音価の違いによって付けるとよい。
p(弱)を軽くスタッカートぎみに、f(強)はテヌートぎみに吹いて
色合いに変化を付ける。
'14/2/9(日)
■ 練習曲
Altes 第3巻より、No.26:レシタティブ、アルペジオ及び、ターン7運指応用の
練習より
@ Allegro assai
・冒頭、2ndフルートの、速目のテンポの序奏を受け、レシタティブ(Recitativo)
に、ゆっくりとしたテンポを基調に、比較的自由にテンポを揺らし歌ってよい
1stフルートのフレーズであるが、実際にこれを吹くと、結構長い息が
必要なことに気付く。
低域のところで、ゆっくりと、たっぷり目の音を出すには、かなりの息量と
お腹の支えが必要と感じた。
A 4/4拍子から、12/8拍子への橋渡しのフレーズが出てくる
Molto moderatoの、Pdolce(ピアノ・ドルチェ)部
・この2小節のフレーズは、とにかく、柔らかく、やさしい感じを出すこと。
決して、出だしのタンギングがきつくなったりしないように。
'14/2/16(日)
■ デュエット曲
「ジュゼッペ・ガリボルディ曲 フルートのためのデュエット 作品145」
第2集 E: 6曲の輝くデュエットより
No.6:Allegro vivacissimo.
・今日は代講の先生によるレッスンとなった。
ガリボルディのデュエット曲を、2人で吹く。
この曲の冒頭に出てくるテーマは、途中にも、何度も出てくるが、
アクセントが付いている音をメインに考え、細かい譜割(16分3連)の音は飾りと思い
軽く吹いた方がよい。
また、16分3連x2のフレーズの後の、8分音符は短めに吹き、ここでフレーズの区切り
を付ける感じにするとよい。(小節最後の8分は、次の小節頭の8分に繋げるように吹く)
'14/2/23(日)
■ 曲
シューベルト作曲「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲より
VAR.Z
・319小節目からの、16分音符による、オブリガード的フレーズは、このバリエーション
のテーマをモチーフにしたピアノの行進曲的フレーズを意識して、インテンポで吹かないと
ピアノと合わない。
フルートは、アーティキレーションを明確にし、ダブルタンギングのところでは、音価
が短くなり過ぎないように注意すること。
'14/3/9(日)
■ 練習曲
Altes 第3巻より、No.26:レシタティブ、アルペジオ及び、ターン7運指応用の
練習より、Allegro con spirito
・分散和音展開がメインの曲である。
目標は、なるべく速いテンポを目指すことだが、ある程度、コード展開を理解してないと
速くはできないし、そもそも指が難しい部分がたくさんあるので大変!!
例えば、下の譜例のように、コード:'A'の分散和音展開は、低域のド#付近の指が大変。
そのようなところは、心理的により速く吹きたくなるが、落ち着いて吹くことが大切。
'14/3/16(日)
■ デュエット曲
「ジュゼッペ・ガリボルディ曲 フルートのためのデュエット 作品145」
第2集 F: 6曲の大きなデュエットより
No.1:Lento.と、Andante cantabile.
・No.1:Lento.
冒頭の、2nd Fluteは、1拍半休んだ後、裏拍子の8分から入ってくる関係で、1st
Flute
冒頭の、付点8分+16分の音形は正確な拍取りが必要になる。
つまり、2拍目の正確な位置に、レ(4分)が来ないと、2ndが入れなくなる。
デュエットの場合、相手のことを考えることを忘れてはならない。
・No.1:Andante
cantabile.(譜面頭に、古風に:アラ・アンティカ(ALL'ANTICA)という記述あり)
この曲は、途中から32分音符の連続になるので、カンタービレの方は、かなりゆっくりとした
テンポで吹くことになる。
途中拍子の取りにくい譜割(8分+16分+32分)が出てくるので、最初から、8分を1拍に
取ってカウントした方が、吹き易くなる。
'14/3/23(日)
■ 曲
モーツァルト作曲「ソナタ ヘ長調」より
第1楽章:Allegro
・今日から新たな曲としてモーツァルト作曲「ソナタ ヘ長調」をやることになった。
この曲は、今年6月末に行われる発表会の候補曲の1つと考えている。
・冒頭の、ドの音はタンギングの瞬間からビブラートの効いた柔らかく明るい音色が要求
される。
まあ、いつも言われていることではあるが、曲の出だしの音は緊張するし、柔らかい
アタックで吹きだすのは、そんな簡単なことではない。
・冒頭2拍目の、16分音符の上についている、トリル(波型の記号で、シェークとも呼ぶ)
は素早く1回(シ・ド・シ)とトリルする。
つまり、16分音符のシェークなので、32分の3連で1/4拍の中に入れる。
・12小節目からの32分音符が出てくるフレーズは、中音から低域に落ち、そこから
階段状に上昇していく形だが、低域の音をしっかり出そうとしてアパーチャを広げ気味
にしたまま中域に移行してしまうと、中域の音がボケルので駄作聞こえてしまう。
常に唇(アパーチャ)のコントロールが必要になることを忘れてはならない。
'14/3/30(日)
■ 曲
モーツァルト作曲「ソナタ ヘ長調」より
第1楽章:Allegro
・上の譜例で、冒頭2小節目の、16分2個-4分-16分2個によるシンコペーション
フレーズが随所に出てくるが、中央の4分が長めにならないように注意。
・また32分のスケールの後の、16分と、8分の後の16分も入るタイミングが
遅くなりがちなので注意。(縦のラインを揃えるということ!!)
・16小節目から、24小節にかけて長く伸ばす音と、それに続く長いメロディが
出てくるが、この部分のブレスの処理について、下譜例に朱書で示しました。
'14/4/6(日)
■ 曲
シューベルト作曲「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲より
主題と、VAR.Y
・結局、発表会の曲は、モーツァルトでなく、以前レッスンを受けた、シューベルトの
「しぼめる花」に決めた。
時間制限から全曲は出来ないが、この難曲にチャレンジすることにした。
・今日は、主題と、第6変奏(3/8でピアノと絡み合う変奏曲)の頭の部分だけ復習
してみた。
主題で出てくるスタッカートは短くし過ぎない。その音価の半分より短くしない。
また、第6変奏で出てくる、付点8分と、付点16分の譜割は、ピアノとの合わせ
の際、特に正確さが要求される。
■ デュエット曲
「ジュゼッペ・ガリボルディ曲 フルートのためのデュエット 作品145」
第2集 F: 6曲の大きなデュエットより
No.1:Andante cantabile. 32分音符が出てくるところより
・下譜例のように、32分音符の連続を吹く時、途中でテンポが、遅くなったり
速くなったりしがちなので注意すること。
'14/4/13(日)
■ 曲
シューベルト作曲「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲より
序奏:Andante
・今日は、下譜例に朱書きで注意点を書いてみました。
'14/4/20(日)
■ デュエット曲
「ジュゼッペ・ガリボルディ曲 フルートのためのデュエット 作品145」
第2集 F: 6曲の大きなデュエットより
No.1:Allegro
vivace assai.
・最初、遅めのテンポで、2回目は速めのテンポでデュエットし、2テイクでOKになる。
■ 曲
シューベルト作曲「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲より
序奏:Andanteと、主題:Andantino.
・今日は、pp、fのダイナミックスの取り方について、若干レベルの高いレッスンになった。
まず、どんな音色で吹きたいか意識していることが大前提になる。
なんとなく吹き始めるのは良くない。
特に、ppでの音色作りは、fより難しい。
一般に、ppのイメージは、暖かく悲しげなイメージを目指すとよい。
出だしのタンギングは、腹で押し出す感じで、決して、きついタンギングにならないように
し、口の中を広げ、アパーチャは、縦長で小さい穴を作れるとよい。
後、低域は音程が下がりやすいので、歌口を被せすぎるのは良くない。
'14/4/27(日)
■ 曲
シューベルト作曲「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲より
序奏:Andante+主題:Andantino.+VAR.1, 2, 3, 6, 7
・6月末の発表会に向け、シューベルトの「しぼめる花」をやるのだが、全曲やると
20分ほど掛るので、約10分の持ち時間を完全にオーバーする。
そこで一部省略して、序奏:Andante+主題:Andantino.+VAR.1,
2, 3, 6, 7
の構成にして、実際何分かかるか測ってみることになる。
通しで吹くといっても、万遍なく練習できているわけではなかったが、VAR7以外
は何とか、まあましに吹けた。
結果、演奏時間は、これでも10分を若干オーバーする。
さらに、VAR.3の前の短めの、VAR.2をカットすることになった。
'14/5/11(日)
■ 曲
シューベルト作曲「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲より
VAR.Z
・319小節目からの、16分音符による、オブリガード的フレーズ(2/23添付の譜例を参照)が
このバリエーションの1番の難関。
音階的に音が並んでいるところと、そうでないところが交互に出てくるし、
スラーとダブル・タンギングを吹き分けなければいけない。それと音が跳躍している部分も
あるので、全ての音質(粒)を揃えるのは非常に難しい。
最初は、自分の耳で音質が十分聞き分けられるテンポにして練習し、徐々に自分の考えている
最終テンポ(110bpm)に近ずけるとよい。
・曲の最後に出てくる、低域ミの音を、タンギングした瞬間から良い音色で吹くことは、これまた
非常に難しい。
まあ、最初はタンギングなしで、フーという感じで唇の形を崩さず息を吹き込めば、いくらかは
出やすくなるので、そう練習し、それにプラス、低域でのタンギングの練習をすると
よいのかな・・・。
息(ブレス)の問題と、低域をいかにタンギングの瞬間から良い音色で鳴らすかは、
フルート愛好家にとって、永遠のテーマのように今でも思っている。
'14/5/18(日)
■ 曲
シューベルト作曲「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲より
序奏:Andante+主題:Andantino.+VAR.1, 3, 7(これで演奏時間:約10分)
・今日は、代講の先生によるレッスンとなった。
先生はピアノも弾けるので、伴奏をして頂いた。
いくつか言われた注意点を列記してみたい。
まあ、いつも言われている点と重なることも多いが・・・
(1) 序奏:Andante
@ 大きく拍を感じて吹くこと。(2分音符=1拍取り)
A 最初から3小節1拍目の低域ミの音までは、1つの、つながりと感じて一気に吹くこと。
また、着地点の、低域ミの音程が下がらないように頭を起こして!!(明るいミであるように)
(2) 主題:Andantino
特になにも言われなかった。
(3) VAR.1
@ 転調(#4つ)して最初の小節(86小節目)の、16分3連のリズムに注意!!
フルートだけで吹く時はリズムの不自然さが目立たないが、ここのピアノパートは、3連でなく
32分音符の後打ちリズムになっているので、正確な譜割で吹かないとピアノと合わない。
同じフレーズを、3連でなく8分単位とか、16分単位とか変えてリズムの違いを把握するとよい。
(4) VAR.3
@ ゆったりと、やさしく歌う感じの曲想のバリエーションである。
ピアノと一緒に曲を作っていく意識を持って吹くこと。
ピアノパートをよく見ておく必要がある。
(5) VAR.7
@ 行進曲風な曲想であるが、吹き過ぎは良くない。
あくまでも、すべての音の音色が輝いていることを目指した方がよい。(時間は掛るが・・)
それには、最初は、自分の音色をよく聞けるテンポまでテンポを落として十分練習すること。
A スタッカート・マークがでてきたからといって、極端に短くしない。
'14/5/25(日)
■ 曲
シューベルト作曲「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲より
序奏:Andante+主題:Andantino.+VAR.1, 3, 7(これで演奏時間:約10分)
・各バリエーションでのポイント
(1) VAR.1
@ 2小節単位で、スラーが掛っている、レガートな、32分音符フレーズが続くが、このレガート感
(滑らかさ)を出すためには、32分4つ一塊で吹かず、次の32分まで含めて、5つ一塊の感じで
吹くとよい。
(2)
VAR.3
@ 中域の、ミとソ#は音程が下がりやすいので注意(音色が暗くなる。耳を効かせて!!)
(3)
VAR.7
@ 4/4拍子であるが、4分音符2つで、1拍(つまり、2/2拍子)の感じで吹いた方が、ピアノ伴奏
に乗り易くなる。
A 中盤の、オブリガード的フレーズが長く続くところは、とにかく気持ちを落ち着かせることが大事。
あせらない。そして過剰に速くならないこと。
'14/6/1(日)
■ 曲
シューベルト作曲「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲より
序奏:Andante+主題:Andantino.+VAR.1, 3, 7(これで演奏時間:約10分)
※ 今日は、市販のカラオケCDの伴奏に合わせて吹いてみた。
・注意を受けた箇所
(1) 主題と、VAR.3
@ 途中に、1小節〜3小節の休みがあってから音出しを行う箇所があるが、
微妙に遅れることがあるので注意!!
休みの間の、ピアノの音をよく聞き、それに合わせてカウントが取れていれば
確実に1拍前で十分ブレスが取れるので、出だしが遅れることはない。
遅れるときは、ピアノの音形をよく聞いてないか、カウントが取れてないかの
いずれかが原因と思われる。
(2) VAR.7
@ 下譜例の、3連フレーズであるが、テンポを上げた時、3連の中央の音が短くらないように
注意が必要!!(えびつな、3連は悪い例)
また1,3拍目の装飾音は素早く
'14/6/8(日)
■ 曲
シューベルト作曲「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲より
序奏:Andante+主題:Andantino.+VAR.1, 3, 7(これで演奏時間:約10分)
※ 今日も、市販のカラオケCDの伴奏に合わせて吹いてみた。
・注意を受けた箇所と、演奏のポイント
(1) 主題
@ 最初の出だしの、シの音、自分の中で最高の音色を目指すこと。
とは言っても、出だしの音は緊張感もあって、なかなか発音(タンギング)の
瞬間から、いつも良い音で吹くのは、そんなに簡単なことではない。(経験上)
ピアノの前奏が、8小節あってから入るので、休みの間、出だしの音のイメージ
を意識して、唇を準備しておくとよい。(なんとなく吹かない)
(2) VAR.1
@ 最初から、18小節間続く、32分主体のフレーズは、常に偶数拍(2,4)の
32分*4の方に比重を置いて、アクセントな感じで吹くとよい。
(3) VAR.3
@ 綺麗な旋律の曲なので、音符を単に追って吹くのではなく、流れるように歌うこと。
(4) VAR.7
@ 現在、108bpmのテンポで、全体を練習してきたが、中盤に出てくる、オブリガード的
フレーズが続くところ(ここは自分の技量不足で、108bpm以上上げると危険)
以外は、より速いテンポにした方が好ましいということで、116bpmで吹いてみたが、
何とか吹けた。
今後は、このテンポで練習する予定。
'14/6/15(日)
■ 曲
シューベルト作曲「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲より
序奏:Andante+主題:Andantino.+VAR.1, 3, 7(これで演奏時間:約10分)
※ 今日は、1回目のピアノ合わせ。(ピアノ合わせは今日と来週2回しかない)
・注意を受けた箇所と、演奏のポイント
(1) 序奏
@ 冒頭出てくる、中域#Cの音程、高くならないように!!
A 複付点の後の、16分音符に入るタイミング正確に!!
B 32小節目の、#Aの音は、ブレスの時間を取るために短くしないで、2拍
をキープ。
ここは、この後にブレスのための若干の間を空けてもかまわない。
(2) VAR.1が終わって、VAR.3へ入る準備
@ VAR.1が終ったら、頭の中で、1小節間、裏拍を感じて、2拍カウントしてから
VAR.3へ入ること。
'14/6/22(日)
■ 曲
シューベルト作曲「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲より
序奏:Andante+主題:Andantino.+VAR.1, 3, 7(これで演奏時間:約10分)
※ 今日は、2回目のピアノ合わせ。(ピアノ合わせは、これで終わり。来週は本番なり)
・注意を受けた箇所と、演奏のポイント
(1) 序奏
@ 冒頭出てくる、中域#Cの音程、高くならないように!!
これを確実にするには、音程のための替え指:「右手小指の他、薬指・中指も押さえる」
を使うとよい。
A ピアノの16分のリズムに乗って、高域+中域の、2分音符の伸ばしが終わって
中域ミの4分音符で、一段落するが、次の低域#ソに入るタイミングが遅くならない
ように!!(下譜例@)
B 下譜例A、27小節目の、#レ・ミ・#レ・ドは、滑らかな指の動きが難しい
ところなので、流れがもたれないように注意!!
(2)
VAR.3
@ タイが掛っている音形の後の音価が長くなりがちなので注意!!
これは、2箇所出てくる。
1つは、8分と、32分のタイで、もう1つは、8分と、16分3連の最初の音とのタイである。
'14/6/29(日)
■ 曲
シューベルト作曲「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲より
序奏:Andante+主題:Andantino.+VAR.1, 3, 7(これで演奏時間:約10分)
・今日は発表会当日
・30番目の出番:とにかく、朝起きてから、出番までの時間がいつもながら長く感じる。
・結果から言うと、細かいミスはあったが、割と全体的に、まとまった演奏が出来たと思う。
@ 音色的には、控室の時から調子が良く、音程も安定していた。
A VAR.3の、穏やかな楽章で、一か所、ミストーンしてしまったが、気にせず、
先に進んだ。(これが大事!!先生談)
B 主題の最初の出だしの音出しもスムースに行った。
C 主題が終わり、VAR.1に移るピアノとのタイミングも問題なかった。(先生談)
D 多少、息が短くなる場面もあったが、大方、ブレスも練習通りできたと思う。
E VAR.7のオブリガードのテンポが速かったようだ。(先生談)
F 最初から最後まで、音色が安定してたのが何より!!
'14/7/13(日)
■ デュエット曲
「ジュゼッペ・ガリボルディ曲 フルートのためのデュエット 作品145」
第2集 F: 6曲の大きなデュエットより
No.2:Allegro
・8拍子系の、4分+8分のパターンが、ひつっこく出てくるので、気を緩めないで、
このリズムが崩れないよう注意が必要。
得てして、16ビートの跳ねた感じ(後の8分が16分になるパターン)になりがちなので
このリズムと、8拍子系(3連符系)のリズムの吹分けが出来ることが大事。
8拍子系の、4分+8分のパターン
は言わば「ゆるい」感じ。
'14/7/20(日)
■ 練習曲
Altes 第3巻より、No.26:レシタティブ、アルペジオ及び、ターン7運指応用の
練習より
@ Allegro assai
・久しぶりに、このアルテ3巻の最後の練習曲:No.26を最初から吹く。
暫く、発表会のシューベルトの曲ばかし練習していたので、これを吹くのは、約4ヶ月
ぶりである。
最初のページのレシタティブは、その間、全く吹いていなかった。
案の定、指が回らなかった。
しかし、その後のフレーズは、思い出しながらも比較的上手く行った。
A Allegro ma non troppo(遅いテンポの6小節間)〜
Allegro con spirito(速いテンポで3ページ続く)
・次の2ページ分は、発表会後も練習していたので、何とか自分の出来るテンポで吹けた。
・3ページ目の途中まで吹いて、また来週ということになった。
・この練習曲は、分散和音と、刺繍音がひつこく出てくるが、和音構成を理解していれば
比較的、楽に吹けるはず。(そんなに甘くはないか・・・)
■ 曲
モーツァルト作曲「ソナタ ヘ長調」より
第1楽章:Allegro
・今回の発表会の候補曲の1つになっていた曲だったが、結局はシューベルトをやることに
なって、一時中断していたが、再開することになった。
・この曲は、明るい音で楽しげに吹ければ最高。
しかし、シンコペーションが出てきたり、ピアノのフレーズ的な、32分音符の音形も出てくる
ので、正確に吹くのは、そんなに容易ではない。
まあ、いつものように、リズムを正確にということだ。
'14/8/3(日)
■ デュエット曲
「ジュゼッペ・ガリボルディ曲 フルートのためのデュエット 作品145」
第2集 F: 6曲の大きなデュエットより
No.2:Andante
・1楽章のAllegro.もやったが、OKになった。
このアレグロは、途中転調が2度あり、その転調での曲想変化を感じながら吹くと、より
楽しくなる。
・2楽章のAndante.は、冒頭のメロディの区切りが、3小節と2拍と長く、1人でこれを吹くと
途中で何を吹いているかわからない感じ(もたない感じ)になってくるが、2nd
Fluteが
8分で伴奏フレーズを吹いているので、2ndとのハーモニーを感じて吹けば、また楽しい
感じになってくる。
■ 曲
モーツァルト作曲「ソナタ ヘ長調」より
第1楽章:Allegro
・前にも言われたことだが、
12小節目からの32分音符が出てくるフレーズは、中音から低域に落ち、そこから
階段状に上昇していく形だが、階段を上りきった中域ファの音色に注意。
低域のアパーチャのまま広げぎみになっていると、中域になったところで、音程が下がる
(音色が暗くなる)のでコントロールが必要。
頭を起こすのも効果があるかも。
'14/8/16(土)
■ 練習曲
Altes 第3巻より、No.26:レシタティブ、アルペジオ及び、ターン7運指応用の
練習より、Allegro assai Recitativo〜 Allegro ma non troppo〜
Allegro con spirito途中
ここまで、A4で、4ページある。(4/6ページ)
・アルテ3巻最後の練習曲で、6ページからなる長い曲
何時も、最初から練習しているわけではないので、暫くぶりに最初から吹くと、調性とかに
馴染むのに時間が掛り、結構ミストーンしてしまう。(反省)
また、和音が目まぐるしく変化するので、とにかく指が大変。
先生の2ndフルートと合わせるのも結構大変。
それでも、部分的であったにせよ、いくつかのフレーズでもよいから、綺麗に吹けたときは
嬉しいものである。
まあ、この曲の場合は、出来ないところの方が、今の所、多いのだが・・・
練習あるのみかな・・・
'14/8/24(日)
■ デュエット曲
「ジュゼッペ・ガリボルディ曲 フルートのためのデュエット 作品145」
第2集 F: 6曲の大きなデュエットより
No.2:Andante
・最後の方に、2ndフルートの、16分の伴奏パターンに乗って、1stフルートが、ゆっくりとした
テンポで、2分音符と、4分音符からなる素朴なメロディを、吹くところがある。
(その前までは、その逆で、1stが、伴奏系+2ndがメロディである。)
一見簡単そうに見えるが、2ndと合わせるのは、そう簡単ではなかった。
間が持たない感じのメロディに、細かい音符の伴奏が裏で鳴っているせいもあるのだろうが・・
まあ、テンポ(リズム)取りが正確であれば問題はないのだが、それだけではここは
曲としての感じがでないような気がする。
曲想の変化を感じて(意識して)吹くことが重要であると思う。
'14/8/30(土)
■ 曲
モーツァルト作曲「ソナタ ヘ長調」より
第1楽章:Allegro
・中間部の、8分音符の処理について、下譜例に朱書で示しました。
'14/9/7(日)
■ 練習曲
Altes 第3巻より、No.26:レシタティブ、アルペジオ及び、ターン7運指応用の
練習より、最後の2ページ(#5つ:in B(ロ長調))
・#が5つも付くと譜読みが大変なこともあるが、分散和音と刺繍音が主体のこの曲は
調性が理解出来ていれば、比較的、指は楽になる。
何とか、つっかえながらも最後まで完走。
アルテ3巻最後の練習曲も、一応OKになった。
今後、使う練習曲集は、ドンジョンの、「サロン・エチュードと、カプリース」になった。
'14/9/14(日)
■ 練習曲
ドンジョン: サロンエチュードとカプリースの中から、
5曲のカプリースより、
第1曲: Premiere Etude Vivement Gaiement(楽しげに)
・このエチュードの、サロンエチュードの8曲は、5年前位に、レッスンを受けていた
ので、カプリースの5曲を、アルテ3巻の次の練習曲として使うことになった。
今日は、その最初の1曲である。
この曲の前半は、オクターブ飛躍の練習で、後半は、速いダブルタンギングの練習
になっている。
前半部分だけ吹いてみたが、唇が出来てないと、飛躍した時、音色が、ぼけてしまう。
ハーモニクス、4オクターブ目の、ド・レを使った基本練習を織り交ぜるよよい。
'14/9/21(日)
■ 曲
モーツァルト作曲「ソナタ ヘ長調」より
第1楽章:Allegro
・ピアノの代わりに先生の、フルート伴奏(ピアノのフレーズを吹く)に合わせて、通しで
初めて吹いてみた。
このところ、ピアノ伴奏音源を日常的に聞いていたし、カラオケに合わせての個人練習
もしていたので、何とか通せた。
この曲は、低域からオクターブまではいかないが、4度、6度の中域への飛躍が随所に
出てくる。
そういう時には、低域を吹いている時のアパーチャで、中域を吹いてしまうと、中域の音が
ぼけて暗くなるので注意が必要。
中域に来たとき、アパーチャを若干狭めるとよい。
また顎の位置も大事で、若干、前へ出し気味にして音程が下がらないようにすること。
明るい音色が要求される曲なので、なおさらである。
'14/9/28(日)
■ 練習曲
ドンジョン: サロンエチュードとカプリースの中から、
5曲のカプリースより、
第1曲: Premiere Etude Vivement Gaiement(楽しげに)
・中盤からの、速いダブルタンギングのところも含め、通しで吹いた。
何とか完走したが、32分の低域#Fでの、速いダブルタンギングは、輪郭くっきり吹く
のは至難の業である。
■ 曲
モーツァルト作曲「ソナタ ヘ長調」より
第2楽章:Andate
・へ短調のこの曲は、ピアノが後から同じメロディを弾いて追いかける形になっていて、
曲は、淡々と進んでいきます。
ハーモニーが美しく(今日は、ピアノパートを先生が吹いてくださった)好きな曲の1つに
なりそうです。
'14/10/5(日)
■ デュエット曲
「ジュゼッペ・ガリボルディ曲 フルートのためのデュエット 作品145」
第2集 F: 6曲の大きなデュエットより
@ No.2:第3楽章 Allegro mosso.
・第1楽章と同じメロディで始まるが、12小節目の後半から、1stが、歯抜けの、4分と、8分によるフレーズ
になるが、これは、伴奏系ではなくメロディである。
下の譜例を見れば判る通り、2ndは、6/8拍子で伴奏パターンを刻んでいるだけである。
A No.3:第1楽章 Andantino.
・このメロディは、遅いテンポで吹いても、少し速いテンポで吹いても、曲としては、おかしく聞こえないが、
指定は、Andantino.であるので、余り遅すぎるのはよくない。
ちなみに、tino(ティーノ)とは、その元の指定(この場合、アンダンテ:Andante)の程度が減ることを
意味するので、アンダンテより速いテンポ指定になる。
さらに整理すると、中庸のテンポ:Moderatoを基準(中心)にすれば、
Adantino→ Andante→ Adagioの順に遅くなり、Allegretto→ Allegro→ Vivaceの順で速くなる。
'14/10/12(日)
■ 曲
モーツァルト作曲「ソナタ ヘ長調」より
第3楽章:Menuetto primoと、Menuetto
secondo(第1メヌエット及び、第2メヌエット)
・両方とも、ピアノが後を追掛けて進行する伴奏系になっている。
第1メヌエットについて言えば、半音進行下降フレーズは、遅くなり過ぎないよう、中身は、転ばないで
次の小節の頭に入る、タイミングが狂わないよう注意すること。
・第2メヌエットについては、無用にテンポを揺らさない!!
ためない!!
'14/10/19(日)
■ 曲
モーツァルト作曲「ソナタ ヘ長調」より
第1楽章:Allegro/第2楽章:Andate/第3楽章:Menuetto primoと、Menuetto
secondo
カラオケCDに合わせ、通し演奏する。
・この曲のカラオケCDは、あまり出回っていないようだ。
私が持っているのは、遠い昔に購入した、編/校訂:宮本明恭「フルート・ソロ名曲集」に付属されて
いた、カラオケ・カセット(CDではない)であるが、最近はこれを、CDクオリティの、WAVファイルに変換して
自作のプレーヤで流し、練習に使っている。
シンセサイザー伴奏によるカラオケCDの中に、モーツァルトの全てのソナタが入っている版が
あるらしいが、ピアノでは、私が持っているものか、これのCD版のものしかないようだ。
しかし今日使ったのは、先生が所持している、CDで、聞くところによると、だいぶお年を召された方が
ピアノを弾いているということである。
それはともかくとして、1楽章以外は、割と上手く合わせられたのだが、自分としては、
1楽章は、とても満足いくものでなかった。(一応OKになったが・・・)
ただ音符を追うのではなく、どう表情をつけたらよいのか、その表情をつけるのには、例えば、
8分音符が、2つ並んでいたとすれば、その長さを長めに吹くのか、短めに吹くのか、はたまた普通に
譜面どおりの長さで吹くのかを決めて、練習する必要がある。
結構、この普通に吹くというのが以外に難しいとも感じる。
来週からは、新たな曲として、ムーケの、「パンの笛」OP.15をやることになった。
'14/10/26(日)
■ デュエット曲
「ジュゼッペ・ガリボルディ曲 フルートのためのデュエット 作品145」
第2集 F: 6曲の大きなデュエットより
No.3:第1楽章 Andantino.及び、第2楽章 Quasi largo.
・下の譜例は、13小節目からの、2nd Fluteとの絡み具合を示す。
ここでは、2ndがメロディで、1stが伴奏に回る。
伴奏系の長く伸ばしている音(この場合、4分音符)
の裏で、細かい刻み(この場合、16分音符)のメロディが鳴っている時は、その音をよく聞いて
次の小節の頭で、タイミングがズレないよう注意が必要である。
このことは、第2楽章についても同様に言える。
■ 練習曲
ドンジョン: サロンエチュードとカプリースの中から、
5曲のカプリースより、
第2曲: Walzer Allegro con fuoco
・3/8拍子の、快活な感じのワルツであるが、あまり元気過ぎるのは、印象がよくない。
あくまで軽く軽快にということだろうか?
しかし、この曲は、中域〜高域がメインで、低域はあまり出てこないので、私にとっては吹き易い
曲の部類に入ると思う。
1回目のレッスンから、OKになったのは久しぶりである。
'14/11/2(日)
■ 曲
ムーケ: 「パンの笛」 フルートとピアノのためのソナタ 作品15より
第1楽章: パンと羊飼いたち Allegro giocoso
・2/2拍子で書かれたこの曲は「Allegro giocoso」とあるように、快活、陽気に、楽しげに演奏できると
よい。ただ、快活であっても、一つ一つの音の、音色には十分注意しないといけない。
この曲にも、シンコペーションが随所にでてくるが、あまり際立った感じで吹くのはよくない。
特に、シンコぺの中に出てくる16分音符は、ゆるい感じで吹くとよい。
'14/11/9(日)
■ 練習曲
ドンジョン: サロンエチュードとカプリースの中から、
5曲のカプリースより、
@ 第3曲: Allemande(アルマンド風に) Vivace.
Scherzando
・上から下への下降飛躍の練習曲である。
こういうのを吹く時は、下(低域)の音に寄せた唇(アパーチャはやや広め)にして、
上の音は、乱暴に吹かないで、腹を使って吹くようにすると、低域になっても音が出なく
なることはない。
・譜例下段のターンは、ミ・#ファ・ミ・レ・ミと吹くが、最後のラの音も含めて、32分の6連符と考えて
吹くとよい。この曲も、OKになる。
A 第4曲: Presto
・可能な限り、速くダブルタンギングで吹く練習曲
しかし冒頭のダブルは、#ドとラが繰り返す形になっているので#ドの時、指がキーから離れるので
楽器がぐらつきやすく吹きにくいフレーズである。
心理的(耳)には、#ドよりラの方に意識を寄せた方が、スピードを上げられるかも・・・
■ 曲
ムーケ: 「パンの笛」 フルートとピアノのためのソナタ 作品15より
第1楽章: パンと羊飼いたち Allegro giocoso
・冒頭で、高域ミからドの移行が、2回出てくるが、以外とこの移行をスムースに明るく吹くのは
簡単ではない。
高域ミの時、唇を締めすぎると、ドに移行した時、良い音色で吹けないような気がした。
'14/11/16(日)
■ 練習曲
ドンジョン: サロンエチュードとカプリースの中から、
5曲のカプリースより、
第4曲: Presto 可能な限り、速くダブルタンギングで吹く練習曲
・可能な限りと言っても、今のところ私の場合、120bpm位(今回は、32分音符が最小単位に
なっているので、32分音符4つを1拍とした場合の速さになる)ダブルタンギングの限界。
そのスピードで個人練習を半ページほどしていた。
という訳で、後半は初見となったが、何とか最後まで完走。
低域に移行した時に明るい音色を保ったまま、全曲通すのは困難なことだが、
一応OKとなった。
'14/11/23(日)
■ 練習曲
ドンジョン: サロンエチュードとカプリースの中から、
5曲のカプリースより、
第5曲: 主題と、2つの変奏曲より、主題:Andante con
variazioni Grazioso
・冒頭に出てくる、ターンと、トリル+装飾音の処理について、下譜例に朱書きしてみました。
■ 曲
ムーケ: 「パンの笛」 フルートとピアノのためのソナタ 作品15より
第1楽章: パンと羊飼いたち Allegro giocoso
・全体的に田園的なイメージの曲なので、ベタに吹いてしまうと、つまらない曲になってしまう。
基本的なことだが、譜面に書かれている様々な表情指示に従うことが必要である。
'14/11/30(日)
■ 曲
ムーケ: 「パンの笛」 フルートとピアノのためのソナタ 作品15より
第1楽章: パンと羊飼いたち Allegro giocoso
・この曲は、表情付が重要なポイントになる。
そのポイントと思われる部分を下譜例に朱書きしてみました。
'14/11/23(日)
■ モイーズの著書より、アンブシュアの練習
「アンブシュア、イントネーション、ヴィブラートの練習」より
エチュード[第3番] ダブルオクターブで吹く、アンブシュアの訓練
・前回のレッスンの時に、先生から、モイーズの本の中に記載されている、エチュードのコピーを
頂いた。
以前から長い間やっている、モイーズのダブルオクターブの練習に匹敵するものである。
この譜面は、オクターブで書かれているが、ダブルオクターブで練習する。
以前のより調が簡単ではあるが、最高音のド(ミとかもでてくるが・・・)が連続して出てくる部分もあり
かなり大変である。
高域の音を静かに出すことがポイントである。
つまりアンブシュアの適格さが求められる。
■ デュエット曲
「ジュゼッペ・ガリボルディ曲 フルートのためのデュエット 作品145」
第2集 F: 6曲の大きなデュエットより
No.3:第2楽章 Quasi largo.
・下譜例のように、2ndが、16分の伴奏をしている時に、間欠的な、8分のメロディを吹く時には、どうしても
伴奏の16分に引きずられ、リズムが狂って(8分のところが、16分になってしまう)しまいがちである。
このような時には、8分音符を、1拍に取れば狂うことはなくなる。
まあ、速いテンポの時は起こりにくいと思うが、遅いラルゴのようなテンポ指定の時は注意が必要。
■ 曲
ムーケ: 「パンの笛」 フルートとピアノのためのソナタ 作品15より
第1楽章: パンと羊飼いたち Allegro giocoso
・何回も言っているように、この曲は、表情付け(どんな雰囲気・感情で吹くか)を、常に意識するのが
重要であると思う。
例えば、中盤の、機械的なモザイク状の、3連パターンであるが、これは、今迄、明るい感じだったのが
次第に、暗雲立ち込める状態へ推移していくような気分で吹かないといけない。
この気分になる必要がある。
さもないと、機械的な、たいくつな演奏になってしまう。
'14/12/14(日)
■ 曲
ムーケ: 「パンの笛」 フルートとピアノのためのソナタ 作品15より
第1楽章: パンと羊飼いたち Allegro giocoso
・下譜例のように、60小節目から暫くの間、ピアノとフルートが、メロディと伴奏を交互にチェンジしながら
進行する部分がある。
下譜例で、フルートが、2分音符の伴奏系に入るが、ピアノがメロディをやっているので、特にここは
よくピアノのメロディを聞いて、合わせようとする意識が必要である。
まあ、当たり前と言えば、当たり前の話だが・・・
白玉の冗長な伴奏なので、油断すると合わなくなる。
'14/12/21(日)
■ 練習曲
ドンジョン: サロンエチュードとカプリースの中から、
5曲のカプリースより、
第5曲: 主題と、2つの変奏曲より、主題:Andante con
variazioni Graziosoと、Var.1 Legerement
・主題の頭に書かれている、表情指示:Graziosoとは、優美にという意味
また、Var.1の頭に書かれている、表情指示:Legerementとは、軽やかにという意味
どちらも、軽い感じを出さないといけない。
6/8拍子の曲で、符割りも細かいので、今のところ、8分音符1拍取りで吹いているが、どうしても
重くなりがち。
軽い感じを出すには、大きく拍を取った方が良いし、表情も付け易くなると思うので、
そろそろ、1小節2拍取り(8分、3つで1拍)で吹く練習に移った方がよさそう。
'14/12/28(日)
■ 練習曲
ドンジョン: サロンエチュードとカプリースの中から、
5曲のカプリースより、
第5曲: 主題と、2つの変奏曲より、Var.1 Legerement
・この第一変奏曲は、下譜例のような、いくつかの難フレーズが出てきて、かなりのテクニックを
要する曲となっている。
<いくつかの先生からのアドバイス>
(1) 難フレーズ_1(いやらしい飛躍装飾)
・最初の飛躍装飾部だけ、しっかり吹いて、後は力を抜いて軽く吹かないと
スピードを上げられない。
・主音から、次の主音の1オクターブ下の装飾音に移るタイミングが遅れると駄作なる。
(2) 難フレーズ_2(速い2つずつのスラーパターンの連続)
・これも最初のシ・レ・ドだけ、しっかり吹いて、後は力を抜いて軽く吹くが、
後半低域ななったところでクレシェンドできるとよい。(まあ、なかなか出来ることではないが・・)
(3) 難フレーズ_3(いやらしい速い連続装飾)
・これも同じ要領で吹くが、後半の、ソ・#ファ・ミ・#ファ・ミ・レ〜は速くなると指が難しく
なるので、指の力を抜いてスムースに指を回す練習が必要になりそう。