●2011年度のレッスン日記
'11/1/9(日)
■ デュエット曲
「ALBUM OF FLUTE DUETS」 ハンズ・ケーラー作曲「Sonatina」より Adagio
・2ndが細かい16分の伴奏系なので、ゆったりしたメロディを4分音符1拍でテンポ取り
すると合わない所が出てくる。
まずは8分1拍取りで十分練習するのが基本(♪=110で練習)
■ 曲
トゥルー「グラン・ソロ 3番」
・最初から2ページ目まで吹く。
テンポをもう少し速くした方が、フレーズ感が出るし吹きやすい。
・歌うところと、流すところのメリハリが大事
'11/1/16(日)
■ ソノリテ(ダブル・オクターブス)
オーミングアップを兼ねて行う。割と上手くいく。
■ 練習曲
Altes第3巻より、No.13:難しい指の組合せの刺繍音多用の練習曲
・遅いテンポで、替え指なしで十分練習すること。
■ 曲
トゥルー「グラン・ソロ 3番」
・最初の部分復習
・抜く音と、しっかり吹く音を明確に
'11/1/23(日)
※ 今日は、代講の先生でのレッスン
■ 練習曲
Altes第3巻より、No.13:難しい指の組合せの刺繍音多用の練習曲
・長い息が必要な長いフレーズは、特に意識してアパーチャが広がってこないように注意
して吹くこと。
(アパーチャは狭くの意識を植え付ける)
・左手首を中ほどに曲げて、小指が楽にA♭キーを押さえられる位置かチェック
・右手に関しては、根元の間接のみ動かしてキー操作をすると余分な力が入らない。
'11/1/30(日)
■ デュエット曲
「ALBUM OF FLUTE DUETS」 ハンズ・ケーラー作曲「Sonatina」より Adagio
・2ndが細かい16分の伴奏系なので、ゆったりしたメロディを4分音符1拍でテンポ取り
すると合わない所が出てくる。
まずは8分1拍取りで十分練習するのが基本(♪=110で練習)→ 前回と同じ。
なかなか感じつかめず。
■ 曲
トゥルー「グラン・ソロ 3番」
・最初から2ページ目まで吹く。
テンポをもう少し速くした方が、フレーズ感が出るし吹きやすい。
・歌うところと、流すところのメリハリが大事→ 前回と同じ。なかなか感じつかめず。
'11/2/6(日)
■ ソノリテ(ダブル・オクターブス)
・オーミングアップを兼ねて行う。
・低域の安定化が、いつの時もテーマとして付きまとう。
乱れた気持ちではフルートの低音は出ない。気持ちを落ち着かせ、ゆったりした気分を
維持することも必要。
■ 練習曲
Altes第3巻より、No.13:難しい指の組合せの刺繍音多用の練習曲
・先生とのデュエットで4ページの途中まで演奏。
2人だと、また息の感じが変わり、いつもブレスしない所でブレスしてしまう。
・難しい運指連続の練習曲なので最後まで吹くのも一苦労。
■ デュエット曲
「ALBUM OF FLUTE DUETS」 ハンズ・ケーラー作曲「Sonatina」より Adagio
・8分音符1拍に数え90bpmのテンポでデュエット。付点がくると何故か吹きにくさを感じ
るのは??
・付点4分の後の8分のタイミングがいい加減にならないように注意。
'11/2/13(日)
■ デュエット曲
「ALBUM OF FLUTE DUETS」 ハンズ・ケーラー作曲「Sonatina」より
Tempo
di Marcia & Allegretto
・合奏の時は、特に低域の音程が下がらないように。
・ブレスの前の音の処理に注意
■ 練習曲
Altes第3巻より、No.13:難しい指の組合せの刺繍音多用の練習曲
・先生とのデュエットで通しで演奏
・この手の曲は耐久力の訓練と考え練習するとよい。→一応OKとなる。
'11/2/20(日)
※ 今日は、代講の先生でのレッスン
■ ソノリテ(ダブル・オクターブス)
・ゆっくりしたテンポで丁寧に
<チェック・ポイント>
@ 右手親指が前に出すぎてないか?
A 右手小指の指先がE♭キーの下部に位置しC#キーへの移行が容易か?
B 腕が寝てないか?(起こす)
C 低音から高音への移行途中をスムースに。また両音価は均等にして低域を充実させ
高音は吹き過ぎない。
'11/2/27(日)
■ ソノリテ(ダブル・オクターブス)+ハーモニクス
・オーミングアップを兼ねて行う。
・低域の安定化が、いつの時もテーマとして付きまとう。
■ デュエット曲
「ALBUM OF FLUTE DUETS」 アントン・リチャ作曲「Theme and
Variations」より
Theme+Var.1〜Var.5まで
・裏拍にくる細かい符割の正確なリズム取りが、まだまだと感じる。
・Var.5は非常に遅いテンポでのリズム取りが必要な曲。今迄のこの手の曲はやってい
るが慣れるまで時間が掛かっているのは確か。
■ 曲
トゥルー「グラン・ソロ 3番」 115小節付近
・アルペジョが多用されているが、高音から低音まで斑無く鳴っている事が要求される。
・フルートの場合、響かせて鳴らす意識が大切。
力で鳴らそうとするのは禁物→ フレンチスクールの教え
'11/3/6(日)
■ 曲
トゥルー「グラン・ソロ 3番」 Largementより
・2拍取りで、あまりゆっくりし過ぎない。
・175小節1拍前からはコード進行び注意して強弱のメリハリをつけること。
・185小節のトリルはC#とDのトリル
・Tarantera風の所のテンポはPrestoで速く。2回目に移調したLargementでまた遅くに戻す。
・飛躍の多い難フレーズ部でも決して力を入れない意識が必要
'11/3/13(日)
■ 曲
トゥルー「グラン・ソロ 3番」 272小節より(ダブルタンギングフレーズ)
・非常にゆっくりしたテンポでオーミングアップを兼ねて行う。
・スラー無しの16分は心理的に短くしやすいが、音価を最大限にダアダア吹く感じにするとよい。
・長い白玉音符の伸ばしは1拍目と4拍目を特に注意して必ずカウント。
この後、最初からD♭に移調するところまで通しで演奏
・伴奏系を意識して多少はテンポを変化させて吹くと曲らしくなる。
※ 震災のため来月8日まで全教室休講になる。
'11/4/10(日)
■ デュエット曲
「ALBUM OF FLUTE DUETS」 アントン・リチャ作曲「Theme and
Variations」より
Var5:Adagio moito+Var6
・4分音符の裏に入る2ndの32分音符の導入伴奏系を良く聞いて合わせること。
・非常に遅いテンポの中の細かい32分音符フレーズは装飾と思って軽く吹くこと。
※ 一応この曲はOKになる。
■ 練習曲
Altes第3巻より、No.14:Scherzo Allegro vivace
・大きくリズム取りをしないと速いテンポでは遅れる。
・3/8拍子だが、i小節1拍取りで乗って演奏
※ 震災の影響で5月の発表会が10月に延期になる。
'11/4/17(日)
■ ソノリテ(ダブル・オクターブス)
・顎の前後のみで頭(顔)は動かさない。
・高域に移った時は音価が短くならぬように。
・高域から低域の下降飛躍の時、アパーチャが広がり過ぎないことと、上下歯の間と咽喉を開けて
口の中を広げる意識が定着すると良いと思う。
■ 練習曲
Altes第3巻より、No.14:Scherzo Allegro vivace
波打つ感じのオブリガードより
・スイング感を出すと良い。(頭の音を意識)
■ 曲
トゥルー「グラン・ソロ 3番」
・付点8分+16分のパターンが随所に出てくるが、リズムが崩れないよう注意(頭を働かせる)
・16分刻みのインターナルクロックの立上がりで考えれば、
付点8分= 立上がり3個分
16分= 立上がり1個分
となる。
16分4つのリズムパターンに合わせて吹く練習をすれば、正確な付点8分のタイミングを取得
できると思われる。
'11/4/24(日)
■ ソノリテ(ダブル・オクターブス)
・歌口の位置が内向きになり過ぎていないか注意(高音が詰った音になりがち)
■ ビブラート
・96bpm位のテンポで16分4つ分のビブラートを目指す。(80bpm位なら出来る)
・高域のビブラートが綺麗にかかるようになれば良いと思う。
・振幅でなく音程を、高域でも変化できるようにを目指す。
■ デュエット曲
「ALBUM OF FLUTE DUETS」 ドゥルーエ作曲「Duo concertant」より
Allegro vivo
・最初の2ページ以外は完全初見→ なんとか完走
・低域の動きを滑らかにを目指す。
'11/5/1(日)
■ ソノリテ(ダブル・オクターブス)
・オーミングアップを兼ねて行う。
■ ビブラート
・ビブラートが十分かかり倍音が均等に鳴り出したとき吹いてるという感覚が無くなる。
つまり自分の音を良く聞いて!!
■ 曲
トゥルー「グラン・ソロ 3番」
通しのつもりが細かい注文がつき途中まで。
<その注文事項>
・フレーズの切れ目を意識すること。
・スラーが長く続いているフレーズでも有効なアーキティキレーションを感じて吹くこと。
・16分の連続などを滑らかに吹くには、2拍取りして大きなグルーブを感じて吹くとよい。
'11/5/8(日)
■ ビブラート
・ビブラートの練習は副次的に余計な(肩・首等の)力を抜く練習になるので暫く続けるとよい。
■ デュエット曲
「ALBUM OF FLUTE DUETS」 ドゥルーエ作曲「Duo concertant」より
Adagio ma non trope(遅過ぎないで)
・カンタービレなフレーズと静かなフレーズを吹き分けられるとよい。
・この手の遅いテンポの曲は、裏拍に8分が来たり16分が来るのをより意識しないとテンポが
突然速くなりがち。
・歌う気持ちとテンポキープが必要
■ 曲
トゥルー「グラン・ソロ 3番」 111小節目より
・16分パターンが続くフレーズは強調する部分と、そうでない部分を感じて吹くと良い。
・16分の半音進行パターンは速くなりがちだが、基本はテンポキープ
テンポキープが崩れると上手く聞こえない。
'11/5/15(日)
■ 曲
トゥルー「グラン・ソロ 3番」 通しで吹く。
これでトゥルーは終りにし、来週からジュナンをやる予定
<いくつかのアドバイス>
・いつでも直ぐに、リラックスした感じで綺麗なビブラートのついた音が吹けるとよい。
・休符後のタンギングがキツクならないよう常に注意
・最初の♭5つに移調されたスロー感覚なフレーズは、あまり速すぎずに、しかし大きく拍を
感じて流れるように。
'11/5/22(日)
■ ハーモニクス
・任意の倍音を直ぐ出せる練習をするとよい。(金管の練習方法)
■ デュエット曲
「ALBUM OF FLUTE DUETS」 ドゥルーエ作曲「Duo concertant」より
Adagio ma non trope(遅過ぎないで)+Allegro
・一応2つとも完走し割りと心地よくふけた。
Allegroの後半2ページは完全に初見であったが何とか吹ききった。
■ 曲
ジュナン「ベニスの謝肉祭」 初レッスン
Cトリルの長い伸ばしなしで、降りた中域Cから
ほんのちょっとで時間切れ
<いくつかのアドバイス>
・この手の曲は、鮮やかさが必要なので高域のビブラートも細心の注意をはらって。
・カデンツァが終わって、イントロダクションに入るが、落ち着いたテンポで。
'11/5/29(日)
■ ハーモニクス
・E〜Fの高次倍音を出す為には、右手小指をE♭キーとD♭キーの中間に置くと出しやすくなる。
■ 曲
ジュナン「ベニスの謝肉祭」 序奏部全体(長いCトリルから)
<いくつかのアドバイス>
・バロックではないので、特にカデンツァ部分は表現重視で、テンポを動かしても良い。
・歌う部分とインテンポで流す部分とのメリハリをつけること。
・スラーの中についているスタッカートは短すぎないこと。
'11/6/5(日)
■ デュエット曲
「ALBUM OF FLUTE DUETS」 クンマー作曲「Sonatina」より
Allegro non tanto
・3拍子の軽快なテンポに乗って流れることが大切。殆ど初見であったが何とか完走
(途中まで)
■ 曲
ジュナン「ベニスの謝肉祭」 序奏部+中間部
<いくつかのアドバイス>
・最初の高域ドのトリルは、人差し指でなく薬指(Disトリルキー)で。
(中域ドのトリルは、人差し指(Dトリルキー)でよい。)
・カデンツァ最初の高域ソは十分伸ばして、ブレスを入れて下降を始めてOK
(ブレス無しで一揆にいきたいが、現状息が持たない)
'11/6/12(日)
■ ソノリテ(ダブル・オクターブス)
・上昇のみ、割と上手くいく。
■ ビブラート
高域のビブラートの練習として、「白鳥」をオクターブ上げて吹く。
・最初、譜面通り中域で
・上昇フレーズの最後の音の伸ばしは重要なのでビブラートを意識して長めに。
・最高域G3#, A3#→D4の移行は右手小指のポジショニングを前もって準備しないと上手く
できない。
■ デュエット曲
「ALBUM OF FLUTE DUETS」 クンマー作曲「Sonatina」より
Allegro non tanto
・最後まで完走。掛け合いの時、休符タイミングがいい加減にならないように。
■ 曲
ジュナン「ベニスの謝肉祭」 序奏部+中間部
通しのつもりが細かい注文がつき途中まで。
<いくつかのアドバイス:中間部>
・流す部分と歌う部分のメリハリを考えて吹かないと、吹いていて退屈になる。
・低域から始まるフレーズの音はタップリ目に。
・高域では締め過ぎず、低域では緩めすぎず唇の柔軟性が大事。
'11/6/19(日)
■ ソノリテ(ダブル・オクターブス)
・最後まで吹くが、上昇オクターブは結構上手くいく。しかし下降パターンは、降りた時の低音が
難しい。
■ 練習曲
Altes第3巻より、No.14:Scherzo Allegro vivace
波打つ感じのオブリガードより
・替え指を使って、指を速く動かすトレーニングが目的の練習曲だが、音色を損なう所は極力、
正規の指を使うこと。
■ デュエット曲
「ALBUM OF FLUTE DUETS」 クンマー作曲「Sonatina」より
テーマとバリエーション
Theme:Andante un poco largo e amabile+Var.1,2,3まで
・初見に近い状態で吹くが、結構上手くいく。
・最後のソロの部分の音域ごr¥との音色の綺麗さに留意すること。
(低域→中域→高域、各変わり目の唇に注意)
■ 曲
ジュナン「ベニスの謝肉祭」 5th
Var. Allegro
・トリル多用のバリエーションであるが、なんとなくトリルしないで、トリルの回数を決めて練習
するとよい。
・低域から始まるフレーズの音はタップリ目に。
・高域では締め過ぎず、低域では緩めすぎず唇の柔軟性が大事。
'11/6/26(日)
■ 曲
ジュナン「ベニスの謝肉祭」 8th Var.+5th
Var.+6th
Var.
オーミングアップを兼ねて、曲のフレーズを基本練習として使う。
@ 8th
Var.:最終バリエーション→ ダブルタンギングの練習
・メロディ・トーンの裏の中域ドの音色がぼやけないように注意。
それには、ダブルタンギングで舌を動かしても、唇の形は崩さず、ロングトーンで出した
中域ドの音色と同じ音色になるように音を良く聞き練習する必要がある。
・高域から低域へ下降した時、アパーチャが不用意に広がらないように注意。
それには、最高域D4,C4などの音だしをして、アパーチャを楽に絞れる練習をする必要
がある。
A 5th
Var.
・トリルに関しては、思いのほか上手くいった。
・メロディ・トーンの次にあるC2-C3,C2-C3パターンは、伴奏系(ファゴット・チェロ等)だと
考えメロディ・トーンは強く、伴奏系は軽く弾むように吹くと感じが出る。
B 6th
Var.
・アルペジョパターンの連続の曲だが、これも低域に来た時に、アパーチャは開けずに、
息を高域より減らす必要がある。これが崩れると低域がボヤケ、スピードも上がらな
くなる。
'11/7/3(日)
■ 練習曲
Altes第3巻より、No.14:Scherzo Allegro vivace
3ページ目中央付近の、Tempo Tより最後まで
・替え指を使って、指を速く動かすトレーニングが目的の練習曲なので、幾度と無く、通常
運指では、とても出来ないフレーズが次々と出てくる。
・さらなる練習が必要だが、一応OKになる。
■ 曲
ジュナン「ベニスの謝肉祭」 通しのつもりが、練習不足のため途中まで。
@ イントロダクション+カデンツァ部〜 主題
・長いC3トリルからの、カデンツァ部〜 主題までは、比較的上手くいく。
A 1st
Var.〜 4th Var.
・先生の前では、初めて吹くバリエーションだが、やはり高域〜中域〜低域へと下降
してきた時の、低音が満足いかない。(ややアパーチャが不安定になるのかボケる)
B 中間部の、Andante
・これが2ページあり、1/4しか練習してなかったので途中まで。
・途中のカデンツァが完全な初見であったので、十分譜読み出来ず断念。
'11/7/17(日)
※ 先週10日は、休講のため、2週間ぶりのレッスン
■ ソノリテ(ダブル・オクターブス)
・上昇のみ、割と上手くいく。
■ デュエット曲
「ALBUM OF FLUTE DUETS」 クンマー作曲「Sonatina」より
バリエーション No.5 Allegretto con molt
・速目のin
tempoから、(I)小節の、Poco andanteで急に速度を下げるので、ここを2ndと確実に
合わせるには、ここだけ8分音符1拍取りにするとよい。
しかも、このパターンは、連続して2回やってくるので、確実にその意識が必要。
■ 曲
ジュナン「ベニスの謝肉祭」より、8th Var.(ダブルタンギング・フレーズ)
・ここ1週間ほど、個人練習でも常用練習曲として使っている。
・結構慣れた感じで最後まで完走したが、途中でタンギングの歯切れが悪くなってくる。
この曲は、最終バリエーションとして奏される曲で気を抜くと失敗するケースが多い。
またこの種のダブルタンギングの曲は、完成にかなり時間がかかるようだ。
'11/7/24(日)
■ ソノリテ(ダブル・オクターブス)
・先週は、学生が夏休みに入ったせいかスタジオが借りられず、個人練習ができず。
そのせいか、唇の形が何か不自然に自分では感じられたが、まあまあか?
■ 曲
ジュナン「ベニスの謝肉祭」より、8th Var.(ダブルタンギング・フレーズ)
・ダブルタンギングの、kuの発音が途中で不明確になる。
tuと同等に明確にする練習として、kutukutuとやってみるとよい。
しかし、この前よりは良くなった。
・フィナーレの音→ A3から、F1へ下降飛躍した時、頭部管が抜き気味になっていて、しかも
歌口が内側に向いていると、低音のファの音程が目立って下がり悲惨な目にあう。
頭部管は、入れ気味にして歌口は内側に回さないこと。
また飛躍の際、唇を極端に変えない。何度も言われていることだが、これが常時できるように
なりたい。充実した低音で終わりたいものだ。
'11/7/31(日)
■ 曲
ジュナン「ベニスの謝肉祭」より、7th Var.(オクターブ下降飛躍)と、中間部後半
・メインメロディのオクターブ上が装飾音になっているバリエーションで、上手く吹くと2本で
吹いているように聞こえる。
・コツは、曲の最後まで装飾音は極力短く、メインメロディ音は長くをキープして吹くことだが
これが中々難しい。
・中間部の後半は、8分音符1拍取りで、ゆったりとした落ち着いた気持ちで吹かないと失敗する。
'11/8/7(日)
■ ソノリテ(ダブル・オクターブス)+ハーモニクス
・オーミングアップを兼ねて行う。
■ デュエット曲
「ALBUM OF FLUTE DUETS」 クープラン作曲「Concert」より
Preiude
・クープランは、フランス盛期バロック音楽の作曲家で、細かく記譜された前打音的装飾
(フランス風装飾)が特徴の1つである。
また、2ndフルートが後から追いかけていくような曲想で、慣れれば楽しめそうな曲と感じた。
・8分休符の後の8分音符及び、ブレスの後の8分音符が短くならないように注意。
'11/8/21(日)
■ 曲
発表会は、10月16日(日)に決定
発表会の曲として、以前発表会の為に練習はしていたものの、仕事の都合で断念した
ケーラー作曲の、「北の真珠(La Perle du Nord)」をやることに決まった。
今日はその初練習
・最初のカデンツァの始めまで吹く。
・12/8拍子で、Adagioテンポの、ちょっと演歌バラード風の哀愁あるフレーズに使われている、
8分音符3つの、最初の8分音符の後についている装飾音は、次の8分音符の装飾ではあるが、
この装飾音のタイミングは、最初の8分の音価の中に吸収させる必要がある。
'11/8/28(日)
■ 曲
ケーラー「北の真珠」より、冒頭から、Adagio melanconico.まで
・今日は、先生の不慣れな?ピアノ伴奏に合わせて練習を行った。
・曲の冒頭部分は、下譜面に示したように、ピアノの伴奏譜の3つ目のGmコードトーンの位置に
フルートの中域ソ(16分音符)がくるようにタイミングを合わせること。(図の赤点線部)
・32分で下降するフレーズで、低域に移るド・ラ・ファ#・ミが、ぼけないよう音色に注意。
・最初のAdagioのテーマが始まる前までは、ゆっくりしたテンポから、次第に追い立てるような
感じでテンポを速めてやる必要があるので、そのような曲の雰囲気を感じて練習するとよい。
・ Adagioテンポの、ちょっと演歌バラード風のフレーズは流すところと、十分歌うところのメリハリ
をつけて演奏するとよい。
例えば、下譜面の赤線枠で囲んだ部分は、低域ソから中域ソに向かって滑らかに移行し十分
歌うところである。
'11/9/4(日)
■ 曲
※ 今日は、この曲の中でも1番難関の、最終楽章(Vivo)からさかのぼる形で、全体の骨組みを把握。
@ ケーラー「北の真珠」より、Vivo
・この楽章の、速度指定は、Vivoなので出来る限り速く吹くことが望ましいが、3連符の連続ながら、
指が難しく、しかもメロディが、ちょっと風変わりで、はっきりしてないので、かなりの練習が必要そうだ。
A ケーラー「北の真珠」より、Allegretto moderato
・2/4拍子の、祭りの雰囲気を感じさせる、中域〜高域主体の、何でもないフレーズだが、十分綺麗な
音色で、アクセントは腹で軽くつける。
・また、2小節目後半の、ソの8分音符は、3小節頭のラの付点8分音符に繋げる意識で吹くこと。
B ケーラー「北の真珠」より、中間カデンツァのアドリブ・フレーズ
・この手の途切れの無いフレーズを吹く時も、4つなら4つで区切って拍を感じながら吹かないと、途中
で指がこける原因になる。
'11/9/11(日)
■ 曲
ケーラー「北の真珠」
・全体的な注意点としては、タイでつながっている音が、長くならないように。
よく言われることだが、タイの最後の音を、点で感じることがポイント。(気持ち的には、長く伸ばしたくなる)
・Vivo.中間部を吹く際の注意点
→ 下に示す譜例のように、分散和音の連続が、メロディを構成している場合、何とはなしに吹くのではなく
コード進行を理解して吹くと、フレーズ感が出てくる。
'11/9/18(日)
■ 曲
ケーラー「北の真珠」
@ ケーラー「北の真珠」より、Adagio melanconico
・ゆったりとした12/8拍子のテンポに、メロディを乗せて吹くが、出来るだけフレーズは長く取らないと
流れる感じが出ない。
それには、ブレスの位置を決めて、そこで素早く息継ぎをする練習が、どうしても必要になる。
A ケーラー「北の真珠」より、中間部のカデンツァ(アドリブ・フレーズ)
・オリジナルの記譜どおり吹くと、何度も同じパターンが出てくるので、かなりひつこく聞こえる。
そこで、無駄と思える部分をショートカットして、新たに編集し直したフレーズで吹くことになる。
'11/9/25(日)
■ 曲
ケーラー「北の真珠」
※ 自作のMP3(ピアノ伴奏)ファイルを演奏させ、それに合わせ、全体を通して吹いてみた。
<自己評価>
・カデンツァ部が、5ヶ所出てくるが、カデンツァ演奏後、次の小節に入るタイミングを、MP3のピアノ伴奏
に合わせることは自動演奏ゆえ、ピアノが何処で入ってくるか予測不能なので、この点はあまり気に
せず吹いた。
・最後の楽章(Vivo)以外は、不満は残るが、そんなに悪くなかったと思う。しかし、Vivo部は、さんざん
吹いた後に来るこの曲の中でも1番の難関で、気ばかり焦って、唇と顎が安定せず、その結果、
楽器の支えも安定しなくなってくるような状態で、まだまだだなあ〜〜
<先生からのアドバイス>
・速いテンポの中でも、テヌートするなど表情をつけることをしないと、ただただ機械的に聞こえるので注意。
・音が飛躍する部分でも、極端に唇を変えない。楽器が動く原因にもなる。
・打ち込みによる伴奏で練習する時の注意として、例えば、Adagio部など12/8拍子のゆったりしたリズム
が、延々と繰り返されるようなケースは、打ち込みの場合スイング感が出ず、機械的な演奏になってしまう
危険性が非常に大きいので、注意が必要とのことである。
(人が、3拍子系を伴奏する時は、1-2-3-1-2-3・・・と3つ毎のビートを感じて演奏するが、打ち込みの
場合は、機械がビートを感じるわけないので、言わば1-1-1としか感じず、音の羅列として音を出している
だけである。→ この辺は、1音単位に細かく強弱及び、音の長さを変えて打ち込めば、すこしはスイング
感が出るのかもしれないが..)
'11/10/2(日)
■ 曲
ケーラー「北の真珠」 1回目のピアノ合せの日
<自己評価>
・今迄、MP3のピアノ伴奏のテンポ移行に合せて練習してきたが、生のピアノと合せるのは、この曲に関して
は今日が初めて。
事前にテンポ設定を打ち合わせしている訳でもなく、メジャーな曲でもないので、やはりかなりテンポ感が
違っていた。
特に、Allegreto moderatoから、Vivoにテンポ移行するのに、かなり戸惑いを感じ、最終章は、まともに
吹けなかった。
まあ、軽くピアノとチューニングをして、いきなりの演奏ということもあるのだが・・・
<先生からのアドバイス>
・Allegreto
moderatoから、Vivoへスムースにテンポ移行するヒント
→ Vivoに入る1小節前から、Vivoのテンポを感じ、その中に導入部のフレーズを入れるようにすると
比較的テンポ移行が容易になる。
・全体的には、タイでつながっている音が長くならぬように注意
・#F, E♭, Dの低音が時々出てくるが、唇に無駄な力を入れず、よく響いた低音を出すように。
'11/10/9(日)
■ 曲
ケーラー「北の真珠」 2回目のピアノ合せの日
<自己評価>
・トータル的に見て、1回目より、まともに吹けた。
・カデンツァから、メロディに移行する際の、ピアノとの駆け引きが上手く行かず、スムースに入れなかった
感がある。
<先生からのアドバイス>
・カデンツァから、メロディに移行する際の、ピアノとの駆け引きについて
→ 次のメロディに移る際の、テンポ指定を軽い首振りによって、ピアノに合図するとよい。
'11/10/16(日)
■ 発表会当日 曲: ケーラー「北の真珠」
<自己評価>
・トータルでは、曲のストーリー性が上手く表現でき、そんなにあがることなく落ち着いていたと思う。
・低域ソ以下の音の響きがもっと欲しかったが、それ以外は練習の実力は出せたと思う。
・ホールの響が良いせいか、音像がフワァとした感じに聞こえ、狭い控え室の音とはかなり感覚が違っていて
毎回とまどった感じになるが、今日は低域ソ以上の音は良く響いて、透明感のある音になっていたと思う。
・出だしと、終りが問題なくいったので全体がまとまった感じになった。
<先生評価>
・トータルでは、曲のストーリー性が上手く表現できていた。
・中域から高域の音が良かった。
'11/10/23(日)
■ デュエット曲
「ALBUM OF FLUTE DUETS」 ドゥルーエ作曲「Duo concertant」より Allegro
vivo と
クープラン作曲「Concert」より Preiude
・発表会が終り、通常レッスンに戻った。
・ドゥルーエ作曲の曲で、先生とのフルート・デュエットを楽しんだ。何時頃やった曲なのかも忘れていたが、
何とか吹けた。
・クープラン作曲「Concert」より Preiudeは、8月以来レッスンを受けていない曲で、今日が2回目。
フランス風装飾が特徴的な、チェンバロ的奏法を思わせる曲想の、ちょと自分的には今迄、吹いてきた曲
とは雰囲気が異なり、馴染むまで暫く時間がかかりそうである。
※ 次回から、モーツアルトの、「RONDO」in D major, K.Anh.184 をやることになる。
'11/11/6(日)
■ デュエット曲
「ALBUM OF FLUTE DUETS」 クープラン作曲「Concert」より
Preiudeと、Air
・装飾が細かい符割で書かれていて、2本のフルートで合せるのは、結構難しい部類に入る曲だと思うが、
割と上手く行った。(ブレスマークが有っても、2ndフルートとのタイミングが細かいところでは素早く息継ぎ
をしないといけない。)
■ 曲
モーツアルト 「RONDO」in
D major, K.Anh.184
・RONDO主題である、最初の8小節のみ吹く。
Allegretto指定であるが、テンポはあまり速くしない。(32分音符が時折でてくるが、16分感覚のつもりで)
'11/11/13(日)
■ 練習曲
Altes第3巻より、No.15:ベートーベン作曲「アテネの廃墟より」
Allegro ma non troppo
1ページのみ吹く。(この練習曲は、今日が初レッスン)
・3連の刺繍音多発の曲で、3連符の、最後の1/3音が短くなりがち。
この曲は、十分速いテンポで横に流れるようにつながらないと、曲らしく聞こえない。
■ 曲
モーツアルト 「RONDO」in
D major, K.Anh.184
・32分音符が時折出てくるこの曲は、2/4拍子であるが、8分音符1拍取りで、4/8と考えテンポを取ると
吹きやすくなる。(慣れたら、2/4カウントにすればよい。)
'11/11/20(日)
■ デュエット曲
「ALBUM OF FLUTE DUETS」 クープラン作曲「Concert」より
Sarabandeと、Chaconne Legere
・Sarabandeは、2回先生と合せて、OKになる。(高域の装飾音的フレーズで難運指のところは、トリル運指でもよい。)
・Chaconne Legereは、今日は、アウトラインのみで終わった。これも、64分音符で記譜された箇所が時折でてくるが、
8分音符1拍取りでカウントすれば何とかなりそう。
■ 練習曲
Altes第3巻より、No.15:ベートーベン作曲「アテネの廃墟より」
Allegro ma non troppo
・腹で息を押し出す感じで軽く吹き、横に3連符が波のように繋がるイメージで吹くとよい。
・高域になると、音価が短くなりがちで、3連符が、16分刻みになってしまってはダメ。
'11/11/27(日)
■ 練習曲
Altes第3巻より、No.15:ベートーベン作曲「アテネの廃墟より」
Allegro ma non troppo
・最初は良いが、どうしても途中から、3連が、16分刻みの4つ目の16分が休符になったパターンに落ち居てしまう。
本人は、そういう意識が無いので始末が悪い。また易しい運指の所ほど、そうなり易い。
・曲の最後まで完走し、ポイントが理解できたので、この曲は一応OKになる。
・次回は、No.16:Andantino(アルペジオとトリル、フェルマータとカデンツァ、及び種々の合理的な運指の練習)
■ 曲
モーツアルト 「RONDO」in
D major, K.Anh.184
・個人練習で、8分音符1拍取りに慣れたので、これからは、記譜通り、2/4カウントで行こうと思う。
その際、基本テンポを早くし過ぎると、32分音符のところが大変になるので余り速くしない。
・物々しくなく、天上から聞こえてくるかのごとく吹けるとよい。
'11/12/4(日)
■ ソノリテ(ダブル・オクターブス)
・上昇のみ、割と上手くいく。
■ ハーモニクス
・基音:Cのみ行う。高次倍音:B♭の上のCを出すには、A♭キーを押さえて吹くと出る。
■ "Pu"タンギング
・アンブシュアのエクササイズとして、唇を軽く閉じ、口の中の空気を、"Pu"という感じで押し出し僅かな息で
発音する練習があるそうだ。これは、ピッコロの練習でよく使われるそうだが、フルートにも適用できる。
しかし、やってみると中々この閉じた状態で吹き始めることが難しく、直ぐには出来そうに無い。
■ 曲
モーツアルト 「RONDO」in
D major, K.Anh.184
・未だ、半分もレッスンを受けてないのに、先生のカラオケCD(ピアノ伴奏)に合せ、強引に最後まで吹くことになる。
・個人練習で、これまで吹いている前半までは割りと調子よくいくが、後半は殆ど初見状態で、臨時記号を読み違え
たり、指が追いつかなかったりでまともには、吹けなかった。
・メインテーマ冒頭1小節の最後の音は、その前の音でなく、次の小節の頭の音に繋げる意識で吹くこと。
'11/12/18(日)
■ 練習曲
Altes第3巻より、No.16:Andantino(アルペジオとトリル、フェルマータとカデンツァ、及び種々の合理的な運指の練習)
・調が#5つで符読みが大変。しかもトリル運指を的確に判っている必要があるので大変な練習曲という感じを受ける。
・例えば、高域ミ#のトリルは、ファとファ#のトリルになる。運指は最初正規の指でファ-ファ#とやり後は、右手人差し指を
トリルすればよい。
'11/12/25(日)
■ 練習曲
Altes第3巻より、No.16:Andantino(アルペジオとトリル、フェルマータとカデンツァ、及び種々の合理的な運指の練習)
・途中までではあるが、先生の2ndパートとのデュエットをやった。
Andante部より、2ndが低域でのメロディを奏し、1stはそれのオブリガードを奏する形になっている。
装飾+トリル多用のフレーズの連続で、最初は装飾もトリルも取らないと、2ndと合せるのが難しい。
今日は取って合せた。裏拍から入るパターンが多いのでリズム取りも大変だが、慣れるしかない。
■ 曲
モーツアルト 「RONDO」in
D major, K.Anh.184よりカデンツァ部分
・最初の#Fの伸ばしの後の32分音符符フレーズは、次の小節の頭に繋げる感じで吹くと良い。