● 実験テーマ41
「テンポ可変式MIDプレーヤ
第2段」
(ユニバーサル基板2枚構成で、ケーシングまで含め
使えるようにする)
■ 2013.9.29
・実験テーマ40での実験で、動作確認が出来たので、これを、机上に置いて
使えるようにしたいと思う。
・本来なら、EAGLEでプリント基板化したいところだが、フリーで扱える
基板サイズ(10×8cm)に収まりそうもないので、今回はユニバーサル基板
での製作ということにしました。
ちなみに仕上がりサイズは、PIC32基板と、VS1053b基板の2枚構成で
それぞれ、116×96.5mmとなりました。
<作業予定>
・回路は、実験回路と同じだが、筐体構造の関係で、以下の部品は
違うものに変更した。→ 一応、水魚堂で回路図を作成
→ タクトスイッチ: 背の高いプッシュSW(M2B-15ABB4"日開")に変更
電源スイッチ: 背の高いトグルSW(M2012P"日開")に変更
3.3Vレギュレータ:TO220タイプの、TA78033S"東芝")に変更
・部品配置と、筐体構造を検討
→ 今回は、アクリル板(2t)2枚で、基板を挟み込む構造にしました。
・上記検討が済んだら、部品を手配する。
■ 2013.9.30
・部品配置と筐体構造を検討した。
以下に、機構計画図(手書きのラフ)を貼り付けておきます。
■ 2013.10.1
・水魚堂にて回路図作成終了
・マルツへ、QFP64パッケージ実装見積依頼済(いつもお世話になっています。)
・パーツリスト作成済
■ 2013.10.2
・秋月・マルツへ部品手配済
■ 2013.10.3
・早速、部品届く。
■ 2013.10.4〜 2013.10.7
・計画図を基に、ユニバーサル基板の加工と、主要部品の配置を行う。
以下に、この時点での基板加工と、仮組立の様子を貼り付けておきます。
■ 2013.10.11
・基板部品実装完了(マルツからの、QFP64実装待ち)
■ 2013.10.12
・計画図を基に、アクリル板の加工を済ませた。
ろくな工具が無いので、プッシュスイッチのボタン逃げ穴(11φ)の加工は大変だった。
■ 2013.10.13
・未だ、マルツに依頼している、QFP64パッケージ(PIC32MX)の実装が上がってないので、
PIC実装前の、電源電圧をチェックすることにした。
→ まず電源ラインが、GNDとショートしてないかを確認→ OK
PIC32MX基板及び、VS1053b基板の、各電源ピン(MPU,SD,VS1053b,GLCD,PICkit2、パワーアンプ)
の電圧を確認したが問題なさそうである。
→ Vcc= 3.29V, +5V→ 5.10V
■ 2013.10.14
・マルツより、PIC32MXの実装上がり変換基板(ダイセン電子:Q064)が届く。
・早速この小基板を、ベース基板に実装した。
・パワーアンプICと、GLCDも実装し、両基板を結合した状態で、HEX書込み前の電源チェックを行った。
→ まず電源ラインが、GNDとショートしてないかを確認→ OK
PIC32MX基板及び、VS1053b基板の、各電源ピン(MPU,SD,VS1053b,GLCD,PICkit2、パワーアンプ)
の電圧を確認したが問題なさそうである。
→ Vcc= 3.28V, +5V→ 5.00V
・次に、HEXを書込もうとしたが、ちょっとトラブル有
→ PICkit2との接続に使っている、ライトアングル・ピンヘッダの、ピンの高さが、PIOkit2のソケットコネクタ
と合わなく(ピンヘッダの高さの方が若干低い)、上手く挿入できない。
実装前に確認したはずなのだが・・・・
しょうがないので、コテでピンを温めながら、ピンを上へ押し上げ高さを合わせ何とかなった。
→ これでHEX書込みは、出来るようになり、無事書込みOK
・動作確認
以下以外は全てOK
@ ファイル選択の時、DOWN
SWの押し方によって、2〜3つ先に進んでしまうことがある。
→ これは、実験の時に使用した、タクトSWに比較し、今回のプッシュSWは、チャッタが若干多いようで
Select関数の、チャッタ回避ウエイトを、100mSから、200mSに変更して解決した。
尚、プロジェクト名自体は、実験の時と変更なしということにし、プログラムコメントにて対応した。
A スピーカ出力は、左右CH共に音が出ているが、固定出力のAUDIO出力の方は、左CHが出ない。
→ これは、配線時のミスで、左CHラインのワイヤの芯線が切れかかっていたことが原因していた。
配線し直しOKとなる。
※ 稼働中の、電源電圧も殆ど変りなく、
Vcc= 3.28V, +5V→ 5.02V
であった。
※ これで、一通り動いたので、本件はクローズすることにした。
※ 出来れば、繰返しループ再生のモードも追加したいと考えている。
また、リスト表示ファイル数も、増やしスクロール表示を可能にしたい。
これらは、今後の課題としたい。
<最終回路図>
・こちらから、どうぞ→ 「テンポ可変式MIDプレーヤ_PIC32MX基板」
「テンポ可変式MIDプレーヤ_VS1053b基板」
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