● 実験テーマ147
「充電式LEDデスクライト_オーム電機_USB給電部NGの修理記録」
(充電式LEDデスクライトの給電・充電部のmicro-Btype USBコネクタを標準DCジャックに交換)
■ 2023.3.14
※ 修理した物の型番等は以下です。
・製品名:充電式LEDデスクライト
・メーカ:オーム電機
・型番 :DS-LD24AG-A
・スギ薬局のポイントで交換した充電式LEDデスクライトの給電・充電部に使われている
micro-B typeのUSBコネクタの耐久性に問題が有り、何回も充電・給電で、プラグを抜き差し
している内に、遂に接触がラフになり、充電・給電出来なくなりました。
なんとか分解して自力修理することにしました。
micro-B typeのUSBコネクタの代わりに
丈夫な何時も使用しているDIPタイプの「2.1mm標準DCジャック・基板取付用 MJ-170P」
を外から最短でUSBコネクタの開放差し込み口へワイヤを挿入し基板のランドに直接半田付け
しようと考えました。
・ただ外観を見ても、ネジはライト部と本体台座部を勘合しているヒンジ部を固定している2本
だけで、後は嵌め込んであるだけのようなので、分解は容易ではなさそうです。
・次の手順で分解出来ました。
@ ヒンジ部を固定している2本のビスを外す。
A 台座底面の黒い銘版シールを、半分ほど剥がす。
B 底面上部に見える前面パネルの爪をマイナスドライバで押さえつける。
C 押さえつけたままにし、上下カバーの接続部を、さらにもう一つのマイナスドライバで
上下にこじると、ようやく勘合部が開け中身が見える。
尚、上下カバーは、5ヶ所ほどで樹脂加工された爪により嵌りこんでいました。
一部の爪は外す際にヒビが入ったが問題無いレベル。
D 中身の構造は、
前パネル側には、充電制御基板と青い外装のリチューム電池(3.7V 2200mAh)及び、
ライト部を畳んだことを検知する接点がヒンジ部に仕込まれていました。
なかなか巧妙な構造になっていると思いました。
後パネル側は電池の重さだけでは不安定な為、鉛の重りがM4程のビス2本と接着剤のようなもので
固定されていました。
・コネクタの取り外しと、交換は次の手順で行いました。
@ コネクタの取り外しの前に充電制御基板が生きているか(コネクタだけの問題か)を
確認する為に、USBコネクタの、1pin:Vbusと、5pin:GNDのパッド部に直接外部から
5Vを供給してみました。
正しく供給されていれば、ステータスLEDが赤点灯するのでこれで確認出来る。
しかし一人で作業している為、パネルの表面を見ることが出来なかったが、裏から
基板の隙間から、ほんのり赤く点灯しているのを確認出来た。
A まずmicro-B typeのUSBコネクタを基板から半田コテで熱を加えなが外します。
コネクタにはケース・シールド用のピンが4本出ていて頑固に基板に半田付けされていたので
手動半田吸取器では歯が立たず、ニッパで根元から切り離しました。
B 1pin:Vbusと、5pin:GNDのパッド間に黄色のパスコンが実装されていたので
その近傍のパターンに直接「2.1mm標準DCジャック・基板取付用 MJ-170P」からの
ワイヤを半田付けしました。
外に MJ-170Pの本体部が露出するので黒テープでカムフラージュして作業終了です。
※ これで何とか充電・給電とも復旧して使えています。
← 実験テーマ1に戻る TOP PAGEに戻る 実験テーマ148 →