● 実験テーマ139
「旧携帯TK21を外部電源で動かす実験」
(TK21のLiIon電池NGの為、funstyleでdwしたmidiソースが聞けなくなった。キットの外部電源で起動して鳴らす実験です)
■ 2022.12.14
※ 旧携帯TK21(funstyle):2003年1月購入の、midiソースを聞きたくて外部電源で動かす実験を行った。
・旧携帯TK21のリードコネクタ付きLiIon電池は不良で外してあり、以前
ここに直接外部から3.3Vを印加して動かそうと思ったが、3.3Vでは
電圧が低くて、直ぐに充電不足になり使えなくなった。
LiIon電池の定格は、3.7V800mAなので当然の話だ。
※ TK-21のリチュームイオン電池:BAK21(3.7V 800mAh)"Tu-Ka"は、検索したがヤフオクでしか入手出来ないようである。
そこで可変電源で何とかならないかと思いを巡らせたら、
OLED実験の時使った「AE-LMR62421」モジュールを思い出した。
このDC/DCは昇圧タイプなので入力は3.3Vということになる。
この3.3Vは、トラ技基板(2008年1月号特別付録)で作成したモジュールより入力する。
無負荷での可変範囲は実測:0.37V〜 27.7Vになった。
しかし3.7Vにアジャストするも、TK-21を繋ぐと0.81Vにダウンしてしまう。
トリマを回すが、1.45Vにしかならず。
どうもモジュールの容量不足のようだ。
・可変電圧を取り出せる3端子レギュレータ:LM317を使用した電源モジュールキットが秋月から販売されている。
<秋月キット:AE-KIT45-317>
@ 入力電圧範囲:DC5V〜 24V
A 出力電圧範囲:DC1.3V〜 15V
(但し、Vi-Vo ≧ 3V)
B 出力電流:1.5Amax
※ 早速、外部電圧モニタ用の超小型7SEG電圧計を含め手配した。
可変電圧の上限を12Vにしたいので、入力は15Vとした。
その電源は、FG085で使ったACアダプターを使うことにした。
■ 2022.12.17
・秋月から部材が届いたので早速部品実装と、総合配線を行った。
実装で注意すべき点は、3端子レギュレータの中央ピン(ボディ)は、GNDでなくOUTピンであることだ。
なので、ナイロンビスが付属されていた。
これで固定しないとショート事故が起きるので注意を要する。
・部品実装前にベース板をアクリル板で製作した。
基板が小さいので、横方向に長目の破材を利用してナイロンスタッドで固定した。
また超小型7SEG電圧計は取付穴径が、2.3φなのでM2のビスとM2のスタッドを使って
べース固定用のM2スタッドと共締め固定した。
簡易型なのでケースには入れずこのまま使う。
■ 2022.12.18, 12.28
・実験用可変電源の動作確認
(1) ショートチェック
Vin ⇔ GND:OK
Vout ⇔ GND:OK
(2) 無負荷時の可変電圧チェック(7SEG表示器の確認)
Vin= 14.96V(DC15V ACアダプタ:中華F.G用を流用)
Vout= 1.25V〜 2.5V〜 13.4V
( 表示器は、1.25Vでは消灯・2.5V辺りから真面な明るさで表示し始める
※ 表示器は、電源電圧入力と測定電圧入力が共通なのでしょうがない。入力電圧が上がるにつれ明るくなる。)
(3) 負荷テスト:仕様= 1.5Amax
Vout= 5.00Vにセット
手持ちのセメント抵抗等で可能な負荷抵抗値でテストした。
@ RL= 50Ω(5Wセメント抵抗):IL= 100mA
→ Vout= 5.00Vのままダウンしない。
リップルも自作オシロの50mV/Dで確認した範囲では殆ど無し。
A RL= 50Ω(5Wセメント抵抗)2バラ接続して、25Ω:IL= 200mA
→ Vout= 5.00Vのままダウンしない。
リップルも自作オシロの50mV/Dで確認した範囲では殆ど無し。
B RL= 50Ω(5Wセメント抵抗)2バラ接続しさらに、470Ω//470Ω//160Ω//160Ωして、18Ω:IL= 278mA(手持ちで可能な最大負荷)
→ Vout= 5.00Vのままダウンしない。
リップルも自作オシロの50mV/Dで確認した範囲では殆ど無し。
C Bの負荷抵抗条件で手持ち最大負荷にし、Vin= 12Vにしてみた。IL= 667mA(12月28日に実施)
→ Vout= 11.9Vにややダウンしたのでこの状態で12.0VにADJ
リップルは自作オシロの50mV/Dで確認した範囲では殆ど無し。
これ位の負荷電流なら未だそんなにヒートシンクを触っても熱くならない。
※ こんな実験してると電子負荷が欲しくなるな・・・・
■ 2022.12.19〜 2022.12.21
・電源電圧を3.7Vにセットして、funstyleを開いてmidi音源を聞いてみた。
問題無くクリアなステレオ音で鳴ってくれた。
・このままでは使えないので、再生音を、MDレコーダに録音した。
これで何時でも手軽に再生出来る状態になった。