結成から6年、神楽乃朋友は、多くの方々に支えられて活動してきました。衣装の作成、着替えのお手伝いなど、私たちの活動にご理解いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
そのなかに、宮城県利府町にお住いのあるご家族の存在があります。会員の実家でもあるのですが、これまで、神楽面や幣束、ばちの材料のご提供、現地の習慣やしきたりについてのアドバイス、そして、私たちが高麗神社で奉納するときには遠路はるばる駆けつけてくださいました。
特に材料のご提供は埼玉県では解決できないような案件も多数あり、こちらのご家族の支えなしでは今の活動が無かったともいえます。
そこで会では、感謝の気持ちをお伝えするために、神楽を奉納することにいたしました。技術的にまだ未熟なところもありますが、私たちの活動の形のひとつとして、この新たな取り組みを実現することになりました。
時期は当初5月の連休を考えていましたが、ちょうど改元の時期に当たり休日が例年と異なるため、7月の開催として準備を進めてまいりました。
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舞台は神棚のある八畳間。2部屋をふすまを取り外して広くしました。
画像にはありませんが、手前にご家族がいらっしゃいます。
こちらは「岩戸入」。
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「五條の橋」です。薙刀が当たらないか心配でした。柄を短くできるように改良をしました。
部屋いっぱいを使って立ち回りを披露しました。
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最後は「くずし舞」。非常に激しい舞です。梅雨明け直後であり、台風からの湿った空気のため非常に蒸し暑く、過酷な環境での舞となりました。見てくださった方々も暑い中でとなってしまいました。
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このほかに、休憩時間に餅やお菓子を配ったりなど楽しめる時間もつくりました。また、私たちがご指導いただいている現地の方々も来てくださり、くずし舞ではお囃子もしていただきました。本物のお囃子は私達とは比べ物にならない迫力があり、私たちは自分たちの力の無さを感じました。同時に、もっ頑張り上手くなろうと心より思いました。ご家族の皆様のご協力に感謝いたします。
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