逆立ちコマ  →逆立ちの理由
      
 逆立ちコマを回すと、最初は心棒を軸にして回転する。ところが、徐々に心棒が傾き始め、最終的には180度ひっくり返った状態で回り続ける。ネットでも多く紹介されているが、ここでは、静岡大学(浜松)工学部内にある「浜松RAIN房」の作り方などを参考にさせていただいた。
 コマが逆立ちする詳しい理由は、ネットを参考にしていただきたい。
1 課題と工夫 
  @ コマの本体を、木で丸く作るのは大変。→ ガチヤガチャカプセルを利用する。
  A 重心をとるおもりをさがす。
「浜松RAIN房」の粘土は、重さを調節できるが、カプセルの内側に、均等にはりつけるのは、子どもには、なかなかむずかしい。
     また、ネットで紹介されているビニールテープを巻き付ける方法は、子どもでもできる簡単な方法である。
巻き付けるテープの長さを変えることで重さを調節できるが、巻き付ける位置を(重心)を移動するのは、むずかしい。方法は、棒の一方の端から、1〜2mmあけ、ビニールテープ80cm分を、ていねいに巻く。
 →ここでは、ナットをおもりとし、フランクフルトの棒に通す方法でつくってみた。
 
  B 太い棒の回転軸は、フランクフルトの棒などを使う。   
2 材料
 ガチャガチャのカプセル 45mmφ
 フランクフルトの棒(5mmφ×4.8cm)
 M6ナット
 鉄ヤスリ、瞬間接着剤 少々
 セロハンテープ 少々
3 つくり方
  @ カプセルの片方のてっぺんをへこませる。(右図)
へこませる部分をライターの火で軽くあぶり、ドライバーなどの丸い頭を強く押しつければできる。
A へこんだカプセルのてっぺんに、錐で穴を開け、ハンドドリルなどで穴の大きさを広げ、あとでフランクフルト棒をねじ込む。
B 棒の端を、ヤスリを使って、平らにする。
 ※コマが逆立ちしたあと、きちんと回るには、平らでないと回らない。
  C 棒にナットを通し、少なめのセロハンテープでナットを棒に固定する。
  D 棒をカプセルの内側から穴に、通す
  E カプセルのふたをする。
    ※棒が中心になるよう調節する。
  ※回してみて、逆立ちがうまくいくように、ナットの位置を調節する。
4 使い方
@ コマの上部の棒をつまんで、回す。 実は、これがなかなかむずかしい。何度か挑戦してみる。
A コマは、まわりはじめると、やがて上下が反対になっていく。その途中で、棒の上部が下になりかけたとき、棒と床のまさつで、ひっかかり(B)、さかさに立ち上がる。(C)