島牧村・賀老高原 (02年10月3日)
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台風一過、快晴の一日でした。賀老高原を歩きました。狩場山の上にも、時折雲が流れゆくけれど、大きな青空が広がっていました。乾いた風が吹き、体を動かしても、ほとんど汗をかきません。やはり高度のある高原地帯、ブナの黄葉は歌才よりも早めです。ミネカエデ、ヤマモミジ、ハウチワカエデ、イタヤカエデなどは、すっかり紅葉しています。夏の長雨と日照不足のためか、木々の葉がチリチリになって痛んでいます。例年なら輝く黄色や紅が見られるのですが、全体に濁った色がしています。

ブナの黄葉のピークは、今月中旬ではなかろうかと思います。これからは良い天気が予想されるので、まずまずの美しさになるでしょう。残念なのは、カエデ類やナナカナドとの色の競演、ハーモニーが期待できないこと。しかし、ブナの実は豊作です。散策路のあちこちに実と殻斗が落ちています。口に入れると美味しいです。動物たちは、ほっと一息つくでしょう。今日のブナ林の様子をデジカメ写真で紹介します。

賀老高原のブナ原生林の全貌です。広大な面積、全体が黄色くなってきました。
オオカメノキ、カエデ類など低層木は、紅葉しています。
ブナは、黄葉の進みが一番遅いです。今月中旬がピークか??
林床を覆うミネカエデ。美しく見えますが、葉はチリチリ、ボロボロになったものが多いのです。