妻 と私の同病カルテ 2020                       Back

■2020/1/9 令和二年、明けましておめでとうございます。本年も、 よろしくお願い申し上げます。



今年の年賀状です。日常、会ったり会話出来ない友人諸氏に心を込めて送っています。

札幌は、年末大晦日まで積雪量がゼロでした。元日の朝、うっすらと雪が積もり、私の住む集合住宅からの眺めが真っ白な雪景色となりました。 が、大雪にはならず、間もなく解けてしまいました。事実上雪の無い年末年始は、私の人生で初めてのことです。除雪に悩まされるよりは、よぽど 楽ではありますが、何か拍子抜けしています。

本日の気象台発表では、積雪量が9センチ。何とも物足りない状態です。昼前から青空、太陽が燦々と輝いて部屋の中が小春日和のようです。ス トーブのスイッチをオフにしても寒くはない。さっぽろ雪まつりの準備が始まっていますが、二時間も離れた場所からトラックで雪を大通り公園に 運んでいるそうです。何とかなると思いますが・・。

年末には、カルロス・ゴーン被告が日本から逃亡してレバノンに引きこもっています。年始には、アメリカ軍がイラン革命防衛隊のトップを排除。 そしてイランによる「報復」攻撃。世界中が慌ただしいですね。日本には日本の国益を優先した外交が必用です。こういう時こそ、落ち着いて対応 してもらいたいものです。

左翼野党は相変わらず駄目ですね。中東への自衛隊派遣に反対だそうです。石油を積んだ日本のタンカーが頻繁に通行している地域が不穏な状況に あるのに、いったいどういう論理でそんなことを言えるのか。「自衛隊が危険だ」などともっともらしく言いますが、民間のタンカーは危険だけれ ど放置しておけ、ということなのですか。意味不明です。

国会が始まったら、野党は桜を見る会とIR汚職疑惑を追及するのだそうです。中国、韓国、中東と難題が山積しているのに、どこか視点がずれて やしませんか。国会議員の皆さん、国家国民のためにもっと頑張ってください。

■2020/1/14 暖かい冬はありがたい
その後も大雪は降らず。今日の積雪量は、8センチです。一月中旬とは思えず、いつもなら除雪に追われて腰が痛いと呻いている季節です。正直言 いまして、とっても有り難いですね。今後もこのまま推移して、穏やかであって欲しいです。

なんて事を言うと、「地球温暖化だ。異常気象で大変なことになる」などと騒ぐ人達から批判を受けそうです。私は、「地球温暖化=人類の危機 説」に懐疑的な立場です。この数十年、僅かずつ気温が上昇し、二酸化炭素量が増加傾向です。地球温暖化危機説の人たちは、「人間が排出する二 酸化炭素が気温を押し上げている」、と主張します。

本当だろうか。時代を遡ると、ローマ時代とヨーロッパ中世に、現在より高温の時代がありました。縄文時代は、その恩恵を受けて、北海道と東北 が縄文人の活動の場となりました。その後小氷期が、14世紀から19世紀中旬まで続きます。江戸時代には、津軽藩などで頻繁に飢饉が発生して います。明治維新後に、気温が上がり始めたわけです。

小氷期後の気温上昇初期は、まだ人間の産業活動は規模が小さく、二酸化炭素が問題にされたことはありません。しかも、二酸化炭素量は、小氷期 が終わるとともに(気温の上昇に相関して)増加に転じています。二酸化炭素危機説の人たちの意に反し、人間活動とは関係なく二酸化炭素量は増 加しているのです。はて、どういうことか。

二酸化炭素の増加は、気温上昇が始まったことが原因ではないかと考えられます。原因と結果が逆転しているのです。気温が上がると、海に溶け込 んでいた二酸化炭素が大気中に出て来ます。現在の気候温暖化は、小氷期が終わり気温が少しずつ上がっている真っ最中の現象だと、私は考えてい ます。人間活動による二酸化炭素増加は間違いなく起こりますが、自然現象としての気候変動に比べると、微々たるものだと判断しています。

さらに言えば、地球の気温に影響する要素として、太陽活動、宇宙線量、大気の水蒸気量、火山活動、海流の循環など多方面且つ長期に観察して分 析しなければなりません。大気中の二酸化炭素量だけを取り上げるのは、科学的に正しい態度ではありません。感情論に走る学者や環境活動家や左 翼マスコミが根拠無く煽り立てているだけではないか。

南太平洋の島国が海面上昇で、水没する。北極のシロクマの生存が危機的だ。世界中で氷河が後退して消えている。おどろおどろしい話が駆け巡っ ています。衛星写真で観察する限り、島国の面積に大きな変化は無いといいます。シロクマも生息数が増加しているとの話です。氷河の後退は、小 氷期が終わった以後からずっと続いています。

「地球温暖化=人類の危機」説は、政治問題であり、科学とは無関係と思われます。IPCCに集まる一部学者や環境運動家、金儲けの利権にした がる経済人や官僚。こういう人たちには美味しい話になっているのでしょう。

現在の大気中二酸化炭素量は、400ppmほどだそうです。二酸化炭素量は植物の大切な栄養源。恐竜が生息していた時代は、今の何倍もの二酸 化炭素があったのです。暖かくなり、二酸化炭素量が増えれば、美味しい食料が沢山採れますよ。地球の環境は、まだまだ人間にとって未知のこ と。これから真摯に冷静に研究を続けて頂きたいものです。

■2020/1/28 暖冬で体が楽です
新年を迎えても、札幌らしい大雪が降らず、駐車場の除雪もほとんど必要ありませんでした。体が楽です。一夜の降雪量が10センチを超えると、 1時間近い労働を強いられます。その後は、腰痛、腕の痛みに悩まされるのが何時ものこと。そうした強制労働が無いのは、とくに私のような年寄 りには最高です。少雪の気候は本当に有り難いものです。

19日の札幌の積雪深は、わずかに10センチ。20日、21日と若干の降雪があり、積雪深が38センチになりました。その後降雪は無く、25 日に15センチ位のまとまった雪が降りました。にもかかわらず、当日の積雪深は32センチでした。この日は除雪に追われ、午後から2、3日 間、腰痛に苦しみました。 26日朝にも雪が降りましたが、積雪深は30センチ。

今日の朝も、降雪は無し。青空が広がり、太陽がたっぷりの日差しをプレゼントしてくれています。午後1時現在の積雪深は25センチ。季節は冬 の真っ最中で、50センチ60センチの積雪になっているのが例年ですが、ある意味では拍子抜けです。でも、くどいようですが、体は楽ですし除 雪を強制されることがないのが、本当に嬉しいのです。

大雪と寒さを前提にして仕事・商売をされている人たちもいます。例えば、農業、漁業、スキーや流氷観察のような観光業。そうだ、さっぽろ雪祭 りも雪が売り物ですから影響があるかなあ。雪と寒さが必要な人たちには、恨めしい暖冬ですね。ただ、こればかりは自然現象ですから、どうにも ならない。広い意味で災害みたいなものではないでしょうか。

災害であるならば、それに対処することを日常から考慮していることが大切です。対処しきれないような事象であれば、諦めるしかありません。昨 年の台風15号、19号は、もはや人間の人智を遙かに超えていました。これからも同じことが起こるという前提で、国土強靱化を政府が中心に なって進めていただきたいと思います。

■2020/2/4 春、二つのプレゼント
雪が少ない少ない、とお知らせしていました。真面目にさっぽろ雪祭りを心配していたのですが、絶好のタイミングで雪がやって来ました。昨日の 昼頃から降り始め、夕方には10センチ以上のパウダースノーが辺りを冬景色にしてくれました。今日の未明から再び降り始めたらしく、目覚めて カーテンを開けると、10センチを大きく超える雪がありました。

午前中に、二度に分けて除雪をしました。太陽が燦々と輝いて雪が解け始め、重い重い雪でした。少々腰の筋肉が痛いてす。暦を見ると、今日は立 春ですね。北国に住んでいると、日本古来の二十四節気と感覚がずれてしまいます。そうそう、昨日は節分でしたね。奥さまと二人で、恵方巻を食 べました。ついでに串団子も。美味しゅうございました。

そんな穏やかな日本に、招かれざる客が来ています。チャイナで発生した新型コロナウィルスです。詳細は分からないのですが、12月上旬には チャイナの当局や政府が把握していたようです。しかし、情報発信が後手後手、対処も後手後手。世界に正確な情報が伝わらず、海外で感染者が続 発するようになってから、チャイナが騒ぎ始めました。

日本の対応は、最初は極めてのんびりしたものでした。WHOの発表や動きを眺めながらという、腰の引けたものでした。厚生労働省の官僚たちに 危機感が薄く、断固国民の生命を守るという気迫と責任感に欠けていました。しかし、武漢が封鎖されるに至り、安倍総理が動きます。邦人を武漢 に迎えるため、チャーター機を飛ばすと決めたのです。

茂木外務大臣もチャイナと強行に交渉をし、受け入れを認めさせました。自衛隊機の派遣は実現しませんでしたが。現在までに民間機三便が飛び、 邦人の多くが帰国出来ました。国家的危機の時には、政治家が果敢に決断を下すしかないのです。官僚は、前例踏襲が倣いとなっているので、経験 の無い事例には右往左往するばかりです。やはり、総理に緊急事態発生を宣言する権利を与えなければなりません。憲法の改正しか方法は無いので しょうか。

今回の邦人救出に、日本が自国の航空機を派遣しました。驚くなかれ、これが戦後初めての行動なのです。テロや内戦で日本国民が命の危機にある のに、今までは一度足りとも助けに行ったことがないのです。外国にお願いして運んでもらうという、まことに情けない状態でした。安倍総理の前 例に捕らわれないは決断には、敬意を表します。

今日の国会では、立憲民主党が「桜を見る会」で質問をしていました。左翼はどっちを向いて生きているのだろう。

■2020/2/13 あ〜あ、一年中桜咲く国会
2月3日・衆議院予算委員会での辻元清美議員の質問を、YouTubeで見ました。

辻元清美氏の質問内容の趣旨。

《桜を見る会の前夜に、安倍総理後援会がホテルで行った夕食会は、何故政治資金規正法に記載が無いのか。他の会合と違う方法で行ったのは、政 治資金規正法の脱法行為に相当するのではないか。何故桜を見る会だけは、他と違う方法をしているのか。領収書をかき集めて、提出してくださ い。5000円と安いのは、買収になるのではないですか。ホテルから寄付を受けているのではないか。脱法行為で、総理は失格ですよ。異常です よ。総理だけがやっている。》

安倍総理と高市総務大臣の回答の趣旨

《政治資金規正法に記載するのは、それが政治団体が行った場合であり、そうでない場合は記載の必要はない。ホテル側との契約は、あくまでも桜 を見る会参加者とホテル側との直接のやり取りであります。今回は政治資金のやり取りではないのです。記載する必要のないものです。後援会事務 所は、参加者とホテルの仲介をしただけです。参加者は私に寄付しているわけではありません。収支報告書に記載する必要はないのです。》

こんな遣り取りが、30分近くも延々と続いたのです。辻本氏は、総理が後援会員を安い食事会に招いてホテルからの請求との差額を補填して買収 したのではないか。政治資金規正法に記載しないのは脱法行為だ、と主張しています。

食事会が後援会主催であれば、金銭の出入りを記載し報告しなければなりません。しかし、後援会の人たちが自主的に集まり、集団で食事会をした だけです。出席者とホテルの直接取引という構図ですし、値段を決めたのはホテル側でした。しかも領収書も発行されています。政治資金規正法に 関わる会合だというには、相当な無理があります。

議論にならず、ただただ無駄な時間が過ぎて行きました。武漢でコロナウィルスが蔓延している真っ最中であります。左翼野党は、事の軽重、優先 の順番が分からないのですね。国民の生命よりも、安倍政権叩きが優先なのです。こんな野党に政権を任せるわけにはいかないと、ため息をつきな がら改めて思いました。

議場を徘徊する数人の立憲民主党の議員がおりました。委員長の制止も指示も無視して歩き回る。ヤクザかガキ大将の喧嘩場みたいなものです。品 の無いこと、この上もない。子供には見せられない場面でした。嗚呼、恥ずかしい。

■2020/2/15 腐る国会、これで良いのか
2月12日、衆議院予算委員会で、またしても辻元清美議員が暴れまくりました。YouTubeでじっくり見て、驚いたというか失望感という か、出るはため息ばかりなり。およそ50分近い質問の大半は、憲法問題。自衛隊、国民投票法、国会発議の要件など、あれこれ取り上げるものの 結局は「憲法改正は絶対反対だ」という趣旨でありました。

質問の最後に、辻元議員は次のようにイタチの最後っ屁ごときの捨て台詞を言い放ちました。以下要旨です。

《鯛は頭から腐る、という言葉をご存知か。社会、国の上層 部が腐ると、残りも直ぐに腐る。(安倍政権が)加計学園とか森友とか、疑惑まみれと言われているから、官僚に示しが付かない。子供の教育 に悪い。原因は鯛の頭。頭を代えるしかない。そろそろ総理自身の幕引きだ》

こう言って質問を終え、質問席を去ったのです。続いて委員長が発言しており、逢坂誠二議員に質問に立つように促していました。その最中に、突 然野党議員たちが騒ぎ始めました。画像を見ていると、何が起こったのか判然としません。報道によると、議長の発言中に安倍総理が「意味の無い 質問だよ」と呟いたのだそうです。

それを聞いた左翼野党の輩がヤクザの如く激高し、議長の制止や指示に従わず、審議を止めてしまったのです。

今朝の「産経新聞」のコラム、「産経抄」は以下のように書いています。

《謝るべきなのは、立憲民主党の辻元清美幹事長代行の方ではないか。安倍晋三首相が12日の衆院予算委員会で辻元氏にヤジを飛ばしたことを口 実に、13日の同委を流会させたのは筋が通らない。抄子が天邪鬼なせいか、主要野党が居丈高にこのヤジを批判していることに、攻守があべこべ だと感じる 

▼「タイは頭から腐るという言葉をご存じか」。辻元氏は予算委でこう切り出し、安倍首相に対し「子供の教育にも悪い」だの「頭を代えるしかな い」だのと一方的に主張して質問を終えた。これに安倍首相が「意味のない質問だ」と言ったことが問題視されているが、その通り無意味な質問そ のものである(中略)

▼言われっ放しでも政府だからとぐっとのみ込み、何も反論しないのは美徳だとは思わない。間違った指摘や罵詈雑言にはきっちり反撃する方が、 言論の府を活性化させることもあろう。》

私も、産経抄子の見解に同意するものですが、少し印象は違うのです。マスコミは安倍総理の発言を「ヤジ」と書いていますが、質疑が終わり委員 長が議事進行している最中ですから、ヤジとも言えないのではないか。一般的には、正規発言中の不規則発言を「ヤジ」と言うのではないかしら ん・・。安倍総理の独り言に過ぎないと思います。

それにしても、辻元清美氏の言葉の汚さ、品の無さ、卑しさ、下劣さ、それこそ「子供の教育に悪い」のではないか。こんな人が国会議員であると は、とても子供たちに説明出来かねます。見せたくないですね。見た方がいいかな。

私は、左翼というものの本質を端無くも鮮明に現した場面だと感じます。自分の身の在り方はどうであろうかと、振り返り振り返りしながら暮らし ているのが普通の人、常識人です。自分たちの思想、観念、理想、政策を、現実に立脚しながら修正したり充実させるという柔軟性が全く欠けてい ます。こうと思えば、絶対に正しいと信じて疑いもしない。

悪いことに、それを他人に押しつけることに喜びと恍惚を感じている。自分たちの思想で世の中を統一することを理想としているので、異論や疑問 や自由を許さないのです。みんなが自分たちと同じであるべきだ、そう信じている。だから、左翼は全体主義者なのです。民主主義とは相容れない ということをよくよく認識するべきです。

■2020/3/19 老夫婦の体調や如何に
昨年から、私の内科診察と検査を続けていました。今月になり、やっと結果がそろいました。基本的に異常が無い、とのことです。通常より若干腎 機能が低めではあるが、致命的ではないそうです。まあ、良かった。安心しました。

一方、奥さまも私以上に複雑な検査をしていました。腎臓がほとんど働いていないので、血管系も要注意。若干血圧が高めになりつつあります。降 圧剤でコントロールしています。栄養バランスが崩れやすいのも心配。透析で悪い物質を除去しますが、同時に必要な栄養素も抜かれてしまうよう です。それ以外の内科的問題は無いそうで、安心しました。

二人とも先ず先ずの状態であるのが確認でき、ドクターも安心してくれました。次の段階に進める可能性が大きくなりました。武漢コロナウィルス が世界中に蔓延しており、日本国内も厳戒態勢を崩せません。病院も医療崩壊しないように、不急の手術や治療は控えている、とドクターが言って おりました。看護師さんの態勢もギリギリでやりくりしています。

なるべく病院にご迷惑をかけないようにしなければなりません。コロナに罹らないように気をつけます。

■2020/3/19 感度と特異度、PCR検査は必要か
武漢コロナウィルスがパンデミックになり、全員PCR検査を受けられるようにせよ、と煽る「専門家」や素人さんがおりますね。とくにテレビ で。ところで、こういう人たちは、PCRとは何かをご存じなのでしょうか。知らないで吠えているらしい。

PCR検査とは、ポリメラーゼ連鎖反応(Polymerase Chin Riaction)のことです。専門的なことは省いて、コロナウィルスに特有なDNAを増幅して、それを感知して感染の有無を確かめる方法です。今回のコロナウィルスで は、RNA(リボ核酸)をDNAに変換して検査を行っています。詳細は専門的なサイトをご覧ください。ただ、以下のように欠点も多いのです。

〔感度〕とは、陽性の人が陽性と判定される確率。武漢ウイルスの場合、40から80%。専門家の間でも異論があり、明確に確定出来ていないよ うです。いずれにしろ、陽性の人が偽陰性と判定される。誤判定の確率はかなり高いです。

〔特異度〕とは、陰性の人が陰性と判定される確率。これは概ね80から90%。10人中、1人か2人は疑陽性となります。

これを理解していれば、「不安な人は全員PCR検査を受けるべきだ」という議論が、如何に科学的でないものかを想像出来るはずです。私は、紛 らわしさを避けるため〔感度50〕として考えます。仮に100人の集団があり、その半分50人は陽性の人、半分50人が陰性とします。全員を PCR検査すると、真の陽性50人中25人が陽性と判定され、25人は陰性(偽陰性)となります。真の陰性の人からは、5人が陽性(疑陽性) となります。誤判定があるのが分かりますね。

この結果、陽性は25+5で、30人です。25人の真の罹患者が見逃され、5人の非罹患者が罹患者になってしまいます。誤判定の偽陰性の人は 野放しになり、必要の無い人が病院に収容されて本当の罹患者になりかねません。

政府、厚生労働省が「医者が必要と判断した場合、検査を実施する」というのは、はっきりしたウィルス症状が出ている人には有効だけけど、無症 状や不安だというだけで無闇に検査をしても意味の無い行為であることを意味しています。むしろ検査をすればするほど誤判定が増え、病院のベッ ドが不足し、医療崩壊につながってしまいます。

PCR検査は、100%の確率で罹患者を発見できるものではない、このことを正しく理解しましょう。むしろ誤判定を大量に排出することによる 被害のほうが恐ろしいと知るべきです。治療薬が無いので、罹患しないように国民全体が協力して行動すること。罹患したら、病院で適切な治療を 受けて治すことが大事です。日頃から体力を付けておきましょう。

デマにはくれぐれもご用心のほどを。とくに左翼系のマスコミや人士が未だに「検査しろ」と騒いでいます。

■2020/3/24 武漢ウィルスでオリンピックが延期に
予想していた通り、東京オリンピックが延期と、ほぼ決まりました。最終決定は、IOCが発表するでしょう。

今朝の集計では、世界で感染者が36万人超、死者が1万6千人超、とのことです。日本は1100人ほどで、一万人あたりでは0.08人です。 少ないから安心しても良いとはなりませんが、世界レベルで比較すれば最下位に近い。イタリアは、9.8人、スイス9.8人、フランス2.49 人、ドイツ2.24人、アメリカ0.98人です。日本は、大感染は抑えこんでいます。

残念なのは、オリンピックです。万端の準備を続けて来たのに、武漢ウィルスのために大打撃を受けました。中共は、「アメリカ軍が武漢に持ち込 んだ」「日本が発生源ではないか」などと、臆面も無く、恥じも無くデマを言い始めました。昨年11月には発生を確認していたのに、ずっと隠蔽 し続けて、このように世界中に迷惑をかけているのです。

オリンピックを延期すると決まっても、運営や代表選手の決定など、解決しなければならないことが気が遠くなるほど山積しています。日本と IOCだけでなく、世界の国家と人々が協力し合わなければなりません。日本の真の底力が試されているのです。世界は経済的にも混乱していま す。どんな手を打ってでも経済活動の停滞を防ぐ必要があります。

政府は、商品券など30兆円規模の経済対策をすると言っています。しかし、消費税を減税するとは言いません。リーマンショック以上の経済低迷 が予想されるなか、これでは話にならないのではないですか。最低でも8パーセント。出来れば5パーセントに下げるべきです。元々、消費落ち込 みの最大の原因は、消費税増税なのですから。

消費税減税を言えない原因は、財政規律主義と省益の確保を譲らない財務省と官僚たち、そしてそれを是正しようとしない政治家たちです。麻生財 務大臣が、歴史的悪人となるか名大臣として名を残すか、瀬戸際にあると自覚して欲しいものです。また安倍総理が、このまま財務省の言うままに なっているのであれば、最悪の総理になるでしょう。

オリンピックに話しを戻すと、聖火が日本に届きました。走者がリレーせずに、車で巡回させる案が出ているそうです。私は反対です。どうせ延期 は100パーセント間違いないのですから、「完全な形」で聖火リレーをやってもらいたいと願っています。東日本大震災からの復興オリンピック なのに、ランナーが走らない聖火など、考えたくもありません。

■2020/3/31 左翼の定義を考えた
これまで散々に左翼、共産主義、マスコミの批判をしてきました。私なりに、左翼の意味を考えて来ました。

左翼とは、差別主義と全体主義のことである。

これが、私の悪い頭で到達した結論です。フランス革命、マルクス主義、共産主義が思想的・理念的根っこではありますが、より一般化すると、上 記のような表現となります。弱者と強者、金持ちと貧乏人、男と女、少数民族と多数民族、LGB(T)と普通の性指向人、子供と大人、老人と若 者、少数派宗教と多数派宗教など、何でも分けたがる。

これは、弱者や貧乏人に味方するという意味ではありません。分けて、対立を煽るのが目的です。しかも、分けるだけでなく、差別をするのです。 金持ちは悪い奴だ、男は女を支配しているから許さん、多数派民族は少数民族を弾圧する悪い連中だ、などなど。他方を貶め、逆差別をすることが 左翼の大きな行動論理なのです。

しかも、そうした左翼イデオロギーを他人、他者に押しつけることが「正しい」と信じて疑っていない。人間社会が左翼イデオロギー一色に染め上 げることに喜びと目的を感じる人々です。思想信条の自由や人権など、まったく持ち合わせていません。だから、中共や北朝鮮のような独裁・全体 主義にシンパシーを感じ、同調するのです。

武漢コロナウィルスの感染者が、世界で70万人。死亡者が3万数千人。まだまだ戦いは続きます。

■2020/4/21 安倍総理がやっと動いた
誰の手に渡るか、まるで分からない「30万円」に国民の批判が大きくなりました。今月15日、突然公明党の山口代表が安倍総理に直談判。急 遽、全国民に一律10万円を配ることになりました。それも、審議中の予算編成の内容を書き代えて、スピード配布することとなりました。財務省 や自民党政調会の方針をひっくり返してしまったのです。

自民党内でも、政調審議会のケチなやり方に多くの議員が猛烈に反対して、「10万円配布」を主張していました。そこに態度が曖昧だった公明党 が動いたのです。半ば、総理を脅すようなことを言ったようです。しかし、安倍総理にしてみれば、渡りに船。自民党以外からの外圧が強いと、総 理の責任で財務省と同調議員の頭を押さえられます。

麻生財務大臣、二階幹事長に配慮すればするほど、安倍総理の力は低下します。大きな壁を一つ破ったので、次は消費税の減税が課題でしょう。可 能なら、財務省の解体と歳入庁の新設まで進んで欲しいのですが。コロナ禍が進行中ですので、打てる手が限られてしまいます。今後の安倍総理 が、もう一度気力を取り戻してくれるのを期待します。

■2020/4/21 武漢コロナウィルスの後の世界
これからも武漢コロナウィルスとの戦いは続いて行きます。収束に向かっても、油断すると二回目の感染拡大が起きることも考えられます。苦しく ても、当分は耐え難きを耐えて、国民の気持ちを一つにして乗り切りましょう。

新型コロナウィルスは、いわゆる風邪と同じ仲間のウィルスだそうです。インフルエンザも過去には、猛烈な勢いで災いを広げましたが、今は季節 性の流行病になりました。薬の開発や治療法の進化、人間の体に抗体が作られて、バンデミックにはならない病気になりました。武漢コロナウィル スも、間違い無く、やがては収束します。

収束した後、世界は、生活は、社会は、どう変わるでしょうか。

(1) 武漢コロナウィルスも、風邪やインフルエンザと同じように人間と適度に共生するようになる可能性大です。
(2) テレワークという言葉が毎日飛び交うようになりました。会社や勤労者の働き方とシステムが変化するでしょう。
(3) インバウンドという政策が(これはほとんどが中国依存のもの)、大きく見直されるでしょう。
(4) 何もかも中国に依存していた企業が、その危険性に気づき、国内や東南アジアに移動を始めるはずです。

(5) EUは国境を取り払おうというヨーロッパ独特の意欲的試みでしたが、コロナ禍で国境が復活しつつあります。「国民を守る最後の砦は、やはり国家しかないのだ」という議論が 真剣に始まるに違いありません。
(6) 民主主義と全体主義の戦い、という新冷戦が一層鮮明になります。

とりあえず、私が考えている近未来です。

さて、間もなく四月末から五月にかけて、大きな連休があります。ここで、日本国民がどのような行動をとれるか。武漢コロナウィルスとの戦いが 成功するか否かが掛かっています。若い皆さん、お酒の大好きなひと、自分と家族の生命を守るためにも自制をお願いいたします。強制でなく、自 覚で日本人は戦ったと評価されることを期待しています。

■2020/4/28 長い連休の過ごし方
例年とは打って変わり、心ウキウキとは行かない連休が始まります。もちろん武漢コロナウィルスとの戦争の真っ最中ですからね。爆発的感染(パ ンデミック)になりそうで、ギリギリで抑え込んでいる状態でしょうか。

自粛と連休が重なって、どうやってこの長い期間を過ごそうかと思っています。例年なら桜や野の花を見に、彼方此方出掛けてみようかと計画する のですが、出来る限り自宅に居るか、自宅周辺で楽しみを見つけるしかありません。

趣味がある人は、趣味に没頭する絶好の機会ですね。私は、パソコンやスマートフォンの再調整、カメラを磨き上げる。インドアでも全く支障なく 出来そうです。自宅の周辺では、庭や公園で花が咲き始めますので、散歩しながら写真を撮ろうかな。遠くに出掛けないで可能なことを工夫してや るのも、新たな楽しみにしてみたいと考えています。

読書するにも良い機会です。最近は忙しさに押されて、買った本が積ん読状態になっています。一週間もあれば、一気に読めそうな気がします。こ の一週間は、近くの飲食店も営業時間短縮とか一時閉店になって、行く場所が無くなりつつあります。外に出る機会と場所が激減しています。家で 出来ること、とりあえず読書ですかね。

その他、スマートフォンで映画も見られます。比較的新しい作品が配信されています。有料ではありますが、わざわざ映画館に行かず、「集まる、 近づく、閉鎖」(集近閉)を避けることが出来ます。人それぞれで工夫してみましょう。

少し感染者数が減ると、緊張感が緩み、フラフラと歩き回る、長距離移動する、などの人がいるようです。
油断大敵、もう少しの間頑張りましょう。武漢コロナウィルスだけでなく、風邪やインフルエンザにも用心です。

■2020/5/14 自粛生活、如何お過ごしですか
長いゴールデンウィークが終わりました。徐々に仕事が再開されている業種もあるようです。でも、商店街や飲食店、観光業は、依然として厳しい 状況にあります。明日は特定の都道府県を除く39県で緊急事態宣言の解除になりそうです。社会活動、経済活動を再開出来るところから始めるの がベターなのでしょうね。

私たち夫婦は、自粛期間中もほぼ変わらぬ生活を送っています。出勤して仕事をする必要がないし、日常と同じようなスタイルです。ただ、札幌市 内の自然公園の多くで、公開が制限されるか臨時閉鎖されています。4月中旬から桜が咲く季節へと野の花が次々と咲き乱れる良き季節なのに、春 の開放感を味わえません。

当然写真も撮れないので、若干ストレスを感じます。一生の内に一度あるかないかの珍事です。諦めるしかありません。丁度いまは、スズランが咲 き始めました。まだ春の冷たい風が吹く頃、我が家の近くにある公園では、カタクリが例年よりも美しくたくさん咲きました。自然は、まったく自 粛などしませんね。

人間は、過去長い間ウィルスや細菌などによる感染症・疫病と闘ってきました。ひどい被害で、人口の三分の一が亡くなることもあったようです。 それでも人類が絶滅することもなく、いつの間にか抗体を作って負けない体になっています。武漢ウィルスも近いうちに収束するでしょう。風邪、 インフルエンザと同じレベルの病気になるに違いありません。北海道はまだ緊急事態宣言は解除されないので、もう少し頑張ります。

■2020/5/16 「検察定年延長」、分かりますか
今週になってから突然降って湧いたような話が「検察定年延長」問題です。ネット上で反対する意見が500万近くもツイート、リツイートされ て、国会では「大問題」として一部野党が取り上げ始めました。私も何のことやらさっぱり分からず、首を捻っていました。少し調べて見たとこ ろ、ますます分からなくなりました。

年金の支給開始が65歳になり、それに合わせるように官僚・公務員の定年が少しずつ延長されてきました。検察官は行政機構の一員でありま す。当然、定年の延長を法的に定めなければなりません。でなければ、退職後に年金の支給を受けられないという差別的な立場におかれます。これは、反対することなのかしらん。

多くの国民が知らないのが、官僚のトップクラスには「役職定年」というものがあることです。現在、63歳になった幹部は役職を辞めるという 慣例があります。これをそのままにしておくと、63歳から65歳までの二年間はトップ級の座から外れて、窓際で過ごすか早期退職を余儀なくさ れます。飼い殺しみたいなものです。

そのため、「役職定年」も1年か2年伸ばすことを認めようというお話なのです。そうしないと、官僚人事で混乱が生じることは目に見えていま す。彼らの間では、「派閥争い」や「人事闘争」が日常茶飯事です。ちょうど出生人口の多い世代ですから、延長することで微妙な調整をしないと、血を見ることになります。

今日の産経新聞を読んでいたら、とても分かりやすい記事が載っていました。以下に引用します。

《改正案は、国家公務員の定年延長に伴い検事総長を除く検察官の定年を63歳から65歳に引き上げることが主軸。63歳に達した幹部が役職を 外れる「役職定年制」には特例を設け、内閣・法相の判断で役職を最長3年間延長できるとする。

最大の問題となっている特例について、検察幹部は「大量任官された世代が高齢となり、今後は定年や役職延長を組み合わせないと人事が回らない」と強調。検察の人事が政権にコントロールされれば「三権分立を脅かす」との批判には、「定年や役職延長は検察側からの上申に基づくはずだ」としている。

検察OBの弁護士も「検察の暴走を止めるためにも一定程度の政権の関与はやむをえない」と指摘。別の検察幹部は「三権分立は互いが一定程度 関与することで権力のバランスを保つ。批判している人たちは完全な独立こそが三権分立だと誤解している」と話した。》(無署名)

特定反日野党の皆さんには、この記事を読んで熟慮してもらいたいものです。武漢ウィルス禍との戦いの真っ最中なのに、まったく意味のないイ チャモンを付けて政府の足を引っ張る。もともとこの法案には、野党も賛成していたのですよ。日本の官僚制では、政権が人事に口を出すことはほ とんど出来ない慣例なのです。

モリ、カケ、桜、そして検察。事実関係など無視して、ひたすら反権力と反安倍総理にひた走る特定反日左翼野党。日本維新の会の支持率が野党のトップになったというの も頷けます。彼らは、現実に立脚し現実的政策提案をしていますから。検察問題と安倍総理を結びつけるのは、的が外れています。

■2020/5/21 検察とは何者か
週刊文春が報じた記事が問題になっています。5月1日コロナウィルス自粛中、黒川東京高検検事長、産経新聞記者二名、朝日新聞職員の四名が麻雀をしていたとのこと。黒川検事長は、辞任に追い込まれそうです。

不思議なのは、麻雀に参加した四人しか知らないことが何故外部に漏れたのか、です。間違いなくリークした人間がいるのです。朝日新聞は早々と認め、謝罪しました。手際が良すぎやしませんか。もう一つは、検察庁内部のドロドロした人間関係が浮かび上がりつつあることです。黒川氏の対抗馬である名古屋のH氏が検事総長を狙っているとか。私にはよく理解できない官僚同士の暗闘が存在するのは間違いないようです。

検察庁という国民には見えない奥座敷の実態があからさまになることを、私は期待しています。検察庁改革、いや官僚制度の大胆な改革も課題です。彼らは特権意識の塊ですから。アメリカや先進諸国のように、幹部官僚は政権が代われば政治家の遣りやすいように人事を変える、というのが当たり前ではないでしょうか。

それをまったく出来ずに来たのが、日本の悪しき政治風土です。定年延長問題をきっかけに、安倍内閣には改革に着手してもらいたい。立憲民主など左翼野党が、また審議に応じないと言い始めているようです。嗚呼。

■2020/5/26 大学のオンライン授業は賛成
私が大学に在籍したのは、1969年から1973年春まで。様々な思い出がありますが、最たるものは教授の授業がつまらないということ。教科書として「指定文献」のようなものもありました。多くの講義は、教授がノートを脇に抱えて登壇し、何年も使った古い内容を黒板に板書していくパターンが多かったと思います。

ノートをとる意欲がなくなり、次は机に座るなり眠くなる。話がマンネリで、学生の興味を引くような話し方を心がけてくれる教員が少なかったのは事実です。私は電気工学が専攻でしたので、電気磁気学や発送電に興味があったのです。残念なことに、目に見えぬ世界に引き込んでくれるような講義に恵まれませんでした。

とはいえ、教授にすべての責任をなすりつけるつもりはありません。そもそも、己に学問に対する強い意欲があれば、授業がどうあれ未知の世界にのめり込んでいけたはずです。私が、受け身で意欲欠如だったのが問題でした。四年間を苦学(単位をとるのに苦労したという意味)し、お情けで卒業させていただきました。

何故こんなことを書いたかというと、武漢ウィルスの蔓延で、大学でオンライン授業が行われるようになったということが報道されているからです。学生側からのメリットは、わざわざ講義のために登校しなくても済む、講義要項はデータベースから簡単にダウンロードできる、録画しておけば何度でも講義を聴ける。

教授の授業だけでなく、そこで疑問に思ったことを自分で調べて、興味を持ったことを積極的に学ぶことが出来ます。これは、パソコンとインターネットという革新的技術が世界中に普及した恩恵でもあります。

私が学生だった頃は、パソコンは大学の地下室にある門外不出の「電子計算機」。これを使うにはフォルトランというコンピュータ言語を書いて、管理者に渡さなければなりませんでした。インターネットなどという概念さえ、私たちは知りませんでした。もちろん、ツイッター、SNSなどのイメージさえ無かった。

大学関係者や学生の親の立場に立てば、オンライン授業の画像から教授の講義内容が公になり、評価の対象にならざるを得ない。間違ったことを言っていないか、論理的な妥当性はあるか、学生の気持ちを引きつける話し方をしているか、新しい知見や技術を把握して時宜を失せず伝えているか。講義を隠せないのです。

とくに文化系の講義では、教授の思想信条を科学的検証もしないで学生に押しつけていないか、などが厳しく評価される可能性があります。歴史や法律学分野では、左翼化した教授たちが大学を牛耳っているのが現実ですから、こうした偏向が是正される機会になると良いと思います。学問の自由を取り戻すチャンスです。

ただ、全てをオンライン授業で済ませられるものではありません。教授と学生、学生と学生の生きた議論が欠かせませんから、従来の方法とオンライン授業を適切に組み合わせ、補い合う関係が構築出来たら良いなと、私は考えます。学生時代にもっと勉強すべきだったと、私は深く深く反省しております。

■2020/6/8 一心同体になれるか
先日、奥さまがさる病院に入院いたしました。もっと早い予定だったのですが、武漢コロナ禍で病院が二ヶ月にわたり手術を中止していたためです。何の手術かというと、生態腎移植です。私がドナーです。

奥さまと私は、元々は赤の他人ですから、血液型も違います。それでも移植が出来るというのは、凄いことです。ドクターによれば、免疫抑制剤が飛躍的に発達し、急性の拒絶反応のほとんどは抑えられるそうです。生着率も、タイプ一致の場合と比べてほとんど優劣は無い。全国のデーターを見れば、その通りです。

奥さまは現在、手術に向けて私への免疫を抑え込むため薬剤治療中。副作用があり、少々辛いこともあるようです。私も、もう少ししたら入院です。その二日後に二人揃って手術室に送り込まれます。自分たちで望んでおきながら、いざ腹切りとなると「不安だ、失敗はないのか、生きて帰れるのか」などとバタついてます。

人間誰しも心が強いわけではありません。私も手術日が決まった時は、「へえーっ、そうなんだ」と思った程度でしたが、その日が近づいて来るにしたがって緊張感が増してきました。入院の準備で、必要物品を揃え始めて、急に現実感が表に出てきました。友人が、全身麻酔が切れた後に気持ち悪いよ、と言っていました。

ドナーの私は一週間くらいの予定です。心配なのは、我が家のごくう猫と鉢植えの植物たち。とくにごくう猫は、21歳という老体のうえにひどく甘えん坊です。私が留守にしている間、耐えられるだろうか。寂しさのあまりに発狂して、昇天したりしないだろうか。食事と水は何とかなりますが、気が気でないのです。

ごくう猫のためにも、手術から生還しなければなりません。が、なんと言っても最大の心配は、奥さまの体に私の腎臓がおとなしく生着するかどうか。こればかりは個人差があるので、ドクターでも完全予想は無理でしょう。「夫婦は一心同体」と言います。今回は、本当にそれが実現できるかどうか。祈るのみです。

■2020/6/11 またスマホを買ってしまいました
数日前、ドコモショップが通常営業を始めたので、5G対応のLG V60というスマートフォンを購入しました。昨年高価なハイグレード機種を買って、特別に不満はなかったのです。それでも、V60を買いました。理由は以下の通りです。これでも、しばらく悩んだ末の結論でした。

(1) カメラが6400万画素という、従来のスマホではあり得ない高画質のものである。
(2) 「5Gギガホ」という通信契約にすれば、データ通信量が無制限で使える。

ドコモやLGでは、「二画面スマートフォン」というところを売りにしています。私は、この点にはあまり興味がなく、使えれば便利かなという程度の認識でした。付属してくるカバーを付けると、二画面になります。率直な感想は、ワイド画面に対応するアプリが数種しか無く、事実上活用できません。ちょっとガッカリ。

左右二画面に別々のアプリを立ち上げることは出来ます。でも、実際にマルチアプリで使用する場面はほとんどありませんね。便利ではあるが、まだまだ発展途上の機能かな、と思いました。人にもよりますね。

期待のカメラですが、これは良いです。スマホカメラの場合、望遠レンズを装着していません。故に、デジタルズームで撮影範囲を変化させるのが一般的です。ただ、多くのスマホは1200万画素程度です。これでデジタルズームをするのは、かなり厳しいのです。二倍くらいの拡大まで。それ以上は画質が急落します。

V60のカメラは、五倍ズーム程度までは実用的な画質を保持します。元々の画素が多いのですから、当たり前でしょう。画角(写る範囲)は、35mm版に換算して200mmに相当するまでの望遠撮影が出来ます。これならスナップから風景、近接撮影まで、ほとんどのシチュエーションに対応してくれます。有り難い。

ただし、一眼カメラのセンサーと比べると遙かに小さいものなので、背景のボケはあまり期待出来ません。私は、ズームで画素が少なくなった分をソフトで「画素補完」して大きな拡大にも耐えられるようにします。それから、背景のボケをコントロールするソフトでイメージに合うように画像を加工しています。

Photoshopのような画像加工ソフトには、こうした機能がありますので、有効に活用しています。大きな一眼カメラを持ち歩かなければならないという負担から、相当程度解放されます。何時でも何処でも気軽に写真を撮れるのは本当に有り難い。精神的、肉体的な負担が減少した分を撮影に振り向けられますから。

スマホカメラだけで撮影することで、新しいテーマもしくは表現を発見できるかも知れません。間もなく入院します。手術の傷の痛みが引いてきたら、病院内でスマホ写真を撮りまくりた、と皮算用しています。

5Gギガホで契約すれば、データ通信量が無制限で使えるので、間違い無く通信料の節約になります。通信ルーターのようなものは必要ありませんから。パソコンのネット接続にもまったく気にする必要無しです。


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