妻と私の同病カルテ 2019                      Back

■2019/1/3 平成31年、明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします。

友人諸氏に送った年賀状を掲載してみました。
昨年11月の初雪の日、紅葉が氷の中に閉じ込められて、鮮やかで幻想的な雰囲気の写真を撮れました。

年末年始は、夫婦二人きりでのんびり過ごしました。元旦には、東の空から上る初日の出を眺めることができました。曇りのはっきりしない天気だったのに、一瞬雲を裂いて太陽が煌煌と輝き、新年を祝ってくれているようでした。

安寧な一年であって欲しいものです。が、周囲の環境が許してくれそうもありません。日本人らしく前を向いて困難を乗り越えていきたいと思います。民のかまどが豊かになりますように。消費税を止められないものか。

■2019/1/5 寒波に襲われて、豆が写った動画
肝を潰すほどの大雪でも、寒さでもないのです。が、零度以下の真冬日が続くと、老体には厳しいですね。晴れたり、吹雪いたり、また晴れたり、と不安定な天気です。外に出て行く意欲が削がれてしまいます。これは、いかんです。

韓国が昨年自衛隊の哨戒機に火器管制レーダー照射・ロックオンした事件が、長引いています。昨日、韓国が「自衛隊機が低空飛行して威嚇した」との動画を公表しました。大半が先に自衛隊が公表した動画を切り取ったもので、自前の画像には豆粒みたいに小さく自衛隊機が写っているだけ。しかも、わずか10秒余りでした。

自衛隊側には、レーダー照射の周波数など、動かぬ証拠が揃っているとのこと。慰安婦、自衛艦旗掲揚拒否、併合時代の朝鮮労働者問題、加えて軍事行動にも繋がりかねない危険な行為をしたこと。韓国のやること、言うこと、まともに付き合うのは御免被りたい気分です。ほとんどの日本国民も、あきれ果てているのではないでしょうか。

付き合わないのが良い、との意見があります。とは言え、国交断絶するわけにもいかず。韓国とアメリカの関係もありますし、なんと言っても北朝鮮問題が解決していない現状では、訳のわからない韓国を上手にあしらうしかありません。国際法上は、韓国はどこの国からも信頼されないでしょう。自ら奈落の底に落ちていく行為をやっているのですから。

韓国は、国家も国民も李氏朝鮮時代と基本は変わっていないのでしょう。近代の服を着た古代国家です。

日本は、中国との軍事・経済バランスを取りながら、侵略行為を防ぐのが一番の課題です。韓国に振り回されている余裕はありません。政府と安倍総理には、大局を見ながら冷静な対応を続けてもらいたいものです。

■2019/1/22 左翼に愛国心はあるか
昨年11月から始まった、フランスの黄色いベストのデモ。今に至るも、なかなか収束がつきそうにもありません。事の発端は燃料税の値上げですが、フランスの経済が上手くいっていないのが根本原因ではないでしょうか。

18日付け産経新聞のオピニオン欄「モンテーニュとの対話」で、桑原聡記者が次のように書いています。

《実は、今回のデモを見ていてうらやましいと思うことがあった。(中略)デモの一般参加者には、自分はフランスを愛しており、自分がフランスを支えているという自負が感じられるのだ。

一方、国会議事堂や官邸前で行われるわが国のデモを見て感じるのは、政権に対する憎悪ばかり。日本を愛するという気持ちがほとんど感じられないのだ。(中略)フランスではデモの参加者に愛国心がにじんでいるがゆえに、政権はその意見に耳を傾けようとするのではないか》

この記事には、一面の真理があります。フランスの政権(その担当者たち)は超エリート階級であり、庶民とはかけ離れた存在であります。マクロン大統領が鼻持ちならないエスタブリッシュメントであることは間違いないでしょう。そうでなければ、突然燃料税を引き上げ、地方に暮らす人々の生活を脅かすような政策は採らなかったでしょう。

それはさておき、フランス国民が自国に「愛国心を持っている」というのは事実です。反政府デモをし、政権に強烈な批判をしようとも、フランス国家を潰せとは言いません。黄色いベストを着た人たちは、当初は地方の普通の庶民だったはずですが、そこにフランス左翼も合流しているのでしょう。でなければ、これほど大きな運動にはなりません。

その左翼であっても、フランス国家に誇りをもっていますし、国の破壊を主張している訳でもありません。

片や日本の左翼は「愛国心」自体を拒否し、「右翼反動の戦前回帰だ」などと的外れなことを、目を三角にして言いつのります。家庭を愛する、地域を愛する、町を愛する、古里を愛する、こうした感情が大河のようになって生ずるのが愛国心です。常識で考えれば、我が古里を愛することと国を愛することは同次元のことでしかありません。

天皇と皇室、国旗、国歌、神道、歴史、文化、習慣など、日本のすべてを「打倒する敵」であると捕らえているのが日本の左翼と呼ばれる人たちです。「安倍政権打倒」だけを叫んでいるのではありません。日本人の顔と国籍を持ちながらも、日本国家そのものを分解し破壊したい。私には理解のできない心理です。「反日日本人」とも呼ばれています。

私が許せないのは、日本国を蛇蝎のごとく嫌いながら、日本の会社に就職し、医療や教育や様々な福祉の恩恵を受け、更に退職後には堂々と年金を受け取って暮らしていることです。その金で、反日デモをやり、時には沖縄の辺野古に押しかけて工事の妨害活動に余念がない。それほど日本が嫌なら、国籍を返上しては如何ですか。

■2019/1/26 泌尿器科を受診
三ヶ月振りに泌尿器科を受診して来ました。PSAは、前回の0.561から0.446へ低下していました。間もなく発症から三年が経ちます。現状は、PSA値が0.4から0.5台で落ち着いているようです。ドクターは、「半年に一度の検査で良いのではないか。異常があれば何時でも受診してください」と判断したようです。私も、納得です。

前立腺に放射線を照射して治療したので、どのような、どの程度の副作用が出るか、ずっと関心を持っていました。ドクターに詳しく聞いてみました。照射範囲は前立腺を囲むように、そのやや外部まで。直接癌細胞を叩くだけでなく、正常な神経細胞も一定のダメージを受け、さらに細い血管を硬くして血流を悪くする働きもあるのだそうです。

血管を硬くすることで、癌への栄養補給や転移を防ぐのだと思います。「効果があるんですよ」とドクターは仰っていました。ネット上には放射線治療の効果や副作用について多々書いてありますが、こうした説明は読んだことがありません。副作用としては性機能障害です。勃起障害、射精障害、精液減少、性欲減退などです。私も治療の前後でこれらの副作用を感じています。若くて子供が欲しいと思う人は、治療前に医師と綿密な打ち合わせが必要です。

個人差も大きいので、その程度は何とも言い難い。その人の精神的受け止め方も様々ですし。勃起障害は、放射線により血管の血流量が悪くなっているのが原因でしょう。私の主治医は、「年齢も関係しますがね」とニヤリともしないで言い放ちました。はい、まったくその通りでございます。私は全く困っていませんので、不満はありません。

放射線治療の副作用は、極端な話、数十年経ってから現れることもあるそうです。一般的には数年以内に、と言われています。前立腺の場合、すぐ近くにある直腸から出血したり、穴が開いたりというケースも希にあります。

■2019/1/26 保守は、何故後手に回るのか
左翼は、言っている事と行動が如何にバカバカしいものでも、その行動力の早さと強さと執念深さは折り紙付きです。比べて保守は、何時も反応と行動が受け身で、かつ弱々しさがあります。悪いことに、連携も得意ではありません。

左翼は、革命主義とイデオロギーでガチガチに武装しているのです。「左翼思想の最高の発展段階としてのイデオロギー」は、言わずと知れた「マルクス・レーニン主義」です。1917年のレーニンによるロシア革命以後、世界中の学生・学者・ジャーナリスト・芸術家などが、この思想の熱心な信者になったり、強烈な同調者になったのです。

左翼の話は、今日の主題ではありません。「保守とは何か」を少しだけ語ってみます。

保守はイデオロギーではありません。社会常識、姿勢、態度です。革命と全体主義は毅然と否定します。社会変革を拒否するのではなく、過去と現在と未来を切断せず、穏やかに歴史と宗教と伝統と慣習を尊重しながら歩んで行こう。人間の心にある悪も善もそのまま受け止めよう。抽象的な視点ではなく、現実から出発しよう。これが保守です。

米歴史家のラッセル・カークは、「保守主義の精神」で以下のように書いています。

《二十世紀の保守主義者は「物事をひどく単純化する人々」とは距離を置いた。(米歴史家)H・スチュアート・ヒューズがまさに言い当てたように「保守主義とはイデオロギーの否定である」。生物としての人間が引き継いだあらゆる悪徳をすべてぬぐい去れるような処方の簡単な組み合わせなど存在しないのだ。》

《全体主義国家の過ちを拒み、バークが述べたように、国家を通じて、神の摂理により人々が人としての完璧さを求めていくような国の在り方を取り戻すのである。そのような国家においては、倫理の優位が認められ、共同体を構成する人の真の自由は大切に守られるのである。》

保守的な人々は、常識で生きています。だから左翼から激しく攻撃を受けてから、はっと気づいてやおら反撃に出るという行動になってしまいます。もちろんプロパガンダや謀略もしません。先制攻撃を受けてから、行動に立ち上がるので、何時も後手後手に回ってしまいます。しかし私は、革命や急進的な変革は人々の反感を買うことは間違いないと思っています。保守が保守としての立場をゆるがせにせず、粘り強く行動することで常識が勝つと信じています。


■2019/2/12 稀に見る寒さに意欲が低下
人生の大半を北海道で暮らしています。昭和40年代までは、都会でもマイナス20度など珍しくはありませんでした。徐々に暖かくなり、また住宅環境も耐寒仕様になり、昼間にマイナス10度以下はほとんど経験していません。

今年は、シベリア方面から大寒波が休み無く南下しています。私は、簡単な日記を記しています。記録によると、2日と3日はプラスですが、それ以外はずっとマイナスの気温です。真冬日の連続です。さすがに体が動かなくなって来ました。と言うか、積極的に外出しようという気持ちにならないのです。健康に悪いことは、この上もありません。

旭川を離れて札幌で暮らし始めたのは、昭和50年2月だったか・・。札幌の気温が生温く、身が締まらないなあ、などと不平を言っていたものです。あれから約40年。昼間にマイナス10度以下を経験していませんね。それが、突然の「10度以下」の寒波に見舞われて、体も心も縮み上がっています。歳のせいとばかりも言えない気がします。

お陰で、家に閉じこもって読書の時間が長くなりました。それ以外にする事が無い。子供時代なら、スキー、雪だるま作り、かまくら作り、雪合戦、凧揚げなど、遊びに事欠きませんでしたがねえ。 やはり子供は寒さには強いです。顔や手が真っ赤になるまで、平気で雪の中にいました。小学校3、4年生くらいまでの思い出が、生き生きと蘇って来ます。

札幌雪まつりも終わりました。二月も中旬になり、これからゆっくりゆっくりと春の気配を感じるようになるはずです。

昨日は建国記念日でした。小学校1年生の孫が遊びに来ましたが、何故休みなのか知らないようでした。最近の学校ではきちんと教えないのでしょうか・・。国旗が掲げられた光景も滅多に見なくなりました。少し寂しい気持ちです。

一方奥さまは、一日置きに透析に通う必要があり、どんなに天気が悪くてもクリニックに出掛けて行きます。本人曰く、だんだん寒さに慣れてきたそうです。この間、真冬日と降雪が続く所為で電車の遅れと乱れがあります。天気と電車の運行情報を気に掛けながらの生活です。我が家のベランダから駅の構内と列車の運行状態を見て、ヒヤヒヤしながら朝食を摂ることが多いです。あと半月頑張れば、寒さも落ち着いて来ると期待しています。

■2019/2/21 今日は小春日和
長い長い冬が、やっと勢いを失いつつあります。今週に入り、真冬日がありません。毎日プラスになりますので、空気がホンワカして、雪解けが進みます。駐車場に張り付いていた頑固な氷が、ついに消滅しました。体の緊張感も無くなりますし、精神的にも解放されます。カタクリやエンゴサクが咲く季節が近い。待ち遠しいです。

国会審議を見ていると、左翼野党の質問は大半が「厚生労働省の統計不正」問題、桜田五輪大臣への個人攻撃。隙あらば、何でも安部首相が悪い」との展開に持ち込もうとする。国家予算を審議する大事な場なのに、まことに情けない。とは言いつつ、統計不正問題は16年も前からの事であり、「魔の民主党政権」時代も含まれます。腰折れになりそう。

産経新聞デジタルによると、共産党の穀田恵二国対委員長は

《24日に開く政府主催の天皇陛下陛下在位30年記念式典に党として出席しないことをあきらかにした。理由について安倍首相が施政方針演説で明治天皇の短歌を引用したことに触れ「今の政府には、天皇の政治利用の動きがあると感じざるを得ない」と語った》 とのことです。

私は、いったい何を言っているのか、意味が分かりませんでした。安倍首相が明治天皇の御製を引用したことが天皇の政治利用である、との論理は成り立つのか。支離滅裂、論理破綻、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの類いの言い分ではなかろうか。御製の引用が駄目なら、過去の天皇の発言を述べることは一切出来ないということなのか。

天皇は立憲君主ですから、直接政治に関わることはありませんが、日本国民を統合する存在であります。個人的立場から様々なご意見を述べることはありますし、政府も天皇陛下には政治上の問題をご報告することもありましょう。天皇陛下から政府への励ましやご質問もあるでしょう。それさえも不可だと言うのであれば、天皇陛下が国民統合の象徴として存在することは出来ません。天皇陛下は人形でもロボットでもありません。

御製をお詠みになるのも、そうした広い意味での天皇陛下の常識的な表現であり、独自の行為でありましょう。

こうした行為を「政治利用」と、普通の国民は思いません。政治権力は、天皇という権威を尊重してこそ成り立ちます。政治利用という言葉の使い方も可笑しいのです。権威(天皇)と権力(政府)は分かれていますが、共に存在してこそ日本国家は成り立っています。別の言い方をすれば、支え合っています。天皇陛下の「政府の政治利用」もあり得ません。

共産党こそ天皇陛下を政治的に利用しているのではありませんか。在位30年式典という国民的催しを拒否するという、極めて悪質な政治利用です。天皇と皇室を真っ向から否定している共産党は、憲法違反の存在です。いずれ、共産党が憲法違反に当たるという国民的議論を起こし、司法の場で明らかにすべきだ、と私は思います。

■2019/2/26 コペル君はどう生きるか
漫画になって再登場した「君たちはどう生きるか」(吉野源三郎原作)が近年に無いベストセラーになっています。

私が岩波文庫版で読んだのは、高校一年か二年の時でした。当時の私にとっては読みやすく、心に残った本の一冊でした。ただ、コペル君の行動に共感しながらも、「叔父さん」の言っていることに「綺麗事が多いなあ」と感じたものです。それ以上は考えを深めることもせず、以後二度と手に取ることがありませんでした。あれから何十年も経ち、漫画という形で多くの読者を獲得したので、私も再度岩波文庫版で読んでみました。感想を一言書き付けておきます。

全体を評すれば、若者が読むには良い本だと感じます。著者の吉野源三郎は、戦前から確信的なマルクス主義者で、戦後は親社会主義・反日本・反米の岩波雑誌「世界」の初代編集長でした。

第三章「ニュートンの林檎と粉ミルク」では、「おじさんのNote」に長々と吉野の持論が書かれています。

《人間は絶えず働いて来て、その長い間に、いつの間にか、びっしりと網の目のようにつながってしまったのだ。そして、君が気がついたとおり、見ず知らずの他人同志の間に、考えて見ると切っても切れないような関係が出来てしまっている。(中略)それを学者たちは「生産関係」と呼んでいる

人間は、人間同志、地球を包んでしまうような網目をつくりあげたとはいえ、そのつながりは、まだまだ本当に人間らしい関係になっているとはいえない。だから、これほど人類が進歩しながら、人間同志の争いが、いまだに絶えないんだ。(中略)君が発見した「人間分子の関係」は、この言葉のあらわしているように、まだ物質の分子と分子の関係のようなもので、人間らしい関係になっていない。

だが、コペル君、人間は、いうまでもなく、人間らしくなくっちゃあいけない。

人間が地球をグルリと取り囲むように複雑な人間の繋がりを作り上げたのは、間違いないことです。私が違和感を感じたのは、唐突にこれを「生産関係」と言い切っていることです。現在の経済学者なら、左派であってもこのような言葉は使わないと思います。マルクス主義の学説の中でのみ通用する特殊な言いようです。それを中学生のコペル君に言うのですから、著者の左翼イデオロギーの強固さはただならぬものである、と驚きました。

マルクス主義では、生産手段の所有者か無所有者か、資本家か労働者か、搾取者か非搾取者か、帝国主義か反帝国主義か、土台と上部構造、革命か反革命か、などの諸概念の中で使用されるのが「生産関係」という言葉です。近代経済、自由主義経済の歴史的勝利は理論と実践で明らかなっています。イデオロギーを隠さずにはおれなかった吉野源三郎は、コペル君のような若い読者には理解できない言説を書き込んでしまいました。残念です。

「人間らしくなくっちゃあいけない」とも強調しています。が、吉野は「人間とは如何なる存在か、人間らしいとはどのような状態なのか」を具体的には語っていません。私の想像では、共産主義社会における「能力に応じて働き、必用に応じて受け取る。国家は死滅し何の束縛も無い自由な社会」を言いたいのではないかと感じました。

そんな社会になったとして、人間は本当に幸せなのかと、私は首を傾げます。
人間関係を分子に例えるのも、如何なものかと思います。吉野は「人間が未熟だからだ」と言いたいようですが、人間はただの物質ではありません。

2019/3/2 弥生三月、選挙の声が聞こえて来ました
札幌も、弥生を迎え、もう日中零度を下回る真冬日はありません。日に日に、雪が少なくなっています。

部屋に差し込む日差しの陽だまりで気持ち穏やかにしている時、突然の電話音です。さて何事か、と思い思い受話器を取り上げると、選挙の支持依頼ではないですか。参議院選挙の呼びかけらしいが、動きが激しいです。相手は、中高年の女性で、
共産党の党員らしい人です。あまり話をしたくなかったのですが、以下のような会話になりました。

電話 「今度の選挙では、是非とも共産党を支持していただきたいと思いまして」

私  「えーっと、熱心ですね。共産党のどんな政策を支持していらっしゃるのでしょうか」

電話 「戦前戦後、一貫して戦争反対、平和を訴え続けてきた党だからです」

私  「疑問があるのですが。共産党は1922年にコミンテルン日本支部として発足しました。戦前は、ソ連共産党とコミンテルン、中国共産党、アメリカ共産党などと連携しながら、日米戦争を煽るような謀略活動をしていました。盧溝橋事件は、中国共産党の工作員が演習をしていた日本軍に夜陰に紛れて突然発砲してきたことがきっかけでした。戦争反対どころか、戦争を起こすことに熱心だったのは共産党ではないでしょうかね」

電話 「とんでもない。どうしてそんなことを仰るのですか。日本共産党の綱領をお読みになりましたか」

私  「はい、マルクス・エンゲルス・レーニンの主要な文献と共産党の綱領は何度も読みました。感想は、ほとんどが嘘ばかりだと思いました。歴史事実や歴史認識で、とんでもない間違いが書いてあります」

電話 「見解の違いです」

私  「いや、ソ連の崩壊後に出てきたソ連の機密文書、アメリカが公表したヴェノナ文書などで、戦争前後のコミンテルン・共産党の謀略活動の実態が明らかになっています。日米戦争を裏で操ったのは共産党ですよ」

電話 「何故そんなことを言うのですか。まるで革マルみたいですね」

私  「意味が分かりません。あなたは事実を事実として認め、意見の違う人の言うことを聞く意思はないのですか」

電話 「その言葉は、そのままあなたにお返しします」(そして電話は切れる)


こんな会話を短時間でもすると、精神的に疲れます。「共産党が絶対に正しい」。こう信じているのですから、少しでも意見が違ったりすると頭に血が上るようです。
電話のご婦人はとても真面目な人であるという印象でした。真面目で、情熱的で、優しい人ほどマルクス主義・共産党の熱心な活動家になりやすいのです。60年代から70年にかけての学生運動にのめり込んだ人たちは、多くがそうでした。人生の目標と生き甲斐を見つけて、自己陶酔してしまったのです。

しかし、何十年も同じイデオロギーに染まっていると、もはや中毒症状を呈して回復不能になります。それが自己の生き方で終わっていれば構わないのですが、他人に押しつけることが正義であると信じて果敢に行動に出るのです。そこがはた迷惑なこと極まりないのですがねえ。カルト宗教の信者、精神的な病、そういうレベルに達しています。

「科学的者主義」・平和・民主主義と言いつつ、自由と人権を封殺する全体主義を実践しているとは感じないのです。革命のためなら、犯罪でも何でも正義の行いだと合理化してしまいます。空恐ろしい。くわばら、くわばら。


■2019/3/16 親1号、親2号??
三月になり、ずっとポカポカ天気が続き、順調に雪解けが進んでいました。が、昨日、今日と雪が降ったり止んだり、不安定な天気です。気温も低い。
春の足取りがちょっと遅くなりました。まだ三月ですから、こんなものです。

やや旧聞になりますが、2月28日付け産経新聞に面白い記事がありました。パリ支局長・三井美奈さんの小さなコラムです。以下に、一部引用いたします。

《学校では「お母さん、お父さん」ではなく、「親1号、親2号」と呼ぶ―。こんな条項を盛り込んだ法案が最近、フランス下院で可決された。

同性愛家族への差別解消のためで、マクロン政権の与党議員が要求し、左派野党も支持した。(中略)保守派から「家族制度が崩壊する」「どちらが1号かをめぐって夫婦の争議になる」との反対が続出。(中略)今後の国会論議で再検討される見通しになった。

「これで騒ぎも落着」と思ったら、若い友人が「現実にはもう使われているよ。ウチでは父が親1号だ」というので驚いた。税務署や国鉄の文書で「親1号、親2号」の記載は広がっており、パリ市議会も昨年、採用方針を決めたとか。


この記事を読んで、まるでお伽噺ではないか、と一瞬呆然としてしまいました。この法案が通り、社会に強制されるようになったら、「お父さん、お母さん」と呼べない子供たちが一気に生まれて来るのは必定。私たち日本人の感覚からは、悪い冗談は止めようよ、と言いたくなります。フランスは、同性愛者の結婚を認めている(進歩的)
国です。それが故に、「親1号、親2号」という苦肉の言葉をひねり出さないと、同性愛者への差別だと考えているらしいのです。

フランスは、何故これほどまでに左翼的なのか。遡ればフランス革命が淵源ではないでしょうか。1789年、あのフランス革命が始まりました。絶対王政に抵抗して中間階級が暴動を開始、ときのルイ16世、マリーアントワネットなど王室の権力を一方的に奪いました。革命派内部の抗争が起こり、独裁政治が出現。夥しい人びとが惨殺されました。無抵抗のルイ16世とマリーアントワネットはギロチンにかけられ、王政は完全に崩壊しました。

自由、平等、友愛を旗印に、革命というテロリズムはフランス全土を混乱に陥れました。が、フランス人は「自由、平等、友愛」のスローガンと革命を自国の「誇り」とすることしか出来ず、未だに「ラ・マルセイエーズ」を国歌にしています。

武器を取れ、市民らよ
隊列を組め
進め、進め
汚れた血が
われらの畑の畝間を満たすまで

如何です。恐ろしい歌ではありませんか。まざまざと血溜まりが見えそうです。私は、違和感を感じます。
このようなお国柄ですから、「左翼的であること」が自家撞着となり、なかなか抜け出せないのでしょう。フランス革命を否定したり再検討すると、自らの寄って立つアイデンティティーが崩壊するとの恐怖心があるのでしょうか。


フランス革命が進行中、
イギリスの政治家エドマンド・バークは以下のように書きました。(フランス革命の省察)

《自国の過去を全否定する誇大妄想や独善から、どれほどのメリットが得られたか、具体的に考えてもらいたい。革命の指導者たちは、自国の祖先を軽蔑し、同時代人も軽蔑した。彼らは自分たち自身のことも軽蔑するに至り、ついには文字通り軽蔑に値する存在になりさがった。(中略)

これは「国益のために美徳を捨てた」という話ではない。フランスは自国の美徳を卑しめるために、国益を放棄したのである。 他の国の人々は、政治的自由を確立するにあたって、より厳粛な態度を取り、禁欲的でしっかりしたモラルを重んじた。

片やフランスは、王権の手綱をいったん緩めるや、 何でもやりたい放題やるのが自由だという風潮の台頭を許し、宗教を否定する言動まで放置した。結果として、かつてなら富と権力を握っていた層にのみ見られた不正や腐敗が、社会全体に広まってしまったものの、それすら「特権のおすそ分け」のごとく美化されている。みんなで悪くなってゆくのが、新生フランスの基本原則たる平等の表れというわけだ。》

常識を大切にした国・イギリス人のバーク、この言葉に付け加えることはありません。因みに、このフランス革命がマルクス主義の労働者階級による「共産主義革命論」に多大な影響を与えたことを付記しておきます。

■2019/3/23 ピロリ菌を退治中
奥さまが、胸腹部のCT検査をした結果、胃カメラ検査が必用だと診断されました。先日、本人は嫌々ながら胃カメラを飲みました。以前に生じた胃潰瘍の後が残っているのと、若干の炎症がありました。ドクターは、ピロリ菌の検査もしてくれて、これが陽性でした。おそらく、子供の頃から胃の中に住み着いたまま、仲良くしていたようです。

ピロリ菌は、胃癌の発生確率を高めると言われていますので、早速退治することになりました。現在抗生物質を服用中です。とりあえず一安心。私もピロリ君と仲良くしていましたが、何年か前に出て行ってもらいました。

■2019/3/23 読書は楽しい 私の本の読み方
還暦を過ぎてから、仕事は気儘にやっております。気力、体力の衰えもありますし、あくせく稼がなくても食べる分くらいは何とかなるという生活状況になって来ました。やっと我が儘が許されるようになったらしい。

子供の頃から本を読むのは大好きでした。母の影響だと思います。母は学歴こそありませんでしたが、何時も雑誌を手元に置いて、家事の合間にペラペラとページをめくる人でした。私にも、子供向けの雑誌を毎月買ってくれました。当時の雑誌には本体の三倍くらいはあろうかと思われる付録が付いていました。これが嬉しかったですね。

高校で受験勉強にいそしみながら、疲れたら本を読むのが習慣になっていました。三年生までは、ほとんどが夏目漱石など明治から昭和にかけての著名な作家の小説でした。大学受験が終わり、卒業までの間は何もすることがありません。時は、1969年。東大安田講堂の落城、70年安保など学生運動華やかなりし時代です。

行きつけの本屋にマルクスの「資本論」が積んでありました。学生たちがマルクス主義や毛沢東主義を叫んでいたのは知っていたので、私も挑戦してみました。最初からお手上げでした。言葉の意味が分かりません。それでも、第一巻の半分くらいは読んだ記憶があります。わずかに貨幣論が面白いと感じました。内容は把握出来ませでしたが。

こうしてマルクス主義や西洋哲学書などを手に取るようになり、私の読書は「進歩」してゆきました。学生時代は左翼系の本を大量に読みました。社会に出てからは、ジャンルは一定せずに乱読でした。手塚治虫さんの主要な作品は読みましたし、写真集や画集、松本清張の推理小説、エッセイ、ノンフィクション、歴史物、仏教書、古事記・日本書紀、万葉集などの日本の古典も手に取りました。種類や内容にこだわらず、興味が湧いたものを読んできました。

左翼運動全盛の時代を抜けて生きて来たにも拘わらず、左翼思想にマインとコントロールされなかった、その嘘と欺瞞に自ら気づいたのは、乱読のお陰だと思っています。世の中には様々な考えがあると知ったのは大きかった。

私は研究者、学者でもなく、執筆を生業としている訳でもありません。読む本は、ある意味気まぐれであります。その時代に話題になったもの、興味を感じたものを適当に手に取っています。が、幾つかの基本原則は決めてあります。

(1) 自分の主義主張を補完するするようなものばかり読まないこと。異論を展開するものも読む。
(2) 特定の分野に偏らないようにし、学問的なものから芸術関係まで幅を広げておく。
(3) 共感した本の著者が引用している「元本」にも当たってみる。視野が広がります。
(4) 洋の東西を問わず、古典は人類と御先祖様の歴史を知る上で大切な遺産です。
(5) 書いてあることを鵜呑みにしないで、自分の理解
と判断力を高めるように努力すること。

上記のようなことを心の片隅に置いて、私は読書を楽しんでいます。私にとっては、趣味でもあり、自己研鑽の手段でもあります。本は四角い形をした紙ではありますが、著者は人間です。何百年、何千年も前に生きていた人であっても、本という姿で私たちに言葉をかけてくれます。人生と社会の大切なことを伝えてくれます。素晴らしいことです。

■2019/4/11 氏曰く・・
今朝の「読売新聞」によると、

《桜田氏は10日夜、東京都内での高橋比奈子自民党衆議院議員(比例東北)でのパーティーであいさつし、被災地の岩手県が地盤の高橋氏への支援を求め、「復興以上に大事なのは高橋さんだ」と述べた。》

桜田義孝五輪相は、この後官邸を訪れて、「被災者の気持ちを傷つける発言をしてしまい申し訳ない」として、辞意を申し入れました。総理と官房長官は直ちにこれを受け入れ、事実上の更迭となりました。

この人は、3月にも東日本大震災の津波で高速道路や一般国道が甚大な被害を受けていたにも拘わらず「健全に動いていたから良かった」と事実と違う発言をして、顰蹙を買いました。2月には、競泳の池江璃花子さんが白血病を明らかにした後、「本当にがっかりしている」とも発言。これまた不適切発言と批判を浴びました。

この人は、当選回数が多く、決して新人議員ではありません。政治の世界を知っているはずなのに、こうしたお気軽な発言を続けてきました。言葉の前後を読んでみると、本人に悪意があるとも思われません。しかし、
政治家という立場を考慮するなら、言葉遣いには万全の注意を払うべきです。はっきり申し上げて、アウトです。

政治家には、政策能力、権力闘争能力のみならず、「人徳と仁徳」が求められます。とりわけ民主主義社会では、国民からの信頼無くしては一日も務まりません。そのあたりを全く理解していないのか、これまでの政治家人生で何を身につけて来たのか。私には、想像だに出来ません。老子の言葉を噛みしめてみては如何でしょうか。

氏曰く、過ちて改めず、是を過ちと謂う。(論語)

(現代語訳) 老先生の教え、過ちを犯したのに改めない。これが真の過ちである。(加地伸行訳)

■2019/4/13 新元号に思う
来月には皇太子殿下が天皇に即位し、新しい御代が始まります。そして、元号は「令和」と決まりました。

「万葉集」巻五 梅花の歌三十二首 序文 にこう書いてあります。

天平二年の正月の十三日に、師老が宅に萃まりて宴会を申ぶ。
時に、初春の令月にして、気淑く風和らぐ。梅は鏡前の粉を披く、蘭は珮後の香を薫らす。
しかのみにあらず、曙の峰に雲移り、松は羅を掛けて蓋を傾く、夕の岫に霧結び、鳥は穀
に封ぢらえて林に迷ふ。庭には舞ふ新蝶あり、空には帰る故雁あり。

伊藤博氏の「万葉集釋注」によれば、「正月の十三日」は太陽暦の二月八日頃だそうです。まだ、風が幾分肌寒さを感じさせる季節かもしれません。序文を読む限り、令月とありますし、気淑く風和らぐ時節だったのは間違いないでしょう。宴の光景、梅の花や周囲の風景を想像すると、心身共に清々しさを感じます。

菅官房長官が「令和」と発表する瞬間を、病院の待合室のテレビで見ました。「れいわ」の音を聞いて、歴史上の元号とどこか違うなあ、と一瞬戸惑いました。が、音の響きが気持ち良いのです。「令月」の意味が分かりませんでしたので、大辞林を引いて見ました。こういう言葉を知らない自分は、如何に教養人とはほど遠いかを自覚いたしました。

@何事をするのにもよい月。めでたい月。よい月。
A陰暦二月の異名。

元号名が「令月」と「風和らぐ」から令と和をとり、「令和」となったのを理解しました。新天皇の御代が「平和で良き事が多い時代になって欲しい」との願いが込められているものと、勝手に解釈しています。国民の多くが、新天皇の即位と新元号を寿いでいるようです。元号を持っているのは、世界では日本だけです。本家の中華はとっくに消えています。

連綿と125代、126代と続く万世一系の皇室は、もはや日本にしかないのです。ヨーロッパも古い歴史を持ちますが、革命やら宗教戦争やらで大半の国は王室を失いました。イギリスのように王室を戴く国もありますが、少数派になりました。しかも、王室は消えたり、戻ったりと天皇家のように途切れることなく存続している国は一つもありません。

1979年(昭和51年)に、元号法が定められました。戦後、「皇室典範」が廃止されて、元号を定める根拠が長く失われていたのです。 現憲法には、元号については記述がありません。このままでは元号が消えてしまうとの危機感から、昭和51年に元号法が制定されたのですが、猛烈な反対運動をしたのが旧社会党と共産党でした。

天皇と天皇家が有ること自体に反対している政党ですから、もっともな行動といえましょう。しかし、国民の八割以上は日常の習慣としても、公の文書等でも使用を続けていて、ほぼ反対は無かったのです。旧社会党の流れを汲む立憲民主党、社民党は、今回おおっぴらには反対はしていないようです。共産党の本音は反対なのでしょうが。

「令」があるから、「命令」だと言うのは、とんでもない筋違いであります。何でも反対のサヨクの感情なのでしょう。

梅の花 今盛りなり 百鳥の 声の恋しき 春来るらし

梅の花三十二首の中の歌です。個人的には、とても好きです。分かり易いですね。

■2019/4/22 平成最後の満月
今年になってから、「平成最後の○○○」という言葉をよく聞きます。
去る19日は、平成最後の満月が見られました。幸いにも、雲一つ無い夜空に煌煌と輝いて至高の眺めでした。
下の写真がそれ。月の表面の模様まで、くっきりと鑑賞出来ました。幸運、幸運。



五月からは令和です。令和最初の写真は何になるか。自分でも楽しみです。

■2019/4/30 平成最後の写真
ついに、いよいよ平成の御代が終わります。あと六時間ほどです。

色々なことが頭をよぎります。好いことも、あまり好ましくないことも。あの悪の帝国ソ連が崩壊したのは、平成になって間もなくでした。バブル崩壊、阪神淡路大震災、雲仙普賢岳の大噴火と火砕流、東日本大震災、オウム真理教事件、悪夢の民主党政権が出来たのも忘れられません。個人的にも、この三十年は激動でした。よくぞここまで走ってこれたと、自分で感心しています。三十年というのは、思ったより長く感じています。濃密な時代でした。

今日の札幌は好天に恵まれました(夕方まで)。幸いにも桜がほぼ満開でした。同じ区内にある神社に行ってみました。期待通りに山桜が最高の見頃を迎えていました。スマートフォンで平成最後の写真を撮ってみました。

  

左は、二宮金次郎の銅像です。右は、神社境内の桜です。

過ぎつつある平成と国民に寄り添い続けてくれた天皇陛下に、深く感謝いたします。

■2019/5/7 令和元年、最初の春です
長い長い10連休、皆様は如何お過ごしになりましたか。我が家は、普段通りの日々を送りました。

寒い日と真夏のような暑い日が交互にやって来て、体調管理が難しかったです。桜は咲いて散りゆき、新緑の季節となりました。我が家の窓からは、シラカバ、ナナカマド、ハルニレなどの若葉が清々しく、心まで暖かくなります。

奥さまは、花畑の様子が気になるようで、しばしばを見に行っています。スイセンやチューリップは、満開を過ぎました。スズランが頭を出しています。好天が続けば、一斉に開花するでしょう。ダリアを植えるタイミングを計っています。

私は、フィルムで撮影した写真をスキャニングして、デジタル化する作業を始めました。何年も前から気になり気になりしながらも、放置していたものです。1980年以前からの物があります。初期の物はモノクロフィルムです。自分で現像して、箱に保管していたものです。引っ張り出してデジタルデーターにして、画像を見ると、酷く劣化したり、塵が付着して取り除けないものがほとんどです。昭和の末から平成を過ごして来たフィルムさんですから、仕方がありません。

一枚一枚、自分の撮った作品を見ていると、己の若かりし日々を思い出します。懐かしいと同時に、何とも照れくさい気持ちになります。人としての未熟さは隠しようもありません。でも、ワンシャッター、ワンシャッター、一生懸命に撮っているのを確認できました。体力、気力は十分ありましたので、今の私には撮れそうもない写真に巡り会います。

ざっと大まかに計算すると、少なく見積もっても3年から5年は、全てのフィルムをデジタル化するのに必要です。ということは、私はその間、元気に生きていなければならないらしい。老い先短いと思いつつあるなかで、一つやり遂げなければならない仕事に向き合ったということか。目的も無く、ボンヤリ暮らすよりはマシなのかも知れません。

令和になり、新天皇陛下も国民と共にご活躍されます。私も
、令和を生き抜いてみようと心新たにしています。

■2019/5/16 腎移植を検討中
春の良き季節を迎えながら、気持ちは少々穏やかならずの日々を送っています。奥さまが透析患者になって、11年。献腎登録をして、ドナーになってくれる人の出現を待っていました。ドクターの話では、腎移植までの平均待ち期間は17年とのこと。なおかつ70歳以上の場合は、ほぼ絶望的になるらしい(奥さまは68歳)。若い人たちが優先なのです。

悩んだ末、奥さまの実のお兄さんに生体腎移植のドナーになってもらえるかどうか、打診しました。翌日、了承するとの有り難い回答を頂きました。早速、北大病院の移植コーディネーターと医師に連絡して、私たちの意志を伝えました。

それからが大変。お兄さんと奥さまの体が腎移植に適するかどうかを正確・精密に検査しなければなりません。血液検査による内蔵機能の確認、CT検査、癌検査などなど。4月上旬から色々調べました。やっと指示通りの検査を終えて、北大病院を受診しました。お兄さんは、腎機能などに異常なく、最初のハードルをクリアーしました。

奥さまも、心配した腫瘍マーカーが基準値内でした。乳癌、子宮癌も大丈夫。こちらも第一段目の壁を越えました。

ドクターによると、これから本当に詳しい検査が始まるのです。とくに癌については、隠れているものが無いかどうか慎重に調べます。せっかく移植しても、その後に癌があるのが分かった場合、治療に支障があります。免疫抑制剤を使うので、抗癌剤の効きが悪いとか体の抵抗力が大きく損なわれるからでしょう。慎重な検査が待っています。

意を決して、お兄さんに腎移植をお願いしたのは理由があります。現況の「週3日透析」は、生活の自由度が著しく低下しますし、体の毒素が完全には抜けきらないのです。奥さまは、そうした現実に釈然としないのでしょう。せっかく生きているのですから、より良い生活を送りたいと思うのは当たり前です。承諾してくれたお兄さんには感謝いたします。

二人の体が移植に耐えられる良好な状態であることを願っています。あとは神様にお任せするしかありません。色々な検査をし、移植が決まるまで、まだ当分ハラハラさせられます。が、鏡のような気持ちで待ちたいたいものです。

札幌の街は、里桜が満開。そして、ライラックが咲き始めました。本格的な花見の季節です。

■2019/5/28 信じられぬ出来事
本州が暑いと聞いても、あまり驚きません。が、北海道で「五月に猛暑日」なんて、私の人生で経験したことがありません。私が住んでいる地域に限ってのご報告です。一昨日は、33度。昨日は、37度。気象庁発表の値とは違いますが、30度超えはまだしも、昨日の37度は体が動かなくなるような感覚でした。歩くと、フワフワした感覚になりました。

間の悪いことに、奥さまの大腸検査の日でした。指定された午後1時に病院に行きました。我が家の玄関を一歩出た瞬間に生暖かいどころか熱風が顔に吹き付けて来るのです。それだけで頭がモワッとして、足が縺れそうになりました。車のエアコンを入れても、効いているのかいないのか、室内が冷えてくるのに10分ほどもかかりました。事故でも起こしたら、「ほら、年寄りだ。早く運転を止めれば良いのに」などと陰口、いや堂々と言われるに決まっています。

病院内は、冷房がしっかり(若い人は、「ガチで」なんて言うのかな)効いており、寒いくらいでした。奥さまの検査結果は、横行結腸に二カ所良性のポリープがありましたが、心配する必要の無いものでした。とりあえずは安堵です。

気温の話に戻ります。今日は、現在20度。札幌にしては平年並みで過ごしやすい日です。でも、昨日と比べるとマイナス17度。外の風が冷たく感じます。極端な変化に体が付いて参りません。何となく、体の調子が悪い。自律神経系のバランスと働きが崩れているのではないでしょうか。風邪を引かないように注意しなければ。


信じられぬ出来事と言えば、今朝8時前、川崎市登戸駅の近くでスクールバスを待っていた子供たちと大人を、両手に包丁を持った
男が無差別に刺しました。二人が死亡、犯人も自殺したらしいです。背景の解明が必要ですが、犯人を単に気が振れた人間と片付けるべきではありません。私は、戦後の日本人に蔓延した「左翼病」が背景にあるのではないか、と疑っています。自国の歴史と文化、人間としての誇りと道徳心を失った団塊世代を中心にした深刻な病です。

五十歳代以上から七十代、八十代の人たちは、穏やかな好々爺ばかりではありません。気の荒い自己中心の人が見受けられます。道徳や社会の常識を馬鹿にして、「社会は破壊するべきもの」と思い込んでいる老人です。最近の犯罪者にも、この世代の高齢者が少なくありません。「マルクス朝日新聞病」患者と言った方が分かり易いでしょうか。

ニュースによると、犯人は57歳の男だそうです。

平成時代は、その病が最も爆発拡散した時代でした。さて、令和は日本人の矜持を取り戻す時代にしなければ。

トランプ大統領が三泊四日で日本を訪れてくれました。安倍首相との会談はもちろん、新天皇陛下、新皇后陛下と親しく歓談されたようです。大相撲の表彰式にも出席。アメリカ大統領杯を、優勝した朝乃山関に授与しました。

こんな光景は、もう二度と見られないでしょう。トランプ大統領は、率直で真面目、人の話を聞ける
人柄であることが分かりました。(発言の仕方は別として。)日本にとっては、信頼できる同盟国の元首であると思いました。

■2019/5/30 続 信じられぬ出来事
前回の文章で。登戸駅近くで発生した無差別殺傷事件に触れました。犯人は、51歳の男性で用意周到
の準備をしていたらしい。本人が死んでいるので、動機の解明はかなり困難かも知れません。戦後の「左翼病」と団塊世代についても書きましたが、この事件の犯人と関連付けているのではありません。誤解されないように、お願いいたします。

平成という時代は、前の20年間は冷戦体制の崩壊から始まり、日本の道徳や伝統的価値観がガラガラと分解していったと感じます。土地バブルが弾けデフレに突入し、政治家はそれへの対応が出来ず、「格差社会」が放置されました。就職難、GDPの低下、ホームレスが全国の公園にテントを建てました。証券会社や銀行が破綻しました。

オウム真理教事件は、忘れてはならない事です。一宗教団体の暴走ではありません。ロシアの核を含めた武器弾薬を密かに集めていました。猛毒のサリンを製造し、大量に保持していました。日本のみならず世界で最初の国家転覆を謀った組織が生まれたのです。しかも、精神的行き場を失った高学歴の若者たちが参集していたのです。

犯罪をしているという意識も無く、オウムの理念でユートピアを作ることに人生を投じたのです。如何に国家、法、社会常識、人間的尊厳を否定した行為なのか。そのことを自覚出来ず、心の寄るべき場所を見失った者たちだったのではないか。逆に言えば、当時の日本は、若者たちに日本人として生きる誇りや夢を与えられなかったのです。

とくに政治家の責任は重い。自民党の長期政権が不安定になり、汚職や談合、野合が横行しました。果ては、自民党と社会党が連立して政権を作るなど、信じ難い事態となりました。村山富市氏が総理になるとは、悪夢としか言えません。そして、中国や韓国のみならず、世界中に先の大戦についての「謝罪外交」を始めてしまったのです。

悪夢といえば、「トラスト・ミー」で始まった民主党政権は最悪でした。辺野古のゴタゴタはここから始まった。

「慰安婦問題」「靖国参拝」「南京虐殺」などが蒸し返され(事実で無いにもかかわらず)、日本は「悪の帝国」と自ら名乗りをあげたようなものです。こうして国民の中に、精神的虚脱感が醸成されて行きました。
景気は悪い、政治的にも外国から攻められる。自殺者が三万人を越えて、大問題となりました。出生率が見る見る下がって行きました。

神戸阪神淡路の大震災、東日本大震災などの自然災害。それに加え、宮崎勤事件、神戸の少年Aによる残虐な殺人、小学校に侵入して子供たちが無差別に殺される事件、秋葉原の無差別殺傷事件。数え上げれば切りがない。個々の事件はそれぞれ違いはあるにしろ、根元では心の崩壊、精神性の浮遊が日本に蔓延していたと思うのです。

平成が始まったのは、約30年前。団塊世代は、40歳を超えたあたりです。社会の中心的役割を担う位置にいました。この団塊世代を挟んだ人たちが、政治、経済、文化、教育の中枢を握り、日本国家と社会を否定するような左翼活動を猛烈に行ったのです。国旗と国歌を否定する。教師が国家を歌わない。これが、子供たちに与えた負の影響は想像も出来ません。敗戦によるGHQ「日本解体作戦」の本当の影響が、平成になってから実を結んだのです。

しかし、残り10年になって遂に安倍晋三政権が誕生しました。第一次は一年で終わりましたが、第二次政権になってからは、経済が上向きになり、就職率はほぼ百パーセント。消費税増税など失政はあるものの、株価が安定し、国民の精神的安定が図られつつあります。そして左翼病の団塊世代が社会の第一線を退き、左翼思想とその運動が大きく低迷するようになりました。左翼朝日新聞の購読者数が大幅に減り、社会的影響力が失われつつあります。

令和は、マルクス主義左翼が敗退(後退)し、健全な国民意識が構築されていく時代だと思います。

■2019/7/4 腎移植は?
ご無沙汰しています。一ヶ月以上も更新出来ませんでした。

奥さまの腎移植は、ドナーとなる兄の腎臓に問題がありそうで、今は中断しています。腎臓内科での精密検査の結果が出ないと、断定したことは言えません。が、状況はかなり厳しいようです。

■2019/7/4 フィルムスキャニングに気が遠くなり
古いフィルム写真のスキャニング(デジタル化)を毎日コツコツと続けています。さすがに最近は、疲れ気味です。現在、ポジカラーフィルムをやっています。48ビット、TIF形式、A3サイズ相当の画質で取り込んでいます。1カットあたり、100MB程度のデーター量です。保存のために、500GBと1TBのSSDを用意しています。高価なのが辛いです。

画像を見ていると、撮影した時の場所や感覚が戻ってきて、新鮮な気持ちや懐かしさが入り交じります。写真の撮り方から、自分が体力・気力に溢れていたことを感じます。今の私なら、ここまで撮れないと思います。情けないが。

気になるのは、写真の画質と性格です。フィルムは、よく言えば重厚で画面全体に厚みがあります。しかし、写真用語で言うところのスカッとした「抜け」が無いのです。私には、どうしても違和感があります。デジタルカメラで撮ったものと比べると、一目瞭然の違いがあります。デジカメ画像の方が、人間の肉眼感覚に近い表現が出来ていると思います。

とくに光の回り具合、被写体の質感、明暗の表現。フィルムは、現実よりもラチチュード(明暗差の許容範囲)がとても狭いのだなあ、とつくづく感じています。デジタルカメラなら、HDRなど明暗差をコントロールする機能がありますし、表現の幅が広いことを有り難いなあ、と思います。私には、デジタルカメラが合っているということらしい。

とはいえ、フィルムの写真を捨てる気持ちにはなりません。自分の人生が詰まった日記帳のようなもの、あるいは自叙伝でもあります。四苦八苦しながらも、可能な限りデジタル化して、劣化・破損しないようにして残すつもりです。中には、本当に歴史的、若しくは自然的な意味で貴重な画像が沢山あります。何時の日か役に立つことを信じて。

■2019/7/4 参議院選挙が始まり
通常国会、G20会議などが終わり、今日から予定通り参議院選挙が始まりました。

安部内閣と自民党のことは、さて置いて。野党、とくに立憲君主、国民民主、共産党、社民党は一体何をやりたいのかさっぱり分かりません。安倍首相が悪い、と言っているのは確か。内政問題で、年金、賃金、社会福祉などを取り上げるのは良いでしょう。が、「彼らは賃金を上げろ、老後の心配のない年金を支給せよ」などと主張しますが、その原資やシステムの改正などについては、ほとんど具体案を提示しません。出来ないのだと思いますが。

立憲民主の枝野代表は、「安全保障法は、違憲である。よってこれを廃止し元にも戻さなければ、憲法論議は出来ない」と言っています。全くこの人の頭の中はどうなっているのか。
安全保障法が違憲なら、自衛隊も違憲だと言わなければ辻褄が合わないのではないか。安全保障法が無くなったら、日米安保条約が根元から破壊されますが、そうなった場合に枝野代表はどう責任を取るつもりなのか。共産党に対しても、同じことを問いたい。

日本の野党の最大の欠点は、自国の安全保障をどのように確保するか、平和をどうやって守り通すか、中国の侵略意図を抑え込むか、という普通の感覚が無いことでしょう。年金や福祉のような耳障りの良いことは喋るが、国家の安全、国民の安寧を確保することには、ひどく無関心です。自民党はそこまでイカれてはいないようです。

もう一つ、令和になった途端に女性宮家とか女系天皇などを言い出すことに、開いた口がふさがらない。悠仁殿下がいらっしゃるにも拘わらず、愛子親王殿下を天皇になどとは、実に不穏当です。皇室典範では、天皇になる資格があるのは男系男子と決まっているのです。その線を繋ぐ方法は幾らでもあります。彼らが言っていることは、オブラートに包んではいるものの、共産党と同じく「天皇と皇室の廃止」です。国民が騙されないようにしなければなりません。

自民党の消費税10パーセント値上げは、賛成しかねます。経済に悪影響が出るでしょう。

■2019/7/23 参議院選挙が終わり
選挙結果が出て、与党が圧勝と言って良いものでした。統治能力の無い野党を、国民は選ばなかったのです。

共同通信社が行った投票の出口調査(比例代表)は、実に興味深いものでした。
自民党は、全世代で得票率がダントツのトップだったのです。18才と19才では、以下の通り。

自民党(38.2パーセント) 立憲民主党(10.8パーセント) 公明党(10.8パーセント)  
国民民主党(7.8パーセント) 共産党(8.6パーセント)  日本維新の会(8.2パーセント)

産経新聞は、同調査について次のように報じています。(22日付け朝刊)

自民党に投票したとの回答は全世代で35%を超えた。20代が最も高い41.1%、30代は40.6%だった。一方、立民は60代以上で20%に迫り、他の世代に比べ高い支持を集めた。公明は30代の7.7%が最も低かった。 共産は60代以上で10%を超えた。維新は、50代が最も高く12.1%。いずれの世代も国民は8%未満、社民は3%未満だった。


10代、20代、30代という若い世代が保守政党である自民党を強く支持しています。片や、立憲民主党や共産党は60才代以上の高齢者からの支持に頼っている、という事実です。すべての一人区で「野党共闘」(野合)をしたにも拘わらず、前回選挙よりも少ない10選挙区でしか勝てなかったのも、こうした有権者の意識の変化があるからでしょう。

共産党、立憲民主党、社民党などは、かつての全共闘世代に支えられている政党。
自民党は、全世代、とくに若い人たちが支える党になった。

この結果は、自民党のような穏健で現実主義的な政党が今後も政治の主導権を握る可能性が高いことを示します。一方、共産党や立憲民主党のような左翼政党(マルクス主義思想を捨てられない)は、今後は衰退の一途を辿るでしょう。政治の世界でも、少子高齢化が進んでいるようです。こちらの方は、国難ではなく慶事でありましょう。

私が驚いているのは、安倍首相が「憲法改正論議をする政党か、しない政党か」と国民に訴えかけていたことです。従来の自民党総裁は、「選挙では票にならない」と、憲法や安全保障に触れないのが常態化していました。このタブーに果敢に挑戦した安倍首相を高く評価します。今回の選挙結果は民意の表れなのですから、左翼野党の「安倍首相のもとでは憲法論議はしない」という異常な姿勢が国民から許されるのかどうか、よく考えてもらいたいものです。

戦後一度も改正されない、世界最古の憲法になった「日本国憲法」。ソ連が崩壊して東西冷戦時代が終わり、世界の国家関係が流動化し、中国共産党の支配する中華が世界覇権を強めるなど、日本の置かれた立場は大きく変化しています。いつまでも「軽武装で行きます」では通じないのが現在です。アメリカは自助努力しない国を信用しなくなりました。

強い経済力の構築と周辺環境に合わせた防衛力を整えるのが、最優先の時代です。軍事を無視(放棄)した現在の憲法の欠陥を現実に合わせて変えていくことが必要な時代になったことを、国民一人一人が自覚したいものです。

■2019/8/13 お盆、やっと快適な気候に
先月の26.27日辺りから、湿気が多く不快な日が始まりました。その後全国的な猛暑が襲い、我が札幌もお付き合いして暑いの何の。十日ほども連続で、30度を超える日々。夜になっても25度を上回る熱帯夜。北海道の住人は耐えられません。極力外出を控えて、家に居るようにしていました。エアコンが無いので、体がとろけそうになりました。

気温が下がり始め、最悪の状態を脱したのは今月の7、8日辺りから。一時は熱中症で死んでしまうのではないか、と不安になりました。何しろ、老夫婦の二人暮らしでありますから、誰か助けに来れるはずも無い。

今日は、久しぶりに北海道らしい爽やかな天気に恵まれています。気温27度、青空が宇宙まで抜けるよう、適度に風も吹いている。蝦夷地の本来の気候です。御先祖様たちも、避暑にやって来て、のんびり休んでいるでしょう。

■2019/8/13 PSAは安定、奥さまの透析
暫くぶりに病院に行き、前立腺癌の様子を診てもらいました。PSA値は0.419で、前回よりも若干低下。0.4から0.5の間で安定しています。ドクターも、特に心配はしていないようで、あっと言う間に診察は終了です。数値が大きく変動を始めたら治療を開始する、という方針です。癌が完治したかどうかは不明、とのこと。考えても仕方が無いことです。

これからも、穏やかにお付き合いを続けていくつもりです。我が身に発生したものですから、一緒に暮らします。

奥さまは、週三回の透析に通っています。7時間という一般的にはあり得ない長さです。そのお陰で、体調がまずまず良好に保てているのです。一日中病院で横になっているので、肩こり、背筋痛などがあり、かなり辛そうです。十日に一回くらい美容マッサージに通って、体をほぐしてもらっています。
透析患者の負担は、本人でなければ分かりません。

在宅透析に比べると、リンやカリウムが高くなり勝ちです。食べ物に気を付けながら、時々吸着剤なども処方されています。腎臓が悪いのは、浄化装置の無い状態です。体全体に影響がありますので、血液データを見ながら細かく対処、管理するしかありません。今後、より優秀な透析装置が開発されたり、組織そのものを再生する治療が始まるでしょう。

病気は嫌なものです。ただ、世の中にはもっと過酷な病の人もいらっしゃる。生かさせて頂いている間は、一所懸命に生きる努力をするのが人としての在り方かなあ、などと考えています。自殺、自害をしたいとは思いません。

写真フィルムスキャニングは、あのまま作業が停止したままです。暑かったこともありますが、再開する気力が湧いて来ません。ある意味パカパカしさも感じてしまいます。かと言い、やらないという選択も出来ないのです。外注するにしても、私にしか分からない内容のものがあります。また、どうしようかと迷い始めています。結構、大きな悩みです。

■2019/9/5 病院通い中
今年の猛暑は、とても北海道とは思えない過酷なものでした。七月下旬から八月、そして現在も体調が優れずに、気力も湧かず、が続いています。体に異常があるのではないかと不安になり、病院を受診しました。アミラーゼが基準値を大幅に超えており、膵臓に問題は無いかを調べることになりました。先ずは胸腹部のCT検査です。

結果は、肺、心臓、膵臓、肝臓、胆嚢に疾患らしき物は見当たらず。ドクターは、何処に病気が潜んでいるか分かりませんから胃カメラと大腸カメラもやってみましょうか、と仰います。それもそうだと納得して、引き続き検査を続けることにしました。今週火曜日に大腸カメラを入れてみました。下行結腸に小さなポリープが二つ。その場で切除しました。

この検査は、前日から食事の制限が始まり、当日の朝はニフレックという下剤を2リットルも飲まなければなりません。病院に行く前に、すでにフラフラ状態になりました。
ドクターの説明を聞いた後は、歩くのもやっと。体の中に燃えるものが全く無い状態。しかも、検査中に入れられたエアがじわじわとオナラになって外に出てくる。不快極まりない。

我が家に戻り、途中で買ったパンとチョコレートを貪るように口に放り込みました。エネルギーの補給で、何とかかんとか体が動き始めました。ポリープの組織検査結果が出るのに2、3週間かかるそうです。旅行や力仕事を控えなさい、と看護師さんに言われました。が、友人に会う旅を予定していたので、はてさて困った。どうしようか。

■2019/9/5 公人が嘘を言うのは犯罪では
8月26日に共産党の志位委員長が以下のような見解を表明しました。

《今日の日韓関係の深刻な悪化を招いた直接の原因は、安倍政権が、「徴用工」問題で被害者の名誉と尊厳を回復する責任を放棄したうえ、(略)この問題での政治的対立の「解決」の手段として対韓貿易規制の拡大、韓国の「ホワイト国」からの除外という、政経分離の原則に反する「禁じ手」を使ったことにある。

日本軍「慰安婦」問題にせよ、「徴用工」問題にせよ、過去の植民地支配への真摯な反省の立場を土台にしてこそ解決の道が開かれる
ことを強調しなくてはならない。(略)

2016年に締結された日韓GSOMIAは、米国主導の「ミサイル防衛」 体制に日韓両国を組み込み、中国や北朝鮮を念頭に軍事的圧力を強めようというものであり、これにも私たちは反対を表明してきた。

軍事的挑発に対して、軍事的圧力の強化で構えるというやり方では、軍事対軍事の悪循環になる。(略)いかに対話によ
る解決の局面へと転換するのかが重要だと主張してきた。

「徴用工」問題で安倍政権が責任を放棄したと言いますが、はて、責任を放棄したのは韓国ではないのかしらん。そもそも1965年に「日韓基本条約」「請求権協定」が結ばれて、日韓間の問題は永遠に且つ完全に解決された
、と確認したのではありませんか。これは国際協定であり、政権や政治体制が変わっても、絶対に破ることは許されません。

盧武鉉大統領時代には、盧武鉉氏も文在寅氏も、65年条約の有効性を認めています。破棄も口にしていません。「戦時労働者」問題を解決する責任と義務は、韓国にあります。韓国最高裁の判決自体が国際法違反であり、それを自国の責任で是正しない韓国政府は、輪をかけた国際法違反であります。志位氏は、何故それを言わないのか。

日本が韓国をホワイト国から外したのは、軍事転用できる物質が不透明な取り扱いをされているからでありましょう。もしも韓国にやましい事が無いのであれば、輸出品が何処に流れどのように処理されたのかを明らかにすれば済むことです。それさえやれば、そして何の疑念も無いのであれば、再び「ホワイト国」に戻ることは可能でしょう。

志位氏の歴史認識の最大の問題は、「日本が朝鮮を植民地支配した」というところです。1910年、当時の大韓帝国と日本が併合の条約を結んで(朝鮮側と国際社会の要望あり)、平和的に朝鮮が日本の正式領土に編入されたのです。故に朝鮮併合は侵略でも植民地支配でもありません。異民族同士が一緒になったのですから、当初は摩擦が避けられませんでした。しかし、戸籍の作成、土地所有の明確化、教育施設の建設と普及、ハングル文字の使用、交通インフラの充実など、日本国家予算の四分の一を朝鮮近代化のために使いました。これを植民地支配とは言いません。

GSOMIAに関わり、志位氏は「軍事的挑発に対して、軍事的圧力の強化で構える」と言います。おやおや、「軍事的挑発」がある、と認めていらっしゃる。もちろん中国や北朝鮮のことであります。日本政府が軍事的挑発に危機感を持ち、軍事力の充実を図ることには口を極めて強く批判されている。

ところが、かの中国や北朝鮮による南シナ海の勝手な軍事基地化、尖閣諸島への領海侵犯、ミサイルの発射などに、どうして厳しく断固とした批判をなさらないのでしょうか。私は、不思議であります。中国や北朝鮮の軍事的挑発は危険でなく、日本が自己防衛するのは悪い、もしくは侵略を企んでいるとでも言いたいのでしょうか。

「対話による解決」を強調されるが、対話は、相手がその気になった時に成り立つものです。対話する気が無い国を相手にする場合は、必要最少限の軍事力を整えておかなければ、対話どころかあっという間に占領されるのが落ちです。

安全保障や軍事や地政学への、これほどの無知をさらけ出す人は珍しい。いや、無責任と言うべきか。あるいは、日本が中国や北朝鮮の属国になるのがお望みなのか。おそらく、そちらの考えなのでしょう。社会主義、共産主義が正しくて理想的であるとの歪んだ信念をお持ちでしょうから。しかし、私は自由と民主主義体制が素晴らしいと思います。

今日の香港、明日の台湾、明後日の尖閣・沖縄と言われています。香港人も台湾人も、共産党独裁国家に飲み込まれることに必死で抵抗しています。何故なら、自由と民主主義の価値をよく理解しているからです。

志位氏は、歴史の事実をねじ曲げ、独裁・全体主義国家に強烈なシンパシーを抱いている。国会議員、公人としては、言論の自由などと言い訳できません。反国家、売国行為ではありませんか。そして犯罪行為の疑いが濃厚です。

■2019/9/24 同級生たちとの邂逅
ずいぶんと涼しくなって、我が家の近くではハルニレの木が薄く黄色みを帯びています。秋なのですね。感歎。

体調がイマイチではありますが、予定通り小学校と中学校の同級生と会いました。

中学校で学級委員をしていた時の相棒は、女子生徒でしたが、立派な高齢者になりました。当時は大人しい女性という印象しか無かったのに、結婚して二人の男の子を育てあげました。物凄く逞しく感じました。ご主人の両親と同居して、最後まで看取ったそうですから、他人には分からない苦労があったでしょう。それが、人生の糧になったのかも。

小学校の同級生は、五十年振りの再会です。年賀状の遣り取りはしていたものの、会う機会がありませんでした。スポーツ万能で頭も良かった。土木エンジニアの道に進み、全国の大規模現場を経験して来ました。地元の人たちと酒を飲むのが仕事だった、と笑っていました。阪神淡路大震災直後は、食べ物も寝る場所も無い状況での復旧。今でも忘れられない経験だそうです。奥尻島沖の震災でも、鉄道の復旧に不眠不休で予定通り仕事を完遂したとのことです。

私は、縛られるのが嫌になり「フリーランス」といういい加減な所で気儘に生きて来ました。無理もしましたが、彼、彼女に比べると社会に対する責任が軽い道を歩いていたという気持ちになりました。どちらが良いか悪いかではありませんが、幾分引け目を感じるのが正直なところでしょうか。でも、色々な人生があるから世の中は楽しいのでしょう。

まだまだ会いたい人がいますので、元気に動き回れるうちに旧友たちとの邂逅・再開を持ちたいと考えています。我々三人に共通のことがあります。癌に罹っている、完治不能の難病がある、など病気持ちは平等でした。

さて、奥さまはレントゲンとCT検査で、若干胸水が貯まっているそうです。原因がはっきり分からないので、長く続くようであれば針を刺して水抜きをしなければならないと言われています。やや心配、不安です。痛くないのか。

■2019/10/28 体の検査が終わり 神無月が終わる
最後に残っていた胃カメラ検査が終わりました。
結果は、十二指腸も含めて異常無し、とのことでした。検査から解放され、体にもとりあえず問題が発見されなかったのでホットしています。ただ、喉と食道の境目に小さな炎症らしきものがあると言われました。耳鼻科で診てもらいました。ドクターは、カメラを覗きながら「はっきりしないです。悪いものではないとおもいますが・・」と仰る。

二ヶ月に一回通院して、様子をみることになりました。あまり心配はしていません。

22日は、天皇陛下の即位礼正殿の儀が執り行われました。陛下自ら即位したことを宣明したことで、国際的にも 話題になりました。国民のほとんどが寿ぎ、天皇陛下のお言葉をしっかりと受け止めたと思います。「国民に寄り添い」「国民の幸せと世界の福祉と平和を願う」「日本の一層の発展」などを強調されました。

神武天皇以来、126代も続いているのは世界の奇跡でありましょう。先人達が必死に守り通した「天皇制」を、私たちも引き継ぎ、将来の日本人にも間違いなく渡していく必要があります。それは、日本国を守ることでもあります。天皇や皇室を否定し、消し去ってしまおうと蠢いている変な日本人がいます。サヨクと呼ばれている人たちです。

皇位の安定的な継承を保障する法的根拠を確かなものにしなければなりません。敗戦後に皇族を離れた人たちに復帰してもらう、あるいは女性の現皇族に旧皇族の男子が婿養子となられること、などが最も合理的ではないでしょうか。女性天皇だとか女系天皇などは、全くもって論外です。男系男子で繋いでこそ「天皇」と呼ばれるのですから。

世界の指導者・要人が200人近くも、正殿の儀に出席しました。それだけ日本の天皇というのは、世界中から尊敬されているのです。日本人自らが、天皇陛下と皇室に対する自覚をもっともっと高める必要があります。

■2019/10/29 独裁と資本主義は両立するか
アメリカと中共の経済戦争が長引いて世界経済に悪影響が出る、そう論じる経済学者やマスコミが多いです。

「経済戦争」ではなくて、アメリカは本気で中共を潰しに掛かっている。私はそのように判断していますけれど。

近代文明国家においては、次のような法則があります。

(1)  自由、民主主義、人権、法の支配などの政治的自由
(2)  資本主義経済、すなわち経済活動の自由

上記(1)と(2)はメダルの裏表であり、切り離すことは出来ない。

中共は共産党による一党独裁・全体主義の国です。「改革開放」と言って、独裁政治はそのままに世界中から資本、投資を呼び込み、経済的に急成長しました。「独裁政治でも経済成長できるではないか」と思った人がいます。とくに発展途上国やミニ独裁を続けている国々では、おしなべて中共になびき、中共方式を取り入れようとしています。

ところで、最近の中共の経済状況は一貫して悪化の一途です。アメリカとの経済問題だけが理由ではありません。政府の発表はGDP「6パーセント」成長ですが、実態はゼロ若しくはマイナス成長に陥っているとの見方が定着しています。つまり、かなり苦しいのです。にもかかわらず、軍事費の増大、資本の海外逃避、不採算企業の政府による過剰な下支え、加えて香港問題の発生、内需の縮小、経済格差の拡大、農村の疲弊、環境の悪化などが止みません。

独裁・全体主義に資本主義(経済活動の自由)を接ぎ木しようとしたのですが、それが破綻を始めた状態だと思います。経済の自由を経験した中国人民は、必然的に政治的自由にも目覚め始めます。ネットが閉鎖と監視で不自由ではありますが、海外からの情報は彼方此方から流入して来ます。全てを完全にコントロールするのは不可能です。

独裁・全体主義にとっては毒とも言える「経済活動の自由」を導入したのですから、やがて国家体制の根幹を揺さぶることになりましょう。中共が中共であり続けるには、経済活動の自由を止めるしかありません。完全な独裁体制に再度移行するしかないのではないか。独裁と自由は両立しないことが、やがて証明されるでしょう。香港問題は、その始まりかも知れません。中共の「ベルリンの壁」はどんな形で崩壊するか、私は興味津々であります。

香港人頑張れ。そして台湾人頑張れ。いやいや、日本人は何時まで眠りこけているつもりなのか。

■2019/12/9 「左翼リベラル」という名の全体主義
共産主義、ナチズムが全体主義・独裁であることを否定する人は、今の時代、ほとんどいなくなりました。

代わって、「リベラル」と自称する左翼が跋扈するようになりました。「私は保守だ」などと公言する左翼人士もいらっしゃる。これには開いた口がふさがらない。左翼と言われることを嫌い、自由主義者を看板にしたいのでしょう。

やることと言えば、自己主張の押しつけ、対等な議論の拒否、異論の封殺です。自由の否定です。森ゆうこという国民民主党の参議院議員がいます。国会質問で、虚偽の内容で民間人の人権を平然と踏みにじりました。

以下に、問題とされた原英史氏らが、森議員の懲罰動議を求めて、請願署名を行った経緯が書かれています。

《国会議員による不当な人権侵害を許さず、 森ゆうこ参議院議員の懲罰とさらなる対策の検討を求めます。》

【理由】

森ゆうこ議員は、10月15日参議院予算委員会で、原英史・国家戦略特区ワーキンググループ座長代理が不正行為を行ったかのような発言を繰り返したうえ、「(原氏が)国家公務員だったらあっせん利得、収賄で刑罰を受ける(行為をした)」、すなわち「原氏が財産上の利益を得た」との事実無根の虚偽発言をしました。

森ゆうこ議員は、発言の根拠として、6月11日の毎日新聞一面記事をパネル化して提示・配布しました。しかし、この記事が虚偽報道であることは、原氏が根拠を挙げて繰り返し説明しています(一部略)。

同氏は毎日新聞社に対して名誉毀損訴訟を提起しており、訴訟の中で毎日新聞社は、「原氏が金銭を受け取ったとは報じていない」と弁明していることも、すでに明らかにされています。

その状況下で、森ゆうこ議員がNHK中継入りの予算委員会において、十分な事実関係の調査もなしに、何ら根拠のない誹謗中傷を行ったことは、許されるべきでない人権侵害です。

詳細な経緯は産経新聞、ネット放送局、関係各氏の評論などが出されていますので、興味のある方は調べて見て下さい。「国会における発言は責任を問われない」ことを好いことに、森ゆうこ議員は反論の出来ない原英史氏という民間人をテレビの前で一方的に犯罪者扱いをしたのです。この点を問われても、森議員は一切の謝罪をしていません。

そのため原氏らは、国会による懲罰動議を求めて署名活動をしたのです。が、どうやら無視されたようです。これは一つの例ですが、愛知トリエンナーレを巡るすったもんだも、本質は同じです。昭和天皇へのヘイトでしかありません。

リベラルを自称する人たちは、「人権、弱者に寄り添う、差別、レイシスト、ヘイト、ファシスト」などという言葉を使うのが大好きです。自分と意見の違う人間に、こうした言葉を使ってレッテルを貼り、
発言を妨害したり発言そのものを封殺します。百田尚樹氏の講演会が、「脅し」によって中止になったこともあります。言論弾圧、異論許さじ、です。

人権と言いながら、他人の人権を踏みにじる。レイシスト、ヘイト、ファシストと決めつけ、相手を悪魔であるかのように決めつける。そうして、多様な意見の存在を真っ向から否定しています。不思議なことに、この人たちは、「自由、民主主義」という言葉は滅多に使わないようです。自由を口にすれば、他人の自由も認めなければならないからです。

言葉狩り、レッテル貼り、異見・異論の封殺。これがリベラルのやっていることです。オーウェルの「1984年」の世界です。すなわち全体主義の息苦しい社会を作ろうとしているのが、リベラル左翼の行動であり、目的です。自由をこよなく愛する人間なら、彼らと戦うしか道はないようです。左翼リベラルの根っこ(本質)は、マルクス主義ですからね。

■2019/12/10 「善/悪」「正義/不正義」は世界を不幸にする
昨日の補足を書き認めておきます。

左翼の人たちは、以下のような公式を掲げています。

自分たちの主義・主張・言論・行動=絶対的正義かつ善である
故に、その埒外のもの=絶対的悪=不正義=打倒し破壊するべきである


彼ら、彼女らの頭の中はこのようになっているので、「異論を聞く、議論をする」必要は感じない。他人の人権を踏みにじる行為をしても、心の痛みはない。自分の自由を叫ぶが、他人の自由は認めない。暴力も厭わない。物事を善と悪、正義と不正義の二元論でバッサリと切り分けてしまうので、自分たちと異質なものは排除の対象となってしまいます。

戦争に善悪をつけてはいけない。これは世界の文明国家においては常識です。何故なら、善悪を言い出すと何時までも殺し合いが終わらないからです。ヨーロッパの宗教戦争を思い出せば分かることです。戦いが終わったら、講話条約を結び、平和の世界に戻りましょう。恨みっこ無しにしましょう。世界の知恵ある人々は、こう考えました。

左翼リベラルは、こうした文明社会の常識が分かっていません。自分たちと異質なものは排除し尽くさなければならない、それこそが正義を実現する道である。この思想こそ、社会を残酷にし、不幸の種を大きくするものです。

結論。「和」を社会の常識として来た日本には、左翼は要らない。とは言え、彼らが自ら改心したり、常識的な人間になるはずもありません。日本社会を守り、発展させるためには、不本意ながら戦うしかなさそうであります。

■2019/12/19 まだ病院に通っています
10月末に、体の各種検査が終わったと思っていました。ところが、更なる血液検査、造影CTなどの検査がドクターから指示されました。大丈夫じゃないの、と高を括っていたら、いや念のために調べてみましょう、ということです。

血液検査をしたら、腎臓の機能が普通の人より低い、更にB型肝炎の抗体がある。先ずは腎機能の検査です。放射性物質を体に入れて「腎シンチグラフィ」という検査。肝炎ウィルスのDNを存否を調べるために再度の血液検査。

腎シンチグラフィ
の結果、右が53.2、左が46.7。左右合計で約80という値でした。本来は100を超えなければならないそうですが、何とかギリギリの機能を保持しているらしいのです。心配は無い、が結論でした。B型肝炎ウィルスも存在しないそうです。抗体があるので、過去にウィルスが体に侵入したのは間違い無いのでしょう。一応、安心しました。

こんな結果だったのですが、ドクターは更に追い打ちを掛けてとどめの検査を指示しました。首の下から骨盤まで、造影剤CTです。体全体の総検査ですね。もう終わっているのですが、結論は聞いていません。どうなることやら。

奥さまは、透析シャントの音が可笑しいので、血管造影検査をしました。想像通り、血管の一部が細くなっておりました。ドクターが確認して、検査後直ぐにバルーンを挿入する手術をしてしくれました。少し安心しました。

■2019/12/19 精神科医師との対話
久方ぶりに、知人の精神科医と会話をする機会がありました。

私は、日本の左翼の精神状態を、未だに理解できずにいます。
彼に、自分(自分たち)だけが正しいとして、他人の自由や人権を全面否定し、意見の違う人との対話や討論さえもしない人は「病気」とは言えないのか、と質問しました。

《そういう人は、自分に自信が無いのですね。だから、自分の考え(思想)に必死にすがるのです。まあ、「病気」とまでは言えませんね。日本語で「頑迷」と言います。心に柔軟性が無いことです。オウム真理教のようなオカルト宗教の信者に似たところがあります。意見や立場の違う人とは議論するのは拒否します。これも自信の無さの現れです。

自己防衛しているのですよ。恐ろしいのは、相手を否定するためには暴力行為も辞さないことです。共産主義は宗教を否定しますね。宗教を認めると、共産主義自体を否定されるからです。普通の人、常識人は、相手の意見に同意しなくても、議論したり相手の存在を認める度量はあるものですがねえ・・。本当に困ったものですね。

にも拘わらず、彼らをの存在を否定したり排除するのは、間違っています。日本は全体主義ではありませんから。

今回の国会は「桜を見る会問題」で終始しました。馬鹿馬鹿しい限りです。ああいう人たち(野党)もいるのですよ》

精神医学上は、病気とは言えない。確かに「左翼」ではなくても、日常生活で頑迷固陋な人は時折おります。難しい判断ではあります。頑迷も度を過ぎると、急激に病気に近づくのではないかと、私は思っていますが・・・。

次の日曜日は、待ちに待った冬至です。翌日から日が長くなります。カボチャと小豆で健康を祈りましょう。

■2019/12/31 大晦日、この1年ありがとうごさいました。
ついに、矢張り、1年が終わります。早いような遅いような、複雑な気持ちになります。時間は途切れることなく続きますので、心の区切りといたしましょう。今日の札幌は、曇り、雨、吹雪、晴れと猫の目みたいな一日です。異常さを感じるのは、雪が無いこと。我が人生で、雪の無い年末は記憶に無い。明日も降らないのではないかしらん・・。

日本の左翼について、一言。ヨーロッパやアメリカにもいけ好かない左翼はたくさんいます。が、日本の左翼と決定的に違うところがあります。アメリカの左翼は、アメリカという国家を否定しない。むしろ国益、愛国のために左翼をやっていると言えましょう。トランプ大統領を激しく批判するが、アメリカという国家を破壊しようとはしません。

日本の左翼は、国家否定なのです。国家否定のために左翼になったのか、左翼になったから国家否定なのか。私にはこの等式は、両方とは成立するように思います。愛国心の欠如した左翼はまったく存在意義が無い、と断言します。日本は戦前からマルクス主義を始めとした左翼思想が流れ込み、これを警戒する思想が育ちませんでした。

大東亜戦争は、朝日新聞や左翼マルクス主義者たちの陰謀が効果的で、それに踊らされた政治家や軍人たちが無謀な日米戦争に突っ込んで行きました。そして敗戦、左翼の跋扈。戦前から続く左翼の国家破壊に、日本国民は辛うじて持ちこたえて来ました。日本の誇りと歴史を取り戻そうという若い人たちが増えて来ました。期待したいものです。

昼食には、ささやかに年越しそばを頂きました。来年も幸せな日本が続きますことを祈ります。



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