妻と私の同病カルテ 2017                     Back


平成二十九年
明けまして、御目出度うございます。

■2017/1/5 Zenfone 3 Ultra その後
皆様、年末年始は如何お過ごしでしたか。札幌は、比較的安定した天気で、穏やかに過ぎています。元旦の朝、初日の出を見ようとベランダのカーテンを開けました。厚い雲が覆っていて、太陽は隠されていました。しかし時折、雲の合間から鋭い光が漏れ出て、眩しく神々しく感じました。これも新年のあり方と思い、静かに手を合わせて、今年一年間が幸多いものとなるようにお願い致しました。

今日は、小寒です。これから二月にかけて日本中が震え上がる季節なのですね。北海道は、昨年12月から寒さが襲ってきて、もはや大寒という気分です。寒さには、すっかり慣れてしまいました。

大晦日に届いたZenfone 3 Ultra(以下Ultraと表記)は、私のお年玉。通信の設定が出来て、ネットに繋がり会話が出来るまでが昨年の話でした。元旦は、神様と仏様に新年のご挨拶をし、二人で我が家に引き籠もっていました。午後から、孫が来た。しばらく見ないうちに、驚くべき成長をしています。

Ultraの話しに戻ります。アプリのインストールと設定が一番時間がかかります。パソコンと同じです。画面が小さい分、目が疲れます。「ドコモメール」の使用は諦めていましたが、「CommuniCase」というドコモメールに対応したメールアプリをDOCOMOで配布しているのを発見。簡単にドコモメールが使えるようになりました。これは助かります。 SMSも使用できますし、ドコモブランドの端末と変わらない状態です。

Ultraの良いところは、ドコモの4GLTEと3G両回線に対応しているので、電話が出来るエリアが広いところでしょうか。残念なのは、ドコモのVoLTEは使えない。auのVoLTEには対応していて、綺麗な音質で会話が可能なようです。逆にauの3Gに対応していないので、若干通話圏が狭くなります。

多くのSIMフリー端末は、auの3Gには未対応とのことです。その代わり、4G回線を使うVoLTEで電話をカバーしている。最近はどの端末もVoLTEに移行しているので、それで問題は無いと思いますが・・。

いわゆるキャリアメールを使い続けたい人は、ドコモ回線の契約を継続しながら、SIMフリー端末を使うのが最善だと判断しました。私はauユーザーなので、もしもUltraを使おうとしたら、間違いなく「auメール」(@ezweb.ne.jp)を捨てなければなりません。auがメールアプリを配布してくれれば別ですが・・。

Ultraの使い心地は、画面が綺麗で鮮明で、とても良いです。特筆すべきなのは、画面の下にホームボタンや戻るボタンが配置されていることです。そのため、6.8インチという大画面がそのまま生きてくること。私が愛用しているXperia Z UltraもAQUOS PADも、画面の中に上記ボタンが含まれます。ために、画面縦方向の下部が公称画面より小さくなっています。ほんの僅かの幅なのですが、新聞、雑誌、書籍を読むときは、Ultraの画面に余裕がありますし、目の疲れも少ないように感じています。

Ultraは台湾ASUSのブランド製品ですが、製造場所は中共です。それを言いだすと、中共製のものはゴロゴロしているので、避けるのがなかなか難しいです。トランプさんが、アメリカの多国籍(無国籍)企業に対して、「米国内に残るべし」と要請して国内労働者の雇用を増やしつつあるようです。日本の企業も中共に何時までも幻想を持たず、日本国内に回帰して、日本の労働者の高質な労働力を生かす方向に転換して欲しいものです。労働力の安い海外にばかり頼ると、自国が崩壊することになりませんか。

■2017/1/10 トランプ氏は、そんなに下品な人なのか?
松の内が過ぎ、成人の日も過ぎ、明日は鏡開きです。と言っても、関東以北らしい。関西ではもっと遅いそうなのです。同じ行事でも、地方により違いがあるのは面白いし、文化の多様性を感じますね。

最近のテレビ、新聞などマスメディアの論調は、アメリカの新大統領となるトランプ氏への批判的もしくは不安を煽るようなものが多いですね。朝日、道新のような左翼偏向のみならず、保守系と言われるメディアも似たり寄ったりです。トランプ氏のツイッター発言に振り回されているように思います。

「アメリカ ファースト」がトランプ氏の基本理念です。アメリカ建国の精神に立ち戻ろう、アメリカという国家をもっと大事にしよう、そのように国民に呼びかけているのです。いわゆる大衆迎合主義、内向き、という評価は一面的です。正しい意味でのナショナリズム、アメリカ国民の誇りを取り戻そう、それがトランプ氏の主張です。 アメリカの白人低所得者層の支持だけで当選したのではありません。

トランプ氏は、TPPに反対だと言い続けています。では、オバマ大統領を始め民主党(アメリカ左翼)がTPPを積極的に推進してきたのは、何故でしょうか。思い出しませんか、TPPを最初に口にした日本の総理を。そうです、あの悪名高い菅直人氏です。彼も筋金入りの左翼イデオロギーの持ち主です。

TPPとは、グローバリズムの一種なのです。土台が揺らぎ始めたEUも、グローバリズムの思想から導入されたヨーロッパの体制です。 グローバリズムとは、世界の国境をなくし(破壊し)、金も人も技術も文化も全てをフラットにしてしまおうという思想です。何と、それはマルクス主義と重なるではありませんか。

アメリカ民主党政権がグローバリズムを推進する理由は、その左翼リベラル思想と一致すること、そしてウォール街を占拠している金融資本家たちとの金銭的な結びつきを深めた結果です。本来のアメリカリベラル思想は、大きな政府により資本主義を規制して、福祉やを充実しようとするものです。

クリントン政権辺りから、民主党の政策が変わり、金融資本と癒着しグローバリズムを拡大する方向に舵を切りました。アメリカ企業は続々と中共やメキシコに工場を移して、自国の工業生産力と労働者の生活を犠牲にしてきました。そういう民主党のやり方に真っ向から異議を唱えたのがトランプ氏です。

それまで不満を鬱積させていた人々(低所得層に没落した白人労働者、アメリカ文化を大切に思う保守的な人々など)が、トランプ氏の少し乱暴とも思える呼びかけに大きく強く共感を抱いたのです。

大局的に見れば、トランプ新大統領は日本に幸いするでしょう。TPP問題だけは、日本にとって対応が難しいです。元々安倍政権は、TPPを単なる経済協定とは捕らえていなかった。迫り来る中共に対する軍事的な意味も含めた対抗戦略だったからです。このままでは、TPP発効は暗礁に乗り上げます。

あと十日でトランプ大統領が動き始めます。それからトランプ氏の具体的政策が明らかになってきます。それまでは、慌てず騒がずどんな事態にも対応できるように、政府は万全を期して欲しいものです。

私に分かることは、これからはグローバリズム全盛から、「国家が復活してくる時代」に戻るであろう、ということです。何故なら、人間社会の最大集団は「国家」しかあり得ないからです。マルクス主義のように国家を死滅させる単一の世界は、全体主義、奴隷的格差社会、無秩序の無法世界だからです。

■2017/1/23 Zenfone 3 Deluxeがやって来た
Zenfone 3 Ultraに惚れて、その兄弟機であるZenfone 3 Deluxeを買ってしまいました。Ultraは大きくて使い易く高性能であるけれど、気軽にポケットに入れて持ち歩けるものではありません。やはり小型のスマホも必要だと思ったことが第一の理由です。そして現存のスマホでは、最高の性能を誇ることです。

Ultra同様にアルミ金属の削り出しボディという美しさ、頑丈さなど品の良い仕上がりです。RAMが6GB、ROMが256GBです。こんな贅沢なメモリーを積んだスマホは、史上初めてではないでしょうか。使い始めて一週間近く経ちます。性能は全く不満無しです。画面サイズは5.7インチです。丁度良いです。

CPUは、8コアではなく4コアのようです。パソコンに近いような仕様になりつつあります。いずれはスマホが小さなモバイルPCの役目も兼ねるようになるかも知れません。Windows10 Phoneがそのような方向に動いています。PC、タブレット、スマホの境界が曖昧になり、相互乗り入れになるのかなあ・・。

Zenfoneは台湾ASUSが作るSIMフリー機です。これから色々なメーカーが独自のスマホを作り、市場に投入してくるでしょう。今までほぼスマホ界を独占してきた三大キャリアは、このままでは立ちゆかなくなると思います。電波回線を持っている会社は、消費者が選ぶスマホに対応することが求められます。

例えばauは大きな問題を抱えています。3G回線がCDMA2000という特殊と言うか、他では殆ど使われていない方式なので、わざわざこのマイナーな回線に対応しないSIMフリースマホが大半です。現在スマホの電話は、3Gと4GLTEを切り替えながら使っています。auは、特殊な3G回線を使わず、電話をVoLTEに切り替えつつあります。ただ、VoLTEの通話範囲が未だ十分でないことがネックになっています。

しかも、従来の3Gを使う端末とVoLTEの端末では、SIMカードが共用出来ないのです。数年前の端末と最新の端末を一枚のSIMを差し替えながら使うという「当然のこと」が不可能です。これでは不便極まりありません。ユーザーにとっては不満になるでしょう。古くても使いたい端末はあるものですからね。

SIMフリーの端末(スマホ)は、docomoには間違いなく対応しています。私のように回線はdocomoを使う場合、どの端末にカードを差し替えてもデータ通信や電話に全くトラブルが起きません。ZenfoneもUltraとDeluxeのカードを差し替えて、安心して使っています。キャリアメールも使えます。大いに満足です。

■2017/1/28 オーウェル「1984年」を読む
長らく積ん読状態だったジョージ・オーウェル著「1984年」(新訳版)を読みました。世界的に有名な小説ですので、とっくに読んだ人が多いかと思います。面白く、かつ不気味な作品と言わざるを得ません。私が少々引っかかったところがあるので、それを紹介してみようと思います。以下、引用です。

<おそらくは新石器時代の末葉以来、この世界には三種類の人々が存在してきた。即ち上層、中間層、下層である。 (中略)
この三つのグループそれぞれの目的は、互いにまったく相容れない。上層の目的は現状を維持することである。中間層の目的は上層と入れ替わること。下層の目的は、(中略)あらゆる差別を撤廃し、万人の平等である社会を創り出すことである。

それ故に、歴史を通して、その骨子に於いては同様の闘争が、何度も繰り返されるのである。上層グループは永きに亘って権力の座を確保してしているように見えるが、遅かれ早かれ自分達のグループについて、或いは効果的に支配する能力について、もしくはその両方についての確信を失う時がやってくる。その時には上層は、自由と正義の為に戦っている振りをして下層を味方につけていた中間層によって打倒されるのだ。中間層はというと、目的を達成するや否や、下層を元の隷従状態に押し戻し、自らは上層に転じるのだ。>

小説、フィクションとは言え、ここにはオーウェルの歴史観が露出していると感じました。マルクス主義の史的唯物論、階級闘争史観ではないでしょうか。三つの階級(上層、中間層、下層)が常に闘争関係にあり、その支配矛盾が頂点に達したときに支配関係の入れ替わりが起こる、とオーウェルは言います。

マルクスはもっと単純で、支配階級と被支配階級の闘争と権力の入れ替わりの歴史が、人間史だと規定しました。そうした史観が人間社会の歴史事実と一致しないので、唯物史観は完全に否定もしくは相手にされなくなりました。私は、オーウェルがマルクス主義史観から脱却していないのでは、と思います。

元々オーウェルは社会主義者であり、スペイン人民戦線に参加したらしいです。この作品が書かれた1948年には、ソ連共産党とナチズムの全体主義支配体制に酷く嫌悪感を持っていたのは間違いないでしょう。それがこの作品を書く動機になったか、もしくは作品に反映されていると思います。

オーウェルは、「新石器時代の末葉以来、下層は差別を撤廃し平等を創り出すのを目的にしている」とも記述しています。本当でしょうか。そんな古い時代から「平等」という理念があったとは思えません。人間の歴史上、「自由、平等」の概念が立ち現れるのは、アメリカの独立宣言やフランス革命以後のことではないでしょうか。そもそも17世紀まで、「ひとを殺すのは良くない」との概念さえ無かったのですから。

例外は、日本くらいでしょうね。権力者であった天皇が、庶民の生活を心配して税を免除したり、社会の平安を祈って奈良の大仏を建立するなど、他の諸国ではあり得ない歴史を紡いできました。

私にとっては、読んで良かった書物の一つでした。ただ、上記のように幾つか、所々に納得できない考え方がある作品ではあります。しかし、全体主義体制の恐ろしさをあたかも現実のものであるかのような迫真力で描いています。一度は読んでみる価値があるでしょう。どのように受け止めるかは人それぞれです。もしかしたら、お隣に住んでいる習さんは、バイブル(愛読書)にしているかもしれません。

■2017/2/4 節分、そして立春
バタバタしている間に、すでに一月が過ぎました。節分の豆まきと恵方巻きの丸かじりをする暇もなく。一夜明ければ、立春です。何日か前の新聞に、桃の花が咲いたという記事と写真を見かけました。今冬は気温が急降下したかと思えば、20度近くに上昇したり、まるでジェットコースターみたいです。

札幌も一日の日照時間が日に日に長くなっています。冬至の頃には午後3時半から4時には、真っ暗。カーテンをして照明のスイッチを押していました。最近は、4時半過ぎまで明るさが残っています。日照時間の長短は、人間の心理に深く影響するものです。私たち夫婦は、冬至過ぎまで鬱々しています。

ここは未だ未だ雪に閉じ込められていますけれど、春近いのを体で感じます。今日は、近くのショッピングセンターに行って、除雪スコップと桜餅を買ってきました。奥さまは、直ぐに仏様の御供物としました。後でお下がりを頂く魂胆でしょう。この買い物の組み合わせは、雪国以外の人には奇妙でしょうね。

年末、クリスマスに、グループホームに移った義母は、意外に早く慣れたようです。一時の興奮状態から脱して、産まれた時に持っていた素の人柄がポンポン現れます。人が変わってしまったかのようです。が、それが本来の性格なのかも知れません。思ったことは、相手を配慮せず表現するので、以前より分かり易くなりました。あーではないか、こーではないか、と忖度する必要がなくなり、対応し易いです。

昨日は、奥さまのクリニック定期受診でした。血液検査のデーターを眺めていたドクターは、「まったく問題ないですね」で終わり。週五回の透析で、健康人とは同じではありませんが、透析患者としては考えられない位にデーターが良いのです。ここまで来るのに苦労もありましたが、報われています。

さて、税務署から確定申告の用紙が届きました。毎年の事ながら、面倒くさいです。

■2017/2/13 道新購読を止めました
西日本の日本海側や内陸では、豪雪になっていたようです。札幌は、いたって穏やか。テレビで大雪の画面を見ていると、北海道の風景かと見間違います。お疲れの皆様に、お見舞い申し上げます。

今年になって、道新批判を一度も書いていません。というのも、元旦から購読を止めたからです。記事を監視するつもりで、ずっと配達してもらっていましたが、真剣になって読むのが馬鹿らしくなりました。戦後間もない頃、共産党に乗っ取られて大混乱を招いた新聞です。言っていることがバリバリの左翼偏向、反米反日、中韓べったり、憲法守れ、これだけしか無い新聞です。共産党の赤旗と五十歩百歩、いや数歩の違いという内容です。読まなくても、見出しだけで中身と主張が丸見えです。思い切ってヤーメタ、という訳です。

代わりに読売新聞を入れて貰っています。見出しが穏やかです。道新は、何か政府批判の材料があれば、あたかもスポーツ新聞みたいな刺激たっぷりの「ぶち抜き大文字」が踊っています。読売新聞が良い新聞かどうかは別にして、冷静に記事を書こうという雰囲気はあります。「よりまし」な新聞でしょう。

朝日、毎日もそうですが、左翼偏向イデオロギーに凝り固まった新聞は「新聞」とはいえません。積極的に批判するべきですが、個人で可能な抵抗は「買わない」ことでしょう。彼らの財源をじっくり時間をかけて断ち切ってしまう。いわゆる兵糧攻めが最も効果があると思います。朝日は、ずいぶん部数を減らし、社会的影響力が相当に低下しました。若い人ほど、朝日、毎日を信用しなくなりましたね。「押し紙問題」が、今後批判の対象になるでしょう。

建国記念日は、透析機械の調子が悪く、クリニックの技士長とメーカーの技術者が慌てて飛んで来てくれました。あっという間に不具合を改善し、部品を交換してくれました。以後快調です。

昨日は、日曜日なので一日たっぷり時間がある。思い切って、税務署への確定申告の準備作業に入りました。出納帳はパソコンで管理しています。あとは、数字を入れるだけの作業ですが、必要経費の再確認や調整があり、だた数字を転記すれば良いというものではありません。集中したお陰で夕方には概ね形が整い、ほっとしました。残りは、提出用の書類に誤記無く書き込んで終わりです。

この作業が済むと、春が近づいて来たな、と毎年思います。今日は暖かい一日でした。

サヨクは、様々な形態で運動し、存在しています。しかし、根っこはマルクス主義です。マルクス主義への批判を疎かにしないことが大事です。朝日や道新だけをやっつけても解決しないのです。共産主義者たちがこれまで何をしてきたかを、明るい日の光に曝し出すこと。これが課題です。そこには紛れもない悪魔の姿が見える筈です。レーニンによるロシア革命から今日まで、人間社会を破壊し続けてきた、今もし続けているのを白日の下に晒す必要があります。第二次世界大戦は、未だ終わっていません。

■2017/2/28 HPの引っ越し準備中
今日は、暖かいです。雪解けが進んでいます。明日から弥生三月ですから。雛祭りですね。

この間、毎日追いかけられるように雑事が山のようにありました。何があったか忘れるくらいです。と、ホームページを更新出来ない言い訳をしています。下旬になり、雪と寒さで疲れていたのも事実です。

ただいまホームページの引っ越し準備中です。現プロバイダから「ホームページ公開サービスは止める」と宣告されています。仕方が無いので、何処かに新しい居場所を見つけるしかありません。毎日ネットを検索して色々な情報を集めていました。大容量のHPスペースを提供していることを条件に、次のプロバイダを探しました。世間からも信頼されているところに、つい先日契約申し込みをしました。

今はプロバイダが提供する光回線が入っていて、メールやHP公開のサービスを受けています。が、実は光回線は使っていないのです。WiMAX2プラスというルーターをパソコンに繋いでネットに接続しています。家のリフォームをした後、長い電線を引っ張って来るのに抵抗がありました。美観を損ねますから。たまた契約していたルーターを試して使ってみると、なかなか高速で、軽快であります。

マンション光の場合、建物の構造上約100MB/秒程度のスピードしかないのですね。LTEやWiMAXは、どんどんスピードが上がり、もはや200から400MBの高速ダウンロードが当たり前です。それに有線ラインを室内に施設する必要もない。電波のあるところなら何処でも利用出来ます。WiMAXは、契約内容にもよりますが、無制限に使えるのが有り難い。料金もスマホより安いです。今度契約するプロバイダとは、最初からWiMAXルーターを使う回線でサービスを受けることになりました。

ルーターが到着したら、正式に私の回線がオープンします。それからHP引っ越し作業です。ただ、すぐに全てを変更することは無理がありますので、徐々に移行する予定です。新URLのお知らせと検索に引っかかるように、できる限りの手を打っておかなければなりません。「変える」とは、面倒なことですね。

■2017/3/7 HP引っ越しの準備が出来ました
三月になり、雛祭り、啓蟄が過ぎ、札幌も春の気配が強く感じられます。そり遊びが出来るほどに山盛りの雪山が、日毎に小さく小さくなっていきます。周辺景色が、ずいぶん見通しが良くなりました。

悩まされていたHPの引っ越しが何時でも出来るようになりました。
<http://www7b.biglobe.ne.jp/~nekoyan213/>
が、新しい住所です。只今、仮オープンでファイルを置いてあります。

ずいぶん長い間このURLに居たので、離れるのが寂しい気がします。Web検索にも引っかからないデメリットもあります。また一から出直すつもりで、HPの運営を続けていきます。

■2017/3/7 終わらない戦争(1)
第二次世界大戦とは、何であったのか。ヨーロッパでの出来事は以下の通りです。

1938年3月 ドイツがオーストリアを併合。
1938年9月 ドイツがチェコスロバキアのズデーテンを併合。
1939年3月 ドイツがポーランドの自由都市ダンツィヒの回復を交渉により求める。
1939年8月 英・ポーランド相互援助条約を結ぶ。
1939年8月 独ソ不可侵条約締結。
1939年9月 ドイツ軍がポーランドに侵攻。英仏が、ドイツへ宣戦布告。ソ連がポーランド侵攻。

極めて大雑把ですが、このような経過から、ヨーロッパで大戦の火蓋が切られたのです。
主役は、ヒットラー、チャーチル、スターリンです。影でコソコソ動いていたのが、アメリカのF・ルーズベルトです。戦争に参加する気満々でした。チャーチルが、盛んにルーズベルトをけしかけていました。

そもそもヒトラーのドイツがオーストリアやズデーテン地方を併合したり、ポーランドに侵攻したのには訳があります。1919年のベルサイユ条約です。ドイツは、第一次世界大戦の敗戦国となりました。結果、ポーランド、チェコなどに領土を割譲させられ、フランスにエネルギーの大本であるルール地方を奪われ、さらに莫大な戦争賠償金を求められました。あまりにも非常識な内容でありました。領土分割で、そこに住んでいたドイツ人は、ポーランドやチェコの少数民族に貶められました。

それだけではなく、「ドイツは戦争をした悪い国だ」とレッテルを貼られたのです。それまでの戦争は、ウェストファリア体制で確認された、「戦争は国家と国家の一騎打ちであり、戦争そのものに善悪はない」、というものでした。勝った国と負けた国が講和条約を締結すれば、それで終わりました。第一次大戦は、その掟が破られたのです。ドイツ国民が餓死するくらいの過酷な賠償を背負わされたのですから。

当然、ドイツ人のイギリス、フランスなど戦勝国に対する恨みは深く、屈辱を晴らすことを民族の悲願としました。そのドイツ国民の声を吸い上げて権力を握ったのがヒトラーです。つまり、ヒトラーはドイツ国民の希望の星として登場したのです。まずはこの辺りを知らないと、戦争の真実は分かりません。

ヒトラーといえば、「ユダヤ人虐殺」と直結する人が多いのですが、ヒトラーの本当(最初)の目的は、ドイツ人の誇りと失った領土を回復すること、さらに国民生活を豊かにすることだったのです。

上記の年表で、「英・ポーランド相互援助条約」が、ドイツのポーランド侵攻への誘い水になってしまったことを言っておきます。チャーチルは、ポーランドに出来もしない約束をしてしまったのです。調子に乗ったポーランドが、対独強硬姿勢で、ヒトラーとの対話・交渉を拒否し続けたことを特筆しておきます。

この続きは、また次回に書いてみたいと思います。日本の大東亜戦争にも関わりがあるのです。

■2017/3/17 EIZOのモニターが来た
パソコンのモニターを、やっと新しいものに変えました。7年間も使っていたモニターに限界を感じていましたが、誤魔化し誤魔化ししながら今日まで引っ張っていました。安くはない、のが一番の理由です。

私の目の前に鎮座しているのは、EIZOのCS230旧型です。新製品が出るらしく、特価で(三割引くらい)で売っているのを発見しました。画面サイズは23インチ、sRGBの色域をカバー、キャリブレーションセンサーで厳密な色調整が出来ます。画面が大きいと、写真が見やすいです。広々しています。

早速キャリブレーションをして、試しの印刷をしてみました。モニターの色とプリンターの色が、ほぼ同じと判断していいレベルです。厳密には違うのですが、微微調整で済む範囲内です。プリント作業が、大幅に楽になりそうです。今までは、試し刷りをしてからさらにPhotoshopでの微調整をしていました。

こんな話しは、写真の色について興味の無い人には、ちんぷんかんぷんでしょうね。キャリブレーションなんて何のことか、です。プロの写真家、とくにコマーシャル系の人はこの写真の色合わせは必須条件になります。私のように風景や人物写真を撮る場合は、その人その人の価値観で決まります。

私は、最終的なプリントが自分のイメージに合っていればそれで良し、という考え方です。途中の画像処理を第三者に見せる訳ではないので、微妙な違いなど全く気にしないできました。印刷用の原稿を編集者に渡す場合、撮った生の写真をそのままホイと渡して、「画像加工はそちらのイメージ通りに」とやってきました。その方が編集する側も楽なのだと思います。写真家が処理した画像なら、印刷の時に原稿と極端な違いがあると、気になると思います。お互いに精神的な負担を感じないで済みますから。

こうしてパソコンを見ていても、目が疲れません。思い切って買い換えて良かった。

今日は彼岸の入りですね。二十日は春分の日。お墓参りには行けないけれど(札幌市内ではない)、ご先祖様に感謝の気持ちを伝えたいと思います。私の祖父は山口県から北海道にやって来ました。

■2017/3/17 定期受診の結果
三月に入り、みちこと私はそれぞれの病院を受診しました。

奥さまは、透析クリニック。ドクターは「血液検査は、まったく問題ありません。ドライウェイトもこのままでいいし、シャントのエコー検査をしますか」。自宅での週に5回透析が、大いに効果があるのは間違いありません。最近は、食欲旺盛で、体重が減ることもなくなりました。安定しているようです。

私は、三ヶ月ぶりに泌尿器科に行きました。PSAが、0.995。前回よりも0.6ほど低下しました。順調にラインは下り坂を描いています。ドクターが言うには、やがて安定期に入り、その後上がり始めることがあるとのこと。安定してそのままズーッと続くこともある。先のことは正確には予想出来ないそうです。

成るようにしか成らない。生きていれば、それなりに苦痛、ストレスがありますが、それが人生というものと覚悟を決めています。時々嬉しいこともありますから。生きているのが幸せです。

■2017/3/25 ギックリ、ビックリ
それは、突然のくしゃみと共にやって来ました。シャワーを浴びて、着替えの最中に鼻がムズムズ。たまらずくしゃみが五連発。最後の仕上げのくしゃみが出た途端、腰に強烈な痛みが走り抜けました。いわゆるギックリ腰です。防ぎようがありません。立っているのも息苦しいものです。

翌日木曜日に、以前にかかった整形外科を受診しました。レントゲン写真を四枚撮り、立ったまま診察を待ちました。下手に座ると、立ち上がれません。真っ直ぐ直立している方が楽なのです。しばらくしてやっと診察室に呼ばれます。若い女医さんが担当です。やることは手早く、好感を持てました。

以前の写真と今回のものを比べて、「腰椎に大きな変化は無いです。骨と骨の間隔が狭まった感じはありません。腰や足の痺れも無いようですし、神経が圧迫されて出る痛みではないようです。痛み止めと湿布を処方します。しばらく様子をみてください」と短時間で適切な判断をしてくれました。

とりあえず、以前よりも腰椎の状態が悪化しているのではなさそうで、少し安心しました。毎日ストレッチとステッパーでの運動は欠かさずにしているので、長く腰痛は出なかった。ギックリ腰だけは防げないし、何時襲ってくるかも分かりません。当分の間、安静を保って自宅でゆっくりしています。

■2017/4/3 ギックリ腰が回復へ
思わぬきっかけでギックリ腰になり、早十日以上になります。お陰様で、ほぼ普通の生活が出来るまでになりました。数日前から、軽いストレッチとステッパーによる筋力トレーニングを再開しました。

ホームページを移動してから、初めての更新です。今後ともよろしくお願いいたします。

奥さまと一緒に、川の土手にある花畑を見に行きました。昨年、奥さまがコツコツと一人で作り上げた花畑です。日当たりが良いこともあり、とうに雪は消えています。黒い土が盛んに光りを吸い込んでいるところ。チュウリップやスイセン、アマナと思われる花が芽を出しています。咲き出すのが楽しみです。

東京は、桜が満開。西日本もこれからどんどん咲いていくでしょう。北海道は、五月の四、五日になりそうです。此方は桜も楽しみですけれど、雪が解けるのを待っていたかのように咲き始めるチュウリップやスイセンやクロッカスが、春を最初に呼び込んでくれる花たちです。カタクリも楽しみです。

3月7日に書いた一文の続きを書こうと思いつつ、まだ手が付けられずにいます。歴史の専門家ではないので、事細かな分析は出来ませんが、第二次世界大戦のヨーロッパの事情を簡単に記述してみるつもりです。ヒトラーの強引な軍事行動は肯定されるものではありません。が、イギリスのチャーチルとアメリカのF・ルーズベルトが手を結び企んだことにより、小さな火を世界大戦に拡大させたと思われます。

■2017/4/12 加齢による・・
毎日落ち着かぬ生活をしています。札幌は、この一週間ほど気温の低い日が続いています。今日は、雨、霙、そして雪が降りました。一日冷たい風が吹き、春の歩みが一服状態です。

今日は、近くの病院で皮膚科を受診しました。一昨日、奥さまが私の背中に何やら新生物があるのを発見しました。写真を撮ってもらい、眺めてみました。約1cmと0.7cmほどの物が二個あります。悪性とは思えぬお姿ですが、断定は出来ないので、医師の診断を仰ぐことにしました。

ドクターは、背中を見て、でき物の大きさを測定。「加齢によるイボですね。放置しても当面問題無いと思います。原因は、加齢によって皮膚が硬くなるからです」と、ドクターは厳かに表情一つ変えずに宣告してくれました。何だかあっけない結末でした。せめて取り去って欲しかったのですが・・。

「加齢による」とは、直裁的に言えば「老人だからですよ」という意味ですね。いえいえ、十分自覚しております。これからは、中高年、ご高齢、お年寄り、お爺さん、老爺、爺、老いぼれ、などと呼ばれます。まったく怒りはありません。事実ですからね。くそ爺とだけは言われないように努力します。

■2017/4/20 終わらない戦争(2)
第二次世界大戦を振り返り、何が戦争の本質だったのかを知る必要があると考えています。まずはヨーロッパです。

「悪の帝国・侵略国家」とされたドイツですが、元を辿れば第一次大戦に遡ります。戦争の掟、戦争のルールを無視した厳しい仕打ちにあったのがドイツです。領土の割譲、天文学的な賠償請求がドイツ国民を苦しめました。

ドイツで政権についたヒトラーは、何を求めていたのか。彼は、「わが闘争」(1925、1926年発行)や国民への演説の中で次のように述べています。

《なぜドイツがかくも衰退したのであろうか。それは敵国とユダヤ人がドイツに対して仕掛けた世界大戦に巻き込まれて、敗北したからである。ドイツ革命は、ユダヤ人と犯罪人とが起こしたものだ。ベルサイユ条約はドイツを永遠に奴隷化するための機構だ。》

《東方に大領地を広げて、民族としての生活圏を確保し、その地にゲルマン民族の大植民をおこなわねばならない》

ヒトラー政権以前のワイマール共和国政府は、ベルサイユ体制のもとで作られたものであり、ドイツ国民は大いに不満を抱いていました。ヒトラーが訴えたのは、ベルサイユ条約の不正義の打破とドイツ国民の生存圏の拡大でした。兎にも角にも、ドイツ国民の支持を獲得したヒトラーは、合法的に権力の座に着いたのです。

まずは、国民生活の向上と安定に努力し、国家社会主義政策でドイツ経済は急速に復興していきます。ヒトラーは、ドイツ国民の支持のもとで誕生し、その国民の要望に応える政治家でもあったのです。ベルサイユ条約の不正義を打破するためには、軍事力の拡大と失った領土の回復が必要です。その第一歩がオーストリアの併合でした。

さて、ヨーロッパの大国であるイギリスは、どんな姿勢だったのか。一言で言えば、ドイツには同情的で融和的でした。ベルサイユ条約の不正義を理解していたことが一つ。同時にヒトラーが大の共産主義嫌いであったことです。そもそもドイツが望んでいたのは、イギリスとは融和しながら、自らの生存圏を東側(つまりソ連の側)に拡大することでした。

それは、イギリスにとっても望ましいことでした。当時のヨーロッパでは、共産主義ソ連が脅威であるとの認識が強まっていました。イギリス鉄鋼会社会長のアーサー・バルフォアが、次のように述べています

《ドイツは再び戦争をするだろうか。間違いなくするだろう。我が国はドイツ国民をして再軍備させなくてはいけない。彼らが自らしなければ我々が無理にでもさせなくてはならない。ロシア(ソ連)の軍備拡張は凄まじく極めて危険な存在になっている。そんな状況で、ドイツを非武装のままにしておいたら、「どうぞお召し上がり下さい」とロシアにご馳走を差し上げるようなものである。従って、非武装のままのドイツはヨーロッパの危険因子となる》(1933/10/24、シェフィールド・デイリ
ー・テレグラフ)

赤字の部分は、現在の「日本」と置き換えても通用するのではないでしょうか。

ベルサイユ体制に否定的(同情的)なイギリスは、密かにドイツの再軍備と動向を支援(黙認)していたのです。

■2017/5/2 カタクリが満開です



今日の札幌は、久方ぶりに好天に恵まれています。奥さまと二人で、びっくりドンキーにてハンバーグ定食を食べ、近くの公園へ散歩に行きました。強風の吹く日が多く、花の様子が心配でしたが、明るい太陽の下でカタクリが彼方此方で満開になっています。Zenfone3 Ultraで撮影した一枚です。スマホの写真とは思えないほどに綺麗に写ります。

三、四年前から、子供たちが次々と小さな一つ葉を出しています。十年ほど前からチラホラ咲いていたのが、生育域を毎年のように拡大しています。ただ、この公園は針葉樹が多いのと土壌があまり良くないみたいです。カタクリやエンゴサク、エンレイソウのような花には厳しい環境です。それでも必死に生き延びる力強さに毎年感動しています。

奥さまが昨年から造成を始めた土手の花畑にも行ってみました。チュウリップとスイセンが咲いています。とくにチュウリップは背の低い可愛らしい花です。スズランが地表から芽を出し始めています。これも開花が楽しみです。

川の両岸や住宅街に植えられたエゾヤマザクラは、花を開き始めています。二三日で五分咲きくらいになりそうです。キタコブシ、レンギョウの色は目が痛くなるくらいに鮮やかです。ついに札幌にも本格的な春がやって来ました。毎日毎日新しい花たちが開き、風景を変えていくので、花見物も忙しいです。本州のように、まずはウメ、そして桜との順番が無く、一気呵成にドッドッドッドッと花が競い合います。老人になり、花の勢いに付いていけなくなりそうです。

そうだ、今日は八十八夜ですね。急に新茶を飲みたくなりました。本州は、茶摘みの季節なんですね。

■2017/5/3 「憲法70歳。何がめでたい」、「平和憲法」という嘘
今日は「憲法記念日」だそうです。産経新聞の朝刊一面に、「憲法70歳。何がめでたい」との署名記事があります。このタイトルは、佐藤愛子さんの「90歳。何がめでたい」をもじったものです。

記事筆者の阿比留瑠比編集委員は、以下のように書きます。

《現行憲法は、占領下に連合国総司令部(GHQ)の占領政策を担う若手民政局員らが、ごく短期間で草案を書き上げた。しかもそこには、日本の非武装化・弱体化を狙う明確な意図すら込められていた。
そんなものを、われわれは後生大事に70年間も神棚に飾って信心し、全く手を触れずにきた。何とも「おめでたい」話であり、とても祝う気にはなれない。(中略)

特に「陸海空その他の戦力は、これを保持しない」と定める9条2項は、ただ戦力を持たないと突き放すばかりで、どうやって国民の生命・財産を守るのかの言及はない投げやりで無責任な条文である。(中略)

何より「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と掲げる前文は罪深い。存在しない子供じみた絵空事を国の最高法規で説くことで、9条2項と連動し、日本人のモラルと国際感覚、現実認識をゆがめてきた。(中略)

国民主権、基本的人権の尊重、平和主義という基本的な原則は守りつつも、憲法には全面的な改正の必要がある。》

私も、阿比留氏の書かれていることに、ほぼ全面的に賛意を示すものです。欺瞞の日を祝う気にはなれません。

民進党、共産党、社民党などの極左集団・バカ左翼は、《「平和憲法」によって日本は戦争せずに平和を保ってきた》と事ある毎に言い募ります。嘘であることは明白です。戦後の日本は、アメリカ軍と日米安全保障条約によって守られてきたのです。日本が憲法9条を掲げ、軍事力を持たずにきたことが「平和主義」だというのは、白を黒と言うに等しい。

むしろこの「平和憲法」がどれほど危険なものなのかを、虚ろになった目をしっかり開けて見つめ直すべきです。いつの間にやら中共軍が強大化し、南シナ海を乗っ取る行動に出ています。尖閣諸島どころか沖縄も中共領だと言っています。古代の一時期中国皇帝に朝貢したことがあるから、日本全体が中華圏であるとも主張しかねません。

北朝鮮に拉致された日本人がいるのに、我が国は救出に行くことも不可能です。核兵器を積んだミサイルを日本に向けて何時でも発射出来る態勢を整えつつある北朝鮮の危険度が日に日に高まっているにも関わらず、反撃の手段も持っていないのです。ひとえに、「平和憲法」があるがためにです。これは「亡国の憲法」と言うのが正しい。

共産党の志位委員長は「軍事力には軍事力では、暴力の連鎖が止まらない。憲法改正には絶対反対だ」、などと発言しています。ならば一言云いましょう。革命を起こして、天皇を抹殺し、共産党の独裁国家を目指す、と堂々と書いてある「綱領」を持つ共産党こそ、平和を破壊し暴力と全体主義支配を行う「憲法違反」の存在ではありませんか。

五月三日「憲法記念日」は、戦後の日本が如何に歪められた空間に居たかを、国民全員がじっくり考える機会になれば良いと思います。理想を語るのは構わないが、それが現実であると勘違いしていると、国家が滅びます。

■2017/5/8 共産党は観念論の政党か
遂にと言うかやっとと言うか、大型連休が終わりました。遊び疲れて、怠い体で出勤した人も多いも知れません。

五月六日付「読売新聞」朝刊に「憲法考 施行70年に語る」との記事がありました。共産党の小池晃書記局長がインタビューに答えたものが掲載されています。引用しますので、読んでみて下さい。

《―憲法は現状に合わなくなっていないか。

逆だ。(中略)憲法は「不磨の大典」とは言わないが、今やるべきは、現実に合わせて憲法を変えることではなく、憲法を実現する政治に転換することだ。

―安倍首相は9条への自衛隊明記を訴えている。

政府は武力行使を目的とした「海外派兵」はできないという建前だが、9条に自衛隊を書き込むと、無制限に可能になってしまうことにつながる。単に自衛隊の存在を認めることにとどまらない。断固反対だ。

―共産党は綱領で自衛隊解消を掲げている。

自衛隊の存在はどう考えても9条と相いれないが、今のアジアの安全保障環境を考えるとすぐには解消できない。アジア情勢を大きく変えていく中でなくすことを提起している。ただ、かなりの期間がかかるので、その間に急迫不正の主権侵害や大規模災害があれば自衛隊も含めたあらゆる手段で国民の命を守る。》

突っ込みどころ満載の発言です。

「今やるべきは、現実に合わせて憲法を変えることではなく、憲法を実現する政治」と仰る。まず、この論理は唯物論ではなく、完璧な観念論です。共産党は、「唯物弁証法」を理論的根拠としている政党です。いつの間に観念論者に転向したのでしょうか。「憲法を実現する」まで、何が起きようが絶対に憲法に手を触れさせないとのこと。それは、立憲主義に反するのではないですか。国民多数が望むなら、憲法も法律も変えるのが民主制の基本ではないですか。

自分たちだけが正しく正義であるから、それに反するものは許さないとの立場です。それを全体主義と言います。

「憲法が現実になる」まで、国民に「座して死を待て」と言っているのと同じです。 この党に未来を託すのは危険です。

「9条に自衛隊を書き込むと、海外派兵が無制限になる」と主張します。論理が飛躍してやしませんか。世界のほとんどの国で憲法の「平和条項」があり、他国への侵略(侵攻)は禁止しています。だたし主権侵害は許さないとの強い意思のもとに軍事力・軍隊を保持しています。だからといって、それが侵略や海外派兵に直結するとは考えません。

9条は、1項の平和主義と2項の「戦力の不保持」を掲げています。 しかし、主権侵害を排除する自衛権はあると考えるのが世界の常識です。9条が論争の中心になっているのは、2項も問題ですが、自衛隊を憲法上も法律上も軍隊として位置づけていないからです。自衛隊を憲法で認めることが、即「海外派兵」(侵略)と言う共産党こそ非常識です。

仮に自衛隊が自衛軍として憲法に明記されても、これを批判する国は無いでしょう。ただし、中共と南北朝鮮を除いては。アメリカ、ヨーロッパ諸国はもちろん、東南アジアや中東の国々は大いに歓迎してくれるに違いありません。

続いて小池氏は、「自衛隊は、アジアの安全保障環境を考えるとすぐには解消できない。急迫不正の主権侵害には自衛隊も含めて国民の命を守る」との趣旨で発言しています。自衛隊の解消を目指す綱領を掲げながら、一方で安全保障環境を考えると自衛隊は解消できない、ですと。何というご都合主義なのか、呆れて顎が外れそうになります。

この点が共産党の自己矛盾なのです。安全保障環境という現実を見つめると、軍事力・軍隊・自衛隊が必要だと言わざるを得ないのです。常識ある人間なら、ならば自衛隊を憲法上も法律上も認めようと論理展開します。ところが、共産党は、「海外派兵・侵略」するから「反対だ」とあらぬ方向に結論を導きます。夢の世界に生きているのでしょうね。

共産党は、社会主義革命から共産主義を目指す党です。現在の国家体制そのものが気に入らないのです。その時代その状況で様々なご都合主義の言説を流しますが、彼らにとっては何の罪悪感もありません。革命を実行するまでの手段は、どんなことをしようが何を言おうが、構わないのですから。目的(革命)が手段を正当化するのです。

共産主義とは、国家が消滅し、国境も政府も警察も消防も裁判所も各種行政機関も必要の無い社会である、と定義しています。それなら、「アジアの安全保障環境」や「急迫不正の主権侵害」などあっても構わない、と主張するのが守備一貫した立場です。ここまで露骨なことを言うと国民から見放されことぐらいは分かっているのでしょう。

最後に、共産党こそ憲法違反の政党です。先進国では、共産党は非合法か事実上の非合法になっています。

■2017/6/5 てんやわんやの日々
一ヶ月近くも、この駄文が途切れています。困る人は、誰もいないと思いますけど。

先月二十八日以来、時系列で以下のような状況でした。

○義母が、グループホームで自傷行為を始める。右手の肘から下が傷だらけ。爪を剥いでしまう。

○翌日には妄想が激しくなる。着替えも出来ない。

○月曜日に病院を受診。そのまま入院となる。

○入院しても、不穏状態は続く。薬の効果なし。

○主治医の勧めで、精神科専門病院を受診する。ドクターから名前、年齢、日付など聞かれるが、答えられず。

○その病院に入院、治療することが決まる。一時、元の病院に戻る。

○義母が、食事を誤嚥する。酸素量が上がらず、熱発。肺炎の兆候。

○翌日には、肺が真っ白になる。間違いなく誤嚥性肺炎。点滴により、栄養補給。

○精神科専門病院への転院は不可。改めて、入院日の再検討となる。

こんな具合ですから、現時点では義母が肺炎から回復するのを待つしかありません。肺炎は恐ろしい病気です。とくに高齢者は自分でも気付かず罹ってしまう場合が多く、気付いた時には手遅れのことも希ではありません。

毎日のように病院や施設に通っています。奥さまの透析が欠かせませんし、私も癌治療のため定期通院しなければなりません。頭が痛くなって来る、疲れも溜まります。それでも、一日の生活に僅かな変化をつけて、少しずつでも気分転換を計るようにしています。とくに落ち着いたレストランでの食事は好いですね。ちょっとだけ愚痴を言いながら。



突然ですが、上の写真は、私のPSAの変化をグラフにしたものです。先日、放射線科のドクターから頂きました。最後の数値は、0.654です。滑らかな曲線を描きながら、順調に低下しています。途中で数値が上下していないので、「理想的な経過」なのだそうです。また、放射線による治療が完全に効果を上げている証拠と断定して良い、とのことでした。

今すぐ死に至ることはない、と思っています。何時かは、ホルモン療法を併用しなければならない時が来ます。その時には既にそこそこの高齢になり、癌の進行は極度に遅くなるでしょう。もしかしたら、この癌とは全く関係ない病で死亡、ということになる可能性があります。先の話なので、本当に全く精神的に苦痛や不安はありません。

奥さまの透析生活は、在宅になってから一年以上。慣れてきましたし、体調も大きく改善されました。二人で行けるところまで行ってみよう。それしか考えていません。今は、義母の肺炎が治ることを、祈っています。

■2017/6/10 「譲位特例法」が通過したが・・
今上天皇一代限りとする「特例法」が昨日、参議院を通過、成立しました。

昨年の天皇陛下の「ビデオメッセージ」から、これまでの経過を見ていて、どうしても心に引っ掛かりを感じます。
そもそも何故、天皇陛下は内閣や総理大臣との意思疎通が無いままに、国民に向けて直接「お気持ち」を語ったのか。宮内庁が密かに準備をし、NHKなどのマスコミに情報を流しながら「独走」したのではないか・・。
私は、そのように疑っています。

天皇陛下の「お言葉」を否定する国民は、ほぼいないでしょう。その段階で、このような路線が既定のものであるかのように敷かれてしまいました。政府の「有識者会議」が議論中にもかかわらず、退位(譲位)後の名称だとか生活の仕方がマスコミに次々と報じられていく。私は、非常に違和感を感じました。

「お言葉」は、権威(天皇)と権力(政府)のバランスを崩しかねない、非常に危ういものではないでしょうか。「お言葉」という形で、権威が権力に影響力を及ぼしたとしか思えません。そうした論点がマスコミから提起されることは全く無く、ご高齢の陛下の譲位を認めるべし、この一点での報道ばかりでした。立憲君主制の根本にも関わることなのに、です。

皇室典範には、「摂政」を置くことが定められています。しかし、この方法については真剣に議論された形跡がありません。譲位(退位)ありき、での道筋がつけられて、政府は選択の余地を封じられたようにも感じています。

私は、今上天皇のお気持ちを個人的には理解できます。しかし、天皇の存在は軽いものではありません。高齢だから引退、そろそろ妻とゆっくり過ごしたい、など世間衆生と同じものではありません。ご存在そのものが重要であり、国民統合の象徴なのですから。仮に譲位なさるとしても、政府(権力)との意思疎通を欠いたやり方は疑問です。

今回の「特例法」は原則一代限りのものですから、今後の天皇が無制限に退位(譲位)が出来るわけではありません。一定の歯止めは、政府が必死になって掛けたと思います。気になるのは「付帯決議」です。

《一、政府は、安定的な皇位継承を確保するための諸課題、女性宮家の創設等について(中略)、全体として整合性が取れるように検討》

このように書かれています。安定的な皇位継承を確保するのは、これ以上放置出来ないほど深刻です。ですが、唐突に「女性宮家の創設」という文言が入ったのは頂けない。今回のご退位と女性宮家の創設は何の関係もない筈です。しかし民進党が強硬に主張して、このような付帯決議が付きました。「等」があるだけ、少しは救われたか・・。

女性宮家の創設を主張する民進(左翼)の目的は、男系男子による天皇・皇室の継続と安定を何としても破壊したいというところにあります。とくに共産党には願ったり叶ったりでしょう。男女平等だから、女性天皇だって良いではないか。これが左翼の主張です。こんなことになれば、天皇家が別の王朝に変わってしまうのです。伝統と正当の破壊です。

付帯決議には「安定的な皇位継承を確保」と書いてありますから、政府は真剣にその方法を国民に提起して欲しいものです。敗戦後、GHQによって降下させられた皇族を、再び皇族として復帰するしか道はない、私はそう思います。

■2017/6/15 「テロ等準備罪」が成立、進む民進党の共産党化
今朝7時過ぎに、参議院でテロ等準備罪が成立しました。
私は、この法律が国家の安全保障上必要なものだと思い、成立を支持します。

民進党の蓮舫代表は、記者会見で以下のような発言をしています。

《今回の共謀罪法で内心の自由を侵害するなど国民の基本的な権利を脅かしてきた。そして次の狙いが憲法9条であることを明らかにしている。民進党は、これ以上の国民生活の破壊を食い止めるため、国民の理解を得て安倍政権を打倒することに全力を挙げていく。》

テロ等準備罪法を「共謀罪」と強弁し、「内心の自由を侵害する」ものだそうです。この法律は、テロや犯罪組織が対象であり、個人ではありません。もしかして、蓮舫さんがこれだけ政府を批判するのは、適用されると困るような怪しげな犯罪行為をしているからですか。やましいことが無ければ、縦皺を立てることも無かろうに・・。

一昨日の国会をチラリと見ました。民進党の質問が終わり、維新の会の東議員が質問中に突如として「法務大臣への問責決議案」を提出しました。「徹底した議論」を要求していた民進党ですが、議論を妨害し国会議員の質問権を封じたのは民進党でした。東議員は「国会テロ」ではないかと、厳しく批判していました。まったく同感です。

テロを防ぐためのまともな対案を出さず、共産党と一緒になって国民の不安を煽るだけ。あなたたちこそ不安です。こうして、日毎に共産党にすり寄り、共産党と同じ主張をするようになった民進党。支持率は、両党合わせて十数パーセントです。もはや期待できる野党にはなれないでしょう。「安倍政権打倒」など、夢のまた夢でしょうね。

■2017/6/20 天皇陛下のお言葉を考える
いよいよ天皇陛下の譲位(退位)が、日程に上って来そうです。改めて、お言葉を読み直してみました。

天皇の高齢化に伴う対処の仕方が、国事行為や、その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには、無理があろうと思われます。(中略)天皇の行為を代行する摂政をおくことも考えられます。しかし、この場合も、天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま、生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません。

天皇が健康を損ない、深刻な状態に立ち至った場合、これまでにも見られたように、社会が停滞し、国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます。(中略)

このたび我が国の長い天皇の歴史を改めて振り返りつつ、これからも皇室がどような時にも国民と共にあり、相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう、そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ、ここに私の気持ちをお話しいたしました。》

天皇が天皇としての行為を出来ないことは、国民生活に混乱を招く不安があること、天皇は常に国民と共にあり安定的に続くことが大事である。このような趣旨の内容だと受け止めています。歴史を振り返れば、天皇が譲位して上皇などになった例は何度もあります。だた、上皇になって院政を敷くなど権力を手放さない、あるいは外部の力で強引に譲位させられたことが枚挙に暇がありません。私は、こうした悪例が復活しないかと心配なのです。

今回の天皇のお言葉を熟読すると、そんな危惧はないように思い直しました。今上天皇は、譲位(退位)しないことのデメリットをご心配なさっているのです。高齢になり、生きてはいるが実態は天皇としての権威を保てない。このことが国民と皇室との間の結びつきを弱めるのではないか。そのことに心を痛め、国民に訴えているのだと思います。

素直に考えると、譲位自体が悪いことではありません。過去には何度も行われたことです。現在は、戦乱の時代ではありません。日本は、立憲君主制の民主国家です。院政や皇位簒奪などは考えられません。若くて健康な新天皇が、天皇としての行為を受け継いで活躍して頂く方がよいのかも知れません。

「天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくこと」こそが、日本国家と日本人にとって譲れないことです。皇位の継承は不安定なままです。臣籍降下させられた旧皇族が早く皇族として復帰して頂くように願っています。もちろん簡単なことではありません。だからこそ、一日も早く政府が皇族復帰に向けて動き出して欲しいものです。

■2017/6/30 義母のその後
水無月も、今日でお終いです。時間の流れが速くて速くて、気持ちが付いて行けません。夏至が過ぎました。

予想外であった義母の肺炎。三週間近く入院して、やっと回復しました。再び誤嚥性肺炎にならないように、看護師さんたちが頑張ってくれました。食事は自力で摂れるので、刻み食を一口大に分けて、一口ずつ口に運ぶようにしてくれたようです。その甲斐あって、肺炎が沈静化し胸水が引いて行きました。徐々に体力も回復して来ました。

その間、心配した痴呆症状が大きく乱れることなく、むしろ安定した状態になりました。自傷行為はなくなりましたし、無闇に動き回ろうとする行動もありませんでした。当初は、精神科専門病院で入院して治療する予定だったのが、これほど落ち着いているなら問題ない、とドクターが判断しました。グループホームに戻れることになりました。

私たちは半信半疑だったのですが、グループホームに戻ると、義母の表情がとても良くなりました。ただ、体力が衰えて自力で歩行するのは難しいように思います。グループホームの意向は、力・体力がある限りは歩けるようになってもらいたいとのことです。当面車椅子を使いながら、体全体の機能、体力の回復を目指すことになりました。

義母が痴呆症状を発症して以来の数年を見ていると、何かのきっかけで症状が悪化する度に、知的能力と体力が確実に減退しているのは否定出来ません。今は安定期ですが、また次の不安定期が来るのだろうと覚悟しています。

親の姿を見つめながら、将来の我が身を思うこの頃です。呆けると決まったものではなし、どんな病気になるのかならないのか。頭が正気のうちに、我が身の処置方法はきちんと考えておかなければならないなあ、と思います。

■2017/7/12 義母のその後(2)
文月となり、今日は12日です。毎日何を目的に生きているのか。次々に難題が追いかけて来て、見失いそうです。

7月に入って間もなく、心配していた義母に異変が復活しました。

トイレに籠もって、何時間も出てこない。服を全部脱いでしまう。車椅子をひっくり返す。夜間に寝ない。仕上げに、ベッドから立ち上がって歩行し、壁に顔をぶつけて転倒。右目の上を切って、出血する。

大らかにお世話してくれるグループホームではありますが、流石に対応が困難になりました。主治医やソーシャルワーカーと相談して、当初考えていた精神科専門病院に入院することになりました。昨日、入院と相成りました。

まだ入院したばかりで、どのような治療をするかは決まっていません。病室での様子を見ながら、痴呆症状の抑制をすることになります。薬による対処なので、副作用があります。ドクターが言うには、異常な症状を抑えることは、体力を抑えることにもなる。結果、歩く力、飲み込む力など、体の基本機能が低下する可能性が高い、とのことです。

痴呆症を治す方法が無いので、体力を削ぎながらの対応になる。医療者側にも矛盾を感じるらしいです。と言っても放置して置くわけにはいかず、現時点で出来る限りの治療・対応をするしかありません。義母の体力次第ですね。

■2017/7/12 奥さまの呼吸器科診察
今日は、奥さまの呼吸器内科定期診察日でした。一年ぶりに胸部CT撮影をしました。

ドクターは、一年前、二年前、そして今日の写真を並べながら、「全く悪い変化はありません。良かったですね。このまま安定して経過することを願っています」と、我が事のように喜んでくれました。とくに治療する必要のない患者であることが一番だと思うので、深刻な病状と毎日向き合うドクターにとっては、一服の清涼剤になっているのかも・・。

ただ、癌を放射線治療で焼いた患部は、組織の形状が変化して元に戻らないそうです。どうしても感染症に罹りやすいので、風邪などには十分注意して欲しい、とアドバイスしてくれました。ありがとうございます。気をつけます。

私も、ほっとしました。2010年に肺癌を発病し、何時再発するかと不安に思う日々が続いていたので、こうして安定して経過しているのは奇跡のようです。この世には神も仏もいらっしゃるものです。ただただ感謝するのみです。私も前立腺癌ではありますが、急に死に至ることはなさそうです。癌夫婦は、まだしばらく生き延びてみます。

■2017/7/14 北海道が暑い
七月に入り、北海道と札幌の気温が猛烈に高目で推移しています。本州の梅雨や焼ける暑さを避けて、来道された旅行者の皆さんもびっくりしているものと思います。流石に私たち道民(札幌市民)もうんざりしています。私が記録に残してあるものですが、以下に列挙しておきます。

7月01日 31度
7月06日 34度
7月07日 35度  福岡県と大分県の豪雨で、死者11名
7月08日 35度  福岡県と大分県の豪雨で、死者15名に
7月09日 35度
7月10日 36度  福岡県と大分県の豪雨で、死者22名に
7月11日 30度
7月12日 30度
7月13日 36度  福岡県と大分県の豪雨で、死者27名に
7月14日 33度超えの予報

上の気温は、私が自分の住んでいる場所で、自分で計測したものです。真夏日どころか猛暑日が続いています。
ニュースによると、北海道で七月に真夏日が十日以上になるのは、二十年振りだそうです。珍しいことです。

六月は、不安定な天気が続き、何時になったら夏が来るのかと逆にイライラしていました。急激な気候の変化に体が対応できません。年寄りには厳しいです。できる限り外出しないように努めています。ただ、夜は涼しい風が吹きます。

■2017/7/15 暑い、暑い、暑い。呆け頭で思考する
いやはや、もう何をか言わんや。暑いのであります。起床した時から、部屋の空気が熱い。午後1時には、室温がついに31度となりました。外ではないのです。我が家にはエアコンという近代家電は無い。ひたすら耐えるのみです。午前中、既に30度を突破していますので、間違いなく35度を超えています。猛暑日です。年寄りには辛い。

学生時代に、デカルトやパスカル(17世紀の哲学者)が書いた分厚い哲学書を読んだことがあります。記憶にあるのは、かの有名な「人間は、考える葦である」(パンセ)だけです。自慢ではありませんが、理解出来ませんでした。今から考えると、理解できるわけが無いのです。西洋の歴史、文化、宗教を知らずに野良犬の如くに齧り付いたのですから。

「人間が葦」だって。常識では、意味不明です。ましてや「考える」など、何を今更という印象でした。

この歳になって、私が理解したことは、人間には(他の動物には無い)複雑な感情が備わっている、ということです。

嬉しい、喜ぶ、悲しむ、美しい、醜い、好きだ、嫌いだ、愛している、愛していない、同情、共感、無視、満足、不満足、怒り、憤り、憎しみ、反感、恐怖、軽蔑、恨み、妬み、羨む、などなどです。まだまだ有るかもしれませんが、人間のこれらの感情を誰も否定しないでしょう。自分の胸に手を当て、心の中をそっと覗いてみれば分かることです。

愛する人のためなら自分の命を犠牲にすることも厭わないのも人間。一方で、憎しみや怒りのために殺人を実行するのも人間。近代国家が、その権力を行使して国民に対し「私刑と復讐」を禁止したのには訳があります。そうです。近代国家とは、「法治国家」でもあります。戦争、犯罪の摘発、罰則の実行を個人が勝ってにやってはいけません。

このように近代の概念では、個人の感情を剥き出しにすることを、国家が法律というルールによって制約しています。しかしながら、元々から存在する人間の諸感情が消えることはありません。これこそが厄介な問題なのです。

私が最も厄介だと思うのは、愛や同情というポジティブなものより、「恨み、妬み、怒り」という人の心の奥底に静かに厚く堆積していく感情です。これは、本人も気付かずいることが多いし、ましてや他人には皆目見えないものです。

人間社会に不幸、混乱、殺人、破壊、戦争をもたらすのは、この暗闇に潜みがちなネガティブ感情ではないかと思います。世界の歴史を眺めてみると、権力争いというよりは、他民族、他国への悪魔的感情が暴力・殺人・戦争の原因ではないでしょうか。人間社会には、今現在も争いと分断が生じています。「平和」という掛け声だけでは、どうにもならないことを私たちは長い歴史の流れを潜るなかで自覚しているはずです。この続きは、頭がスッキリしてから書きましょう。

■2017/8/4 人間の身体は「戦い」が不得意だが
我が家に、二匹の猫がいる。黒松内生まれで、ほぼ白服を着た雄。札幌生まれで、真っ黒な服を纏った雌。体重は3Kgから4Kg程度だが、鋭い爪と牙を持っている。小動物なら、一撃で噛み殺す。私の手に噛みつき、皮膚に穴が空いたことが何度もある。出血して、止血するのにしばらく掛かったものだ。元々が野生だから、戦う能力があるのだ。

片や人間は、歯も爪も目も耳も鼻も、まったく戦闘には向いていない体である。その代わりと言っては何だが、脳は異常に発達している。お陰で、前回書いた「豊かな諸感情」がある。生身では戦えない他の生物との抗争には、ずば抜けた知能を発揮して対処してきた。武器を作ることを考えたのである。皮肉にも、それは人間自身にも使われたのだが。

人間以外の動物は、生命と子孫維持以外にその武力を行使することは、原則としてあり得ない。無用な殺しはしない、が自然界の掟であろう。人間も本来は、その自然原則に沿った存在であるはずだ。が、どうしても「高度な知能」が時々異常な行動に導いてしまう。人間同士が感情に突き動かされて、必要以上に他人の物を横取りしようとする。もしくは、意見が違う、種族が違う、言葉が違う、習慣が違う、宗教が違うなど、「違い」を理由に相手に襲いかかる。

その一方で、「争いたくない。平和に暮らそうではないか」と真剣に考えもする。人間とは如何に厄介な生き物であるかが分かろうというものだ。「愛」と「憎しみ」という二律背反の感情が備わっているのだから仕方がなかろうと思う。

人間は一人では、自分の安全さえも守れない。子供を産み、長い時間をかけて育てることも不可能だ。人間は集団になること、仲間を作ることを良とした。その一番小さな単位は、家族であろう。夫、妻、子供、祖父母が一緒に居れば、お互いを守り合える。仕事の分担をしながら、子孫を残すことが可能だ。そこには平和と信頼が生まれるだろう。

次には、幾つかの家族と家族がまとまることが、より安全と安定をもたらすに違いない。さらに、血族集団がより大きな組織になれば、一層社会の効率と安全は揺るがなくなる。そうした集団は、言葉、生活習慣、文化、歴史、宗教などの同一性が固まっていく。集団に属する人々の精神的繋がりが強固になって、同じ(血族)民族という意識も発生する。

最後には、「国家」という高い次元にまで人間集団はまとまって行くのである。歴史を振り返れば、この事実を否定するひとはいないだろう。人間は社会的動物だ、と言われる。その最小単位は「家族」、最高単位は「国家」である。

国連を強固にして、世界から国境を無くそう、世界国家を作ろう、我々は地球市民になろう、などと言う人々がいる。しかし、こうした思想が如何に危険なものであるかを指摘しておきたい。単に理想主義者の戯言だ、と放置しておくのは極めて危ないことである。何故なら、その主張の根本はには「人間社会破壊」の悪意があるからである。

続きは、次回に。義母の入院やら、病院通いやら、この半月間は精神的に疲労が溜まっていました。

■2017/8/14 御盆、Zenfone3 Ultra
時の流れに身を任し、ではありませんが、早くも八月、御盆も過ぎようとしています。光陰矢のごとしか・・。

今年も菩提寺に行けずに過ぎようとしています。我が家の小さな仏壇に、ご先祖様をお迎えしました。

愛用しているスマートフォン、Zenfone3 Ultraの話です。購入時は、アンドロイド6.0がインストールされていました。アンドロイド7.0にアップデートするファイルが、メーカーから配布されました。早速、ダウンロードしてアップデートしてみました。結論は、全体に動きが軽くなり、小さな欠点が解消されたり、新しい機能が追加されて、好ましい状態になりました。

困ったこともあります。OS自体は良いのですが、幾つかのアプリケーションで不具合が生じました。古いもので、あまりバージョンアップされていないものです。アンドロイド7.0になると、メニューボタンが無くなったようです。古いアプリでは、アンドロイドのメニューボタンで「設定」を呼び出します。その大切なメニューボタンが現れなくなったのです。

とても重宝しているアプリなので、頭を抱えて困りました。最近のアプリは、起動すると、そのアプリの画面内にメニューボタンが表示されています。つまり、パソコンと同じ仕様です。OS側にわざわざメニューボタンは必要無いのです。代替えのアプリを探し回りましたが、なかなか良い物が見つけられず、半ば諦めの心境になっていました。

気を取り直して、もう一度だけ検索して探してみました。神は見捨てませんでした。あったのです。私のような思いをしている人がいるものです。消えた、表示されないアプリのメニューボタンを、ソフト的に表示する機能を持つ特殊なアプリを発見しました。「新大陸」を「発見」したヨーロッパ人たちも、こんな気分だったのでしょうか。嬉しかった。

その名は、そのものズバリの「メニューボタン」というものです。インストールして、注意深く指示に従って操作すれば、まず失敗無く使えるようになります。私は、必要な時だけ、このアプリを起動して使うようにしています。私と同じ様な悩みを抱えていらっしゃる読者がおりましたら、是非Google Playからダウンロードして試してみてください。

関連する話です。docomoショップに行き、新製品で注目されているサムスンのGalaxy S8+を店頭で触ってみました。これは、物理ボタンを完全に排除して、画面だけの構造になりました。基本的にはOSからメニューボタンは無くなっています。しかし、ソフト的にメニューボタンが表示される機能が付いています。多分アンドロイド7.0の性質を知っている開発者が、古いアプリに対してメニューボタンを残してくれたのではないか、と想像しています。確信はありませんが・・。

画面の左右が、本体の左右側に滝のように折れ曲がっています。エッジと言うのだそうです。私個人は、やや抵抗がありますが、使っていれば目が慣れてしうまのではないでしょうか。人間の目とは、いい加減、いや柔軟ですからね。挟額ベゼルと言い、画面の殆どが液晶(有機EL)画面です。持っていると、手の指が画面の上に乗って、画面を塞いでしまうような感覚になります。これも慣れれば問題無いのでしょう。電池の発火で落ち込んだサムスンですが、この機種では、面目を取り戻したのではないかと感じました。日本メーカーの影が薄いのは、一体どうしたことか。

次回から、前回の続きを書きたいと思っています。目的は、如何にして平和を守るか、ということなのです。

■2017/8/15 今日は「終戦記念日」なのか
八月十五日、新聞もテレビもその他のマスコミも、「終戦記念日」だと言います。政府もそう言っています。

毎年のことで、精神的にはウンザリしていると同時に慣れさせられてしまっているのを自覚します。

八月十五日は、敗戦の日であります。昭和天皇の玉音放送が、全国に流れた日です。それは終戦ではなく、日本の敗戦が決定した日なのです。その事実を隠し、曖昧にして来たのが戦後の日本という国です。終戦というニュートラルな言葉を使えば、敗戦という屈辱が消えるとでも勘違いしているのか。「終戦」は、国民の誇りを奪う言葉ではないのか。

連合国との間でサンフランシスコ講和条約が1951年に締結され、翌1952年4月28日に発効されました。日本が連合国との戦争状態を解消して独立を回復したのは、四月二十八日です。よって、終戦記念日は「四月二十八日」です。
私が何故この事実を叫ぶのかは、「終戦」ということによって、1945年から1952年までがあたかも「戦争状態ではない」と理解されているからです。とんでもない。この長い期間こそ、(特に)アメリカとの戦争が激しく戦われたのです。

軍の解散、東京裁判、公職追放、共産党員の釈放、神道指令、財閥解体、農地強制解放。次々と左翼的行政変革を、日本は甘受せざるを得ない状態にありました。なんと言っても「憲法」の押しつけは、日本の政治体制そのものをねじ曲げる国際法に違反する強引なものでした。このような占領下での理不尽が、消し去られようとしています。

GHQの占領下で行われたのは、日本の民主化でも平和化でもありません。アメリカにとって都合の良い日本を作る大謀略作業だったのです。戦後の日本人は、「アメリカは民主主義の善なる国で、日本は侵略戦争をした悪い国だった」と洗脳されました。それは今でも続いています。「憲法」がその象徴です。占領下で日本に主権が無い時に、どうして主権国家の憲法を作れるのか。根本から矛盾した話です。そろそろ日本人は、歴史の事実を語ろうではありませんか。

もう一言。この季節になると「戦争を語り継ごう」というキャンペーンを、とくにマスコミは大々的に行います。

そのこと自体に反対ではありません。でも、「戦争の悲惨さ」を語ることは至る所で行われますが、「何故戦争になったのか」を誰も語ろうとしません。大東亜戦争はもちろん、ヨーロッパの戦いも、「何故」と問わないのです。むしろ「何故」と問いかけ、戦争に至った経過と事実を語り合うことが、平和を守るために真に必要なのではありませんか。

戦争で祖国のために命を捧げてくれた全ての人々に、尊崇の気持ちを表します。

■2017/8/28 我が家の健康状態
まずは義母の様子から。
先月精神科専門病院に入院してから、薬の調整が合ったらしく、酷いせん妄(妄想、妄言、興奮状態など)症状は出なくなりました。急性期病棟での対応でしたが、ごく初期を除けば精神的に安定して過ごせるようになりました。ただ、妄想、妄言は変わりません。自傷、多傷、興奮が無くなり、今後はどの様に生活するかが問題になりました。

ドクターと数度の会談を持ちました。ドクター曰く、「現状のままなら、元のグループホームに帰ることも可能です。その場合環境の変化(病院から施設)が生じます。せん妄の症状は、環境の変化によって突然にスイッチが入ることが多いのです。せっかく施設に戻っても、再び職員が対応出来ないことが生じる可能性はあります。このまま入院を続けるのなら、認知症の専門病棟に移るのが良いでしょう。作業療法もあります。ご家族の判断を尊重することになります」。

奥さまと私は、悩みました。精神状態さえ安定してくれれば、グループホームの方が職員のきめ細かな対応があり、義母も幸せです。しかし、せん妄の症状が表出すると施設職員では手に負えません。悩んだ結果、施設の皆様にご迷惑を掛けることは出来ないので、病院で適切な薬物療法と作業療法で安定した生活を送るのがベターと決めました。

突然の体調の変化(悪化)などにも、直ぐに対応と処置をして貰えるのは病院以外にありません。

奥さまは、この一ヶ月間透析時の穿刺と「静脈圧の急激な上昇」に悩まされていました。静脈圧というのは、透析機で綺麗にした血液を体に戻す時の圧力です。個人差はありますが、奥さまは良好な場合、50から70mmHgです。それが透析開始後1時間以内に、200、300、H(限界点)と上昇して透析不能になるのです。それもほんの数秒間で。

機械を一時運転停止し、回路を閉じ、別の血管に再穿刺して対応していました。こんな状態が二回に一回の割合で起こるので、奥さまも私も精神的に非常に疲れます。お陰で、非常時の対応能力は磨かれましたけれど。

ドクター、看護師、技士さんに相談してみました。二回血管の造影撮影をして、血管に異常が無いことを確認。ただ、シャントが時間の経過と共に少しずつ太くなったり、部分的に細くなったり、曲がったりという現象が起きているらしいのです。取り敢えず、穿刺の針を17Gから少し太い16Gに代え、穿刺する場所と向きをズラして対応しています。

この数日は、静脈圧異常は発生せず、正常に透析を継続しています。このまま様子を見ることになりました。

私ですが、先週泌尿器科を受診してきました。PSAは0.602でした。三カ月前より、僅かに下がっています。ドクターは、特段心配している様子もなく、「前立腺を摘出していないので、ゼロにはなりません。何処かで水平線を描くようになります。また三カ月後に来院して下さい」とのこと。再発時は、私ももっと高齢化しているはずです。

この期に及んで何にも心配はしておりません。自分の身以外に心配事が山積しています。頭が痛いです。

■2017/9/8 人間は個では生きられないが
もしも人間が虎のように単独生活をしていたら、間違いなく発狂するでしょう。そもそも子孫を残すという生物としての最低限の仕事さえ難しい。だから家庭と国家は、人間にとっての素晴らしい発明であり、知恵でもあるのです。

この人間の集団は、大き過ぎても小さ過ぎても具合が悪い。最大が国家だというのはそういう意味です。国家を厳密に定義付けるのは難しいけれど、民族、言語、神話、宗教、歴史、文化などを共有する人間集団と理解するのが常識的でありましょう。日本人同士なら、生活習慣や言語が一緒だから、相手と共に生活し会話し助け合うにも即座に気持ちが通じ合えます。外国人、もしくは異民族なら、相当の緊張感を強いられます。理解し合うのに時間がかかります。

世界には様々な民族が住んでいます。宗教に至っては、一神教の国が多いのでその壁の大きさは日本人には理解し難いくらいです。キリスト教徒(カトリックとプロテスタントの違いがある)とイスラム教徒が同一地域で国家を共有するのは現実的でないのは理解出来ます。それぞれ分かれて国家を作った方が、ストレスがなく安心して暮らせます。

個々人の顔や姿形が違うように、国家にも人格ならぬ「国家格」があります。ストレートに言うと、違いがある。考え方の違いや利害がぶつかります。大の大人が大喧嘩、つまり戦争をします。人間の歴史は、戦争の歴史と言っても間違いではないでしょう。戦争はやめよう、と言うようになったのはこの数世紀のことです。現在、建前では戦争はやってはいけない事になっていますが、現実は読者が見ての通りです。小競り合いは、これからも無くならないでしょう。

これからの人類の課題は、出来る限り戦争を減らす、国益の違いを武力で解決するのを避ける努力を重ねるしかありません。しかし違うもの(国家)同士の間で、諍いがゼロになることも無いでしょう。それを認め合いながら共存するのが人類の生き方だと理解することです。どうしても慢性的もしくは偶発的に喧嘩になるのは避けられません。

軍事力を含めた国家の防衛をしっかりすること、これが争いを最小限に留める方法です。私はスイスを見習うべきだと思います。永世中立を宣言し、絶対に他国の侵略と干渉は許さないという国民の強固な意志と軍事力。第二次大戦でも、戦火に覆われることはありませんでした。その後も他国と戦争はしていません。日本人の性格に合った道ではないかと一考します。日本人は元々戦嫌いです。幻の「平和主義」を守るより、スイスの教えを請うてはどうでしょうか。

ただし中立というのは、言葉にするほど簡単ではありません。誰の味方もしないということは、全ての国からみれば「仮想敵」と疑われることです。つまり、誰も味方になってくれません。中立とは、断固として自己防衛する強固な覚悟が必要なのです。サヨクが「九条を守れ、日米安保破棄」などと言うのなら、スイスになる胆力があるのか、と問いたい。

■2017/9/18 台風一過です
ニュースによると、一昨日辺りから沖縄、九州、四国、西日本などが、台風18号による被害が多数出ているとのこと。昨夜からは、北海道の太平洋岸が大荒れになりました。一部の町では避難指示が出ました。私の住んでいる札幌は、台風が来たという程の感覚がありません。今朝は、かなり強い雨が降っていましたけれども。

午後2時頃からは、急に青空が広がり始めました。雨も止みました。台風が札幌の近くを過ぎ去ったように思います。大風も無く、これと言った被害も無く、幸運でした。とんでもない被害を受け、死者まで出ている地方もあります。心からお見舞い申し上げます。近年は毎年のように台風、極端な大雨が襲って来ます。気候が変動しているのでしょうか。

札幌は台風一過のカラリとした天気になって来ました。台風が早く列島から抜けてくれますように。

奥さまの透析です。静脈圧が頻繁に異常上昇する原因は、結局分からず仕舞いです。透析患者はシャントという血管を作ります。腕の動脈と静脈を手術で結合して、意図的に血管を太く育てるのです。針を刺しやすくするためです。血管も生き物ですから、何時も同じ状態ではありません。少しずつ太くなり、形が変わり、時には細くなったりします。

この一年位の間に随分成長し、太くなりました。その代わり、血管の向きが微妙に変化しています。従来の穿刺の方法では、その変化に対応出来ていないのかも知れません。二人で血管の向きを確認して、刺す角度と位置を少しずつ変えています。成功する確率が少し高くなっています。今日も一度で、安定した透析に入りました。

上手くいかない時は、イライラしない、焦らない。これがコツだと改めて感じています。長丁場ですから。健康状態が良好な奥さまの趣味である花畑作りは、今年も春からずっと続いています。生育面積がグンと広くなったコスモスの写真を撮りましたので、是非見て下さい。私もしょっちゅう出掛けて、眺めています。(スマホで撮影)





下のダリアは、昨年種から育てたものです。一株しか咲かなかったのが、今年は八株も咲きました。

■2017/10/3 ネズミたちの大移動
衆議院が解散し、総選挙が10日から行われます。22日、投開票です。

小池新党「希望の党」がにわか作りで立ち上がりました。と思いきや、民進党は一夜にして事実上の解党状態に。

昨日は、民進党の左翼リベラル勢力(枝野氏中心)が集まって、「立憲民主党」が誕生しました。

希望の党から民進党の前議員が出馬するというのが、たった一日のうちに決まりました。それも、小池東京都知事と民進党代表の前原誠司氏が二人で会談し、一気呵成に決定したのだそうです。(各種報道による)

当然、「希望の党」の中心メンバーである若狭氏や細野氏による政策作成や立候補者の調整などが佳境に入っている時のことです。小池氏は、これらの作業を「白紙に戻す」と宣言し、以後は小池氏の独壇場で事が進んでいます。

片や民進党では、前原氏が「民進党は公認候補を出さない。出馬する人は希望の党に申請してください」と宣告して、それっきり。当初「民進党の全議員が希望の党から公認を受けられる」との趣旨でした。ところが、希望の党の小池氏が「リベラル勢力は排除します。あくまでも政策と理念の一致が公認の原則だと申し上げている」と発言しました。

さあ、大変なことになりました。小池氏人気に便乗して勝とうとした人たちが「選別」されることになったのです。

ここで確認しておきたいことがあります。「希望の党」も「民進党」も、民主主義の一欠片も無いということです。曲がりなりにも日本国憲法の下における政党は民主主義の制度に沿った党運営をするのが当然です。共産党だけは別ですけれど。小池党首と前原党首の二首密談で、全てを決めてしまったのです。民主主義のミンも無い。

この二人は、まさに独裁者です。そしてその行状を何の反対も無く受け入れた両党の面々も、罪は同じですね。

ところが、先に述べたように、前原誠司氏は「民進党の全員が希望の党から公認を得られる」かのように言い、小池百合子氏は「リベラル勢力は排除します」と言明。二人の言うことが、まるで違っています。その結果、とりわけ民進党内は大混乱。民進党という泥船から這い出そうとしたら、乗り移る筈の希望の党はドアを半分しか開けてくれない。

業を煮やしたのが枝野幸夫氏や旧社会党、社民党出身者という超左翼リベラル勢力たち。大慌てで「立憲民主党」が誕生したわけです。あの悪名高い菅元首相や辻元清美氏らも合流するようです。誠にお疲れさまでございます。

今度の選挙の対決構図が固まりつつあります。「自民・公明」対「希望の党」/「立憲民主党」・「社民」・「共産党」、です。
政策論争の中心は、安全保障問題です。安倍首相が解散を決断した最大の理由はここにあります。北朝鮮の核とミサイル開発の急進展が世界情勢と日本に多大な影響を与えそうな予感がします。来年になったら、アメリカがどんな行動に出るか、予断を許しません。最悪、北朝鮮への軍事攻撃もあり得ます。その時、日本はこのままで良いのか。

我が国の国家存続に重大危機が生じる可能性を考慮しなければなりません。カケだモリだ、などと言っている暇などありません。国会は蕎麦屋ではありません。与党議席の減少も覚悟の上での解散、総選挙だと思います。

民主制度の国家は、国民が馬鹿だととんでもない事態が生じます。我々が衆愚であってはなりません。

■2017/10/3 秋こそ自然を楽しもう
日曜日に近くにある野幌森林公園を散歩しました。スマートフォンだけを持って、初秋の森の空気を吸いました。この季節になると、もう花はありません。綺麗な実を付ける植物がありますので、スマホで写真を撮ってみました。

北海道は、もう雪のことが頭を過ぎります。でもその前の紅葉を大いに楽しもうと思います。

  

左から、フッキソウ、ツルシキミ、マイヅルソウの実。世俗を忘れそうです。忘れたい。

■2017/3/11 分かり易くなった衆議院総選挙
昨日から衆議院総選挙が公示され、全国一斉に各党の候補者が街頭を疾駆しています。

「自・公」対「小池党」対「立憲民主党・共産党・社民」の闘いです。民進党という鵺のような政党が消滅して、左翼リベラル勢力が明々白々になったのは「小池百合子新党」と前原氏のお陰です。大いに感謝しなければなりません。

立憲民主党の枝野幸男代表は、公示日演説で次のように語りました。

《議席の数を持っているから何をしてもいい。これが本当の民主主義だろうか。》
《「上からの政治」を、「草の根からの政治」へ変えていこう。強い者、豊かな者をより強く豊かにすれば、そのうちみんな引っ張り上げられるという「上からの政策」を「暮らしからの政策」へ変えていこう。》

枝野氏が言う「本当の民主主義」とは何なのでしょう。国会で多数を持った政党が与党となり内閣を作る。法律は、国会で国会議員が議論を尽くして結論をだす。それを国民の意思として政府が執行する。これが現在の民主制度です。

どうやら枝野氏は、この民主制度が気に入らないらしいのです。端的に言うと、枝野氏や左翼リベラル勢力が気に入らないことは、全部「民主主義に反する」ことになるのでしょう。選挙の結果と国会での結論に従いたくない。それこそ民主主義・民主制度を否定することにはならないか。枝野氏の民主主義は「枝野の意思」と同じであることらしい。

「強い者、豊かな者」はあたかも悪いことであるかのように断定しています。「金持ちは悪い奴らだ」、という先入観が根底にあります。いや、左翼リベラル特有の「妬み根性」が透けて見えています。人間は、一人一人の顔が違うように様々な個性・才能・能力があります。金持ちや豊かな者がいるからこそ、普通の庶民も存在できるのです。

企業を経営する人がいてこそ、そこで働く我々庶民が生きていける。そうは考えられないのでしょうか。

「暮らしからの政策」などと綺麗事を言うのは、能力のある人・儲けた人を排除し、人間社会を底辺の人間に合わせる歪な悪平等の思想です。社会主義思想の変形と言っていいでしょう。それは、民主主義どころか、やがては全体主義に繋がる危険な道です。左翼リベラルは、「国民主体」とか「国民目線」とか「草の根」などという言葉が大好きです。

弱者、少数者から始まり、海外の不法滞在者まで「救おう」と主張します。むしろ普通の日本国民を排除し、逆差別することさえ当然と考えています。それが「正義」だと信じているのですから、救いようがありません。左翼リベラルの特徴は理想論を掲げる(平和憲法を守れ、とか)こと、社会に分断と逆差別を構築することです。さらに、国民に妬みや恨みというネガティブな感情を煽り立てること。立憲民主党と共産党と社民党は、そういう政党なのです。

■2017/10/22 奪われた言葉
今日は、衆議院総選挙の投票日です。多くのマスコミが予想するのと大差はない結果でしょう。

フリードリヒ・ハイエクの「隷従への道」(村井章子訳)を読んでいると、以下のような記述がありました。

《本書がもともとはイギリスの読者だけを対象に書かれたものではあるが、アメリカの読者にとって理解しがたいということはないはずである。ただし誤解を防ぐためにここで説明しておかなければならない言葉の使い方が一つだけある。

それは「リベラル」である。私は一貫して、もともとの十九世紀の意味でこの言葉を使った。現在のイギリスでもこの意味で使われているようだ。だが現在のアメリカでは、往々にしてほとんど反対の意味で使われているようだ。この国では「リベラル」は、政府によるほぼすべての種類の規制や管理に対する支持を意味するようになった。

そのせいで自由を本気で信じている多くの人の頭が混乱してしまったのだろう、この言葉は左派の格好の隠れ蓑となっている。真剣に自由を尊重するアメリカ人の多くが、なぜこの言葉の独占を左派に許したのか、いまだに理解できない。

それどころか、左派を非難して「リベラル」と呼び始め、この言葉の誤用に拍車をかけたのであり、これまた理解に苦しむところである。この誤用の結果、真のリベラルが自分たちを保守(コンサバティブ)と名乗らざるを得ない羽目に陥ったのだから、まことに嘆かわしい。(中略)

真の自由主義(リベラリズム)は保守主義とはかけ離れた思想であり、両者を混同するのは危険に過ぎる。保守主義は、安定した社会には必然的に生ずるものではあるが、社会には寄与しない。保守主義には家父長主義的で愛国的で権力崇拝的な傾向があり、真の自由主義よりも社会主義に近づきがちである。(中略)保守主義は、その本質からして既得権益を守ろうとするし、そのために政府の力に頼ろうとする。》1956年アメリカ・ペーパーバック版序文より

いやはや参りました。私も左翼リベラルとかリベラルという使い方をしています。もちろん「左翼」という意味です。ハイエクの概念では、左翼とリベラルは正反対のものなのです。左翼は、「共産主義、社会主義、全体主義」を意味する言葉であり、リベラルの宿敵とも言うべき存在です。アメリカでの言葉の誤用を嘆いています。

問題は、左翼(革命主義者と言ってもよい)がリベラルを自称して、あたかも自分たちが自由の守護者であるかのように振る舞っていることです。民進党、立憲民主党、社民党、共産党の主張を聞いていると、よく理解出来るでしょう。

ハイエクは、保守主義に批判的な主張をしています。その適切な批判には耳を傾けざるを得ません。日本でも、反左翼勢力は、自分たちを「保守主義者」と自称します。ハイエクによれば、それは言葉の誤用となります。確かに保守という言葉にはどこか「後ろ向き」のイメージが漂います。「右翼」などと混同される危険もあります。

もとを辿れば言葉の誤用はアメリカで始まったのですから、日本では正しい言葉を使うように改めれば良いのです。保守主義には良い面もあります。伝統、文化、習慣、歴史、宗教など、民族の土台を大切にしようという点です。私は、保守主義と自由主義の両方をバランス良く身に付けて生きていくことが必要だと思います。

私は、今後自分を「保守自由主義者」と自称することにします。そして、左翼は「左翼」もしくは「左翼全体主義」と呼ぶしかない。間違ってもリベラルなどと言わないことです。何故なら、彼らは自由とは全く正反対の存在なのですから。

■2017/11/6 風邪の治し方
いつもながら、この駄文の更新が滞っています。実は、先週から風邪を引いて家でゴロゴロしています。

朝目覚めると、何となく喉がいがらっぽい。体が心持ち重い。明らかに軽い風邪の症状を呈していました。熱が出て寝込むような酷さはない。この日は、習慣にしているストレッチと軽い運動をしました。とくに違和感はありません。翌日からですね、体調が悪化したのは。体が気怠く、気力が湧いてきません。ストレッチなども中止し、安静に入りました。

風邪は、風邪ウィルスが犯人です。が、これらを退治する薬は現存しません。医者に行くと、「安静にして栄養のあるものを食べて、無理はしないで下さい。一週間ほどで直ります」と言われて、解熱剤などを処方されるのが一般的。

私は、(もしかしたら以前にも書いたかも知れません)風邪の引き始めに抗生剤を飲むことにしています。今回は、フロモックスという、奥さまが所持していた抗生剤を横流しして貰いました。もちろん三顧の礼を惜しむことはありません。フロモックスは、非ペニシリン系のもので副作用の少ない比較的安全な薬とされています。

二日目から三日間、これを服用しました。倦怠感は続きましたが、お陰で高熱は出ずに寝込むこともありませんでした。毎日のように在宅透析という大事な仕事がありますから、私が倒れるわけにはいかない事情もあります。

風邪に抗生剤は効くか、という話なのですね。医学的には効きません。薬剤師さんは、「風邪の引き始めには効きますね。風邪に罹患すると、ウィルスが暴れて体力を奪っていきます。すると普段何もしない雑菌までもが暴れ始めて、ウィルスと一緒になって悪さをします。抗生剤はその雑菌を退治してくれます。その分、体力を温存しウィルスへの抵抗力を高めてくれます。あくまでも風邪の引き始めという条件ですけど。間接的に《効く》のです」と教えてくれました。

私は、この方法で過去数回風邪からの素早い回復を図り、成功しました。ただ気をつけたいのは、抗生剤を無闇に且つ長期間使わないことです。そして、同種類のものは避けるべきです。抗生剤に抵抗力を持つウィルスを育ててしまう危険があります。本当に抗生剤が必要になったときに、予期に反しまったく効果が無いということにならないように。

今回の風邪も素早い対処で、今日は完治手前です。やっとパソコンに文字を入れる気力と体力が戻りました。

選挙は結果は、とくに驚きはありません。民進党が三つに分裂しましたが、そのうち元の鞘に収まるのではないでしょうか。立憲民主党が最左派、過激左翼であることが明瞭になり、良い選挙結果だったと感じています。

今年の紅葉は素晴らしいものでした。自然の恵みに感謝いたします。我が家の近くで撮った写真を掲載します。
上は、シラカバの大樹。下は、銀杏並木。黄金色に輝いていました。スマホのカメラにて撮影。



■2017/11/23 ついにお別れ
この間、パソコンに向かう精神的余裕が無い状態が続いていました。今日は気力を振り絞り、書きます。

昨日夕方5時50分、我が家の家族であった雄猫の〈ごろう〉が昇天いたしました。昨年末から少しずつ体重が減少していましたが、年齢相応であろう、と受け止めていました。先月から急に体重が減り、食事をしなくなりました。当初はそれなりに元気でしたのに、ソファで寝転がっていることが多くなり、今月になると歩くのも面倒臭そうでした。

毎晩、足を引き摺りながら私のベッドに潜り込んで来ます。一緒に寝ていると、体が小さくなったのをヒシヒシと感じました。21日の夜は歩くことが出来ず、私が彼を抱いてベッドに連れて行きました。せめて寂しい思いはさせたくなかった。昨日の朝、動かないけれど、しっかり息をしていました。ほっとしました。そのまま暫くベッドに寝かせました。

私たちは、朝から義母が突然の病院受診と入院があり、朝食もそこそこに外出しました。この件は、後ほど書きます。

帰宅したのは、3時半ころ。急いでベッドに行くと、か細い息ですが、呼吸して目もしっかり開いていました。居ない間に逝ってしまったのではないかと、気が気ではありませんでした。寂しかろうと居間のソファに連れて来ました。呼びかけると微かに〈ミーッ〉と声を出します。が、見る見る目が虚ろになり、一層呼吸は浅く途切れがちになります。

私達も、もう覚悟をしました。限界に来つつあることに。そして5時50分、声も立てずに呼吸が止まりました。大往生です。18歳という高齢でした。人間にすると、90歳くらいとのこと。ごろうは、一切苦しむ様子は見られませんでした。表情も常に穏やか。猫に死ぬという意識や恐怖心は無いのだろうけれど、本当に見事な締めくくりを見せてくれました。

一晩仏様の傍に寝てもらい、今朝になり墓地に葬りました。奥さまが作った花畑の近くで、桜の木が見える場所です。来年の春、きっと美しい桜を見てくれるでしょう。一年中、花を見て過ごして貰えると思います。家族として暮らしてくれたことに感謝しています。子猫だったごろうは、私達の家に自ら飛び込んで来たのです。縁があったのでしょう。

人間は、死に方をどうするか。私は、自分の年齢を考えて、曖昧に過ごすことは出来ないと思います。いや、生き方をどうするか、ということでしょうか。年相応の社会貢献をしていくことでしょうか。若者の邪魔にならぬようにして。



左が〈ごろう〉。右は雌猫〈ごくう〉。何と、こちらも18歳。が、モリモリ食欲あり、活発に動く。5歳くらい若く見えます。

■2017/11/25 整骨院に通っています
前回の駄文に、義母の入院に触れました。21日の朝から、右足の膝上下に赤変と腫れと熱感が出現。CRPの値が高く、皮下で炎症を生じている。蜂窩織炎(ほうかしきえん)らしい、との主治医の判断。他病院の形成外科と連絡を取って、翌日に受診することになりました。受診の結果、そのまま入院(一週間ほど)と相成りました。

抗生剤投与と冷やすのが治療方法です。犯人は黄色ブドウ球菌などの常在菌です。若くて健康な人なら、まず罹らない病気でしょう。高齢になり、抵抗力が無くなったためです。これが「年を取る」ということでしょうか。

さて、私です。9日から整骨院に通っています。三年前の春、雪が融けて来たので、玄関前通路の氷を割っておりました。もうそろそろ作業も終わりという時に、ドンッという衝撃を右肩と腕に受けました。どうやら氷割りの勢いが強すぎたようです。その時は、その内治るだろうと安易に構えていました。ところが春、夏、秋、冬を迎えても回復せず。

そのまま右手を庇いながら、この二年間除雪作業をしてきました。今年こそは治るかと思いきや、ますます痛みが強くなってきました。珈琲を淹れるポットを持っただけでピリッと痛みが走るようになり、いよいよマズイなと思いました。買い物帰りに整骨院を見かけたので、「筋肉の痛みを治療出来ますか」と聞くと、大丈夫ですとの明快な回答です。

当日から通院を始めました。遠赤外線による血流の改善、強電流と弱電流の組み合わせで筋肉のほぐしと破壊された組織の回復を促す、という施術です。弱電流はマイクロカレントと言い、スポーツ医学などでも利用されているようです。壊れた組織(筋肉、腱、骨など)の再生修復に効果があるのです。スポーツをしている小中高校生が通っています。

今のところ大きな改善はありません。が、右肩と腕の可動域が広がって来ています。施術の最後に、柔道整体師の院長が腕と背中と腰を揉みほぐしてくれます。気長に暫く通ってみてください、と仰るので、諦めず治療に挑戦します。

今年の札幌は、早くも真冬の様相です。19日の朝から降り続く雪は、30cm以上に。この時の除雪は辛かった。湿った雪で、水を持ち上げるような感覚でした。以来、雪は融けず。根雪になったような風景です。この冬は整骨院に通いながら、除雪をします。本当はやらない方が望ましいのですが、そんな訳にもいかず。誤魔化し誤魔化し、です。

■2017/12/1 もう師走。日本左翼の変態ぶり
今年も、本日より師走です。何故このように、日付の移動が早いのか。

現在の日本で左翼と言えば、共産党、社民党、民進党、立憲民主党、各種市民団体を名乗る活動家集団(九条の会、日弁連、学術会議など)、朝日新聞・毎日新聞・テレビ等のマスコミ、進歩的知識人と呼ばれる人々(大学教授、ジャーナリスト、小説家、映画監督など)、過激な労働組合(日教組、高教祖、自治労、JR連合など)がイメージできます。

左翼の元を辿ればマルクス主義であることは、何度も触れてきました。現在の社会体制、国家体制そのものを否定し、破壊し、共産主義革命を目指している、もしくは共産主義が理想であると信じて疑わない人々であります。

年齢で言えば、70歳前後です。60年安保闘争から70年安保闘争に関わった団塊の世代を中心とした人たちです。当時は大学進学率も今ほど高くなく、大学に入る人たちは、多かれ少なかれエリート意識が強いのです。ベトナム戦争が激しい時期でもあり、日米安全保障条約で日本がアメリカの侵略戦争に加担しているとマスコミや進歩的知識人が世論を煽り、リードし、戦争に反対することが進歩的なのだとの空気に満ちていました。ベ平連という団体もありました。

1970年前後までの学生は、そうした空気のなかで「権力に抵抗することは正義だ」「 権力は悪いものである」「左翼に非ずば人間でない」などと信じて疑わなかったのです。抵抗すること自体が自己目的化して、口では「革命」と叫びつつも実際は騒乱を起こして自己満足していたのです。ヘルメットを被りゲバルト棒を振り回す、路面の石を剥がして機動隊に投げつける、火焔瓶作りに熱中する。「造反有理」などとヘルメットに書いた学生が跋扈していました。

連合赤軍、赤軍のリンチ・立て籠もり、企業や公共施設の爆破、海外でのテロ事件など、悲惨な事件がありました。

「権力に抵抗することが正義」という宗教に染まった学生が多かったのです。実際には遠くから眺めているだけのノンポリと言われる学生も多かったのですが、当時の社会風景(雰囲気)に影響を受けたのは間違いありません。

「抵抗こそ正義だ宗教」に染まったり影響を受けた学生は、大学を卒業(さっさと追い出された)して、マスコミ、学校教師、公務員、大学講師、労働組合の専従職員などに就職しました。まともな民間会社では雇ってくれないという事情もありました。マスコミの偏向が指摘されますが、70年代にマスコミに潜り込んだ左翼思想家たちの仕業なのです。

こうした昔のヘルメット学生達は、マルクス主義を深く理解したり、日本政府の政策を研究しているかと言うと、まったく分かっていない、と言わざるを得ません。ですから、宗教化してしまったのです。民進党が批判のための批判ばかりしている、対案が無い、政府にレッテルを張るだけ、などと指摘されます。何故なら、それしか出来ないからです。

〈批判すること=正義〉だから、投石の代わりにプラカードなのですね。対案なんか必要ないのです。

朝日新聞が慰安婦問題、南京問題、最近のモリカケで記事を捏造したり、ねじ曲げたりしてもまるで反省する姿勢がありません。常識のある人からは、理解しがたいでしょう。が、朝日の「反権力宗教」の信者は、捏造だろうが偏向だろうが、権力側としての自民党や安倍政権を批判し、貶め、あわよくば潰してしまうことが目的なのですから。

事実などどうでも良いのです。いくら部数が減ろうが、批判されようが、〈そんなの関係無い〉のですね。日教組が未だに国旗・国歌に反対したり、「平和教育」という偏向政治教育をやっても、イケナイ事とは露ほども思っていません。

私も同世代の人間ではありますが、彼らに同情する気持ちには全くなれません。街頭で白髪を振り乱しながら、「安倍独裁政権打倒」などと叫ぶオジサンとオバサンの姿を見ると、本当に哀れで悲しくなってしまいます。まだ左翼宗教から抜け出せず、人を見下すエリート意識だけは強いまま。もう救われません。変態バカで一生を終えるのでしょう。

■2017/12/11 健康診断をしました
先週、二年ぶりに健康診断を受けました。通常の項目に胃カメラ検査、動脈硬化検査などを付け加えました。PSAは、今回は測定しません。当日中に分かった範囲では、大きな問題は無さそうです。全項目のお知らせが来るまで安心は出来ませんが。前回、胃に軽い炎症があったのが、改善しているそうです。ピロリ菌を除去したお陰かも。

健康診断を受けながら、矢張り「まだ死にたくない」 と思っている自分に気付きました。命に執着しているつもりはないのですが、生きていると「死」を忌避する気持ちが自然に湧いて来るのですね。お釈迦様のように解脱するにはほど遠い己を認めざるを得ません。前立腺癌を治療していること自体、死にたくない行動ですから。

作家の曾野綾子さんは、「六十歳以後、一度も健康診断などしていない」と著者に書いておられます。最近、三度目の骨折をしたそうです。そういう非常事態には病院のお世話になるが、基本的に「成るに任せる」という生活を送っているようです。心で決めたこと、口にしたことをきちんと実行されている。なかなか普通人には出来ないことです。

先月、ごろう猫が穏やかに成仏しました。彼は、体調が悪くなっても、死への恐怖など微塵も感じさせませんでした。人間は脳が極度に大きくなり、動物とは違う感情、感性、理性などを持ってしまったが故に「苦しみ」「煩悩」があるのでしょうね。憎しみ、妬み、愛情から殺人事件や戦争が起きます。猫からみれば「アホらしい」ばかりです。

人間には薄汚い感情や感性も残酷さもあります。が、美しいものや感動するものを作り出す傑出した能力もあります。私は、あれこれあっても人間は素晴らしい生き物だと思います。生きている間は、自分の心を磨き上げていきたい。よって、これからも二、三年に一回は健康診断を受け、死を迎えるまで社会に貢献したいと思っております。

年賀状の準備をする時期になりました。これも人間の、ストレスであり、楽しみでもあります。今月も忙しい。

■2017/12/25 冬至、クリスマス、補聴器
冬至を迎えたと思ったら、早クリスマスです。今朝、やっと年賀状を投函しました。ほっと一安心。喪中の人、亡くなった人、文字を書くのが困難になった人、様々な理由から年賀状を出す人が櫛の歯が欠けるように減っていきます。一年に一度賀状を認めるのは楽しみですが、寂しさを感じたり、思い出に浸る時節でもあります。

健康診断の結果が病院から届きました。聴覚に問題があります。大きな真っ赤な文字で「異常あり」と大書してあります。3000から4000Hzの音で、急激に聴力が低下しています。ほとんど聞こえていないらしい。人混みの中で相手の声が聞き辛い、テレビの音が数年前より大きくなっている。NHKのニュース以外は、聞き取れない会話がしばしばある。

自分も不快であるし、他人にも迷惑を掛けることになります。思い切って補聴器専門店を訪ねました。丁寧に検査をしてくれて、機械の判定する聴力よりも実際の音の聞き分けはそれほど悪く無い、と分かりました。デモ品を一週間貸しますから使ってみて判断しましょう、と言ってくれました。耳に装着した途端に、店内の音がどんどん入って来ます。

その効果に驚きながら、人の多い場所で試用を繰り返しました。ショッピングセンター、珈琲店、病院、などなど。とくに珈琲店では、隣や後ろの客席からの会話が明瞭に聞こえます。内容まで把握出来るので、こちらが気持ち悪くなるくらいです。如何に聞こえが悪くなっていたかを深刻に自覚しました。補聴器使用に気持ちは傾きました。

音楽を聴いたときは、愕然としました。歌手の声の広がりと伸び、演奏する楽器の膨らみ、全てが違うのです。高周波域が失われた音を何となく聞いていたのが分かり、ずいぶん損をしていたのだなあ、とショックでした。そんなこんなで使いたい気持ちが湧くと同時に、非常に高額であることに悩みました。最低30万から最高100万円近くもします。

奥さまが、使うようにしなさい、とピシッと一言。それで迷いは吹っ切れて、補聴器購入となりました。借りたのは最高級のものでしたが、少し古くなった型なら手頃な値段で買えます。妥協して機能と聞こえ方が少し落ちますが、実用上は全く問題ない製品を取り寄せてもらいました。ということで、今は豊かな音の世界を楽しんでいます。嬉しい。

お店の担当者さんは、「デジタル機器は日進月歩で、一、二年でより高性能の新製品が出ます。その時にまた検討すれば良いのです」、と言ってくれました。 パソコン、スマートフォンでも最高を待っていたら、何時までも買えません。

極めて小さいことも強調します。耳に装着しているのを、奥さまでさえ気付きませんでした。その他知人も、私が白状しなければ、いや白状しても「えっ」という顔をしています。見えないくらいに小型です。一番驚いているのは私です。

■2017/12/30 遂に今年も終わります
兎に角、早いですね。時間の流れがです。子供の頃は、こんな感情はありませんでしたが。老い先短いのかなあ。

年末ということで、大掃除ならぬ小掃除をしています。脚立を引っ張り出し、冷蔵庫、食器棚、箪笥、書棚などの上部を拭き始めました。いやはや呆然とするくらい汚れています。急にバタバタしないで、日頃から少しずつやっていればこんな思いをしなくても済みますのに。でも、清浄な気持ちで新年を迎えるには、こうした行いも良いのかも。

今年も、良いこと悩むこと、色々ありました。我が身に降りかかることは、全部受け入れるしかありません。良いも悪いもありません。生きているから苦しむのだ、と思いつつ、生きているから楽しめることもある。人生は山あり谷ありですから、人間に生まれたことを有り難いと感謝しています。釈迦のように解脱したら、つまらないかも知れませんね。

日本の穏やかで美しいお正月を過ごしたいので、ロケットマンにおかれましては、宇宙ロケットとかミサイルなどの火遊びはお控えください。強く念じています。また日本の左翼の皆様も、そろそろ世界の現実を見つめる普通の精神に変わって下さることを願います。無理だろうなあ。彼らの辞書には、「反省」とか「事実」という単語がありませんから。

来年は、少しでも日本が安全で真っ当な国(普通の国)になるよう、心から祈念いたします。私も老人ではありますが、微力を出して社会に貢献したいと思っています。どうぞ、皆様も、良い新年をお迎え下さいますように。



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