<LILIES Live at 品川 ホテルパシフィック東京>

〜 LILIES Birthday ディナー・ショー 〜

LILIES
NAOMI(Vo)、MAYUMI(Vo)

バックバンド:本間敏之(P)、本庄寛国(G)、川村健(Key)、
日山正明(Dr)、広瀬学(B)


2009.12.05.(土) LILIES Live at 品川 ホテルパシフィック東京
〜 LILIES Birthday ディナー・ショー 〜

LILIES:NAOMI(Vo)、MAYUMI(Vo)
バックバンド:本間敏之(P)、本庄寛国(G)、川村健(Key)、
日山正明(Dr)、広瀬学(B)

最初に言っておきます。
以下、想い入れの強い文章です(_●_)

そう、待ちに待った日である。
LILIESのBirthdayライブ。
そして、LILIESのフルバンドでの歌・演奏を観るために足を運んだ。
場所は品川のホテルパシフィック東京の30階にあるスカイラウンジ ブルーパシフィック。
何度か足を運んでいるが、会場30分前ぐらいに到着してしまった(笑)
でも既に知り合いの方も含めて、受付前に駆けつけていました。
しばらくすると続々と到着し、会場入り。
この日はまず、ディナーを食してからなのですが、テーブルに一人。
(喫煙者だったからかな...)
すると、一年振りにライブに駆けつけた方が会場奥の席にいるということで、店員にお話して相席してもらい、一緒に食事。
周りを見渡すと満員御礼!!


程よくお腹が膨れた頃、ギターの本庄さんとキーボードの川村さんがステージに上がり、「Over The Rainbow」を演奏。
演奏が終わる頃に、LILIESのお二人登場。
ショー・タイムのスタートです。
まず、アイドル当時のアルバム曲、「妖精たち」からしっとりと披露。
二人が緊張しながら挨拶すると、お客さんから笑顔&拍手で迎え入れられる。
ここでピアノの本間さんを招き入れて、当時の楽曲、「すずらんの花」、カバー曲、「I Won't Last A Day Without You」。
二人のハーモニーに惹き込まれる。
ここでドラムの日山さん、ベースの広瀬さんを迎え入れる...はずが、緊張感で忘れて曲紹介してしまい、改めて迎え入れる。
会場に笑顔を誘い、一気に場が和む。
これでミュージシャンが勢ぞろい。
カバー曲、「Your Song」。
お二人の日本語の歌詞に暖かいときめきを感じさせながら聴き入る。
そして、オリジナル曲、「DRAGON」を披露。
ロックな曲なので、フルバンドで聴くと一層凄みが伝わる。
ここでアイドル時代の楽しい思い出話をしながら、先輩に当たる、ザ・ピーナッツの曲、「さよならは突然に」、「恋のバカンス」。
今となってはこの楽曲をステージで披露して、お二人の右に出るものはいないでしょう。
アイドル時代の曲に戻り、アルバムに収録された名曲、「オレンジマーマレード」、そして二人の本名でクレジットされて世に出されたロックなアニメ・ソング、「ギャラクティカ・スリリング」を披露。
ここでカバー、「Isn't She Lovely」。
会場も手拍子で応戦。
ここでオリジナル曲を2曲。
「Kimiwa...」、「風のオルガン」。
楽曲の愛情表現がミュージシャンの演奏と共にLILIESの二人でしか成しえないハーモニーで紡がれていく様は、会場全体を暖かさ、やさしさを包み込むように放たれた。
演奏が終わった後にどよめきに似た拍手が沸き起こった。
会場のお客さんの体をほぐすようにカバー曲、「Magic Lady」を演奏し、歓声を浴びた後、最後にお二人の出身地、夕張への想いを綴ったオリジナル曲、「デイジー」を披露。
惜しみない拍手の後、アンコールの手拍子。
再びLILIESの二人が登場。
ここで改めてメンバー紹介をして、この日駆けつけたハウンドドッグの八島さんをステージに迎えて楽しいお話。
アンコールに代表曲、「好きよキャプテン」を披露してディナーショーは終わりを告げた。


で、ここで終わらないのである。
「特別ライブ」と題して、この後も続く。
一度会場を出て、お店の方がディナーショーに引き続き来店する方を確認し、席を確保してくださって再入店。
今度は通常のライブとなり、ホテルパシフィック東京に訪れた方やブルーパシフィックに通うお客さんと一緒になってのライブ。
知り合いと談笑していると、ステージにギターの本庄さん、キーボードの川村さんがスタンバイして、川村さんがゆったりと奏でる。
そこへLILIESの二人が会場入り。
特別ライブのスタートです。
赤い衣装に衣装替えをしてステージに上がったところで、客席から拍手。
そして「かわいい〜」の声。

まず、「赤いスイートピー」から。
外の夜景も一段と煌びやかに映るようなハーモニー&演奏。
ここで、ベースの広瀬さん、ドラムの日山さん、ピアノの本間さんを迎え入れ、フルバンドに。
続けて、「What The World Needs Now Is Love」。
バンド演奏に気を良くしたお客さんは手拍子、そして歓声が上がる。
次にアイドル時代のディスコ調のナンバー、「Knock Out」。
その軽快さ、そしてお二人が踊りながら歌う様に、会場は体を揺すって手拍子しながら大いに盛り上がる。
曲調を一転して、「花のささやき」を披露。
この曲は恋する女性の想いを切なさから華やかさへと繰り広げられるイメージの楽曲。
そして、オリジナル、「この星の記憶」。
深く蒼い地球に生まれた想いを込めた楽曲のイメージを演奏メンバーが鮮やかに彩ってくれました。
1stステージ最後に軽快なオリジナルナンバー、「あの空を守りたい」を会場の手拍子に誘いながら披露して終了。


さて、まだまだ続きます。
しばし歓談の後、「特別ライブ」2ndステージです。
まず、ギターの本庄さんとキーボードの川村さんと一緒に、ライブではおなじみの曲、「シュガー・キャンディ」、 「ノー・ハード・フィーリング」。
やさしく、切ない曲を続けて披露。
ここで、ベースの広瀬さん、ドラムの日山さん、ピアノの本間さんを迎え入れる。
お客さんに誕生日の方がいるということで、「Happy Birthday To You」をお客さんみんなで歌い、祝う。
続けて「冬の星座」を披露。
Jポップの極みなナンバーに、客席後ろの女性から「かっこいい〜」の声。
そして「恋人通り」。
軽快なナンバーに歓声、手拍子。
次にシックなカバー、「Look Of Love」。
宵闇に浸るにはうってつけのナンバーです。
気持ちが高揚したお客さんから曲中も歓声が上がる。
そして、お二人、ミュージシャンのお気に入りのアイドル当時の曲、「エイプリルフール」。
リズムが独特で、感情の揺れを描写するように絶妙なアレンジが施された曲なんだ。
軽快なナンバーではないけれど、その演奏に自然と手拍子が沸く。
次に最新のオリジナル曲、「Sailing On」。
心の内にこだまするように響く曲です。
最後に、アイドル当時から歌われている、「菩提樹の丘」を披露。
私も当時と同じ声援を一緒になってコールしてました。
力強いアンコールの声、手拍子に、LILIESのお二人は会場を後にすることを止めて、この日最後に「好きよキャプテン」を歌う。
会場は手拍子一杯。
すると、「特別ライブ」に足を運んだお客さんの一人が客席を練り歩き、お客さんを指揮者のように囃し立てる方も。
みんなで手拍子・声援。
この日の楽しいライブは全て終了となりました。


3ステージ。
曲数も「好きよキャプテン」が重なっただけで、延べ30曲。
この日のために曲のイメージを再考して歌・ハーモニーもブラッシュ・アップされていました。
もう圧巻の一言。
そして広いステージとあって、演奏にあわせた踊りも披露。
MCも会話のように次々と披露されて、笑いが絶えなかった。


さて、私がLILIESのライブに足を運んで2年。
アイドル当時は小学生の時にファンになったもので、コンサートやライブの情報なんて手に入らなかった。
もうテレビの中、レコードの歌声の中の人でしたので、2年前のライブが初。

2年前、最初にライブに足を運んだ時は、カラオケにてお二人が歌うステージ。
私はそれだけでも歌声・ステージングに魅了され、そしてオリジナル曲に魅了されて、ライブに足を運んでいた。
その後のライブでは、特別なショーでミュージシャンを集ってステージに上がってはいたけれど、基本は二人だった。
オリジナル楽曲をアレンジまで含めて制作し、新生LILIESとして活動を再開するも、もうひとつハードルがある。
そう、2年前のことを想うと、一緒にステージに上がって演奏するミュージシャンを捜すところから始まったわけである。
これはこれでLILIESのお二人の歌声・ステージング・MCに注目できるので良いのですが、二人の想いは生演奏の中で歌うこと。
楽曲はアイドル時代の曲、邦楽・洋楽のカバー、そして自身のオリジナル曲と多岐に渡り、一筋縄ではいかない。
邦楽ポップス、洋楽ポップス、昭和歌謡、ロックと多種多彩。
昭和歌謡の曲はリズム、フレーズに肝(癖というのかな?)があるから、スタンダードのカバーよりも咀嚼するのは大変だと思う。
オリジナルもあえてジャンルを述べるとすれば、ソフト・ロック、ポップスにあたり、ミュージシャンの表現力に左右されてしまう。
ミュージシャン側にすれば高いハードルだと思う。
しかし、新たな楽曲制作、ステージ活動、イベント参加等しながら、お二人の想いを共にする演奏ミュージシャンとステージを一緒に上がり、回数を重ねてこの日を迎えたわけである。

これは一時のイベントとして参加していただくのとは大違いなんだ。
メンバー間での楽曲の咀嚼の仕方、何よりもステージでの一体感が違う。
アイドル時代の楽曲や邦楽のカバー曲の演奏は、非常にアレンジが練られていて、いろんな楽器が使われている。
その曲を イメージが引き立つように再現してくれました。
そして、特にこの日のLILIESのオリジナル楽曲の演奏は胸を打つものがありました。
安定感抜群で多種多彩なリズムを叩いてくれた、ドラムの日山さん。
メンバーの中で最近になって一緒に演奏し、肝を捉えた演奏してくださったベースの広瀬さん。
いつもピアノの音の間合いに魅了されてしまう、ピアノの本間さん。
曲のイメージに合わせて、アコギ、ガット、エレキ、そしてウクレレと持ち替えて、気持ちの込め方が伝わる演奏を披露してくれた、ギターの本庄さん。
そして、アンサンブルのバランスを考えながら、絶妙なフレーズを奏でてくれる、キーボードの川村さん。
楽曲の随所に想いが込められた演奏について、もっと書きたいんだけれど...(笑)
素晴らしいミュージシャンに感謝です(_●_)


そしてこの日駆けつけたお客さん。
暖かいね。
ステージ上のお二人、ミュージシャンを敬愛する気持ちが一杯に包まれていた会場。
特別ステージのみ駆けつけたお客さんも、会話を楽しみながらも演奏中に聴き入って、一緒に楽しんでいたことが印象的なライブでした。

そう、私は夢見心地でした。
だってそうでしょ。
まず青春時代に好きだったアイドルが再活動。
しかも楽曲提供ではなくオリジナル曲を制作して歌う。
このオリジナル曲に魅せられて、ライブに足を運び、二人が目指していた一緒にライブ活動しているミュージシャンとステージに立つことを実現したところを共にできたのである。
アイドル当時からライブに駆けつけて応援をしていたファンの方々、毎回ライブに足を運ぶファンの方々には及びませんが、この2年間を共有できたことに感謝です。

そして、ライブ終了後にアイドル当時からLILIESのファンだった知り合いの方と感想を話す。
同じ言葉が返ってきた。
「オリジナルが良かったよね」。
「オリジナルがフルバンドで聴けて、いつもとは違った味わいがあった」。
そう、この日は一つの節目を迎えたライブでしたが、現在進行形なのである。
これからがまた、楽しみであります。

そうそう、「特別ライブ」を会場で歓談していた外国人のお客さん。
演奏中、会話もそこそこに聴き入っておりました。
演奏が終わると拍手。
通じるんだね。


さて、この日のセットリストです。
(「ザ・リリーズ」はアイドル時代の曲、「LILIES」はお二人のオリジナル曲です)

■ディナーショー
1.妖精たち(ザ・リリーズ)
2.すずらんの花(ザ・リリ−ズ)
3.I Won't Last A Day Without You (Paul Williams)
4.Your Song(Elton John)
5.DRAGON(LILIES)
6.さよならは突然に(ザ・ピーナッツ)
7.恋のバカンス(ザ・ピーナッツ)
8.オレンジマーマレード(ザ・リリーズ)
9.ギャラクティカ・スリリング(燕奈緒美・真由美)
10.Isn't She Lovely (Stevie Wonder)
11.Kimiwa...(LILIES)
12.風のオルガン(LILIES)
13.Magic Lady(Sergio Mendes&BRASIL)
14.デイジー(LILIES)
アンコール 好きよキャプテン

■特別ライブ 1stステージ
1.赤いスイートピー(松田聖子)
2.What The World Needs Now Is Love(Sergio Mendes&BRASIL)
3.Knock Out(ザ・リリーズ)
4.花のささやき(ザ・リリーズ)
5.この星の記憶(LILIES)
6.あの空を守りたい(LILIES)

■特別ライブ 2ndステージ
1.シュガー・キャンディ(ザ・リリーズ)
2.ノー・ハード・フィーリング(ザ・リリーズ)
3.冬の星座(ザ・リリーズ)
4.恋人通り(ザ・リリーズ)
5.Look Of Love(Burt Bacharach)
6.エイプリルフール(ザ・リリーズ)
7.Sailing On(LILIES)
8.菩提樹の丘(デビッド&ミッシェル)
アンコール 好きよキャプテン


LILIESの現場マネージャー、キャプテンさんのBlogはこちら(お二人の活動の模様の詳細が載っています)
LILIESのHPはこちら(「風のオルガン」が試聴できます)
本間敏之さんのHPはこちら
本庄寛国さんのHPはこちら
川村健さんのHPはこちら


LILIES
NAOMI(Vo)、MAYUMI(Vo)

バックバンド:本間敏之(P)、本庄寛国(G)、川村健(Key)、
日山正明(Dr)、広瀬学(B)


■ディナー・ショー


まず、この笑顔から。


本庄寛国(G)


日山正明(Dr)


広瀬学(B)


川村健(Key)


本間敏之(P)








ライブに駆けつけていたハウンドドッグの八島さんを招き入れ、談笑。


【特別ライブ 1stステージ】

衣装替えして登場。


踊りも 決めてます。





【特別ライブ 2ndステージ】

ステージごとに衣装を替えて登場です。
(毎回楽しみですね。)






【ライブ終了後、受付前にて写真撮影】



この笑顔がライブの充実感を表してます。
お疲れ様!!


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