<松島英生 Live at 練馬 BE-born>

〜 松島節 366日連発ライブ ファイナル

ゲスト:ゆうたなおこ、THEWATTER

松島英生(Vo, G)

2009.11.22.(日) 松島英生 Live at 練馬 BE-born
〜 松島節366日連発ライブ ファイナル
ゲスト:ゆうたなおこ、THEWATTER

松島さんのライブを初めて観たのが、2009年の2月
その時に既に毎日ライブをしていると聞いていた。
そして366日続けると。
その最終日を迎えたのがこの日であります。

ということで、行ってきました。
〜 松島節 366日連発ライブ ファイナル 〜
場所は練馬 BE-born。
初めてのお店です。

お店に入って、松島さんに挨拶。
早めに着いたので、一番前の席を陣取って待つ。

そしてライブ。
それは、ギターを爪弾き、ハープを吹いて始まった。
日常風景を歌う「僕の午前」を演奏。
ギターをかき鳴らし、「Place in the Sun」が始まると客席から手拍子が沸き起こる。
お店の方から席を詰めるように促される。
後ろを見ると、音に促されたように、満員御礼。
扉の先まで人でごった返していた。
テンポが上がり、「ボンクラは半ベソかいて走ります」。
全力疾走な歌であります。
次にブルース、「機械人のブルース」。
うんっ?誰かハモってるし。
ここで12弦ギターに持ち替えて、ラブ・ソング、「君を探してここにきた」。
そして、松島節まるだしの叫ぶラブ・ソング、「ステンバイミー」。
MCもこの一年間過ごして来たことも踏まえて披露。
ここで6弦ギターに持ち替えた後、語り部のように爪弾きながら二人の日常を歌う、「生活」。
身の回りの事情、社会事情を考えながら歌う、「考察の歌」。
そして長ーい歌、「まぁまぁまぁ」を歌って、1stステージ終了。


しばらくして、ゆうたなおこの登場。
ボーカル&ギターのゆうたさんとボーカル&ベースのなおこさんのユニット。
「泥棒市場」、「水鏡」等、4曲披露。
最後に松島さんが加わりハープで参加して、「扉のこちら側」を披露して終了。

社会風刺?
いや、自身がおかれた状況に対して、自らの感情や振る舞いへの自問自答から始まり、どこに落としどころを置けばよいのか、問いかけるように歌う。
ゆうたさんもギターのかき鳴らしかたが半端ない。
指弾きも力強い。
こういった気持ちで弾く人は好きですね。
なおこさんのベースも芯の太いロックな音です。
何かを晴らそうと、この想いを聴いてくれと音を放つ。
波紋が広がって共鳴するような歌&演奏でした。


ここでTHEWATTERをゲストに迎えて松島さんの歌、「I Want You」、「探して探して」を披露。
バンドとして聴くと、また違った清清しさ、疾走感があって新鮮でした。


そして続けてTHEWATTERのライブ。
オリジナル曲で攻める。
「アイアムフーリッシュマン」、「恋はハリケーン」、「ラララ」等、5曲披露。

元気で爽快なロック。
佇まいが良いんだ。
歌詞のイメージが放たれる音に色づけされて、気持ちをウキウキさせてくれる。
非常にわかりやすいところが好きですね。
メンバーみんなが楽しく歌うんだ。
うーん、若いよなぁ(笑)
このまま突っ走って欲しいね。


そして最後に松島さんのソロ。
語りかけるように「導火線に火をつける」から始まった。
人の気持ちある行動に感謝する様に歌う、「土にかえる」、「プリンスオブザラブ〜猫になりたい」。
そして、「運命」。
お客さんは歓声、手拍子で応戦する。
やりきれなさ、切なさ詰まった、そして一歩前へと、「フォークソング」。
最後に「真夜中のチルドレン」を手拍子の中、歌う。
大きな拍手に包まれて、アンコールに「今日の果てに」。
歌い始めると、歓声が沸く。
客席に下りて、「新しい手」を歌い、今日のライブは終了。


松島さんの歌は、目を通して見たものをダイレクトに伝わるように書き下ろした歌詞を歌う。
時には力強く突っ走ったり、叫んだり。
ある時はやさしくラブソングを。
ハープは2段式。
私は松島さんのハープの音が好きでね、フレーズを聴くだけでスッキリする。
ワンマン・ライブでいろんな曲を一度に聴けた。
松島さんのいろんな世界を堪能できた。
前にも書きましたが、「楽しい日々、悩み多き日々、考えて生き抜くのが人生なんだよな。」って感じられる。
そして、「命は燃やすもんだなぁ」と照れくさくとも思えるのである。
松島節は聴いた後、スッキリするよ。

連続366日ライブって、大変さは本人にしかわからないんだよね。
そして基本はライブハウスでの演奏。出来ない場合はストリート。
この足かせには唸らされるものがあるよ。
でも、松島さんは多くの良き人と出会ったことは確か。
それがこの日のライブを観て垣間見られたのが、私としては身震いするほど刺激的だった。

今回の決断は、達成した今、周りが共感して刺激を受けたことはあると想うけれど、松島さんにしか得られないものであるでしょうね。
自分が演奏できる箱を捜しながら毎日ライブを行なうことがどういうことなのか...

本人はこれから普通にライブ活動していくとのこと。
結果は結果。
だから、お疲れさんではないんです。
これからどう活かしていくのか...

また観にいきます(_●_)


松島英生氏のHPはこちら
THEWATTERのHPはこちら
練馬 BE-bornのHPはこちら


松島英生(G, Vo) 1st. Stage








ゆうたなおこ







松島さんとのセッション

THEWATTERとのセッション

松島さん。初っ端に弦を切ってしまってます。







THEWATTER



清水ヒデアキ(Vo)


山口人史(Dr)


石指拓朗(B)




志賀圭一(G)





松島英生 2nd Stage








最後に客席で1曲披露。


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