<LILIES Live at 品川 ホテルパシフィック東京>

LILIES
NAOMI(Vo)、MAYUMI(Vo)

サポート:本間敏之(P)、本庄寛国(G)、川村健(Key)


2009.08.19.(水) LILIES Live at 品川 ホテルパシフィック東京
LILIES:NAOMI(Vo)、MAYUMI(Vo)
サポート:本間敏之(P)、本庄寛国(G)、川村健(Key)

品川のホテルパシフィック東京の30階にあるスカイラウンジ ブルーパシフィック。
いつきても、その眺望は素晴らしい。
ホテルのお客さんや、この眺望を眺めながら、ゆったりとくつろぎに足を運んだ方もいる中でのステージであります。
会場に着くと、席を勧められたのですが、ステージ前に予約されていた知り合いの席が空いていましたので、そそくさと席を移動。
感謝です(_●_)

そして、夜が更け始めた頃、ライブのスタートです。
この日はピアノの本間敏之さん、ガットギターの本庄寛国さん、そしてピアノの川村健さんがシンセでアンサンブルを奏でる編成です。


この日は3ステージ。
1stステージ。
まず、オリジナルの日本語の歌詞で歌う、「Your Song」、そして「Close To You」を披露。
柔らかい陽射しをうけるような歌声。
川村さんのストリングスの音色が歌声に潤いを与えています。
アイドル時代の「すずらんの花」を挟んで、最近発表されたオリジナル曲、「Sailing On」。
ずっと寝かせていた曲だそうです。
二人が独自に歩み始めた頃の想いを歌った歌だと思われる歌詞。
滔々と波間を漂うように奏でるピアノ。
歌声に呼応するように奏でる本庄さんのギター・フレーズが気持ちの揺らぎを映してくれる。
ここで、アップ・テンポに「恋のバカンス」。
間奏での踊りも披露して、盛り上がる。
ここで、バックのメンバーが「みかん色の恋」のさわりを演奏して、観戦していたずうとるびの江藤さんを招き入れてMC。
「水色のときめき」、「好きよキャプテン」をお客さんの声援&手拍子の中で歌って、1stステージ終了。


休憩中、来ていたお客さんと歓談し、2ndステージです。
お二人が衣装を替えて登場。
ブルーパシフィックはホテルのお客さんとか、この眺望を眺めながらゆったりとくつろぎに足を運んだ方もいる中でのステージ。
この眺望を眺めながら食事や会話をするために来られたお客さんも入れ替わり入ってきます。
まず、お客さんの反応を見るように、「Scarborough Fair」から始まる。
そして、アイドル時代のオリジナル、「小さな恋のメロディー」、「シュガー・キャンディー」を披露。
バックの3人が自身の持ち味を出しながら、オリジナルの楽曲のイメージ通りの演奏。
「シュガー・キャンディー」は新生LILIESになってリアレンジしたものを聴いて久しいですが、ライブで何度か別々にステージを共にしたバックの3人が織り成す演奏は格別でした。
初めて来られたお客さんも席をステージに向けてお二人のコーラスを聴き入ってます。
ここでカバー、「ひとつぶの涙」でお客さんが手拍子。
この手拍子が一糸乱れずに打たれていて、気持ちよかった。
それを聞いて演奏で応える、ステージ上のミュージシャン。
ここでオリジナル曲、「Kimiwa...」、「風のオルガン」。
お二人の力強さの中にあるやさしい歌声と、音の「間」が肝の楽曲。
ブルーパシフィックの会場全体にこだまして、芯から暖かくなる。
「Isn’t She Lovely」では、川村さんの心躍らせるようなシンセのハーモニカのフレーズがイメージを膨らませてくれる。
手拍子が会場全体にこだまするほど力強い。
最後に故郷夕張を想う気持ちがたっぷり詰まったオリジナル曲、「デイジー」を歌い、2ndステージ終了。


ここで、遠方より来たお客さんが帰ったりと、ステージ前の席が空いたので、お店の方に話して移動(笑)
さぁ、3rdステージです。
初めにアイドル時代の曲、「太陽がいっぱい」で、ファンからの声援&手拍子。
ここで、ご夫婦で来られたお子さんより花束を頂く。
初めて来られてきたお客さんから声もかかる。
楽しいMCを繰り広げた後、最近のオリジナル曲、「風の色」を披露。
シンプルな歌詞に曲名のイメージを二人のコーラスで色づけされた楽曲。
新たな境地です。
ここで、洋楽のカバー、「Fool On The Hill」、「Look Of Love」、「I Won't Last A Day Without You」を披露。
川村さんのフルート、ストリングスの音色のフレーズ、本間さんのロックテイストなピアノ、潤いを与える本庄さんのギター。
三位一体感満点のバックに支えながらのLILIESのお二人の歌声は夜景よりも煌きがありました。
オリジナル曲に戻り、「この星の記憶」。
これは大人の歌ですね。
子が親になり、親への想いを自分と重ねあわせるテーマは、今のお二人だからこそ書ける曲。
最後に、当時のアルバムの中から、「妖精たち」。
川村さんが当時のアルバムのイメージを重ね合わせるように綴ってくれました。
当時からのファンにとってはとても有難いアレンジでした。
アンコールが初めて来られたお客さんからも声援と共に手拍子が贈られた。
これに応えて、定番の「好きよキャプテン」歌い上げ、この日のライブは終了。

その後、受付前にて物販、撮影会も実施して、お客さんはバックのミュージシャンとも会話を繰り広げていました。


シンセでアンサンブルを担当した川村さん。
本来ジャズピアニストなので、どんな感じになるのかと思っていましたが、シンセのコントロールがまた心憎いこと!
フット・コントローラは靴下で操作してましたしね。
本間さんのピアノは曲の流れに応じてロールしていく。
休符の「間」が情感たっぷり。
そしてギターの本庄さん。
曲の情感の肝を捉えていくフレーズが心地良いんです。
そして新生リリーズの楽曲がまた一つ熟成されたライブでした。

これからも同じ編成でライブをするのであれば、いろんなアレンジが繰り広げられそう。
まだ初めの一歩だもんね。
楽しみであります。


さて、この日のセットリストです。
(「ザ・リリーズ」はアイドル時代の曲、「LILIES」はお二人のオリジナル曲です)

■1stステージ
1.Your Song(Elton John)
2.Close To You(Carpenters)
3.すずらんの花(ザ・リリーズ)
4.Sailing On(LILIES)
5.恋のバカンス(ザ・ピーナッツ)
6.水色のときめき(ザ・リリーズ)
7.好きよキャプテン(ザ・リリーズ)

■2ndステージ
1.Scarborough Fair(Simon & Garfunkel)
2.小さな恋のメロディー(ザ・リリーズ)
3.シュガー・キャンディー(ザ・リリーズ)
4.ひとつぶの涙(シモンズ)
5.Kimiwa...(LILIES)
6.風のオルガン(LILIES)
7.Isn’t She Lovely (Stevie Wonder)
8.デイジー(LILIES)

■3rdステージ
1.太陽がいっぱい(ザ・リリーズ)
2.風の色(LILIES)
3.Fool On The Hill(Sergio Mendes & Brasil '66)
4.Look Of Love(Burt Bacharach)
5.I Won't Last A Day Without You (Paul Williams)
6.この星の記憶(LILIES)
7.妖精たち(ザ・リリーズ)

アンコール:好きよキャプテン(ザ・リリーズ)


P.S.そろそろHPが動き出すそうな。

LILIESの現場マネージャー、キャプテンさんのBlogはこちら(お二人の活動の模様の詳細が載っています)
LILIESのHPはこちら(「風のオルガン」が試聴できます)
本間敏之さんのHPはこちら
本庄寛国さんのHPはこちら
川村健さんのHPはこちら
江藤博利さんのBlogはこちら


LILIES
NAOMI(Vo)、MAYUMI(Vo)

サポート:本間敏之(P)、本庄寛国(G)、川村健(Key)

デジカメ、買い替えたけれど...
写り方が変わってしまって...難しいね。



(左から)NAOMI(Vo)、MAYUMI(Vo)
髪の毛をアップにすると、「やはり姉妹だなぁ」と。




本庄寛国(G)


本間敏之(P)


川村健(Key)


ずうとるびの江藤さんがMCで登場!!










2ndステージの衣装








3rdステージの衣装








ライブ終了後の記念撮影。
お疲れ様!


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